[過去ログ] 自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 46 (884レス)
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1(2): 政府広報課改め政府広報 ◆F2.iwy/iJk 2006/06/01(木)18:54 ID:??? AAS
ハイテク兵器 vs 剣と魔法。縛りはスレタイとガイドラインを参照。
分からない場合は半年ROMるか、過去スレを見て勉強しましょう。
・sage厳守。行くべき所が有りません。軍板の温情に感謝致します。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は50レスに1回。
省13
804: 2006/07/19(水)21:57 ID:??? AAS
ここって分家もあったのか。 分家にはなんかいい作品はある?
805: 2006/07/19(水)22:02 ID:??? AAS
もちろん、分家、あります。
ささ、どうぞ。
つ 旦
といか、分家はYXz殿が管理なされていますので、かなりの充実。
とりあえずいってみませう。お好きな作品にあえるといいですね。
806: [sage ] 2006/07/19(水)22:28 ID:??? AAS
アメリカ軍スレって、スレタイ見たから、てっきりエイブラムズやアパッチ
が大暴れするかと思ってたが・・・・・・・・・
WW2の空母機動部隊とは、作者もやるな。
807(2): 2006/07/19(水)23:12 ID:??? AAS
神戸市民はきっと社会党の事を永遠に忘れんだろうなぁ。
まあ、結果的に自衛隊の株が一気に上がったが。
あれ以来
社会党>>>>>>自衛隊だったのが。
自衛隊<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<社会党となった。
808: 2006/07/19(水)23:18 ID:??? AAS
>>807
矢印の方向が・・・
809: 2006/07/20(木)00:24 ID:??? AAS
>>807
ていうかさぁ、常日頃「社会党っておかしいだろ」って考えてる俺らがいて、
ネット普及して2ちゃんみたいな総合掲示板が生まれて、特定の話題したい奴らが集まれば、自然と疑念が確信へと変わったからな。
「やっぱ社会党変だ。つか異常」
そりゃあ学生時代、事あるごとに「日本が悪い」なんて言われりゃ、反骨心のある奴は真相を求めたくなるもんで。
後30年もすれば団塊は完全にくたばるから、その頃が俺らの天下?
810: 2006/07/20(木)11:14 ID:??? AAS
このスレ来てるのはただ
小官SSだけを楽しみにしている俺は
異端
811: 2006/07/20(木)12:04 ID:??? AAS
別に異端じゃぁーない
アレはアレでオモシロス
812: 2006/07/20(木)15:23 ID:??? AAS
そして分家のエログロスレが楽しみな俺は(ry
813: 元1だおー 2006/07/20(木)18:16 ID:??? AAS
本陣の最奥に位置する天幕に報告に足を運んだアイギスは、平伏し、恭しく今日の戦果を読み上げていた。
天幕内は人払いがされており、アイギスと、目の前に座る人物以外に誰もいない。
そう広くはなく、狭いともいえない天幕の中は、前線の野営地であることを差し引いても、殺風景なものだった。
簡易の机と、一枚のユニコーンをあしらった軍旗がかけられている以外、目を引くものはほとんどない。
四万を束ねる総大将が腰を据える場所とは到底思えない、とアイギスは入室した時から感じていた。
「……以上、三つの丘の敵を撃退し占領致しました」
省2
814: 元1だおー 2006/07/20(木)18:17 ID:??? AAS
背中まで流れる夜明けの湖畔のような澄んだラピスラズリの髪、
そして幾多の戦場を写してきた、揺るぎない冷静さと勇猛さを奥に秘めた紅玉の瞳。
