[過去ログ] 【スカトロ】排泄系妄想廃棄所13【汚物】 (646レス)
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626: 2013/04/01(月)13:31 ID:VAxv/WNX(2/6) AAS
「も、もうだめ!」
 七月某日。
 朝にも関わらず、夏特有のじわりとした熱気。
 浴びるだけで汗ばむ日光が降り注いでおり、生ぬるいそよ風もない。閉めきった部屋になど篭っていられない猛暑だった。
 そんな中、屋内でも屈指の暑苦しさに包まれているであろうとある一室のドアが開け放たれる。飛び込んできたのは宮地家の次女、小学生の紫だった。
 彼女が目指していたのはたった二畳程度の温室となっているお手洗いだった。換気扇のスイッチが切られていて行き場のない空気で淀んでいる上、小窓も閉じたまま。
 用がなければ一刻も早く脱したい暑さだった。
 だが、紫は用があるから――用を足したいから。一刻も早く用を済ませたいから飛び込んできたのは言うまでもない。
 廊下とは比べ物にならない暑さにたじろぎながらもドアを閉める。

 鍵をかける暇も惜しいのか、それともいつもの癖で忘れているのか施錠しないまま何故か着衣を脱ぎだした。下ろすではなく脱ぐ。それも、上を。
 着ていたシャツを脱いでドアのフックに引っ掛けた。
 すると露わになったのは傷もない素肌ではなく、ぴっちりとした紺色の生地。下着にしては密着感がある。
 更にチェック柄のスカートを片足ずつくぐらせて脱ぎ捨てた。蒸せるような熱気に晒されたのは女児ショーツではなく、同じく紺色の――水着だった。
 紫は、何故か下に水着を着込んでいた。学校指定と思しき紺色のワンピースタイプ。

 姿は何であれ、トイレをしに来たのに変わりはない。
 だが紫は急上昇する欲求とは裏腹に、用を足す準備ができずにいた。
 いつも使っている洋式便器の前で次は水着を脱ぐのに手間取っているのだ。早く用を済まそうとする焦りで身を締めるような伸びる生地に翻弄されている。
 いつもならショーツを下ろして座るだけでいいのに、ワンピースタイプの水着のせいで時間がかかっている。目の前で便器が便座を下ろして待っているというのに。

「ん、取れないよぉ!」
(おしっこ、はやくぅ!)
 どうやら朝一のおしっこを我慢しているらしく、太ももを擦り合わせくねくねと身悶えしながらねじれるばかりで外れない肩紐に苦戦中だ。
 じりじりと身を焼く熱気、迫る尿意、焦りが募るばかり。夜中に膀胱に溜まった尿が溢れ出さんばかりに待ち構えている。
(もう、だめ……)
 我慢の限界は、すぐそこだった。水着の股布に小さな染みが、1つ。
「……んっ!」
(おしっこ、まだまにあ――)
 何とか肩紐を下ろしたところで唐突に身震い、一際強烈な尿意に少女は慌ててがに股で数歩前へ。便座に座ろうとせず、不恰好な姿で跨いだのだった。回れ右を二回して便器に背を向ける時間すら惜しかった。
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