[過去ログ] スレが無い作品のエロSSを書くスレ 2 (610レス)
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1(4): 04/02/08 14:15 ID:mLk8SO6H(1/8) AAS
AA省
530: 05/01/11 02:58 ID:I/z4IN7q(1) AAS
ここで「みなみけ」を希望してみる
できれば三女で
531(1): 05/01/16 20:44 ID:bmEZ64dP(1/8) AAS
常夜見・お風の恋
「曙光、なぜこのわたしなのだ。奉納点からすれば、夕子さま。いいや、昼子さまとも
交神の儀、可能なのではないか」
お風は曙光をみつめ、大きな手にやさしく肩を抱かれていた。
「納得いきませぬか?」
常夜見・お風の瞳には光は届かない。それゆえに、見えないものを長々と見続けてきた。
太照天・夕子の眼となって生きた証。
省7
532: 05/01/16 20:51 ID:bmEZ64dP(2/8) AAS
「そうか……」
お風は寂しそうに小さくポツリとつぶやいていた。
「お風さまが夕子さまの側近中の側近と聞き及んでおります」
「寝物語に話したか」
「さようにございます」
「いろいろと怨まれているからな。殺すがよい。おまえなら、それも可能だ。もはや、
あの黄川人とて……敵ではあるまい」
省9
533: 05/01/16 20:57 ID:bmEZ64dP(3/8) AAS
「夕子さまを好いていらっしゃるのですね」
「曙光、なにを言う」
曙光の言葉に驚嘆して胸から体を引き剥がそうとしても敵うはずがなかった。
神々と交神を重ねに重ね、ようやく欲した魔人の力を手にして、敵対するのみは
限りある儚い命だけとなっていた。
花の命も捨てて短命を駆けて力を紡いできた鬼の一族。
「夕子さまは世情を憂い、よかれと思ってやったことだ。わかってくれとは言わないが、
省8
534: 05/01/16 21:04 ID:bmEZ64dP(4/8) AAS
熱く潤む瞳から雫がこぼれ落ちる。
「そうさせていただきます」
「ぞんぶんに、曙光さま」
曙光に体を預け、白無垢の衣を脱がされた。乳房を揉まれ……曙光の愛撫は
あまりにもやさしくせつなかった。
「お風さまの紫苑の瞳は我が壬生川の色。恋しゅうござりました」
曙光がその想いを吐露した。
省8
535: 05/01/16 21:14 ID:bmEZ64dP(5/8) AAS
「ほら、目をあけてごらん。こわくない、こわくない」
呪文のように諭しながら曙光の頬を母のやさしさの両手で挟まれて、紅い舌を
差し出して近づいてくる。甘えた記憶は甘美過ぎる瞬間の体験だった。
お風の頬は震えていた。
「だいじょうぶですか、お風さま」
「いじわるをしないで、はようしてっ」
瞬きしながら、白目を剥いてみせていた。
省11
536: 05/01/16 21:21 ID:bmEZ64dP(6/8) AAS
「わたしは、ほんとうに強い男を待っていたのかもしれない」
白い両脚を曙光の臀に掛け、お風の貌が揺れ天上を見上げてから戻ってくる。
上位にいるはずなのに、見下ろしている曙光が眩しかった。眩しすぎて、お風は
激しく横に縦にと顔を揺さぶっていた。
曙光の首に左腕を絡ませながら、髪留めをほどいた。濃やかな黒髪が風に
なびくみたいにして白雪の地に鮮やかに散っていった。
「風、夕子さまが、妬かれます」
省9
537: 05/01/16 21:24 ID:bmEZ64dP(7/8) AAS
尖った乳首を口に含んでコリッと歯を立てた。
「んああっ、あっ。す、すまぬ。でも、それなら」
少し媚態を匂わすような曇り。所作はお風が意図したものではない。自然な感情が
表にでてしまったこと。ここは、ふたりだけの場なのだからと男に縋っていたからだった。
「これぐらいのわがまま、聞いてもらわねば割りが合いませぬ」
「そうか。割りが合わぬか」
歓ぶ女になっていた。
省10
538: 05/01/16 21:29 ID:bmEZ64dP(8/8) AAS
「お風さまと心を重ねましたから、おわかりもうした」
「ぬ、ぬかしよる」
曙光は笑う。お風も笑っていた。溢れる涙を、お風は隠そうとはしなかった。
「その笑顔、忘れない、曙光さま」
「そのお涙も、心に刻みまする」
ふたりの律動は馴染んでいって、常夜見・お風は壬生川曙光の女になった。曙光も
お風の渦に巻き込まれていった。
省14
539: 05/01/17 02:47 ID:SUhK3v40(1) AAS