最低限の装飾しか施していない、ミスリルの軽甲冑と、机に無造作に立てかけられている、身の丈ほどもある深紅の鞘に収まった剣。
動と静の魅力を兼ね備えた、鮮麗なる姫将軍が、そこにいた。
ロスーキ都市国家群、神聖守軍右将軍、アロウィナ・メレセーリア。
二八歳にしてロスーキの歴史上、四万という最大規模の軍勢の将を任ぜられた、最強にして最高の武人。
ロスーキ軍の平時の神聖守軍の常備軍総兵力三万の編成は、大きく分けて、右軍と左軍の二軍団に分けられる。
省6
815: 元1だおー 2006/07/20(木)18:18 ID:??? AAS
左軍の一員として十五歳の初陣で敵将の首級を上げ一躍注目を上げ、異例の右軍への登用と、下士官への昇格から彼女の伝説は始まる。
隣国の危機に、教圏守護を目的とした光母神神聖守護軍に参加。
絶望的とされた戦局を覆し、単身、敵将を捕縛。
凱旋後、右軍・騎戦プレリュークス騎士団長に若干十六歳で就任。
その後、ニホン出現の時まで、帝国の侵入を許さなかったロスーキの歴史は彼女無しには語れない。
姫将軍メレーセリアと神格視され、戦いの現人神とされている。
魔剣とも神剣とも呼ばれる伝説の剣、ドゥエールニアを手にした銅像が元老院議事堂前には立っているほどだ。
省2
816: 元1だおー 2006/07/20(木)18:19 ID:??? AAS
「捨て駒にしては上出来だ」
静かだがよく通る声だった。
苦笑とも、若干の皮肉ともとれる声音で、目の前の若き軍師に問いかける。
アイギスは、その口調に安心した。
どうやら、神の類ではないようだ。同じ人間が相手なら、やりやすい。
それに、議事堂前に立っている雄々しい銅像よりは、頭の良さそうな雰囲気を彼女はまとっていた。
省6
817: 元1だおー 2006/07/20(木)18:20 ID:??? AAS
「貴様の慎重さは病的だな。軍議でこそ静かだが左将軍などカンカンだったぞ?」
アロウィナは、苦笑しながらも本心から楽しんでいるようだった。
「ですが……」
「よい。何も責めておるわけではない」
軽く手で制し、彼女は一つ間を置いた。
そして、その宝石のように輝く瞳を彼に向け、神妙に頷いた。
省8
818: 元1だおー 2006/07/20(木)18:21 ID:??? AAS
「霧が晴れるのを待ち、本隊を送り込み、橋頭堡を確保した後、斥候を出し敵情を探ります」
右将軍が眉間に皺を寄せた。
武人を思わせる無骨さと、思慮深げな端正さを同居させた彼女の顔に、その皺は随分と生々しい印象のものだった。
「……元老院は成果を急いておる。あまり時間はないぞ」
右将軍は言葉を選ぶようにして静かに言った。
「時間はあります。情報によれば、未だ新興国家群とニホン軍はにらみ合いを続けております。今は確実な戦果を得るべき時です」
省4
819: 元1だおー 2006/07/20(木)18:23 ID:??? AAS
アイギスも薄々だが、感じる所はあった。
今回の各所でのニホンへの武装蜂起は、大陸の手をあるべき者の手に取り返すという大義名分がある。
しかし、それはあくまで大義名分。真の目的が別にある国は数多い。
国民の不満を外へ逸らすためというのが大きな理由ではあるが、混乱に乗じて領土拡張や利権の獲得を狙う国もあるのだ。
……そして、我が国もその一つだということか。
おそらくは、高地のニホン軍を撃滅した後に隣国を併合するつもりなのだろう。
理由はなんとでもなる。落ち延びたニホン兵の追撃・掃討とでも言えばレコンキスタを掲げるロスーキ軍を自国領土へ入れることを拒めない。
省5
820: 元1だおー 2006/07/20(木)18:24 ID:??? AAS
ニホンは、そこまで非道な国家であっただろうか?
少なくとも、私利私欲のためだけに戦っていたとはアイギスは思えなかった。
今向かい合っている敵とて、ニホンに受け入れてもらったことで恩を返そうと戦っている者達なのだ。
スダ将軍の言葉を思い出す。
彼は卑しき民達を部下≠ニ呼んだ。そして、その命を尊いとも。
何の得にもならぬ流浪の民を受け入れ、捨て駒ではなく部下≠ニして戦列に加える国。
そんな国が、この世界にあるだろうか?
