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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ8 (503レス)
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スパイラルメロディーズ
◆LXe12sNRSs
2007/11/12(月)22:02
ID:KzGPZmVv(4/11)
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193: スパイラルメロディーズ ◆LXe12sNRSs [sage] 2007/11/12(月) 22:02:47 ID:KzGPZmVv 陰鬱に淀んでいたクアットロの眼鏡が、ギラリと光った。 違和感に気付いたクアットロは、窪みの部分、『KURO』の刻印周りを爪でガリガリと擦り、すると。 べリッという小さな音が鳴って、爪になにかが引っかかった。 ちょろんとはみ出た、三角型の突起。微かにねばねばするそれは、『KURO』のちょうど左下部分に位置している。 クアットロはその突起に指をかけると、そのまま右上方向に向かって、慎重に引っ張った。 するとどうだろう。三角型の突起はベリベリと音を立てていき、徐々に大きくなっていく。 やがては『KURO』の刻印も巻き込み、ビッという音を最後に、突起は首輪から完全に剥がれた。 クアットロの指先には、少しだけ丸みを帯びた長方形の粘着性物質が残っており、その表面には『KURO』の文字が。 一方、首輪の溝と溝の間からは、いつの間にか『KURO』の刻印が消えており、代わりに謎のマークが記されていた。 丸の中に、十字が刻まれた、謎のマーク。それが、クアットロの指先が捉えた違和感の正体。窪みである。 クアットロは、このマークに見覚えがあった。いや、クアットロでなくとも、大抵の者はこれを知っているだろう。 丸に、十字。これは――『ネジ』だ。 (…………!) クアットロは荒い呼気をそのままに、一瞬思考することを忘れてしまった。 それほどまでに、この発見は重要な意味を持つものであったと言える。 所有者の名前が刻まれた、首輪後部の溝と溝の間。そこに触れて始めて気付いた、微かな窪み。 その正体が、このプラスのネジである。機械の接合などに用いる、あのネジだ。 なぜ、首輪にネジなんかが付いているのか。簡単だ。接合するためである。 なにを接合するというのか。それも簡単だ。答えは首輪。厳密に言えば、首輪と参加者の首を接合するためのもの。 おそらく、首輪はこのネジを緩めるによって外れる仕組みになっているのだろう。 逆に、参加者の首に嵌めた状態でネジを締めれば、それで首と首輪の接合が完了する。 なんという、単純なメカニズム。クアットロは思わず感嘆する。 殺し合いを強制する最重要アイテム『首輪』は――ネジ式だった! (……拍子抜けですわ! 螺旋王、これでは、これではあまりにも……簡単すぎますわぁ〜!) もはや、喜んでいるのか怒っているのかもよくわからない。 クアットロは首輪に付いたネジを食い入るように注視し、口を開けながら笑っていた。 ネジ。それは、右に回せば締まり、左に回せば緩むもの。漢字を用いれば『螺旋』とも書き表せる。 そしてクアットロの手元には、ネジを締めるも緩めるも自由な万能工具、プラスドライバーが存在している。 これを使えば、ネジは首輪から外れ、その中身を露出することだろう――それが、あまりに簡単すぎる。 いくら問題のネジ部分を所有者の刻印――同色のネームシールで覆い隠そうとも、隠蔽工作としてはあんまりな措置。 位置は鏡を使っても視認することができない首の後部。他者の目を借りても、それは気付かれにくいだろう。 だが、こうやって他者の首から頂戴した物を念入りに調べれば、いつかは気付かれる。 首輪解除のスイッチをシールで隠すだけ。そのようなおざなりな対応策で、参加者たちの首輪解除が防げるとでも思っているのだろうか。 まさか、そんなはずはない。それではあの傲岸不遜に演説を行っていた禿頭が、あまりに滑稽すぎる。 誰かがこのネジに気付いたとしても、簡単に首輪が解除できるはずはないのだ。 つまり、仕掛けはまだ残されている。 (ま、一番あり得る可能性としては、ネジを回そうとした瞬間にドカン、ですわね) http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1194537782/193
陰に淀んでいたクアットロの眼鏡がギラリと光った 違和感に気付いたクアットロは窪みの部分の刻印周りを爪でガリガリと擦りすると べリッという小さな音が鳴って爪になにかが引っかかった ちょろんとはみ出た三角型の突起微かにねばねばするそれはのちょうど左下部分に位置している クアットロはその突起に指をかけるとそのまま右上方向に向かって慎重に引っ張った するとどうだろう三角型の突起はベリベリと音を立てていき徐に大きくなっていく やがてはの刻印も巻き込みビッという音を最後に突起は首輪から完全に剥がれた クアットロの指先には少しだけ丸みを帯びた長方形の粘着性物質が残っておりその表面にはの文字が 一方首輪の溝と溝の間からはいつの間にかの刻印が消えており代わりに謎のマークが記されていた 丸の中に十字が刻まれた謎のマークそれがクアットロの指先が捉えた違和感の正体窪みである クアットロはこのマークに見覚えがあったいやクアットロでなくとも大抵の者はこれを知っているだろう 丸に十字これはネジだ ! クアットロは荒い呼気をそのままに一瞬思考することを忘れてしまった それほどまでにこの発見は重要な意味を持つものであったと言える 所有者の名前が刻まれた首輪後部の溝と溝の間そこに触れて始めて気付いた微かな窪み その正体がこのプラスのネジである機械の接合などに用いるあのネジだ なぜ首輪にネジなんかが付いているのか簡単だ接合するためである なにを接合するというのかそれも簡単だ答えは首輪厳密に言えば首輪と参加者の首を接合するためのもの おそらく首輪はこのネジを緩めるによって外れる仕組みになっているのだろう 逆に参加者の首にめた状態でネジを締めればそれで首と首輪の接合が完了する なんという単純なメカニズムクアットロは思わず感嘆する 殺し合いを強制する最重要アイテム首輪はネジ式だった! 拍子抜けですわ! 螺旋王これではこれではあまりにも簡単すぎますわぁ! もはや喜んでいるのか怒っているのかもよくわからない クアットロは首輪に付いたネジを食い入るように注視し口を開けながら笑っていた ネジそれは右に回せば締まり左に回せば緩むもの漢字を用いれば螺旋とも書き表せる そしてクアットロの手元にはネジを締めるも緩めるも自由な万能工具プラスドライバーが存在している これを使えばネジは首輪から外れその中身を露出することだろうそれがあまりに簡単すぎる いくら問題のネジ部分を所有者の刻印同色のネームシールで覆い隠そうとも隠蔽工作としてはあんまりな措置 位置は鏡を使っても視認することができない首の後部他者の目を借りてもそれは気付かれにくいだろう だがこうやって他者の首から頂戴した物を念入りに調べればいつかは気付かれる 首輪解除のスイッチをシールで隠すだけそのようなおざなりな対応策で参加者たちの首輪解除が防げるとでも思っているのだろうか まさかそんなはずはないそれではあの岸不遜に演説を行っていた禿頭があまりに滑稽すぎる 誰かがこのネジに気付いたとしても簡単に首輪が解除できるはずはないのだ つまり仕掛けはまだ残されている ま一番あり得る可能性としてはネジを回そうとした瞬間にドカンですわね
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