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怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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386
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怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜
2017/12/22(金)14:56
ID:SWkZBhkT(3/5)
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386: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/12/22(金) 14:56:49.05 ID:SWkZBhkT バリッ! バキバキバリッ!! 破砕音に愉悦混じりの声を乗せつつ、壁をいとも簡単に壊しながら屋敷の主である青広豪水が 姿を現すのを背中越しに見た瞬間、怪盗少女は全てを悟らざるを得なかった。 アイズは嘘の情報を寄越したわけではない。 ただ、自分に屋敷の見取り図を渡したという情報をも敵に渡していただけ。 自分を嵌めるために設置された偽物の壁、これこそが見落としていた違和感だったのだ。 (視野が狭くなっていた。服のことまで知られていた時点で予測しておくべきだったのに……!) 一度痛い目にあっているというのに、それを活かせなかった自分を叱責する美音だったが その高い代償は既にコスチュームの半分以上を溶かされるという形で支払わされてしまっている。 しかも、その上で前後を多人数で挟み撃ちにされているとなれば流石にもう余裕などない。 「どうやら、情報の大切さが文字通り身に染みたようだね?」 (いけない……こ、このままじゃ……でも、どうすれば……) なんとか苦境を打開しようと思考を巡らせるが、上手く考えが纏まらず焦りは募るばかり。 積み重なった羞恥心という名の鎖が、異性に見せてはならない半裸姿を衆目に晒したことを切欠に 美音が怪盗アクアメロディであろうとする意識をいよいよ侵食しはじめてしまったのだ。 (もしも今、襲い掛かられたら、私……っ!?) 悪い想像ばかりが膨らむことで恐怖が心の芯から活力を奪い、丸めた身体を更に縮こまらせていく。 だが、すんでのところで怪盗少女の思考は現実に引き戻された。 またしても絶好の機会で敵が手を止めるというありえない事態に気付いたからだ。 今追撃の斉射を受ければ残りの衣服も溶け、自分は文字通り一糸纏わぬ姿にされてしまうだろう。 そうでなくても、しゃがみこんでいる状態では直接的な捕縛を避けることすら難しい。 罠を張っていた先程とは状況が違う。みすみす好機を見逃す理由など――― (ううん、敵がこれをあくまで狩りと考えているのなら) 狩りというのは当たり前だが、狙った獲物を仕留めることが目的である。 急所を一撃で貫けるのならばそれにこしたことはないが、確実性を考えれば獲物は弱らせるべきだ。 そう考えれば、今の状況は納得できるかもしれないが、重要なのはそこではない。 彼らは、弱らせるという行為自体を目的とし、楽しんでいるのだ。 目障りな敵にしてシティのアイドルである美少女怪盗を段階を踏んで無力に追い込みつつも 一思いにトドメをささないことでじわじわと嬲り、歪んだ加虐心を満たそうというのだろう。 そして、美音のこの考察はほぼ正鵠を射ていた。 (けれど、それならまだこの場を切り抜けるチャンスは残っているはず……!) http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/386
バリッ! バキバキバリッ!! 破砕音に愉悦混じりの声を乗せつつ壁をいとも簡単に壊しながら屋敷の主である青広豪水が 姿を現すのを背中越しに見た瞬間怪盗少女は全てを悟らざるを得なかった アイズは嘘の情報を寄越したわけではない ただ自分に屋敷の見取り図を渡したという情報をも敵に渡していただけ 自分をめるために設置された偽物の壁これこそが見落としていた違和感だったのだ 視野が狭くなっていた服のことまで知られていた時点で予測しておくべきだったのに! 一度痛い目にあっているというのにそれを活かせなかった自分を叱責する美音だったが その高い代償は既にコスチュームの半分以上を溶かされるという形で支払わされてしまっている しかもその上で前後を多人数で挟み撃ちにされているとなれば流石にもう余裕などない どうやら情報の大切さが文字通り身に染みたようだね? いけないここのままじゃでもどうすれば なんとか苦境を打開しようと思考を巡らせるが上手く考えが纏まらず焦りは募るばかり 積み重なった恥心という名の鎖が異性に見せてはならない半裸姿を衆目に晒したことを切欠に 美音が怪盗アクアメロディであろうとする意識をいよいよ侵食しはじめてしまったのだ もしも今襲い掛かられたら私っ!? 悪い想像ばかりが膨らむことで恐怖が心の芯から活力を奪い丸めた身体を更に縮こまらせていく だがすんでのところで怪盗少女の思考は現実に引き戻された またしても絶好の機会で敵が手を止めるというありえない事態に気付いたからだ 今追撃の斉射を受ければ残りの衣服も溶け自分は文字通り一糸纏わぬ姿にされてしまうだろう そうでなくてもしゃがみこんでいる状態では直接的な捕縛を避けることすら難しい を張っていた先程とは状況が違うみすみす好機を見逃す理由など ううん敵がこれをあくまで狩りと考えているのなら 狩りというのは当たり前だが狙った獲物を仕留めることが目的である 急所を一撃で貫けるのならばそれにこしたことはないが確実性を考えれば獲物は弱らせるべきだ そう考えれば今の状況は納得できるかもしれないが重要なのはそこではない 彼らは弱らせるという行為自体を目的とし楽しんでいるのだ 目障りな敵にしてシティのアイドルである美少女怪盗を段階を踏んで無力に追い込みつつも 一思いにトドメをささないことでじわじわとり歪んだ加虐心を満たそうというのだろう そして美音のこの考察はほぼ正鵠を射ていた けれどそれならまだこの場を切り抜けるチャンスは残っているはず!
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