省4
821: 元1だおー 2006/07/20(木)18:25 ID:??? AAS
「敵はニホンだけではないのだよ」
「……右将軍閣下。この大陸、我々の戦いのその先に、いったい何があるのでしょうね?」
「それを決めるのは、我らの仕事ではない」
ため息をつくように答える歴戦を戦い抜いてきた姫将軍の横顔は、
救国の英雄、戦いの現人神という評判には似つかわしくない、どこか冷めた諦観を感じさせるものだった。
深く詮索すべきではないと、アイギスは一礼すると、天幕を後にした。
省5
822: 元1だおー 2006/07/20(木)18:27 ID:??? AAS
「では、いよいよ?」
詰め寄るように、彼女は尚も尋ねてくる。
「仕方がないさ。閣下も、厳しい立場のお人だ」
アイギスはため息を一つつくと、腰に手を当てて空を仰ぎ見た。
満点の星空だった。そういえば、主都では光源祭も近い。戦勝祝いと相まって、例年にない盛り上がりを見せるかもしれない。
だが、それはどこか歪なことにアイギスは思えた。
省12
823: 元1だおー 2006/07/20(木)18:29 ID:??? AAS
霧が一時的に晴れ、今は満点の星空が頭上に広がっていた。
柴田は、今にも眠ってしまいそうな疲労感と闘いながら、
もうこびりついた血も固まった銃剣を装着したままの小銃を手に、予備陣地の入り口に立って闇を睨んでいた。
ここへやってくる者が敵か、味方かを誰何しなければならないのだ。
この予備陣地だけでも、既に五十人を超える隊員が集合していた。
内、半数は負傷している。
省7
824: 元1だおー 2006/07/20(木)18:31 ID:??? AAS
「あのウサギのガキ、犬死にだな」
隣で百円ライターを擦る音が聞こえた。
単騎で敵の大軍と渡り合い、生き残ったハーピィの女が、血と硝煙に薄汚れた姿で座っていた。
この予備陣地は、陣地というよりは掩蔽壕のような、太平洋戦争時の沖縄戦の防空壕のような構造で、
外が見えるのは入り口のここだけだった。
息がつまるから、ここへ煙草をふかしにやってきたというところだろう。
省13
825: 元1だおー 2006/07/20(木)18:32 ID:??? AAS
「どこでそんなもの覚えたんだい?」
柴田は半ば呆れる思いで尋ねていた。
こんな現代文明に汚染された異種族隊員など見たことがない。
そんな柴田の様子に、彼女はまるで不良少女のようにぎろりと柴田に視線を転じた。
「教育隊のあったクマガヤ基地だよ。生徒隊の悪ガキにもらったのさ。くだらねえニホンで少ねえクールなもんの一つだ」
吐き捨てるように答えてから、彼女は暇つぶしのつもりか六四式から弾倉を抜き薬室を確認してから銃点検を始めた。
省5
826: 元1だおー 2006/07/20(木)18:33 ID:??? AAS
「ああ。あたしゃ別にニホンがどうなろうが知ったこっちゃねえからな」
彼女の言葉は、彼女以外に異種族隊員が口にしていたなら、思わず目を見開いていたことだろう。
しかし、今までの彼女の言動や行動から、なんとなくだが予想していた言葉だった。
柴田はどう反応すべきか少し迷った。
この部隊は彼女とおよそ正反対の考えで戦っている隊員ばかりなのだ。そして、自分自身、そんな彼らを信頼している。
だが、柴田は人が何を考えていようがそれはその人物の勝手なのだと思っている。
省6
827: 元1だおー 2006/07/20(木)18:36 ID:??? AAS
「……くっくっ……それだよ、それ」
彼女は喉の奥で笑う、あのどうにも好きになれない笑い方をした。
何がだい、と無言で尋ねる表情の柴田に、膝をかかえ、くわえた煙草を指に挟んで言う。
「あたしがニホンのために戦ってる、しいてあげる理由さ」
彼女はどこか寒気を感じさせる雰囲気を瞳に宿していた。
