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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ8 (503レス)
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くずれゆく……
◆10fcvoEbko
2007/11/10(土)21:06
ID:0FtEezOM(6/15)
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58: くずれゆく…… ◆10fcvoEbko [sage] 2007/11/10(土) 21:06:08 ID:0FtEezOM 「どうかな?僕にとっては君の話と同じくらい興味があるんだけど。 これは君の私物?」 「し、支給品よ。ちょっと待って、今外すから」 どうせこの状況ではただの指輪になど何の価値もない。 舞衣は手を振り払い、残った感触に寒気を覚えながら指輪を外すしてロイドに渡した。 眼鏡を外し興味津々と言った様子で指輪の観察を始めたロイドに言う。 「そんなに珍しい?ただの指輪でしょう」 「ただの指輪?馬鹿言っちゃいけない。 詳しく解析してみないとはっきりしたことは言えないがおそらくこの指輪は、宝石部分まで含めて僕が知っているどの材質とも、違う」 「ふ〜ん…」 舞衣は興味のなさを隠しもせず、気の抜けた返事をした。 舞衣の思考は今、全く別のところに向いていた。 ロイドが、指輪の観察に熱中する余り、舞衣に背中を向けている。 自分の指にすぽすぽ指輪をはめてみたり、相変わらずよく分からない男だが、がら空きの背中は舞衣に、突き刺して下さいと言っているように見えた。 ゆっくりと包丁を取出し、構える。 即死させられなくてもいい。どうせこの校舎に他に人はいない。 泣き叫ばれたなら、叫び声もあげられなくなるまで刺し続ければいいだけの話だ。 奪われる側でいるのはもう御免だと、自らを鼓舞する。 舞衣は、背を向けたままぶつぶつと何事か呟いているロイドに向けて一歩足を踏み出した。 息が荒くなるのを自覚した瞬間、腰溜めに構えた包丁を一気に突き出そうと足に力を入れ、 「ざぁんねんでした」 くるりと振り返ったロイドが放り投げた何かによって突進を阻まれた。 舞衣が認識できたのは自分の額に何か固いものがぶつかったことと、振り向いたロイドが相変わらず気持ちの悪いスマイルを浮かべつつ、目だけはしっかりと覆い隠していることの二つだけだった。 次の瞬間、舞衣の目の前で閃光が放たれた。 「あ…あぁぁぁあ!!」 突如放たれたまばゆい光をまともに目にくらってしまい、舞衣は視界を奪われた。 かちかち明滅する暗闇の中にロイドの声が響く。 「簡単な閃光弾だよ。マグネシウムの燃焼ってやつだね。 お粗末なつくりで申し訳ないが、生憎この部屋にあるものは色々けちられていてそれが精一杯なんだぁ。 この場合は結果オーライかな? 勝手に反応が開始しないようにする工夫が、一番苦心した点です」 「うるさいうるさい!何なのよぉ!あんたも!あんたもそうやって私を…!」 耳障りな声のする方向を頼りに、半狂乱になりながら滅茶くちゃに包丁を振り回す。 だが手応えはなく、包丁は何かに中途半端に食い込んだ拍子に手からすっぽ抜けた。 舞衣はバランスを崩し、前のめりに転倒した。 床に散乱している物にぶつかりちゃがちゃとやかましい音をたてる。硬い物が顎を打った。 「何があったかは知らないが、あれだけ死んだ目をしていれば誰だって警戒するよ。次からは改めることをお薦めする。 あ、君の話やこの指輪に興味があるのは本当だから、これちょっと貸してもらうよぉ。じゃあね、さよぉ〜なら〜」 「殺してやる!あんたなんか絶対殺してやる!!」 遠ざかっていく声に、舞衣は倒れ伏したまま、ありったけの憎しみを込めて叫んだ。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1194537782/58
どうかな?僕にとっては君の話と同じくらい興味があるんだけど これは君の私物? し支給品よちょっと待って今外すから どうせこの状況ではただの指輪になど何の価値もない 舞衣は手を振り払い残った感触に寒気を覚えながら指輪を外すしてロイドに渡した 眼鏡を外し興味津と言った様子で指輪の観察を始めたロイドに言う そんなに珍しい?ただの指輪でしょう ただの指輪?馬鹿言っちゃいけない 詳しく解析してみないとはっきりしたことは言えないがおそらくこの指輪は宝石部分まで含めて僕が知っているどの材質とも違う ふん 舞衣は興味のなさを隠しもせず気の抜けた返事をした 舞衣の思考は今全く別のところに向いていた ロイドが指輪の観察に熱中する余り舞衣に背中を向けている 自分の指にすぽすぽ指輪をはめてみたり相変わらずよく分からない男だががら空きの背中は舞衣に突き刺して下さいと言っているように見えた ゆっくりと包丁を取出し構える 即死させられなくてもいいどうせこの校舎に他に人はいない 泣き叫ばれたなら叫び声もあげられなくなるまで刺し続ければいいだけの話だ 奪われる側でいるのはもう御免だと自らを鼓舞する 舞衣は背を向けたままぶつぶつと何事かいているロイドに向けて一歩足を踏み出した 息が荒くなるのを自覚した瞬間腰溜めに構えた包丁を一気に突き出そうと足に力を入れ ざぁんねんでした くるりと振り返ったロイドが放り投げた何かによって突進を阻まれた 舞衣が認識できたのは自分の額に何か固いものがぶつかったことと振り向いたロイドが相変わらず気持ちの悪いスマイルを浮かべつつ目だけはしっかりと覆い隠していることの二つだけだった 次の瞬間舞衣の目の前で閃光が放たれた ああぁぁぁあ!! 突如放たれたまばゆい光をまともに目にくらってしまい舞衣は視界を奪われた かちかち明滅する暗闇の中にロイドの声が響く 簡単な閃光弾だよマグネシウムの燃焼ってやつだね お粗末なつくりで申し訳ないが生憎この部屋にあるものは色けちられていてそれが精一杯なんだぁ この場合は結果オーライかな? 勝手に反応が開始しないようにする工夫が一番苦心した点です うるさいうるさい!何なのよぉ!あんたも!あんたもそうやって私を! 耳障りな声のする方向を頼りに半狂乱になりながら滅茶くちゃに包丁を振り回す だが手応えはなく包丁は何かに中途半端に食い込んだ拍子に手からすっぽ抜けた 舞衣はバランスを崩し前のめりに転倒した 床に散乱している物にぶつかりちゃがちゃとやかましい音をたてる硬い物が顎を打った 何があったかは知らないがあれだけ死んだ目をしていれば誰だって警戒するよ次からは改めることをお薦めする あ君の話やこの指輪に興味があるのは本当だからこれちょっと貸してもらうよぉじゃあねさよぉなら 殺してやる!あんたなんか絶対殺してやる!! 遠ざかっていく声に舞衣は倒れ伏したままありったけの憎しみを込めて叫んだ
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