生徒からも保護者からも教師からも嫌われる部活9 (205レス)
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160: 2023/11/06(月)22:46 ID:F+AJoQ6P(3/3) AAS
(金野先生)この持論に至るまでは、多くの失敗を繰り返しました。
指導者になったばかりの頃は、何がなんでも選手を勝たせたいとスパルタ的な考えを持っていたんです。
私自身が「勝つことに最も意味がある!」と思っていたので今更偉そうなことは言えません。
指導者が陥りがちな罠だと思うのですが、「この子たちには私がいなくてはダメだ」と思い込み、
一から十まで手取り足取り教えようとしていました。
しかしチームは強くならず、そのうちに厳しくすることが目的のようになってしまい……。
あるとき「こんな指導で選手の未来に何を与えられるのか」と反省し、選手が自ら育つ力を信じ、成長を待つようになりました。

スポーツは、人が成長する一つのツールに過ぎません。
時には厳しい言葉をかけることもありますが、適切な距離感が大事だと思います。

(有山先生)大会廃止の報道に際して「子ども達の夢を奪ってしまうのでは」といった声も聞こえてきましたが、
「実は夢を見ているのは周囲の大人だったということはないですか」と問いたいですね。
子どもは大人の喜怒哀楽に敏感ですし、大人が本気で夢を見れば、子ども達はきっとウルトラマンにだって勝とうとするでしょう。

(金野先生)大人と子どもの違いは、成功や失敗から学んだ経験を兼ね備えているかどうかだと思います。
勝利の先にネガティブな効果が派生することもあるし、敗北が非常にポジティブな影響を与えることもある。
大人はそのことを経験から知っているはずなんです。
熱心に指導すればするほど指導者と子どもの親和性は高まりますが、大人がその喜びに我を忘れ選手と一喜一憂しすぎると、
「勝敗以外の部分でその子にとって何が大切か」という大事な視点を見失ってしまう危険があると思うのです。
子どもの成長を長い目で見守るためにも、
人生経験の豊富な大人が客観的な観点を持ち寄って「未来に繋がる環境」を作ってあげたいですね。
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