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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ12 (761レス)
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The Incarnation of Devil(前編)
◆wYjszMXgAo
2008/02/21(木)21:47
ID:QK0Fc52O(11/14)
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137: The Incarnation of Devil(前編) ◆wYjszMXgAo [sage] 2008/02/21(木) 21:47:29 ID:QK0Fc52O ……そのことを喋るべきか、否か。 相手の性格を考える。 目の前の男は、ゲームに乗っている。 少なくとも、数時間前まではゲームに乗っていたことは確かだ。 首輪の解除が目的ならば、解除条件を教えさえすれば殺戮をやめるか? その可能性は低くはない。だが、高い訳でもないのだ。 例えば、目の前の男が殺人鬼だとしたらどうだろう。 そう、ラッドとは似てはいるが異なるタイプの、無差別に殺すのが好きな人間だとしたら。 その場合、首輪の解除はライオンの檻を開けるのと同義だ。 螺旋王による遠隔爆破(自分にはその可能性が低いことは分かっているが)を恐れる必要もなく、手当たり次第殺してまわることだろう。 こんな事を考えたくはないが、この状況下ではある程度白に近くない限り、灰色は黒とみてもいい。 そもそも話したところで自分が助かる保証もない。 むしろ、用済みになれば即座に消される可能性が高いだろう。 ……それでも、相手の目的次第でどうにかできる可能性はある。 ならば、それに賭けるべきか。 いずれにせよ動機を知らなければ対処の仕様がない。 「……一つ聞かせてくれ。お前の目的は何だ?」 深呼吸をし、問う。 嘘をつかれる可能性はある。 しかし、返答次第では共闘は無理でも敵対はしない可能性があるのだ。 だが。 「……質問をしたのはこっちだ。お前に選択の余地はないよ」 「く……」 ラダムのテッカマンとしての誇り。 そして何より、兄への自分の感情。 それらに踏み入る質問に、相羽シンヤがたかが虫ケラごときへ返答する事などありえない。 それは即ち――――話し合いという形を、破棄するということだった。 双方にとって不幸だったのは、小早川ゆたかがこの場にいないことだった。 十数部屋離れた場所で眠りにつく彼女さえいれば、話し合いの余地があったかもしれない。 高嶺清麿は相羽シンヤが無差別に殺戮をしている訳ではないことを知り、脱出の為の同盟を組めたかもしれない。 相羽シンヤは高嶺清麿を警戒させることなく、首輪解除に協力さえできたかもしれない。 だが、現実に彼女はここにおらず、両者の間には警戒しか生まれる事はなかった。 そして、事態は動き出す。最悪の方向へ。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1202475356/137
そのことを喋るべきか否か 相手の性格を考える 目の前の男はゲームに乗っている 少なくとも数時間前まではゲームに乗っていたことは確かだ 首輪の解除が目的ならば解除条件を教えさえすれば殺をやめるか? その可能性は低くはないだが高い訳でもないのだ 例えば目の前の男が殺人鬼だとしたらどうだろう そうラッドとは似てはいるが異なるタイプの無差別に殺すのが好きな人間だとしたら その場合首輪の解除はライオンのを開けるのと同義だ 螺旋王による遠隔爆破自分にはその可能性が低いことは分かっているがを恐れる必要もなく手当たり次第殺してまわることだろう こんな事を考えたくはないがこの状況下ではある程度白に近くない限り灰色は黒とみてもいい そもそも話したところで自分が助かる保証もない むしろ用済みになれば即座に消される可能性が高いだろう それでも相手の目的次第でどうにかできる可能性はある ならばそれに賭けるべきか いずれにせよ動機を知らなければ対処の仕様がない 一つ聞かせてくれお前の目的は何だ? 深呼吸をし問う 嘘をつかれる可能性はある しかし返答次第では共闘は無理でも敵対はしない可能性があるのだ だが 質問をしたのはこっちだお前に選択の余地はないよ く ラダムのテッカマンとしての誇り そして何より兄への自分の感情 それらに踏み入る質問に相羽シンヤがたかが虫ケラごときへ返答する事などありえない それは即ち話し合いという形を破棄するということだった 双方にとって不幸だったのは小早川ゆたかがこの場にいないことだった 十数部屋離れた場所で眠りにつく彼女さえいれば話し合いの余地があったかもしれない 高嶺清麿は相羽シンヤが無差別に殺をしている訳ではないことを知り脱出の為の同盟を組めたかもしれない 相羽シンヤは高嶺清麿を警戒させることなく首輪解除に協力さえできたかもしれない だが現実に彼女はここにおらず両者の間には警戒しか生まれる事はなかった そして事態は動き出す最悪の方向へ
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