[過去ログ] 【勝手に】感じで漢詩【解釈】3 (981レス)
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29: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/10/31(日)11:02 ID:oLPHOe8z(1/4) AAS
おはようございますよ
知り合いが「台風を蹴飛ばしたら消えた」と言ってましたが、なんのこっちゃ?
>>28
レスして頂いてありがとうございます
>いっそスレ立てて当時の住人さん達を召還しちゃえばいいのでわ。
そうですね
実はそれも考えましたが、私のような糞コテが他人様の大切なものに手出しするのは
省4
30(1): ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/10/31(日)11:03 ID:oLPHOe8z(2/4) AAS
『夜食炒栗有感』 by陸游
歯根(しこん)浮動して 吾が衰えを嘆く
山栗炮(や)き燔(あぶ)りて 夜の飢えを療(い)やす
喚び起こす 少年 京輦(けいれん)の夢
和寧門(わねいもん)外 早朝し来たるを
31: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/10/31(日)11:04 ID:oLPHOe8z(3/4) AAS
訳さなくても良いでしょうが、まあ「お決まり」と言うことでw
歯がぐらつくようになった
ああ 歳は取りたくないものだ
夜 小腹が空いたので 山栗を焙って食べたら
若かりし日のことを思い出した
宮中に出仕していた頃 早朝の時間待ちの間に
よくこうやって炒栗を食べていたなあ
32: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/10/31(日)11:05 ID:oLPHOe8z(4/4) AAS
異国での焼き栗って、なんだかお洒落で美味しそうな感じがしませんか?
私も昔、某マンガで主人公が美味しそうに焼き栗を食べている所を見て、
ずっと憧れていたのですよ
ただ、疑問がひとつありました
その時の擬音が「ポリポリ」だったので
普通は「もぐもぐ」とか「ぱくぱく」みたいな感じでしょう?
でも、数年前の正月、イスタンブールで焼き栗を食べてわかりました
省4
33(1): ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/07(日)07:30 ID:oTrnk7qp(1/2) AAS
おはようございますよ
このところ、どこもかしこも雲行きが妖しいですねえ
節が曲がりすぎじゃないかと思える人も多いので、ちょっとこんな詩を選んでみましたよ
『書端州郡斉壁』 by包拯
清心は 治の本(もと)為(た)り
直道は 是れ 身の謀(はかりごと)なり
秀木は 終(つ)いに棟と成り
省5
34: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/07(日)07:31 ID:oTrnk7qp(2/2) AAS
もう、これはそのまんまですね
はいヽ(^^;)
清い心は理念の根本である
正義の道を歩むべく 常に思いを巡らせよ
真っ直ぐな木は やがて棟木となって建物を支えるし
立派な鋼で 曲がったカギを作りはしない
しかし 国庫が豊かになれば それを喰らおうと貪官が喜ぶし
省3
35(1): 2010/11/11(木)02:02 ID:bn2O2z07(1) AAS
しかし国庫〜以前と以後のつながりがよくわからない
清心だけでもダメってことでしょうか?
36: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/14(日)09:21 ID:stvak5ah(1/3) AAS
おはようございますよ
黄砂のお陰で、昨日はせっせと窓を洗いましたよ
>>35
為政者の腐敗・堕落に憤りを感じ、彼らを倒して新しく政治を司った人々も、最初は
クリーンな政治・民衆の為の政治を心がけたと思うのですよ
しかし、地位と名誉、それに伴う財産が出来てくると、彼らもまた前の人々同様
自分の欲望を満たす事に傾いて行き、やがて別な人々にとって替わられてしまう
省1
37: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/14(日)09:22 ID:stvak5ah(2/3) AAS
こんな詩もありますよ
『閑居感懐』 by方孝孺
我は 今世の人に非ず
空しく懐(いだ)く 今世の憂
憂うる所は 諒(まこと)に他無く
慨想す 禹の九州
商君 以て秦に為し
省3
38: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/14(日)09:22 ID:stvak5ah(3/3) AAS
私は 時代遅れな人間だ
だが どうにもならないとわかりつつ
今の世の中を憂えている
嘆かわしい
この国は伝説の禹が開いたと言うのに
商君は 秦の為に
周公は 周の為に政を司ったのに
省2
39: 2010/11/16(火)00:36 ID:ftr0/a+p(1) AAS
わざわざ似た詩までひいてくださるとは!ありがとうございます。
40: 2010/11/17(水)12:43 ID:rWIsMf1u(1) AAS
漢文に長じた方々の集まりとお見受けします。
ネットであちこち探しましたが(探し方が下手くそなんだろ...)