地の文がわかりづらい・・・
一行内は一方向の人間の視点で書いてくれないと、描写がとっちらかって混乱してしまう
主語も欠けてるし他人が読める仕様ではないね(これたぶん屍〜とかいうゲームネタだよね)
丁寧な文運びは好感持てる。次回がんばれ
540: 05/01/17 03:17 ID:L5J5etc9(1) AAS
>>593
読んでくれてどうもありがとうございます。
主語は意識して省いていましたが、
戻した方がいいみたいです。
二行目の指摘もありがとうございました。
541: 05/01/23 20:42 ID:d1te35Uq(1) AAS
こういうのがあったから張っとく
83 :前スレ1000:05/01/22 16:21:08 ID:57vn3cKg
我輩は猫である。名前はまだない。
先夜、主人が留守にしていた折、御年参拾四になる細君の部屋の灯りが
一晩中照っていた。猫目の我輩にはよく見える。すると中からはなにやら
仲睦まじい話し声が聴こえてきた・・・
主人である苦沙弥という男は教職のかたわら文筆などもするあばた面の冴えぬ男。
省9
542: 05/01/31 04:23 ID:i3LcWjPA(1) AAS
>>531
楽しませてもらったよ。
ありがとう
543: 05/02/01 04:01 ID:1QwmFtlk(1) AAS
この見てるとマイナーでも良いんだと安心する
544: 05/02/05 15:53 ID:lDL2lfqa(1) AAS
hoshilyu
545: 05/02/06 00:27 ID:yl8UE4cS(1) AAS
ジャンプマイナーはジャンプスレで
他の雑誌にもあるのかな専用スレ
546: 05/02/06 00:31 ID:ra1MXrlQ(1) AAS
ガンガンマイナー総合板
【寄生獣から】アフタヌーン総合【ラブやんまで】
【朝霧の巫女】OURS アワーズ総合【トライガン】
ヤングアニマル総合エロ小説
コロコロ・ボンボン系総合
雑誌総合だとこんなもん。
547: 05/02/09 01:17 ID:7RUFQkJ9(1) AAS
ありあとん
サンデーやチャピヨンはないのね
548: [age] 05/02/10 15:18 ID:Bt1lDD5s(1) AAS
外部リンク[htm]:www2.odn.ne.jp
こんな感じの、女が超淫乱なのキボン
てか、スレがありそうで無いんだよな
549(1): 05/02/13 03:09 ID:9By6Qdyh(1) AAS
真・女神転生Tのカオスヒーロー×りえを唐突に希望してみる。
550: 05/02/14 01:54 ID:H1SNqpjw(1) AAS
>>549
【悦楽】メガテンペルソナのエロパロ3.1【快楽】
2chスレ:eroparo
スレがあるでよ
551: 05/02/14 03:23 ID:fabmobGc(1) AAS
モロにあったな。あんま濃くなかったけど。
552: 鮫 ◆FXxvmDXIWQ 05/02/27 04:21 ID:SPpRVKSh(1/59) AAS
オリジナルの作品です。
ジャンルはダメ人間が主役のハーレム物です。
ハーレム物のスレがないので、
ここに投下させていただきます。
553: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:22 ID:SPpRVKSh(2/59) AAS
昔々、あるところに
恐ろしい悪の魔法使いが住んでいました。
魔界から召喚した異形の魔物達を率いて
近辺の町や村から金品財産を巻き上げては、
攫ってきた若くて美しい娘達と
乱交な日々過ごしていました。
その悪行の数々は
省2
554: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:22 ID:SPpRVKSh(3/59) AAS
幼いころに読んだ御伽話。
小柄で、
ケンカが弱く、
勉強もダメ、
スポーツもダメ、
気弱で、
いくじなしで
省14
555: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:23 ID:SPpRVKSh(4/59) AAS
テレビでやってる正義のスーパーヒーロなんかよりもずっとずっと憧れだったのは、
秩序や規律などに縛られる正義なんかよりも
自由奔放に生きられる悪の方が魅力的だと思ったから………
なんて、幼い俺がそこまで思ってるはずもなく、
