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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ8 (503レス)
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黒の騎士団 1
◆P2vcbk2T1w
2007/11/09(金)01:49
ID:182ASbsJ(1/9)
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12: 黒の騎士団 1 ◆P2vcbk2T1w [sage] 2007/11/09(金) 01:49:32 ID:182ASbsJ その提案を最初にしたのは、この男だった。 「着替えたとは言え、私とカレンさんは体が冷え切っています。このままでは風邪を引いてしまうかもしれません。 ところで、地図を見れば、この直ぐ近くに温泉があるようです。 折角です。そこの様子を見て行きましょう。なんなら、そこで少し休憩でも……」 「……そんなところで油を売っている暇が有るのですか? 今も、どこかで殺し合いが続いているかも知れないというのに」 「だからこそ、そんな危ないところからは少しでも離れ……ゲフンゲフン、失礼。 今、カレンさんの体調を損ねてしまうのは、我々にとって大幅な戦力ダウンです。 何があるか分からないですし、用心しておくのに越したことは無いかと思います」 「そんな、ゼロ、私なんかのために……」 あくまで自らの保身を考えている様子の偽ゼロ。 その詭弁に感極まっている始末のカレン。 そして。 「僕は別にどっちでも……あのトンネルの方でさえなければ」 自称「猫」の、奇妙な機械。 この場に存在するあらゆるものが、俺の神経を蝕む。 それは無論、この状況下に於いて、何一つ有効な手を未だ打てずにいる自分自身も該当する。 苛立ちが、止まらない。 この機械猫が派手に乱入してきたのが、凡そ1時間前のことだ。 それから、執拗に偽ゼロを殴ろうとする機械猫を止めつつ、 「ゼロに危害を加えるな!」といきり立つカレンを「弾を無駄にするな」となだめながら、 やっとのことで場が落ち着いたのが約30分前。 そこから、情報交換――と言っても、ずっと逃げ回っていただけの猫と反体制派メンバーとその偽者では、 碌な情報の交換は無かったが――が為されたところだった。 不快だ。不快極まりない。 そもそも、本来ならば、こんな所で愚図々々している暇など無いのだ。 情報を集め、反主催集団を組織し、反抗、脱出に向けて、能動的、効率的に動き出す……筈が、現実はどうだ。 意味の有る行動を何一つとれず、ただ手を拱いているだけではないか。 我ながら、情けない。 これが若し、アイツだったら、スザクだったらどうしただろうか。 あいつも、スザクもきっと、俺と同じように考え、行動しようとしたはずだ。 例え俺とは違う道であっても、その目指すものは同じ筈。 だが、そのスザクはもう……居ない。 だと言うのに。 「そ、それよりも、やはり早めに移動を始めた方が…… 先ほども、外からなにやら人の声がしていた様ですが、それも気がかりですし。 ここに居て、また、通りすがりの危険人物に遭遇なんかしちゃったりしたら嫌ですから……」 「って、なんでそこでコッチをチラ見するんだよ! 確認せずに殴ったのは悪かったけど、変態丸出しの格好してたそっちも悪いだろ!」 「な、ゼロを愚弄する気かッ!」 ……この一団は、万事この調子だ。頭痛がしてくる。 事実、今までの騒動の最中に、外から何者かの声が聞こえて来る、という出来事があった。 何者かが近隣エリアで拡声器か何かを使い、他者とのコンタクトを図ったのだろう。 その調査を提案したのは俺だが、それを頑なに拒んだのは、有ろう事かこの偽ゼロだ。 声がしている最中には調査を渋り、十分な時間が経ち、安全と判断して初めて行動に移す。 この男は、リスクを負うことから徹底的に逃げているのだ。 そして、その偽ゼロを妄信するカレンと、機械であるにも関わらず、消極的な猫。 俺の提案は少数派となり、折角の他者との接触の機会も失われてしまったのだった。 いっそのこと、ギアスの力でこいつらを強制的に服従させる、という手も考えたが、 仮面に、機械に、既に一度ギアスを使ってしまった人間が相手では、折角の能力もその力を発揮することは出来ない。 使えない。使えないにも程があるぞ、こいつら……! http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1194537782/12
その提案を最初にしたのはこの男だった 着替えたとは言え私とカレンさんは体が冷え切っていますこのままでは風邪を引いてしまうかもしれません ところで地図を見ればこの直ぐ近くに温泉があるようです 折角ですそこの様子を見て行きましょうなんならそこで少し休憩でも そんなところで油を売っている暇が有るのですか? 今もどこかで殺し合いが続いているかも知れないというのに だからこそそんな危ないところからは少しでも離れ失礼 今カレンさんの体調を損ねてしまうのは我にとって大幅な戦力ダウンです 何があるか分からないですし用心しておくのに越したことは無いかと思います そんなゼロ私なんかのために あくまで自らの保身を考えている様子の偽ゼロ その弁に感極まっている始末のカレン そして 僕は別にどっちでもあのトンネルの方でさえなければ 自称猫の奇妙な機械 この場に存在するあらゆるものが俺の神経を蝕む それは無論この状況下に於いて何一つ有効な手を未だ打てずにいる自分自身も該当する 苛立ちが止まらない この機械猫が派手に乱入してきたのが凡そ時間前のことだ それから執に偽ゼロを殴ろうとする機械猫を止めつつ ゼロに危害を加えるな!といきり立つカレンを弾を無駄にするなとなだめながら やっとのことで場が落ち着いたのが約分前 そこから情報交換と言ってもずっと逃げ回っていただけの猫と反体制派メンバーとその偽者では な情報の交換は無かったがが為されたところだった 不快だ不快極まりない そもそも本来ならばこんな所で愚図している暇など無いのだ 情報を集め反主催集団を組織し反抗脱出に向けて能動的効率的に動き出す筈が現実はどうだ 意味の有る行動を何一つとれずただ手をいているだけではないか 我ながら情けない これが若しアイツだったらスザクだったらどうしただろうか あいつもスザクもきっと俺と同じように考え行動しようとしたはずだ 例え俺とは違う道であってもその目指すものは同じ筈 だがそのスザクはもう居ない だと言うのに そそれよりもやはり早めに移動を始めた方が 先ほども外からなにやら人の声がしていた様ですがそれも気がかりですし ここに居てまた通りすがりの危険人物に遭遇なんかしちゃったりしたら嫌ですから ってなんでそこでコッチをチラ見するんだよ! 確認せずに殴ったのは悪かったけど変態丸出しの格好してたそっちも悪いだろ! なゼロを愚弄する気かッ! この一団は万事この調子だ頭痛がしてくる 事実今までの騒動の最中に外から何者かの声が聞こえて来るという出来事があった 何者かが近隣エリアで拡声器か何かを使い他者とのコンタクトを図ったのだろう その調査を提案したのは俺だがそれを頑なに拒んだのは有ろう事かこの偽ゼロだ 声がしている最中には調査を渋り十分な時間が経ち安全と判断して初めて行動に移す この男はリスクを負うことから徹底的に逃げているのだ そしてその偽ゼロを妄信するカレンと機械であるにも関わらず消極的な猫 俺の提案は少数派となり折角の他者との接触の機会も失われてしまったのだった いっそのことギアスの力でこいつらを強制的に服従させるという手も考えたが 仮面に機械に既に一度ギアスを使ってしまった人間が相手では折角の能力もその力を発揮することは出来ない 使えない使えないにも程があるぞこいつら!
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