どーしても見つけられなんだ。
もし下記の七言律詩の書き下し文や現代語訳をご存知の
方がいましたら是非教えて下せ〜
題東谿公幽居 李白 作と思います
杜陵賢人清且廉、東渓卜築歳時淹。
省3
41: 2010/11/20(土)13:33 ID:HPhoWEIK(1) AAS
杜陵:今陝西省西安市東南
賢人:指東谿公
東渓:(今)塗県近くの川
卜築:隠居
歳時淹:長い時間がある
青山:(今)塗県近くの山
門垂碧柳:門の前に柳を植える
省6
42: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/21(日)14:41 ID:0CCBKDLC(1/3) AAS
こんにちはですよ
今日はいいお天気で、私、近くのお寺の縁日に出かけておりましたよ
ああいう所の出店というのは不思議なもので、新品からガラクタ、重宝な物から不要な物まで
すっげーいろんなものが売られています
見て歩くだけでも楽しいですが、お目当ての物に出会って値段が折り合った時は、ホントに
嬉しいことですよ
あー、さてさて
省6
43: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/21(日)14:44 ID:0CCBKDLC(2/3) AAS
題東谿公幽居
杜陵の賢人 清にして廉
東渓に卜築(ぼくちく)し 歳 まさに淹(わた)る
宅 青山に近く *謝眺に同(ひと)し
碧柳 門に垂るるは 陶潛に似る
好鳥 迎春を後院に歌い
飛花 前檐(ぜんえん)に送酒を舞う
省3
44(2): ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/21(日)14:46 ID:0CCBKDLC(3/3) AAS
こんな感じですかw
清らかで高潔な人だと皆が言う 杜陵の賢人は
東渓に良い土地を求めて住居し もう一年になろうとしている
その家から見える雄大な山の景色は まるで謝眺が詠んだ詩のようだ
門前の緑滴る柳の木は あの陶潜が書いた物語を思わせる
裏庭では 小鳥が好い声で 春の喜びを歌っている
花びらは 酒を勧める技女たちのように 艶やかに軒先を舞い飛んで行く
省2
45(3): 2010/11/21(日)20:35 ID:38N2YrnR(1) AAS
>44さん:その感じですよ
えっと、僕>41です、日本人ではありませんけど、漢文と日本語が大好きです。
ここでみんな様と一緒に勉強したいです。よろしくお願い致します。
46(1): 2010/11/22(月)15:24 ID:RV0CnNRG(1) AAS
>>44
>>45
ありがとうござります〜!!!
それで...
題名?らしき「題東谿公幽居」は何と読めばいいの?
47(1): 2010/11/22(月)17:13 ID:0a+IcWW/(1) AAS
>>45
よろしく!
>>46
『東谿公(とうけいこう)の幽居(ゆうきょ)に題(だい)す』でいいんじゃあるまいか
48(1): 2010/11/26(金)12:40 ID:oG7hquIh(1) AAS
>>44
でたらめでも全く知識がない者から見たら
これが正解になります〜(^◇^;)
>>47
お二人方?
とても助かりました!