単に、マジメ君よりもちょっと悪そうなヤツの方がモテるという極単純な考え方だったと思う。
まぁ、そんなわけで、この俺、六神月は
「よーし、俺も悪の魔法使いになって世界中の女を俺のものにしてやるぞっ!」
省8
556: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:24 ID:SPpRVKSh(5/59) AAS
(月………)
……声がする。
俺を呼び覚まそうとする声。
耳元でささやいてくる声は
春風のように柔らかく、
優しい声をしている。
おかしい………。
省10
557: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:26 ID:SPpRVKSh(6/59) AAS
「!」
「おはよう」
純粋無垢。
そんな言葉がよく似合う。
俺と母さんの顔は、もうあと少しでも近づけば
キスでもできそうなほどに近かった。
「う、うあああああああああっっっ!!!」
省18
558: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:27 ID:SPpRVKSh(7/59) AAS
「だ、大丈夫ですか王様っ!!」
悪の元凶が駆け寄ってくる。
なんだか…意識が朦朧としている…。
それもそのはず。
眼前が赤い。
ありえない量の血液が流れてる。
落下した場所はちょうど石畳と石畳の間にある隙間で、
省20
559: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:28 ID:SPpRVKSh(8/59) AAS
「………か、母さん………?」
俺はうわごとのようにつぶやいた。
母さんだと思っていた女性、
………それは、似てるけど…少し違う。
俺に突然『母さん』なんて言われて彼女も驚いていたようだが…。
「も、もうっ。私、王様のお母さんになれるほど年はとってません!」
言われてみればそのとおり。
省21
560: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:29 ID:SPpRVKSh(9/59) AAS
「王様!今治しますからっ」
母さんと間違えた少女。
彼女は俺を抱きかかえると俺の頭に手をあてた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!」
それで痛みが倍増した。
傷口に直にふれられたのだから当然だ。
「あっ、ごめんなさいっ!」
省8
561: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:31 ID:SPpRVKSh(10/59) AAS
その人が手をあててからしばらくすると、
優しくて…気持ちが感じがしてきた。
(………なんだろう…これ………すごく…心地いい…)
ただ、手をあてられているだけだというのに
不思議と痛みが治まっていくような感じがした。
「はい、もういいわよ」
「えっ…」
省18
562: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:32 ID:SPpRVKSh(11/59) AAS
しかし、そんな疑問などどうでもよくなるほどに気持ちいい。
すごくいいにおいがする。
普段の俺はモテない君で、
女の子から避けられることは数あれど、
こんな風に抱きつかれることなど
絶対に有り得ないことだった。
嬉しくてつい頬が緩んでしまう。
省10
563: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:33 ID:SPpRVKSh(12/59) AAS
「それじゃ、王様、戻りましょうか?」
俺に前に差し伸べられた手。
それは母さんと間違えた人の手。
神聖な巫女の衣服からは清楚な感じがする。
サラサラとした長い黒髪、
スタイルは和服でわかりにくいけど、
たぶん標準的なものだと思われる。
省10
564: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:34 ID:SPpRVKSh(13/59) AAS
流されるままに元座っていたソファーに腰かけた。
俺の隣には、母さんに似た少女が座っている。
彼女の肩は俺と触れてしまうほどに近かった。
目があうと、恥ずかしそうに微笑んでくれた。
可愛い…。
こ…こんな子が俺の彼女になってくれたらなぁ………。
あれ………?