「おもしれえんだよ、ニホンは、いやニホン人は」
省8
828: 元1だおー 2006/07/20(木)18:41 ID:??? AAS
「あたしは見てえのさ。滅ぶにせよ生き残るにせよ、ニホンって国の行く末が」
柴田は今までの人生で、聞かなければよかったと後悔したことがいくつかあったが、今の彼女の話は何故かその一つに加わりそうな気がした。
理解しようにも、本人以外にはけして理解されず、共有もされない考えや価値観というもの目の当たりにしたとき、
人は大抵、不快に思うか、悪ければ恐れる。
彼女の頭の中は、おそらく自分には微塵も理解できない。そんな気がしたからかもしれない。
「……私以外の人間に、そんなことは口にしない方がいい」
省11
829: 元1だおー 2006/07/20(木)18:44 ID:??? AAS
「ま、知ったこっちゃねえとはいえ、嫌いでもねえから、なんだかんだで好きなんだろうけどな、あたしも。他の連中ほど狂信的じゃねえが」
その弁解するような口調は、どこか少女っぽく、初めて彼女に対して柴田は親近感を抱いた。
「くだらないんじゃなかったのか? ニホンは?」
和らいだその場に、柴田は思わずそう尋ねていた。
「かははっ! ああ、そうだぜ? だがな、この世界はくだらねえどころか、クソみてえだ。まだニホンの方がましさ」
省6
830: 元1だおー 2006/07/20(木)18:51 ID:??? AAS
彼女は、今度は目に見えて悲しげに空を見上げた。
彼女の視線を追うように柴田も見上げる。
日本では見たこともないようなきらめきが空に散らばっていた。
だがその時は、満点の星々が高みから泥に汚れた自分達をみくだしているように見えた。
汚れたお前達は、ここへ来ることなどできない。そう突き放されているような気がした。
「……ま、だからかな。まっとうな戦う理由は。平和ボケとか悪く言うけど、あたしは、嫌いじゃない」
ぽつりと彼女が呟く。
省8
831: 元1だおー 2006/07/20(木)18:52 ID:??? AAS
二人の間に、不思議な空気が流れた。
共通するものなど何もなさそうな二人だが、何故か、柴田は相手と通じ合っていると思った。
そうして二人で空を見つめていると、やはり夜空の輝きが綺麗なものに思えてきた。
本当に今自分達は戦争をしているのだろうか。
そんな気分にもなってくる。
「小さい頃にな、もう顔も覚えてねえんだが……母親に教えてもらった歌があんだ」
いったいどれくらい時間が経ったのか、唐突に口を開いたのは、彼女の方だった。
省13
832: 元1だおー 2006/07/20(木)18:54 ID:??? AAS
いつか見た夕暮れ
二人見つめた故郷の夕暮れ
遠く離れた異国の地に立ちて
夢見るは幼きあの日の日の暮れ
君と共に唱った故郷の歌
今はもう思い出せぬ故郷の歌
省9
833: 元1だおー 2006/07/20(木)18:56 ID:??? AAS
一羽のはぐれハーピィの歌声が、この高地に、この戦場の夜闇に染み渡っていく。
子守歌なのか、愛の歌のなのか、郷愁の歌なのか、それとも、鎮魂歌なのか。
それは分からない。
ただそれはとこしえの優しさと、抗えない切なさを聴く者に与える歌声だった。
それだけで十分だと思える歌声だった。
柴田は、頬を伝う温かい涙を感じながら、小銃を抱いたまま眠りに落ちていった。
省3
834(1): 佐藤 ◆7hrQ6uahfA [age] 2006/07/20(木)20:39 ID:??? AAS
ツマンネ
以上
835: ◆YXzbg2XOTI 2006/07/20(木)21:03 ID:??? AAS
乙であります。
836: 2006/07/20(木)21:11 ID:??? AAS
おk、クオリティ高すぎるぜ!
