[過去ログ] 範馬勇次郎VSデジモン。 (985レス)
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839: 2012/07/10(火)22:20 ID:??? AAS
一瞬、眩き三色の光が激しくきらめき、観客たちの視界を奪う。

そしてそれが収まり再び闘技場に観客たちが眼をやるとまたしても驚嘆の声が上げられた。
範馬勇次郎の体には一片の傷もつかず焼けることも凍ることも全く無く、依然変わらずに仁王立ちしているのである。
今度の攻撃も全く通じずキメラは焦りの声を上げながらヤケクソになったかの如く次々と攻撃を範馬勇次郎に放って行く。
しかし衝撃波を撃ち込もうが引力にて押し潰そうとしようが毒撃にて殺傷しようとしようが範馬勇次郎に対しては全くの効果がないのである。
キメラはその単純な思考で考え得る限りの攻撃を範馬勇次郎に叩き込み続けたが範馬勇次郎はただただ不敵に笑みを浮かべているだけである。

攻撃手段が尽き、目の前の鬼に恐れを抱きながらキメラは後ずさる。
そして今までその両手をポケットに突っ込み仁王立ちしながらただ鬼の笑みを浮かべていた範馬勇次郎はゆっくりとキメラに向かい歩き始める。
その鬼の歩みが自身に近づく度にキメラは震えながら同じだけ後退する。キメラに浮かぶ顔の数々も恐怖に染まっている。

そして遂にあと一歩下がれば濃硫酸の堀へと落下するところまで後退しキメラは停止した。
範馬勇次郎はそのキメラの前に立つと冥土の土産に見せてやろうと言い放つとその両手を大きく広げた。
そしてその背にはあの、究極の鬼神としての象徴、究極の鬼の筋肉にて形成された鬼の貌が浮かび上がったのである。
そして範馬勇次郎は拳を握るとそれを全力にてキメラに撃ち込んだ。撃ち込んだ瞬間にキメラの体は完全に打ち砕かれ完全に消滅した。

キメラは完全に消滅したがふと見ると、キメラのいた場所に一人の男が全裸でへたりこんでいるのが見えた。
それは海賊王、ゴールド・ロジャーである。ロジャーは自身を見下ろす範馬勇次郎に恐怖のあまり失禁し震えながらも土下座をし
額を闘技場に擦りつけ何でもするから助けてくれと見苦しく命乞いをした。

自身の目標とした座にただ一人辿りついた男のあまりに見苦しき命乞いをルフィは呆然と見つめた。
目の前で土下座をし続けるロジャーに対し範馬勇次郎はその首根っこを掴むと濃硫酸の堀の真上へと軽々と持ち上げた。
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