ありがとうございました。
49: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/27(土)11:13 ID:FuXEWTYc(1/4) AAS
こんにちはですよ
(ああー、もうじき師走ですよ)なんて思っていたら、知人は昨日忘年会をやったとか
何でも、12月じゃあメンバーの都合の合う日がなかったんだそうです
なんとまあ…
>>45
こちらこそよろしくですよ
ネット上ではリアルのことは全然関係ねーですよ
省6
50: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/27(土)11:13 ID:FuXEWTYc(2/4) AAS
『於王撫軍坐送客』 by陶淵明
秋日 淒(せい)として且(か)つ氏iれい)なり
百卉(ひゃくき) 具(とも)に已(すで)に腓(や)む
爰(ここ)に霜を履(ふ)むの節(せつ)を以て
高きに登りて 将(まさ)に帰らんとするに餞(はなむけ)す
寒気 山澤(さんたく)を冒(おお)い
游雲(ゆううん) 倏(たちま)ち依る無し
省10
51: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/27(土)11:14 ID:FuXEWTYc(3/4) AAS
秋の日は冷やかに 速やかに過ぎて行く
様々な草木も 盛りの時を過ぎてしまった
そろそろ 朝夕に霜を踏むようになった頃
寒々しい気配が 山や沼に立ち込め
浮浪雲は 流れ流れて姿を変える
川の中州の波打ち際は どこもかしこもぼんやり霞み
風はこちらへ 川はあちらへ 離れ離れに
省8
52: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/11/27(土)11:17 ID:FuXEWTYc(4/4) AAS
ちょっとおまけ
「離筵」が「離言(別れの言葉)」になっているものもあるそうです
53: Fucakinei 2010/11/27(土)11:37 ID:jIvGN6GP(1) AAS
はい、「離筵」ではなく、「離言」です。
秋日淒且氏C百卉具已腓。
爰以履霜節,登高餞將歸。
寒氣冒山澤,遊雲倏無依。
洲渚四緬邈,風水互乖違。
瞻夕欣良宴,離言聿雲悲。
晨鳥暮來還,懸車斂餘輝。
省2
54: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/05(日)14:47 ID:MuzWjFMN(1/3) AAS
こんにちはですよ
なんか一気に加速して冬ですよ
暖かい鍋物と酒がウマー!な季節ですよ
しかし、飲んでも良いですが、他人様に迷惑を掛けちゃいけねーですよ
お酒は楽しく飲まなくちゃあ、ね
そんな訳で、今日はちょいと楽しい酔っ払いの詩をどぞー♪
55: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/05(日)14:47 ID:MuzWjFMN(2/3) AAS
『遣興』 by辛棄疾
酔裡 且(しば)し歓笑(かんしょう)を貪(むさぼ)らんも
愁いを要す 那(なん)ぞ功夫(こうふ)を得んや
近来 始めて覚(さと)る 古人の書
著わせしを信ぜしも 是とする処(ところ)全く無し
昨夜 松の辺りに酔い倒れ
松に問う 我が酔い何如(いかん)
省2
56: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/05(日)14:48 ID:MuzWjFMN(3/3) AAS
こんなもんでしょうか
酔っている間だけでいいから 楽しくやりたいと思うが
悲しいことに夢のまた夢 そんな暇があるものか
最近 昔の人の書いた事が やっと少しわかってきたのだが
なるほどなと思うところはあるが 現実には役に立たない
昨夜 松の木の側で酔って寝転んだ
で 松にちょっと聞いてみた 「どうだい 私の酔いっぷりは」と
省2
57(1): Fucakinei 2010/12/05(日)19:16 ID:lQjY7JFD(1) AAS
それは詩じゃなく、詞です。詞牌の名は「西江月」です。
58: 2010/12/11(土)20:48 ID:quXuDV12(1) AAS
「もし,GMにMSのような技術があれば,我が社の自動車の性能は次のようになるだろう。」
1.特に理由がなくても,2日に1回はクラッシュする。
2.ユーザーは,道路のラインが新しく引き直されるたびに新しい車を買わなくてはならない。
3.高速道路を走行中,ときどき動かなくなることもあるが,これは当然のことであり,
淡々とこれをリスタート(再起動)し,運転を続けることになる。
4.何か運転操作(例えば左折)を行うと,これが原因でエンストし,再スタートすらできなくなり,
結果としてエンジンを再インストールしなければならなくなることもある。
省14
59(2): 2010/12/11(土)22:32 ID:N18+e0ae(1) AAS
書道の課題に出た詩の内容がが判らなくて悲しんでおります。
検索しても、現代語訳というか?解釈ですか?がヒットしません。
文法的に厳格な訳は必要ないのですが、おおよそどのような
ことを詠んでいるのか、お聞かせ願えませんでしょうか?