つづきwktk
此処までの文章を書けるようになるまでにはやっぱり練習したんですか?
文章を書く時の、または上達のコツがあったら教えて下さい。
837(1): 2006/07/20(木)21:21 ID:??? AAS
乙ですた。
Щ(Ш゚∀゚)ツヅキキボン
あと>>834はスルー出来るよな?>ALL
838: 2006/07/20(木)22:11 ID:wsN8gzi/(1) AAS
2chスレ:army
ここに小官のSSを無断転載しているアホがいるぞ。
839: 2006/07/20(木)22:27 ID:??? AAS
>>837
さわっちゃ駄目?勿論、責任なんぞ持たな(ry
840: 2006/07/20(木)22:56 ID:??? AAS
最後のポエム2レスはいらないような気がします
841(1): [sage <丶`∀´>ゴミを投げ込んで嫌がらせしてやるニダ] 2006/07/20(木)23:44 ID:??? AAS
元1氏に質問。
敵の支配下にある都市まで輸送機を飛ばすことは出来ますかね?
842: 2006/07/21(金)00:19 ID:??? AAS
ファンタジースレの皆さん。
次スレは異世界スレを再利用するなり、削除するなりしてくださいね。
843(1): 2006/07/21(金)05:24 ID:??? AAS
>>841
横スレになるが制空権+拠点から目標地点までの距離による
F世界において制空権を自衛隊が握れないことは燃料不足でも起こらない限りまず無いが、
相手の航空兵力によっては「遅すぎて近づけない!」と言うこともあるかもしれないな。
その場合はやはり地上からの対空砲しかないのかね、戦闘機飛ばす燃料勿体ないし
844: 2006/07/21(金)06:50 ID:??? AAS
>>843
wikiにある唐突に氏かcall氏の作品を参照するといい。補給の状況についてはある程度載っている。
845: 2006/07/22(土)11:36 ID:??? AAS
魔獣過疎
846: 小官 ◆qG4oodN0QY 2006/07/22(土)12:53 ID:??? AAS
>>756
「ん? どうした少年? 」
公子の顔が引き攣ったのを小川は目聡く見咎めた。追い詰められた状況でも
恐怖に慄く事が無かった少年が、こうも過剰な反応を示すなど、余程の物を
見たに違い無い。隣のサイアも硬直し、歯の根が合わぬ程恐怖に震えている。
ご丁寧に両者とも顔から血の気が引いているのがご愛嬌だ。
「やはり劣等人種に任せるからだ。このアガルタの住人は、ヴリルを持つ
省10
847: 小官 ◆qG4oodN0QY 2006/07/22(土)13:04 ID:??? AAS
一体何の冗談だ、と自分の眼が信じられなくなった。一体誰の趣味だ? そろって
金髪碧眼でWW2のグロスナチライヒ軍コスチュームだ。一人はSS迷彩、一人は降下
猟兵のスモック、一人は空軍士官服、一人は陸軍戦闘服、一人は女で、なんと一般
SS制服を着用だ。SS迷彩を着た奴が、自信満々でのたまう。
「我等総統特務隊の手から逃れられんよ、公子」
「総統特別懲罰任務部隊の間違いじゃないですかネェ、中尉」
省12
848: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)18:59 ID:??? AAS
西暦2020年1月16日 05:20 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第一基地西方69km地点
「展開急げ!!」
未だに現役の89式小銃を構えた隊員たちが散らばっていく。
ヘリコプターを中心に円を描くように、そしてすぐさま命令が届き、かつお互いを援護できる限界まで距離を空けて。
<離陸する!またのご搭乗を心よりお待ちしております!>
テンションを維持したままの声と内容でヘリが離陸し、あっという間に大空の彼方へと飛び去っていく。
すぐさま陸曹が駆け寄ってくる。
省15
849: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:00 ID:??? AAS
「交戦法規の遵守を心がけろ、捕虜になることも部下を死なせることも許可しない。いいな?」
「了解しました。それでは先発します」
敬礼する手間すらも惜しむ様子で奴は駆けていった。
待機している三班の連中と少しだけ会話を交わし、彼らは最前列に立って進みだした。
「どうしたんだあいつは?」
「さあ?人間を撃ちたくてウズウズしているのでは?」
「病んどるなぁ」
省8
