[過去ログ]
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ8 (503レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
54
:
くずれゆく……
◆10fcvoEbko
2007/11/10(土)21:02
ID:0FtEezOM(4/15)
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
54: くずれゆく…… ◆10fcvoEbko [sage] 2007/11/10(土) 21:02:30 ID:0FtEezOM 舞衣は調理室で苦もなく包丁を入手することができた。 何本か見比べ、鞘つきで一番切れ味の良さそうなものを選ぶと、スカートの背中に差し挟んだ。 調理室の黒板はよく分からないいたずら書きで埋め尽くされていた。 『我の拳は神の息吹!』 『“堕ちたるたる種子”を開花させ、秘めたる力をつむぎ出す!!』 『美しき 滅びの母の力を!』 そんな言葉が目についた。 「……わっけ分かんない」 掃除くらいちゃんとしなさいよね、そうとだけ言って舞衣は調理室を後にした。 首尾よく調理室で包丁を手に入れ、男のいる教室を目指す。 「いらっしゃいまぁせぇ」 教室の扉を開けた舞衣を出迎えたのは、そんな言葉だった。 「あぁ、そんなあからさまに警戒した顔されると傷つくなぁ。 僕はロイド・アスプルンドっていいます。殺し合いをするつもりはないよ? 女性の扱いは心得てるつもりなので、リラックスしてもらって構わないよ」 「ああ…いや…」 甲高い声と調子っぱずれの抑揚ででまくしたてる男、ロイドに舞衣は生返事を返すことしかできなかった。 ロイドが言うような警戒した顔をしていたつもりはない。 扉を開ける前にできるだけ平静を装えるように、心の準備は済ました。 舞衣は教室に入ってすぐ視界に飛び込んできた、部屋の余りに雑然とした様子に思わず目的も忘れて息をのんでしまっただけである。 教室には大きな長机が一つと、左右に棚が一つずつ置かれている。 しかし、器具や薬品の保管用と思われる棚は空っぽであり、そこに収められていたと思われる物達は現在、机の上といわず床ののあちらこちらにまで、無節操に展開していた。 足の踏み場は何とか残されているが、気を付けないと危険な薬品をぶちまけかねない。 そして、ロイドと名乗った男はそんな部屋の中で悠々と椅子に腰掛け、火を灯したアルコールランプで焙ったパンを口に運んでいた。 「ああ、失礼。食事しながらっていうのが気に障っちゃったのかなぁ? それなら申し訳ないけど、いきなり部屋に入ってきたのは君だしこの件に関してはそっちが折れてくれるとありがたいなぁ。 ま、何にせよすぐに済ませます」 言葉の通りにパンを食べきり、ランプの火を消す。 「い、いや、それはいいんだけど。この部屋って全部あなたが…?」 舞衣はあきれ顔で部屋を見回した。 誰にいつ襲われるかも分からないこの状況下で、この男はずっと、珍しくもない理科室の道具達をひっぺがえしいたというのだろうか。 普通の神経では考えられないが、ロイドの締まりのないにへら顔を見ているとありえなくもない、と思えてしまう。 「いや〜お恥ずかしい。ちょっとした捜し物のつもりだったんだけどねぇ。 いつの間にか止まらなくなっちゃって」 「捜し物って…そのアルコールランプのこと?」 「んんん。まぁ、そんなとこだねぇ」 何を考えているのか分からない。 舞衣はロイドとの会話で毒気を抜かれそうになっていることに気が付いた。 落ち着け、と心中で喝を入れる。 おかしな男だが状況もろくに分かっていないただの馬鹿だ。襲い掛かれば今すぐにでも命を奪うことができる。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1194537782/54
舞衣は調理室で苦もなく包丁を入手することができた 何本か見比べ鞘つきで一番切れ味の良さそうなものを選ぶとスカートの背中に差し挟んだ 調理室の黒板はよく分からないいたずら書きで埋め尽くされていた 我の拳は神の息吹! 堕ちたるたる種子を開花させ秘めたる力をつむぎ出す!! 美しき 滅びの母の力を! そんな言葉が目についた わっけ分かんない 掃除くらいちゃんとしなさいよねそうとだけ言って舞衣は調理室を後にした 首尾よく調理室で包丁を手に入れ男のいる教室を目指す いらっしゃいまぁせぇ 教室の扉を開けた舞衣を出迎えたのはそんな言葉だった あぁそんなあからさまに警戒した顔されると傷つくなぁ 僕はロイドアスプルンドっていいます殺し合いをするつもりはないよ? 女性の扱いは心得てるつもりなのでリラックスしてもらって構わないよ ああいや 甲高い声と調子っぱずれの抑揚ででまくしたてる男ロイドに舞衣は生返事を返すことしかできなかった ロイドが言うような警戒した顔をしていたつもりはない 扉を開ける前にできるだけ平静を装えるように心の準備は済ました 舞衣は教室に入ってすぐ視界に飛び込んできた部屋の余りに雑然とした様子に思わず目的も忘れて息をのんでしまっただけである 教室には大きな長机が一つと左右に棚が一つずつ置かれている しかし器具や薬品の保管用と思われる棚は空っぽでありそこに収められていたと思われる物達は現在机の上といわず床ののあちらこちらにまで無節操に展開していた 足の踏み場は何とか残されているが気を付けないと危険な薬品をぶちまけかねない そしてロイドと名乗った男はそんな部屋の中で悠と椅子に腰掛け火を灯したアルコールランプでったパンを口に運んでいた ああ失礼食事しながらっていうのが気に障っちゃったのかなぁ? それなら申し訳ないけどいきなり部屋に入ってきたのは君だしこの件に関してはそっちが折れてくれるとありがたいなぁ ま何にせよすぐに済ませます 言葉の通りにパンを食べきりランプの火を消す いいやそれはいいんだけどこの部屋って全部あなたが? 舞衣はあきれ顔で部屋を見回した 誰にいつ襲われるかも分からないこの状況下でこの男はずっと珍しくもない理科室の道具達をひっぺがえしいたというのだろうか 普通の神経では考えられないがロイドの締まりのないにへら顔を見ているとありえなくもないと思えてしまう いやお恥ずかしいちょっとした捜し物のつもりだったんだけどねぇ いつの間にか止まらなくなっちゃって 捜し物ってそのアルコールランプのこと? んんんまぁそんなとこだねぇ 何を考えているのか分からない 舞衣はロイドとの会話で毒気を抜かれそうになっていることに気が付いた 落ち着けと心中で喝を入れる おかしな男だが状況もろくに分かっていないただの馬鹿だ襲い掛かれば今すぐにでも命を奪うことができる
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 449 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.085s