[過去ログ] あずまんが大王のエロいのないんかねえ-17 - [転載禁止]©bbspink.com (254レス)
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216: ひみつの勝負 2020/02/26(水)04:27 ID:FEkJx8Es(4/5) AAS
「ほんなら胸触らせてー。服の上からでええから。あ、ブラはとってなー?」
こういう肉体的なものまで。
どちらかの部屋でこの勝負をする時は、このようなお願いをされることがほとんどだった。
榊の体のどこかを触らせてほしいというようなお願い。
この勝負自体もだけれど、少し、というかかなり困る。
榊は自分のベッドに座り、後ろ手にブラのホックを外し、襟ぐりから手を入れて上にずり上げた。
厚手のニット生地でも、コンプレックスである榊の乳房はその存在を大きく主張していた。
「ん……」
どうぞ、と言うのは間抜けな気がして、目線を逸らして胸を突き出すだけになった。
隣に腰かけた大阪の小さな白い手が、榊の乳房を掬い上げる。
「うわぁーやっぱりすごいなー。ええなー」
大きな胸の感触を確かめるように、手を動かしている。
指が先端をかすめ、服越しでもぞわりとした感覚を覚えた。
指は何度もその敏感な部分をかすめる。
恐らくわざとやっているのであろう事は、これまでの経験で分かった。
「大きいと固いって智ちゃんが言うてたけど、そんな事あらへんねんなー。ふかふかやー」
「も、もう終わりに……」
「えー、もうちょっと」
そう言うと大阪は榊の胸に顔を埋めた。ぎょっとして榊の体に力が入る。
「手で触るだけ、なんて言うてへんもん」
うふふ、と楽しそうな笑い声を上げる。
「すごいバクバクしてるで、榊ちゃんの心臓」
篭った声で言われて、顔がさらに熱くなるのが分かった。
しかし、するりと服の中に手が入ってくる感触がして、慌ててそれを掴む。
「それは駄目だ」
「えー」
「服の上からって言った」
「ちぇー。ほんならおしまいや」
口を尖らせて大阪は榊から離れた。ほっとして榊はブラを直す。
 これだけで済んでよかった、と榊は思った。止められて良かった。
時々こうしてお願いしたこと以上のことをされそうになる。その度に榊は止める。
大阪も無理に続けようとはせず、素直に引く。
服も直してからちらりと大阪を見ると、彼女も榊を見つめていたのか、目が合った。
大阪はにこっと笑う。
何を考えているのか計り知れない、いつもの彼女の笑顔だった。
「またやろうな?」
榊は答えず、ぷいと視線をそらした。

この勝負はいつまで続くのだろうか。卒業するまで? 
自分がここから離れたところにある大学に行くまでだろうか?
いずれにせよ、その時が早く来てほしい、と榊は思った。
そうでなければ、きっと自分は、勝負など関係無しにあの手を受け入れてしまうだろうから。
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