850: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:02 ID:??? AAS
「かなり派手にやったんだなぁ。死んだ振りをしている奴に気をつけろよ」
最前列を進む三班は、周辺警戒を行いつつも燃え盛る村の付近へと到着した。
上空では警戒を続ける戦闘ヘリコプター達の爆音が響き渡っている。
「この村の連中もなんとか抵抗だけはしていたようですね」
村の入り口らしい場所には、大量に矢が突き刺さり血液がデコレーションしたオブジェがあった。
もちろんその周辺には死体の山がある。
「これは、ドワーフっていう奴か?」
省15
851: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:09 ID:??? AAS
ノービス王国暦139年豊潤の月六日 地図にない村 連合王国王立神聖騎士団第六大隊
「気合を入れろ!ぶち破れ!!」
重いハンマーを扉へと叩きつける部下たちに指示を出しつつ、大隊長は空を見上げた。
恐らくはダークエルフたちが召喚したであろう竜たちは、聞いた事もない羽音を相変わらず轟かせている。
先ほどまで周辺では熾烈なブレスによる攻撃が行われていたが、不思議な事にここに攻撃が来る事はなかった。
軍師によると、恐らくは威力が大きすぎ、術者たちが近いここには攻撃が出来ないのだろうという事だが、まあ攻撃されないのならば事情など何でも良い。
「まだ破れんのか!早くしろ!!」「何をやっているか無能どもめ!!」
省12
852: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:16 ID:??? AAS
「早く破るんだ!早くしろ!!」
焦った三等騎士が叫び、そして彼の頭上に重い石材が激突した。
一撃で頭を押し潰され、彼は絶命した。
「攻撃だ!逃げろ!!」
命令と悲鳴が飛び交い、そこへ石材やファイヤーボールが飛び込んだ。
高いところから落下するものというのはそれだけで脅威だが、それが重い石材や燃え盛る火炎だというのは脅威を通り越して悪夢である。
省17
853: [age] 2006/07/22(土)19:16 ID:??? AAS
つまらない 読む価値なし
854: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:24 ID:??? AAS
西暦2020年1月16日 05:45 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第一基地西方69km地点
「撃ぇ!!」
叫びつつ発砲を開始する。
PAPAPAPANN!!!!と、景気のいい音を立てて銃弾が放たれ、照準の延長線上にいた敵兵が倒れる。
彼の発砲を受け、隊員たちは手短な敵兵向けて発砲を開始した。
あちこちから89式小銃の、MINIMIの発砲音が鳴り響き、たちまちのうちに外周の敵軍は射殺された。
「攻撃だ!」とか「敵襲!!」という警告の叫びが敵軍から聞こえてくるが、どうやらこちらを未だ発見できていないらしい。
省14
855: 2006/07/22(土)19:30 ID:??? AAS
面白くないからやめろよな
856(1): 2006/07/22(土)19:32 ID:??? AAS
また佐藤の自演か。
>>909気にせず続けよ。
勝ち組ニートを自称する荒らしの佐藤にかまうな。
857: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:39 ID:??? AAS
「左!」
「わかった!」
銃声に負けない大声を出しつつ、自衛隊員たちは統制された射撃を続けた。
入り口周辺にいた敵軍は大混乱に陥っていた。
周辺から聞きなれない音が鳴り響くたびに同僚たちが薙ぎ倒され、さらには頭上からの攻撃も再開されたからだ。
逃げようにもどこへ逃げたらよいかがわからない。
敵はどこにいるかわからず、上からは石材とファイヤーボール、矢の雨。
省6
858: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:42 ID:??? AAS
「三尉殿、投降を呼びかけますか?」
「まだだ」
指示を下していた三曹が尋ねる。
しかし、佐藤はそれを却下した。
「敵の数が多い。我々では扱いきれない」
「しかし敵の戦闘能力は十分に奪っています」
「まだだ」
省8
859: 2006/07/22(土)19:42 ID:??? AAS
頑張れ909さん