省5
565: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:35 ID:SPpRVKSh(14/59) AAS
「………」
さて、
寝ぼけてはいないと思う…たぶん。
とりあえず状況から説明すると、
複数のソファーは円を描くような配置になっている。
真ん中には丸くて大きなテーブルがあり、
テーブルの上にはお菓子やらジュースやら食べ物類がいろいろおかれている。
省11
566: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:38 ID:SPpRVKSh(15/59) AAS
………。
これがなんというか…その、
殺人的なブスとでも言うべきなのか…。
女版、子錦というか…カバが服着て歩いているというか…。
褐色肌で、むやめやらたとバカデカイそいつは、
そもそも女がどうこうというより、
地球生命体かどうかも怪しい存在だった。
省18
567: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:40 ID:SPpRVKSh(16/59) AAS
さて、もう少し視界を広げてみると…、
石畳の床、その上に敷かれた豪華な絨毯。
石畳の壁、美しく飾られた窓、たくさんの肖像画。
石畳の天井。それを支える白い柱の存在。
まるでどこかの中世のお城のよう。
家で寝てたはずの俺には、到底ありえない光景だった。
ひょっとして……俺………まだ寝ぼけているのだろうか???
568: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:41 ID:SPpRVKSh(17/59) AAS
状況はさっぱりわからない。
どうして俺はこんなところにいるのだろうか…?
まさか………また妹達のいたずらだろうか?
いや、いたずらにしては少し手がこみすぎている…。
なんか………、
自分が置かれた状況が
思いっきり不安になってきた。
省19
569: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:42 ID:SPpRVKSh(18/59) AAS
「王様???」
俺があんまりボーとしてるから
あどけない顔で、母さんに似た少女が聞いてきた。
「い、いい…いや…なんでも………」
なんでもないようなふりをする。
俺の性格に一つ付け加えておくと、重度の見栄っ張りなのだ。
トイレに行きたくてしょうがないときでも、
省10
570: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:44 ID:SPpRVKSh(19/59) AAS
「え〜と。それじゃあ、どこまで話したっけ?」
………???
突然言い始めたのは白いスク水みたいなのを着ている女の子。
背中からはみ出しているものは…なんだありゃ?天使の羽か?
妹と同じぐらいの年齢にも見えるが…。
ん?
女の子達の視線が俺に集中していることに気づいた。
省18
571: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:45 ID:SPpRVKSh(20/59) AAS
(何がなんだかさっぱりわからん。
何、言ってるんだっこいつっ!)
彼女の話を聞いていると、だんだんと焦りが生じてきた。
自分に置かれた状況が怖くなってきたのだ。
まずいっ!弱い考えしか思い浮かばない。
(こ…こは何処………こは我が家などに在らず………。
………?
省11
572: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:46 ID:SPpRVKSh(21/59) AAS
…。
……。
………。
幼馴町………。
それが俺の生まれた町…。
俺の名前は六神月。16歳。
六神家の長男で、今日から高校生だったはずだ。
省14
573: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:49 ID:SPpRVKSh(22/59) AAS
あとは妹が二人いる。
まずは長女の五月。
幼馴塚中学に通う三年生。
こいつは父の気性を継いでおり、
典型的な体育系で、乱暴者で、気性が荒く、すぐにキレる。
おまけに口まで悪く、俺のことをバカ兄貴と呼ぶ。
兄である俺をゴミクズのように扱っており、
省22
574: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:52 ID:SPpRVKSh(23/59) AAS
………。
うん、大丈夫。
頭も回ってるし、記憶もちゃんとしっかりしている。
俺が誰かは理解した。
しかし、今、最も重要なのは、
今日から近所の幼馴塚高校の生徒だったはずの俺が
何故こんな中世ヨーロッパのお城だか宮廷みたいな場所で
省20
575: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:53 ID:SPpRVKSh(24/59) AAS
「そこで私が言ってやったんですよ。
なんたらかんたらどーのこーの………
で、○×□△△×××△△□□□□○○○
○○○××××△□○×○○○○……
それで、□△○×○○○□□□□○○
なので……………」
それにしても、この白スク水娘、さっきからよくしゃべるな。
省20
576: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:54 ID:SPpRVKSh(25/59) AAS
「あの………ひょっとしてまだ頭、痛みますか?」
………。
俺はただ純粋に驚いていた。
「ご、ごめんなさい…私…治療術下手で………」
自分のせいなんじゃないかとおろおろとしている。
こんな可愛い子を心配させるなんて、
俺はなんて不幸者なんだろうと思い全力で否定した。
省17
577: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:57 ID:SPpRVKSh(26/59) AAS
ん?