スレに集っていらしゃる方々のお知恵を、無学なわたくしに
どうか分け与えていださいませ。
朱處士希晦 朱希晦
省3
60(1): ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/12(日)15:05 ID:C4lP4/PW(1/3) AAS
こんにちはですよ
昨日今日と家の大掃除をしたら、体中がギシッて痛ぇー!ですよ
元々、私は肉体労働には不向きなヒトなのです
これに懲りて、会社の大掃除はうまく口実を作ってフケる事に致しますよ
>>57
ナイス突っ込みありがとう!ですよ
いやいや、一人滑りだったらどうしようかとドキドキしてたので、すんげー嬉しいですよ
省4
61: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/12(日)15:05 ID:C4lP4/PW(2/3) AAS
門外 長者の車 かつて無し
一身に奔走す 豈(あに)安居せざるや
誰ぞ憐れむ 杜老の常に客と為り
我は怪しむ 洪喬の書を寄せざるを
春の色は 楊柳の底(うち)に帰して煙り
雨は 紅入り初(そ)めし杏花に香る
溪山 咫尺(しせき) 風塵を隔て
省1
62: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/12(日)15:09 ID:C4lP4/PW(3/3) AAS
こんなん出ましたけどw
金持ちの門前に そこの車が止まっていたことは全くない
旦那自ら車に乗り込み 毎日東へ西へ走り回る なんでちっとも休まないんだろう
世間様は そんな金持ち旦那を 漂泊の詩人“杜甫”みたいだと憐れんでいるが
私は “洪喬”に手紙を託せば川に捨てられるから 自分で出掛けるんじゃないかと思ってる
あたりは春霞みに覆われ どこもかしこも 楊柳の早緑色でいっぱいになり
雨でさえ ようやく赤く咲き始めたアンズの花の香りを運んで来る
省2
63(1): 59 2010/12/12(日)20:02 ID:xGFtmzBa(1) AAS
>>60
送って頂いた手本で通信ぽくやってるのですが、先生にたずねて
良いものなのか、業界?のしきたりを知らないので尋ねることを
ためらっていて、こちらで教えを乞いました。
お手本を丁寧に臨書すれば見た目はそれらしき物は仕上がりますが、
やはり内容がわかると筆の運びも良くなる気がしてきます。
ご教示くださり本当にありがとうございました。
64(2): 2010/12/23(木)20:05 ID:pq7mS1cz(1) AAS
書初めのお題がさっぱり意味がわからないんです
どなたか教えていただけると幸いです
春草池塘詩夢裏 梨花庭院酒樽前(武衍)
ネットで調べてみると
こんなのがありましたが、裏と樽の字が違ってるのが気になる・・・
睡?
睡???忽惘然,起翻云母?炉烟。
省3
65: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/23(木)20:54 ID:hfsikIFr(1/4) AAS
こんばんはですよ
>>63
少しきつい言葉になってしまったようで、申し訳ねーですよ
ただ思うのですよ
知識なら、本を読んだり、目の前の箱やモシモシで検索すれば簡単に得ることが出来ます
が、それだけですよ
師匠や先輩方からものを教わる時には、必ず幾ばくかのプラスαが付いてきます
省4
66: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/23(木)21:12 ID:hfsikIFr(2/4) AAS
さてさて、日曜日に“年末お買い物ツアー”なるものに参加して参りましたよ
日本海の幸を堪能し、楽しくどっさり買い物して家に戻り、マツバガニと日本酒で締め括って
さあ寝ようと思いましたら、とんでもないアクシデントですよ
なんと、長年愛用の羽布団が少し裂けて、部屋中に羽毛がふわ〜!Σ(゚д゚lll)ガーン
真夜中なので掃除機をかけることも出来ず、とりあえず真新しい布団カバーで破れた布団を
くるみ、ホコリ取りと手で必死に羽毛を集めて捨てましたよ
いや〜、禍福はあざなえる縄の如しと言いますが、本当ですねえ
省5
67: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/23(木)21:13 ID:hfsikIFr(3/4) AAS
『無題』 by李商隠
重幃(ちょうい) 深く下(おろ)す *莫愁(ばくしゅう)の堂
臥して後 清宵(せいしょう) 細々として長し
神女の生涯(しょうがい) 元(もと) 是れ夢
小姑(しょうこ)の居処 本(もと) 郎(ろう)無し
風波に 菱枝(りょうし)弱きを信(まか)せず
月露 桂葉の香を誰に教(つ)げしめん
省3
68: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/23(木)21:16 ID:hfsikIFr(4/4) AAS
はいはい、適当ですよ
幾重もの帳(とばり)を深く下ろした 莫愁の部屋
彼女は独り横たわり 清らかな時間だけがゆっくり静かに流れて行く
巫山の神女の契りは 元々 夢の中の話だった
青渓の少女のところには 恋人など現われなかった
もしいたなら か弱い菱の枝を風波に翻弄させたりしないだろう
冷たく輝く月の光に 誰が桂の香り高さを思ってくれるだろう
省2
69: Fucakinei 2010/12/23(木)22:11 ID:fLERoWTM(1) AAS
>>64
「睡覺」
睡覺東風忽惘然,起翻雲母續爐煙。
半醒不醉宿酲思,欲雨又晴寒食天。
春草池塘詩夢裡,梨花庭院酒尊前。
誰憐倦客長安市,節物驚心憶舊年。
これですか?