860: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:43 ID:??? AAS
了解です>>856殿
攻撃を続行します。
861: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)19:47 ID:??? AAS
「佐藤三尉!」
「攻撃を続行しろ!!」
とうとう肩を掴んできた三曹を無視し、佐藤は携帯無線へと叫んだ。
正面装備よりもそれ以外に予算を投入した何年間かは無駄ではなく、今の普通科には十分な数の暗視装置や無線機などが装備されている。
「これではただの虐殺です!わかっているんですか!?」
「十分認識しているよ三曹、頼むから静かにしてくれ」
「しかしっ!」
省10
862: 2006/07/22(土)19:47 ID:??? AAS
909自演乙
863: 2006/07/22(土)19:52 ID:??? AAS
面白くないSSだなぁ
864: [age] 2006/07/22(土)19:56 ID:??? AAS
保守
865(1): 2006/07/22(土)19:57 ID:??? AAS
佐藤はですがスレで遊んで来いw
>>909氏続けてくれ。
十分面白いぞ。
866(1): タイフーン ◆OIovhDE2dw 2006/07/22(土)20:01 ID:??? AAS
>909氏
文体が稚拙で盛り上がらに欠ける内容ですね。
誰も読まないと思うのでやめたほうがいいですよ
867: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)20:02 ID:??? AAS
了解しました>>865殿
攻撃を続行します。
868: 2006/07/22(土)20:03 ID:??? AAS
荒らしがUzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
軍板もID制導入すべきだな、ウザくてかなわねぇ。
869: 2006/07/22(土)20:04 ID:??? AAS
>>866
偽者乙。
同志スターリンスレを荒らしていた馬鹿と同じ末路を辿るが良いw
870: 2006/07/22(土)20:07 ID:??? AAS
でもつまらないのは事実だよね
871: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)20:08 ID:??? AAS
ノービス王国暦139年豊潤の月六日 地図にない村 連合王国王立神聖騎士団第六大隊
そんな佐藤たちの攻撃を受ける敵軍は不運だった。
大軍同士の国家の命運を賭けた決戦でならまだしも、彼らは佐藤の部下たちに経験値を与えるためだけに攻撃を受け続けているのだ。
既に魔術師や弓兵は全滅し、彼らは戦友たちの死体を盾代わりに地面へと伏せていた。
だが、そんな彼らには空から訪れた重量物や火炎が飛び込む。
逃げようと立ち上がればたちまち光弾がそれを引き裂く。
「撃ぇ!」
省8
872: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)20:09 ID:??? AAS
「どうして気がつかなかったのだ!」
彼は傍らにいる軍師に怒鳴っていた。
甲冑を着けた死体を積み上げたこの陣地はそれなりの防御力を有しており、今のところ攻撃に耐えていた。
「どうもこうも、私は魔術師でもなんでもないのです。
それよりも、今はどうするかを考えるべきです。
あと、私は気づきましたよ。声をかけた途端に攻撃を受けたのです」
「言い訳はいい!どうするのだ!このままでは全滅だぞ!」
省7
873: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)20:15 ID:??? AAS
西暦2020年1月16日 06:00 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第一基地西方69km地点
「手向かう者は撃て!それ以外は拘束しろ!」
徹底した攻撃により、敵軍は戦闘能力を完全に喪失した。
きっかり0600時、自衛隊は攻撃を止め、敵軍へ降伏を勧告。
上位者を失っていた敵軍は、口々に降伏を申し出つつ地面へと伏せた。
「武器を棄てろ!地面に伏せて両手は頭の上!早くしろ!!」
小銃を構えた陸士たちが前進し、哀れな敵軍はようやくの事自分たちを攻撃してきた集団を発見できた。
省7