気がつくと、白スク水娘の口が止まっていた。
これはなんとなく聞けるタイミングじゃないだろうか?
俺はありったけの勇気を振り絞って母さんに似た少女に聞いてみた。
「……あ、…あの…ここは幼馴町ですよね…」
「え?」
俺の突然の質問に彼女は目をニ・三度パチクリさせた。
省21
578: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:58 ID:SPpRVKSh(27/59) AAS
これ以上質問するのは逆に非常識人と思われそうなのでやめた…。
さすがの俺も頭を抱えこまざるを得なかった。
言うまでもなく不安はさっきよりもずっと重い。
「王様どうしたんだろ?」
「なんか変?」
「でも悩める王様も素敵」
俺の様子に何がおかしいのか、彼女達はクスクスと笑っていた。
省14
579: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 04:59 ID:SPpRVKSh(28/59) AAS
RPGで言えば、次にどこに行けばわからなくて、
永遠とさまよい続けるといった感じ。
昔のゲームではよくあった。
(あーーーどうすればいんだよー。
ここどこだよーっ。家に帰りたいよー)
だんだんと泣きが入ってきた俺、
その時である、
省20
580: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:01 ID:SPpRVKSh(29/59) AAS
「ちょっと、抜け駆けはずるーい」
「王様は私のキスで起こしてあげるんだからー」
「王様ー」
「王様ー」
そして、またしても俺に飛び掛って抱きついてくる女子達、
その有様は、ちょうど蟻の巣にキャンディーを投じた時に似ている。
一気に群がってきて、俺の体はあっという間に女の子で埋もれてしまった。
省11
581: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:03 ID:SPpRVKSh(30/59) AAS
………。
………しかし。
………………天国。
よくよく考えてみれば天国。
生まれてこの方、彼女なし。
近づいてくるのは、せいぜい妹か幼馴染だけ。
そんな俺がこんなにも多く美少女達に囲まれるのは生涯最高の瞬間と言えよう。
省6
582: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:06 ID:SPpRVKSh(31/59) AAS
さて、
キスの後も、
彼女達との楽しい会話は続いていく。
例えわけのわからない内容ではあっても
その声を聞いているだけで俺の心ははずんでいく。
俺を取り囲む美少女達は
若干一名の異種生命体を除いて、
省4
583: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:09 ID:SPpRVKSh(32/59) AAS
この空間はまさにハーレムだった。
なんだ、気持ちを切り替えればこんなにも楽しいものじゃないか。
今まで悩んでいた俺がバカみたいだ。
選り取り緑の女の子達であるが、
この中でも俺が特に気になっている人が…
隣の彼女。
「………どうしたの王様?」
省14
584: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:11 ID:SPpRVKSh(33/59) AAS
「王様。お注ぐします」
「ああ、ありがと」
「おうさま。あーんして」
「うむ、くるしゅうない」
絶頂。
この世の頂点に立ったかのような、
そんな優越感に浸りながら文字通りの王様気分。
省18
585: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:13 ID:SPpRVKSh(34/59) AAS
―――確かにその通りかもしれん。
てゆうか、むしろその通りだろう。
自分でもこれは何かの間違いなんじゃないかと、
………うすうす感ずいてはいたんだ。うすうす。
だって俺がこんな美女達に慕われるような人物のはずがないのだから………。
そもそも俺は王様などではない、ただの人だ。
あぁ…俺のハーレムもここまでか…。
省23
586: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:16 ID:SPpRVKSh(35/59) AAS
「でも最近ね、フー。
変な魔術が横行しててねー。フー。
偽造王様を使った。フー。
なりきり詐欺が流行ってるらしいわよ。フー」
「!!!!!」
「えーーーー???」
「そうなのーーーー????」
省22
587: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:18 ID:SPpRVKSh(36/59) AAS
俺は王様ではない。
唯の一介の高校生、
六神月でしかない………。
そもそも俺は彼女達のいう王様がどんな人物なのかも知らないし、
これ以上王様のフリをするのにも普通に考えても無理がある。
細かい質問を受ければ絶対にボロがでてしまうだろうし、
それなら最早、素直に白状するしかないと思った。
省3
588: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:19 ID:SPpRVKSh(37/59) AAS
「じ…実は」
ついに観念した俺は、本当のことをを語ろうとした、
―――その時である、
俺は横にいる母さんに似た少女の瞳を見た。
その目だけは、他の女子とは違う。
この場において唯一俺のことを信じて疑っていない目だった。
(………本当にこれでいいのか?)