省1
70: 2010/12/24(金)11:04 ID:oHNy8n2c(1/2) AAS
chūn mián bù jué xiǎo
春 眠 不 觉 晓 ,
chù chù wén tí niǎo
处 处 闻 啼 鸟 。
yè lái fēng yǔ shēng
夜 来 风 雨 声 ,
huā luò zhī duō shǎo
省1
71: 2010/12/24(金)11:05 ID:oHNy8n2c(2/2) AAS
七步诗
zhǔ dòu rán dòu qí
煮 豆 燃 豆 萁 ,
lù chǐ yǐ wéi zhī
漉 豉 以 为 汁 。
qí zài fǔ xià rán
萁 在 釜 下 燃 ,
省6
72: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/26(日)14:39 ID:nJw8Qe9h(1/3) AAS
こんにちはですよ
早いもので、今日が本年最期の日曜日となりましたよ
みなさま、この1年間、こんなおバカなスレにお付き合い頂いて本当に有り難うございました
少々早いですが、一足先に仕舞わせて頂きますよ
どうか、誰方様もみな良いお年をお迎え下さい
また来年、お会い出来ることを楽しみにしております
それでは、本年最期の詩をどうぞ
73: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/26(日)14:40 ID:nJw8Qe9h(2/3) AAS
贈従弟司庫員外*球 by王維
少年 事を識ること浅し
強いて学んで 名利(めいり)を干(もと)む
徒(いたず)らに聞く 躍馬(やくば)の年
人に出(い)づるの智無きに苦しむ
事に即(つ)く 豈(あ)に徒言(とげん)ならんや
官を累(かさ)ぬ 試みざるに非ず
省11
74: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2010/12/26(日)14:40 ID:nJw8Qe9h(3/3) AAS
やく:
若い頃は 考えが浅く
ひたすら勉強して 名誉と利益を得ようとした
出世するには43年有ればいいと 話には聞くけれど
人に抜きん出た才覚もなく 悩むばかりの日々だった
ただ 働くのは一生懸命働いた 嘘ではない
次々官職に就いたのだから 怠けていた訳ではないのだ
省10
75(1): 2010/12/28(火)01:06 ID:fsnbftQd(1) AAS
井伏鱒二の訳なんか好きなんですが、
>>1さん影響とか受けてたりしますか?
