[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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528: 2019/06/17(月)03:45 ID:HN0oIb7Q(3/7) AAS
「狐につままれたような―――そんなお気持ちでしょうね」
「だ、黙れっ」
そこからはがむしゃらだった。
遮二無二手を伸ばし、突進し、姿を消せば見つけるために頭を振り回す。
しかし相手の胴体はおろか、腕にも、足にも、髪の毛一本にすらかすることも叶わない。
あと少しというところで、いつもいつも捕獲の手をすり抜けていく。
「はあっ……! はあっ……!」
こちらの息が切れ、汗が噴き出すまで動き回っても、相手の余裕を崩すこともできない。
腕を振り回しながら接近しているのだが、アルキメデスと亀の定理のように距離が縮まらないのだ。
「ずいぶんと必死ですね……」
ただ、向こうも避け続けるのは体力を奪われるようで、涼しい顔のすぐ下、白い細い喉元につつ……と珠の汗が伝い落ちるのが見えた。
その行方を更に追えば、発育途上の胸に密着する白いタンクトップが、じっとり汗を吸っていた。
未熟な肢体の輪郭−−−膨らみかけの乳房を余計に浮かびあげているのが目に入る。
その様が、妙に心をざわつかせるのだった。
ゴクリ。
「……?」
へそ周りを丸出しにしているコーディネートからは、しかし不思議と気高さや純真を感じるが、それ以外で私の心中に混じり始めた感情があった。
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