874: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)20:25 ID:??? AAS
「そこに固まれ!早くしろ!!」
ようやく周囲を明るくし始めた太陽によって、惨劇の後が照らし出された。
頭部がない者、手足を欠損している者、まだ息があるが、明らかに手遅れな者。
そこにはこの世の地獄が存在していた。
「殺さないでくれぇ!」「従う!従うから!!」
怯えきった敵兵たちは、全身を恐怖で震わせつつ地面へと伏せ、すぐさま拘束されていく。
省15
875: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)20:47 ID:??? AAS
「到着するなり戦闘を行ってしまった。
しかも知らなかったとはいえこちらの落ち度で。
そしてよりによって外務省に講和条約の締結という得点を与えてしまった」
「しかし、そもそも戦闘の許可は上から来たんですよ!」
「まあそうキレるな」
激昂した三曹を苦笑しつつ宥め、佐藤は部下たちへと視線を向けた。
耳元でささやき声が聞こえる。
省15
876: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)21:13 ID:??? AAS
「違う!俺は何もしない!」「やめてくれ!たくさんだぁ!!」
殺されると勘違いした敵兵たちが悲鳴を上げて命乞いを始める。
しかし、近くの陸士に詰め寄ろうとした不運な者を除いて攻撃はされない。
「全員伏せるんだ!絶対に動くな!動けば殺すぞ!!」
殺気だった陸曹たちが怒号を上げ、その恐ろしさに悲鳴を上げた敵兵たちは大人しく拘束されていった。
その後は特に問題もなく、敵兵たちは両手の自由を奪われて地面へと転がされた。
周辺では油断なく死体を調べる陸士たちがおり、そして上空では交代したらしい別の戦闘ヘリが旋回している。
省7
877: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)21:19 ID:??? AAS
「昇進おめでとうございます二尉殿」
三曹が声をかける。
だが、佐藤の表情は優れない。
生前贈与かなにかだな。
表情を曇らせたまま彼は考えた。
彼の父親はかつて、陸上自衛隊の一等陸佐を務めていた。
その交友関係は広く上に横に左に下にと、階級、所属を問わなかった。
省14
878: 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)21:22 ID:??? AAS
「しかし昇進は事実です二尉殿。
それで、どうしますか?」
「どうもこうもない、捕虜をあの塔から離せ。戦闘が始まった場合には邪魔になる。
外務省の連中が交渉のためにここに来るらしい。
半分は大休止、食事や喫煙も許可する。
残りは周辺警戒に当てろ。交代が終わったら死体を片付ける。
君も休め」
省10
879(1): 前スレ909 ◆XRUSzWJDKM 2006/07/22(土)21:24 ID:??? AAS
ひとまずはここまでです。
ある程度溜まり次第再び投下予定です。
880: 2006/07/22(土)21:39 ID:??? AAS
>>879
乙。期待してます。
881: 2006/07/22(土)22:14 ID:??? AAS
乙。
ところで気になった点を一つ。
><<そう拗ねるな二尉。到着まで現地を死守しろ。昇進おめでとう、オワリ>>
比喩的表現としても、死守という単語は使わないんじゃないかと思うんですけど
どうでしょうか。司令部からの指示の中に「死守」という単語を入れると本当に
そうしなければいけないことになってしまいます。
戦力を簡単に使い潰せない自衛隊が、しかも我が優勢であるときに死守命令を
省1
882: 2006/07/22(土)22:34 ID:MzoBVRg4(1) AAS
前スレ909 ◆XRUSzWJDKM氏へ
久しぶりにここでSSが読めました。
最近あぽーん表示が多くてSSが見れなかったので。
883: 2006/07/22(土)23:12 ID:??? AAS
909さん待ってました〜!!!111!!
それはそれとして、あと3〜4KBでこのスレはF世界に転移します。
次スレを立てれる人は立ててくらさい。。。
884: 2006/07/22(土)23:35 ID:??? AAS
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省22
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