76: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/03(月)11:17 ID:069w3J5s(1/3) AAS
あけましておめでとうございますよ
本年も相変わらずよろしくお願い致しますよ
初詣にちょいと遠くへ出掛けて、帰って来たら日本列島が冷え冷えで参りましたよ
お酒が買ってあって良かったですよ
なけりゃ今頃凍えてますよ
>>75
返事が遅くなって済まねーですよ
省9
77: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/03(月)11:18 ID:069w3J5s(2/3) AAS
『飲中八仙歌』 by杜甫
知章が馬に騎(の)るは 船に乗るに似たり
眼花(がんか) 井に落ちて水底に眠る
汝陽は三斗にして 始めて天に朝し
道に麹車(きくしゃ)に逢えば 口に涎を流す
恨むらくは 封を移して酒泉に向かわざりしを
左相の日興(にっきょう) 万銭を費やす
省17
78: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/03(月)11:20 ID:069w3J5s(3/3) AAS
いつもながら、適当にやりましたよw
知章が馬に乗っていると 船上にいるように揺れている
眼が眩んで井戸に落ちても 水底でそのまま眠っているだろう
汝陽王は 三斗の酒を飲んでから やっと朝廷に出向くが
道中 麹を積んだ車に出会えば 涎をたらたら
酒の湧く泉がある所へ 任官したいと願っている
左相である李適之は 毎日の楽しみに大金を費やす
省16
79: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/08(土)23:56 ID:gA3NdrNt(1/3) AAS
こんばんはですよ
年明けからこちら、思い切りガクブルですよ
風邪の人がいらしたら、本当に大変だと思います
この季節、滅多に雪が積もらない大阪でも雪が降ったりしますよ
すると、雪国に暮らす人々から見れば笑い話のような小さな事故があちこちで起こります
雪に慣れていない所為なのですが、そんな所だからこそ降雪の大変さを思うより、
雪景色に憧れを持ってしまうのですね
省1
80: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/09(日)00:00 ID:gA3NdrNt(2/3) AAS
『雪後書北台壁 其一』 by蘇東坡
黄昏 猶お雨の繊々たるを作す
夜 静かにして 風無く 勢い転(うた)た厳なり
但だ覚ゆ *衾綢(きんちゅう)の水を*溌(そそ)ぐが如し
知らず 庭院の已に塩を堆するを
五更の暁色 書幌(しょこう)に来たり
半月の寒声 画簷(がえん)に落つ
省4
81: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/09(日)00:02 ID:gA3NdrNt(3/3) AAS
こんな感じですかw
夕方 細々と降っていた雨は
夜には止み 風もおさまったが 代わりに寒さがひどく厳しくなった
寒い寒い 布団や夜着は冷水を浴びせられたみたい
しかし まさか 中庭に塩の山が出来ていようとは
夜明けの光が 書斎のカーテンに届き
半月の 寒さと嬉しさが綯い交ぜになった歓声が
省4
82(2): 2011/01/10(月)14:03 ID:Kq7yPD8x(1/2) AAS
私にとって、詩の半分は音韻で、残りの半分は内容だ。
音とリズムに身をまかせる心地よさ。
その意味で、上の方で 音表記を載せられた方に敬意を表したい。
また、この点について学識高きルビーさんの見解を求めたい。
83: 82 2011/01/10(月)14:05 ID:Kq7yPD8x(2/2) AAS
訂正:×音表記→○ピンイン表記
84: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/16(日)13:48 ID:08iTD7FC(1/3) AAS
こんにちはですよ
今日は強烈に寒いですよ
さっきゴミ出しに行って帰って来たら、鼻の下に氷柱が下がってましたよ
ああ、他人様に目撃されねーで良かったですよ
>>82
>学識高きルビーさん
鼻から脳味噌吹いちゃいましたよ、まったくもう
省10
85: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/16(日)13:49 ID:08iTD7FC(2/3) AAS
『宿温城望軍営』 by駱賓王
虜地 寒膠(かんこう)折れ
辺城 夜柝(やたく)聞こゆ
兵符(へいふ) 帝闕(ていけつ)に関し
天策 将軍を動かせり
塞 静かにして 胡笳(こか)撤(とお)り
沙 明らかにして 楚練(それん)分かる
省11
86: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/16(日)13:51 ID:08iTD7FC(3/3) AAS
(訳しながら、アンタ現場へ行ってねーでしょう?と突っ込んでしまいましたよw)