省18
589: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:20 ID:SPpRVKSh(38/59) AAS
「もちろん、本物の王様に決まってるんじゃないかっ!」
言いきった。
後悔はない。
むしろ清清とした感じだ。
そして、母さんに似た少女の本当に嬉しそうな顔。
これだ、この笑顔を守りたかったんだよ俺は。
「ふーーん」
省10
590: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:21 ID:SPpRVKSh(39/59) AAS
…。
……。
………。
そして…。
俺の前に生ビール20杯並べられた。
彼女達からはワクワクとした視線。
カンの悪い俺ではあるが、
省13
591: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:22 ID:SPpRVKSh(40/59) AAS
「わかってるかもしれないけど」
背中からドブスの声がする。
「?」
「もし、できなかったら………」
ジャキンッ!ジャキンッ!
突然、どこからか取り出された巨大バサミが音を立てた!
ジャキンッ!ジャキンッ!
省8
592: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:23 ID:SPpRVKSh(41/59) AAS
女の子達が一斉に音頭をとり始めた。
「一気っ、一気っ、一気っ」
「………」
逃れようのない状態。
こうして罪のない新入社員が毎年何人も殺されていくのだろうということを
俺は16歳にして知った。
向かい会う俺の鼻をつく強烈なアルコール臭。
省12
593(1): 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:24 ID:SPpRVKSh(42/59) AAS
1杯。
味なんか関係ない。
味覚さえ閉ざせばこんなのただの水だっ!
「いい飲みっぷりね」
ニヤニヤとするドブス。
俺は思った。
そのニヤついた笑顔を消してやる。
省10
594: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:25 ID:SPpRVKSh(43/59) AAS
3杯。
4杯。
「うっ…!!!」
なんか、目の前がクラクラしてきましたが…。
足元がふらついて…
世界がグルグルと回って見える。
こ、これがもしかして酔うという気分なんだろうか………?
省20
595: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:28 ID:SPpRVKSh(44/59) AAS
…うぼぁ!
「きゃあああーーーーー!」
響き渡る女の子達の絶叫。
酸味のある臭いが広がった。
………これ以上飲んだら死ぬを思った瞬間
………吐いた。
「きゃあああーー!」
省12
596: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:29 ID:SPpRVKSh(45/59) AAS
そこからの記憶はほとんどない。
誰かに肩を担がれて、ずいぶんと歩いたような気がする。
何もかも曖昧なまま、
気がついたら…洗面所にいた。
俺は思いっきり吐いていた。
異の中のものを吐き続けていた。
母さんに似た少女が背中をさすってくれている。
省12
597: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:31 ID:SPpRVKSh(46/59) AAS
情けない。
最低だ…。
俺はいつもそうだ。
カッコだけつけていつも中身がスカスカなのだ…。
小さいころは女の子にいじめられてた。
授業参観のときはあまりの緊張で失禁してしまった。
スポーツ大会のサッカーでは俺の自殺点で負けた。
省15
598: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:33 ID:SPpRVKSh(47/59) AAS
フラフラとして足元がおぼつかない。
モノは二重に三重に見える。
俺は壁に肩をよせながら歩いた。
まともに真っ直ぐ歩くことすれもできない。
出よう。
彼女達に会わせる顔などあるはずがない。
誰にも見られることなくこの城から立ち去ろう。
省19
599: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:35 ID:SPpRVKSh(48/59) AAS
「やっぱり王様………ひょっとして………」
恐る恐る口し始める彼女。
潤んだ瞳。
まるで、これから口にすることを認めたくないないかのように…。
(ふっ…そうさ………。
ひょっとしなくても俺は偽者さ…。
俺は…君達みたいな美女達に敬まわれ、
省16
600: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:36 ID:SPpRVKSh(49/59) AAS
