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怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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311
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怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜
2017/11/24(金)13:26
ID:oQTklGl6(1/6)
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311: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/24(金) 13:26:57.72 ID:oQTklGl6 「えっ……あ! あの人はっ!?」 「いっ、いたーーーっ!!」 トンネルの入り口に身を屈め、大声を出しながら指差してくるその若者に美音は見覚えがあった。 小銭警部率いる怪盗捕縛チームの一人で、確か名前は間貫。 過去の塔亜邸からの脱出の際のどさくさに紛れて乙女の一糸纏わぬ胸を揉みしだいてきた男だ。 所業が所業だけに、良い印象がない。というか、苦手意識のある相手だがこの状況で出くわすとは。 (けど、これだけ離れていれば問題はないはず) 既に自分はトンネルの半分を越えたあたりまで進んでいる。 通路の低さゆえに内部の移動手段が四つん這いに限られる以上、今から彼が追い付くことはほぼ不可能。 出口側には今のところ人の気配はなく、挟み撃ちをされる心配もない。 どうやら一人のようだし、脅威ではないだろう。そう美音は判断したが、それは間違いだった。 間貫は明かりのランタンを手放し、地に俯せになり、匍匐前進の体勢をとると なんと、まるで夏場の台所に出現する黒いアレを彷彿させる速度でトンネルに突入してきたのである。 「降って湧いたこのチャンス、逃がさないぞアクアメロディ!」 「えっ、えええっ!?」 地面を指先とつま先で上手く掴む動きで接近してくる若者警官に驚きを隠せない怪盗少女。 正直気持ち悪いというか、人間としてありえない速度の動きだ。 しかし、そんな美音の感想とは裏腹に、間貫は遂に自分の努力が活きる時が来たことに感激していた。 夜目が利くこと以外、特に取り柄のなかった彼は何か一芸を身に着けようと常日頃から考えていた。 出した結論が「匍匐前進」だったのは、怪盗と言えば排気口内部の移動! というイメージから。 ならば狭く低い通路で素早く移動ができるというのは圧倒的なアドバンテージになる、と思ったのだ。 まあ、使いどころが限定的すぎるがゆえに理解者はいなかったのだが…… (今、全てを出し切る時!) 怪盗捕縛チームの最大標的であるアクアメロディを自分一人の手で捕縛することができれば大手柄。 他のメンバーからは一目置かれるだろうし、上司の小銭も褒めてくれるだろう。 ひょっとしたらそこから運が向いてきて、塔亜邸で出会った麗しの君とも再会できるかもしれない。 段々と都合の良い思考が湧き出てきていたが、それでも間貫のやる気を上げるには十分だった。 「う、嘘っ、追い付かれる……!?」 一方、思わぬ相手による怒涛の這い寄りに焦ったのは、追われる立場にいる怪盗少女だった。 前にしか逃げ場がない以上、できることと言えば足を止めない以外にない。 だが、出口まであと十メートルを切ったあたりで、遂に間貫に追い付かれてしまう。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/311
えっあ! あの人はっ!? いっいたーーーっ!! トンネルの入り口に身を屈め大声を出しながら指差してくるその若者に美音は見覚えがあった 小銭警部率いる怪盗捕縛チームの一人で確か名前は間貫 過去の塔亜邸からの脱出の際のどさくさに紛れて乙女の一糸纏わぬ胸をみしだいてきた男だ 所業が所業だけに良い印象がないというか苦手意識のある相手だがこの状況で出くわすとは けどこれだけ離れていれば問題はないはず 既に自分はトンネルの半分を越えたあたりまで進んでいる 通路の低さゆえに内部の移動手段が四つん這いに限られる以上今から彼が追い付くことはほぼ不可能 出口側には今のところ人の気配はなく挟み撃ちをされる心配もない どうやら一人のようだし脅威ではないだろうそう美音は判断したがそれは間違いだった 間貫は明かりのランタンを手放し地にせになり前進の体勢をとると なんとまるで夏場の台所に出現する黒いアレをさせる速度でトンネルに突入してきたのである 降って湧いたこのチャンス逃がさないぞアクアメロディ! えっえええっ!? 地面を指先とつま先で上手く掴む動きで接近してくる若者警官に驚きを隠せない怪盗少女 正直気持ち悪いというか人間としてありえない速度の動きだ しかしそんな美音の感想とは裏腹に間貫は遂に自分の努力が活きる時が来たことに感激していた 夜目が利くこと以外特に取り柄のなかった彼は何か一芸を身に着けようと常日頃から考えていた 出した結論が前進だったのは怪盗と言えば排気口内部の移動! というイメージから ならば狭く低い通路で素早く移動ができるというのは圧倒的なアドバンテージになると思ったのだ まあ使いどころが限定的すぎるがゆえに理解者はいなかったのだが 今全てを出し切る時! 怪盗捕縛チームの最大標的であるアクアメロディを自分一人の手で捕縛することができれば大手柄 他のメンバーからは一目置かれるだろうし上司の小銭も褒めてくれるだろう ひょっとしたらそこから運が向いてきて塔亜邸で出会った麗しの君とも再会できるかもしれない 段と都合の良い思考が湧き出てきていたがそれでも間貫のやる気を上げるには十分だった う嘘っ追い付かれる!? 一方思わぬ相手による怒涛の這い寄りに焦ったのは追われる立場にいる怪盗少女だった 前にしか逃げ場がない以上できることと言えば足を止めない以外にない だが出口まであと十メートルを切ったあたりで遂に間貫に追い付かれてしまう
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