蛮族の住むこの辺りは 凍ったニカワが折れる程
そんな辺境の城に 夜回りの兵士が打つ拍子木の音が響く
朝議で討伐軍の出陣が決まり
それを預かる将と軍が遣わされた
静かな城の中を 寂しげな蛮族の笛の音が通り過ぎる
白く輝く砂と 兵たちの練り絹の軍服
省10
87: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/22(土)20:54 ID:RYabeLxh(1/3) AAS
こんばんはですよ
冬の夜空は美しいですが、夜明け前もなかなか美しいですよ
殊にこの数日は西の空の有明の月が見事でした
が、夜明け前と言えばやはり金星は外せませんね
まだ空が白みかける前の東の空に、くっきりはっきり輝いて
それはそれは美しいものですよ
今日は、そんな夜明けの空の描写から始まる詩をお届けしますよ
88: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/22(土)20:54 ID:RYabeLxh(2/3) AAS
『早朝』 by王維
皎潔として 明星高く
蒼茫として 遠天 曙なり
槐霧(かいむ) 暗くして開かず
城鴉 鳴きて稍(ようや)く去る
始めて聞く 高閣の声
更衣の処を弁ずる莫し
省3
89(1): ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/22(土)20:56 ID:RYabeLxh(3/3) AAS
これは朝廷へ出勤する官僚の姿をうたった詩だそうですよ
天高く 明けの明星が清らかに輝く頃
暗い夜空の彼方で 夜明けが始まる
槐の木を覆う霧は まだ深く立ち込めているが
城のカラス共は 朝の一啼きをして だんだん飛び立って行く
やっと 建物の辺りで人のざわめきが聞こえ始めたが
まごついて 休憩所が何処なのやら 聞くことすら出来ない
省2
90(2): 2011/01/24(月)21:10 ID:nfoHsdKQ(1) AAS
>>89
すみませんが、まずはお題を出した方にいつ出勤されるのか尋ねてみて下さい
91: 2011/01/25(火)12:49 ID:5KMj8HZQ(1) AAS
>>90
>お題を出した方
誰それ?
92(3): 2011/01/27(木)05:52 ID:pFcL/5mp(1) AAS
元は是れかな
早朝
皎潔明星高
蒼茫遠天曙
槐霧暗不開
城鴉鳴稍去
始聞高閣声
省5
93: 2011/01/27(木)12:44 ID:puqMgqCq(1/2) AAS
>>92
94: 2011/01/27(木)12:51 ID:puqMgqCq(2/2) AAS
>>92
>原文書いてくれると有難い
それはしないと前スレでルビーさんが言ってたYo
95: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/30(日)18:44 ID:ewLqRbKL(1/3) AAS
こんばんはですよ
日本列島冷え冷え!ですが、立春まではもう少し
来週には春節祭ですよ
爆竹鳴らして、獅子舞が来て、熱々の水餃子を頂くですよ
傍らのお酒は関帝などが宜しいですw
あ、さてさて
>>90
省5
96: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/30(日)18:44 ID:ewLqRbKL(2/3) AAS
『幽州新歳作』 by張説
去歳(きょさい)荊南(けいなん) 梅 雪に似たり
今年(こんねん)荊北(けいほく) 雪 梅の如し
共に知る 人事は何ぞ嘗(かつ)て定まらん
且(しばら)く喜ぶ 年華(ねんか)の去って復(ま)た来たるを
辺鎮(へんちん)の戍歌(じゅか) 夜を連(つら)ねて動き
京城(けいじょう)の燎火(りょうか) 明に徹して開く
省2
97: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/01/30(日)18:46 ID:ewLqRbKL(3/3) AAS
適当に、まあ
去年 荊南にいた頃は 舞い散る梅が雪に見えた
今年 荊北にいると 雪が梅のように降りしきる
人生 何が起きるかわからない とは誰でも知っているが
とりあえず 新玉の春の再訪を祝おう
この辺境の町では 夜通し 守備兵達の歌が聞こえるが
都では 宮廷の篝火が一晩中焚かれていることだろう
省1
98: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/06(日)17:38 ID:MX1Y+0Rt(1/4) AAS
こんばんはですよ
いやいや、立春に入った途端に3月なみのポカポカ陽気とは恐れ入りました
でもだがしかーし、油断は禁物ですよ皆様
これからは三寒四温、四日は暖かですが三日は寒いというアメムチ状態に突入!です
ちょうどそんなアメムチ状態の詩を見付けましたのでお届けしますよ
では、どうぞw
99: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/06(日)17:39 ID:MX1Y+0Rt(2/4) AAS
『立春』 by杜甫
