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18禁版シスタープリンセス妄想スレッド 15 (977レス)
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721
: 03/11/27 16:23
ID:YA5K70v5(3/10)
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721: [sage] 03/11/27 16:23 ID:YA5K70v5 (18) 血のような赤い空。 その端のほうではすでに暗くなり始めている。 いつもは綺麗だと思えるものが、なぜかこの上なく不吉に見える。 自分と兄にとって。 千影は日も暮れかかった夕方、どす黒いとさえいえるような赤い夕日を背に受けて歩く。 あの出来事から二日。 今日の朝は兄の家の前から途中まで一緒に登校した。 自分でも信じられなかった。 学校が違うのにもかかわらず、わざわざ朝の迎えに行った自分自身に。 緊張と期待に胸を高鳴らせて向かう自分自身に。 手を繋ぐことはできなかったが、兄は自分を待っていてくれた。 本来なら浮かれていてもおかしくはなかった。 こういうときは、普通の女の子はそうなるに違いない。 しかし、 そんな気になれないのはこんな性格だから、というわけではなかった。 気になるのだ。兄ではなく、他の11人の姉妹のことが。 それは優越感などといったものではなく、後ろめたさのようなものであった。 それだけではない。 次から次へと意識せずにも沸いてくる不安。 もしかして、このことで大きな溝ができてしまうかもしれない。 いや、それだけならいい。 最悪の場合――― 「あれ、千影ちゃん?」 不意に声を掛けられる。ハッとして後ろを振り向く。 「わっ!?」 そこには驚いた顔をした兄がいた。 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065682583/721
18 血のような赤い空 その端のほうではすでに暗くなり始めている いつもは麗だと思えるものがなぜかこの上なく不吉に見える 自分と兄にとって 千影は日も暮れかかった夕方どす黒いとさえいえるような赤い夕日を背に受けて歩く あの出来事から二日 今日の朝は兄の家の前から途中まで一緒に登校した 自分でも信じられなかった 学校が違うのにもかかわらずわざわざ朝の迎えに行った自分自身に 緊張と期待に胸を高鳴らせて向かう自分自身に 手を繋ぐことはできなかったが兄は自分を待っていてくれた 本来なら浮かれていてもおかしくはなかった こういうときは普通の女の子はそうなるに違いない しかし そんな気になれないのはこんな性格だからというわけではなかった 気になるのだ兄ではなく他の11人の姉妹のことが それは優越感などといったものではなく後ろめたさのようなものであった それだけではない 次から次へと意識せずにも沸いてくる不安 もしかしてこのことで大きな溝ができてしまうかもしれない いやそれだけならいい 最悪の場合 あれ千影ちゃん? 不意に声を掛けられるハッとして後ろを振り向く わっ そこには驚いた顔をした兄がいた
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