[過去ログ] 【ようやく】ネギま萌え統100達成【いまさら】 (865レス)
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848: 2006/05/09(火)03:19 ID:??? AAS
>>847
問題点

・薬剤耐性
近年の研究により、薬剤耐性ウイルスの出現前に、血中のウイルスを検出限界以下まで減らすことができるようになった。しかしながら、
初回治療で感染者の血中ウイルス量が、検出限界以下までに抑えられる割合は60%ほどである。残りの40%は、何らかの原因で血中の
ウイルス量が、検出限界以下にならない。
その原因の多くが、薬剤耐性ウイルスの出現である。薬剤の組み合わせを変更することにより、改善する場合もあるが、中には多数の薬剤に
対して耐性を示し、現在認可されているすべての薬剤に対し耐性を示す症例も少なくない。一般的に薬剤の使用歴が長く、使用した薬剤の
種類が多い感染者ほど、多くの薬剤に対して耐性を示すウイルスが現れる。また、薬剤耐性ウイルスは薬剤の血中濃度が十分でないときに
出現するため、薬の飲み忘れをよくしてしまう感染者では、薬剤耐性ウイルスの出現度が高くなっている。
HIVの増殖を抑えるように緻密な治療方法が考えられ、多くの感染者の予後を向上させているが、それでも薬剤耐性ウイルスの出現は
避けられず、根本的な解決には至っていないのが現状である。

・副作用
すべての薬剤がそうであるように、HAARTにおいても副作用が存在し、それは死に至るまで重症化することがある。長期にわたって薬剤を
服用するため、様々な副作用が起こっている。
核酸系逆転写酵素阻害剤によって引き起こされる、ミトコンドリア障害に起因する乳酸アシドーシス、脂肪肝は特に重大な副作用である。
その結果、肝機能障害を引き起こし死に至る場合もある。プロテアーゼ阻害剤では、体脂肪分布異常や高脂血症など、リポジストロフィーと
いわれる体脂肪異常が起こる。その結果、動脈硬化などの血管疾患を引き起こす。
このような副作用が出た場合は薬剤の変更が検討されるが、先の薬剤耐性との関連もあり、治療の選択肢が広いとはいえない。治療による
メリットと副作用によるデメリットを考慮して、治療を中断することもある。
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