春日 春盤(しゅんばん) 生菜(せいさい)細やかなり
忽(たちま)ち憶う 両京(りょうけい) 全盛の時
盤(ばん) 高門より出でて 白玉(はくぎょく)を行(めぐ)り
菜 纎手より伝わりて 青糸を送る
巫峡(ふきょう)の寒江 那(なん)ぞ眼に対せんや
杜陵(とりょう)の遠客(えんかく) 悲しみに勝(た)えず
省2
100: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/06(日)17:41 ID:MX1Y+0Rt(3/4) AAS
立春の日 細かに切られた五色の野菜が 大皿に盛られている
それを見て 昔 洛陽や長安にいた頃の 華やかな日々を思い出した
祝いの皿は 富貴な家から あちこちの知り合いの元へ届けられ
菜はたちまち女性達の手で 青い糸のように 細く美しく刻まれていた
今は巫峡にいて 目に映る景色は 寒々とした川の流れだけ
都から 遠く杜陵に配されたことが 哀しくてたまらない
いつになれば私は都へ帰れるのか まったくわからない
省1
101: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/06(日)17:44 ID:MX1Y+0Rt(4/4) AAS
「ゴースト・プリンセス」ではありませんが、『生きてりゃいいことあるって』
と言ってあげたくなりますよ
あ、いいことと言えば来週は旅など行って来ようと思いますよ
いいお風呂に入りてーですよ、はい
102(1): 2011/02/12(土)19:23 ID:Xe4bOXSA(1) AAS
このスレは勉強になるなあ
103: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/20(日)19:57 ID:ByGnBAxo(1/3) AAS
こんばんはですよ
もう雨水だと言うのにまだまだ寒いですよ
早く春一番が吹かねーかと思いますねえ
>>102
勉強だなんてとんでもねーです
楽しんで頂けたなら嬉しいですよ
あ、さてさて
省13
104: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/20(日)19:59 ID:ByGnBAxo(2/3) AAS
『酌酒與裴迪』 by王維
酒を酌(く)んで君に與(あた)う 君 自ら寛(ゆる)うせよ
人情の翻覆(はんぷく) 波瀾(はらん)に似たり
白首の相知(そうち) 猶(なお)剣を按じ
朱門の先達 弾冠(だんかん)を笑う
草色 全く細雨を経て湿(うる)おい
花枝 動かんと欲して春風寒し
省2
105: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/20(日)20:00 ID:ByGnBAxo(3/3) AAS
こんな感じでどうでしょう
さあ 一杯やろう 気楽にくつろいでくれ
他人の気持ちがころころ変わるのは 寄せては返す波のようなもの
古馴染みの友同士さえ 裏切りの刀を何時抜こうかと謀っているし
先んじて出世した者達は 胸算用して冠の埃を払う連中を嗤ってる
雑草は ほんの僅かな雨さえ養分にしているのに
枝いっぱいの花のつぼみは 冷たい春風に縮こまったまま
省3
106(1): 2011/02/26(土)13:01 ID:DbPck0az(1) AAS
去年今日此門中
人面桃花相映紅
人面不知何處去
桃花依舊笑春風
107: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/27(日)11:06 ID:luhjkuoI(1/3) AAS
こんにちはですよ
春の行事は目白押しですが、気温がどうも乱高下なものでワタワタしていますよ
>>106
いらっしゃいませ、その詩なら
【勝手に】感じで漢詩【解釈】
2chスレ:kobun
こちらの75で『人面桃花』として取り上げてますのでヨロシク
省2
108: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/27(日)11:07 ID:luhjkuoI(2/3) AAS
『重過聖女祠』 by李商隠
白石の巌扉(がんぴ) 碧蘚(へきせん) 滋(しげ)し
上清(じょうせい)より淪謫(りんたく)せられ 帰りを得ること遅し
一春 夢雨(むう) 常に瓦に飄(ひるがえ)り
尽日 霊風 旗に満ちず
萼緑華(がくりょくか) 来たるは 定むる所無く
杜蘭香(とらんこう) 去るは 未だ時を移さず
省5
109: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/02/27(日)11:08 ID:luhjkuoI(3/3) AAS
こんな感じでどうでしょう
白い岩の扉は すっかり緑の苔に覆われている
天界から流されて来た仙女がそこに ずっと帰れずにいるのだ
春中 幻のような霧雨が瓦を濡らしているが
終日吹く不思議な風は 旗を翻すには及ばない
萼緑華は何処からともなく現われ
杜蘭香は来てすぐ人界から去って行った
省2
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