………どこからどう、そういう発想がでてくるのか不思議でしょうがなかった。
「あの時なのね!私にびっくりして後頭部をうったとき」
しかし、彼女の眼差しは真剣そのもの。
彼女があんまり真剣な態度で聞いてくるから
それを否定することもできず、
「実は………自分がいったい何者かも思い出せないんだ」
あんな醜態を晒しておきながら
省20
601: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:39 ID:SPpRVKSh(50/59) AAS
………。
いつまでも母さんに似た少女じゃ呼びにくいと思った。
「あの、その、悪いけど…キミの名前は?」
「んもうっ、私の名前まで忘れちゃったんですか?」
「ご…ごめん」
シュンとする俺。
でも彼女は笑いながら、
省24
602: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:41 ID:SPpRVKSh(51/59) AAS
酔っているせいで思考も回らないし、
まぶたもずいぶんと重い。
すごく眠い。
あんまり多くのことは考えられない。
でも、とりあえず立たなくちゃと思った。
なんとか立とうとして、とりあえず右手に力を込めた。
「いやっ!いや!…やだっ、やめてぇ」
省20
603: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:43 ID:SPpRVKSh(52/59) AAS
…。
……。
ぼんやりと見える双葉の顔は
なんか頬を染めていていつもよりさらに可愛く見えた。
いけない………また………眠くなってきた。
意識を保たなくちゃ…
意識を………
省22
604: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:46 ID:SPpRVKSh(53/59) AAS
和服のせいでわかりにくかったが、
双葉のやつ…すごく大きな胸をしている。
和服の中に窮屈そうに閉じ込められているそいつは
…これは確実にDはあるぞ…。
「ちょっとっ!王様ー」
双葉の声は俺の心にまで届いていない。
俺はごくりと生唾を飲んだ。
省22
605: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:49 ID:SPpRVKSh(54/59) AAS
気がつくと
俺は…双葉の胸を揉みしだいていた。
「あっ、やっ!」
俺は下半身に意見に屈服したのだ。
双葉の胸はたいへん弾力性がある。
一方は服の上から
もう一方を和服の下へ滑り込ませ直接揉んだ。
省7
606: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:53 ID:SPpRVKSh(55/59) AAS
俺を振り払おうと、双葉の手が顔に向かって飛んできた。
必死で俺を引き離そうと…
いてててて、
これは引っかき傷ができそうだな。
だが、所詮は女、この俺の敵ではない。
俺は硬なった下半身を使って双葉の秘所を袴の上からこすりつけた。
「んっ。あはんっ」
省16
607: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:54 ID:SPpRVKSh(56/59) AAS
双葉の豊乳は俺の腕に合わせて何度も何度も形をかえ、
秘所部は服の上から俺の股間に突かれ続け、
首スジは俺の舌の攻撃を受け続けている。
俺の顔を掴んで引き剥がそうとする彼女の腕には
もう、ほとんど力が残されていない。
双葉の顔は完全に濡れてる女の顔だった。
そして俺のペニスも十分に準備万全。
省6
608: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 05:57 ID:SPpRVKSh(57/59) AAS
も、もう、我慢できない。
俺の下半身は爆発寸前。
すぐにでも双葉の処女を貫いて
子宮にあふれるほど注いでやるっ!!
あ、あれ?
袴ってどうやって脱がすんだ?
あっ?横のヒモか?
省14
609: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 06:00 ID:SPpRVKSh(58/59) AAS
聞かなかったことにしたい音。
そして大量の殺気。
恐る恐る振り向いて見ると。
「何してるのカナーー王様」
「いーけないんだー。いーけないんだー」
「レイプ禁止。レイプ禁止」
気がつくと、背後には
省10
610: 幼恋 第ニ話 六神月 05/02/27 06:02 ID:SPpRVKSh(59/59) AAS
さて…
ブスに捕まってしまった、
両手は後ろに回され、関節技をきめられてしまう。
「痛いっ!こらっ、やめっ!」
そしてそのまま
ずるりっと。
「うわああっ!」
省11
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