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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ4 (388レス)
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362
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不屈の心は、この胸に
◆10fcvoEbko
2007/10/25(木)02:03
ID:uPcEdE+5(9/15)
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362: 不屈の心は、この胸に ◆10fcvoEbko [sage] 2007/10/25(木) 02:03:47 ID:uPcEdE+5 「ほら、茶だ。本当は酒を渡してやりてぇんだが、俺も我慢してるんだ。勘弁してくれ」 「あ……僕、未成年なんで」 「固ぇこと言うんじゃねぇ!はっはっはっはぁ!」 顔を合わせたばかりのときの真剣な表情から一変して柔らかい表情を見せる。 豪傑という表現がぴったりだと、快活な笑い声を聞きながらエリオは思った。 渡された水筒のなかのお茶を口に含む。 (何かさっきより元気になってきたような…) 戴宗の豪気のなせる技か、心なし軽くなった体は驚く程の勢いで水筒のお茶を飲み干していく。 半分程を一気に飲み干してエリオは水筒を戴宗に返した。 「ありがとうございます…おいしかったです」 「どうってことねぇよ。 いよぉし!エリオ、これからは俺がお前を守ってやる。 傷が痛むかもしれねぇが、そんなもん俺が吹き飛ばしてやる。 大船に乗ったつもりでいろい!」 「あの、それなんですけど僕の仲間のシャマルっていう人もここに来てて、その人がお医者さんで…」 冷静になった頭は、傷という言葉から仲間の一人を連想していた。 よく考えてみると、治療に使えるものを探しに行くと言っていたランサーだが、 ここの設備を扱えるだけの知識を持っているのだろうか。 それよりはどこにいるかは分からないが、専門家であるシャマルを連れてくる方が確実な気がする。 連れてくるのにどれだけ時間がかかるかという問題はあるが、 戴宗と話していると自分はまだまだ大丈夫という気がしてくるから不思議だ。 「なんでぇ!じゃあ万事解決って訳じゃねぇか!」 再び豪快に笑いだした戴宗を見、エリオは大きな安心感に包まれた。 「さて、じゃあそのシャマルさんを連れてくるとして、だ。その前に俺はちょいと上に行ってくる」 ひとしきり笑い終えた後、戴宗は再び真剣な表情になってそう言った。 「上、ですか…」 「おう。宿直室で冷蔵庫を見かけたんでな。ちょいと氷を作ってくらぁ」 「あ…なるほど」 冷やすという、火傷に対する最も基本的な処置さえも怠ってきたことにエリオは気付いた。 どれ程自分達が余裕を無くしていたか知れるというものだ。 今頃病院内を回ってくれているのだろうランサーのことを思い、エリオはそこで戴宗に自分は一人でここまで来たと思われていることに気が付いた。 「あ、あの!言い忘れてたんですけど……」 「す〜ぐ戻ってくるからな。良い子はちょっとだけお留守番してな」 しかし、エリオが声を掛けたときには既に戴宗は出発しようとしていた。 そしてそのままエリオの声には気付かず、部屋を出ていっってしまった。 後には戴宗が階段を昇る音と、いつの間にか置いていった呑みさしの虎柄の水筒だけが残された。 「まあ…いいか」 エリオは気楽に考えることにした。 二人が戻ってきたときに説明すればいいだけのことである。 何も心配は、いらない。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1192195953/362
ほら茶だ本当は酒を渡してやりてぇんだが俺も我慢してるんだ勘弁してくれ あ僕未成年なんで 固ぇこと言うんじゃねぇ!はっはっはっはぁ! 顔を合わせたばかりのときの真剣な表情から一変して柔らかい表情を見せる 豪傑という表現がぴったりだと快活な笑い声を聞きながらエリオは思った 渡された水筒のなかのお茶を口に含む 何かさっきより元気になってきたような 戴宗の豪気のなせる技か心なし軽くなった体は驚く程の勢いで水筒のお茶を飲み干していく 半分程を一気に飲み干してエリオは水筒を戴宗に返した ありがとうございますおいしかったです どうってことねぇよ いよぉし!エリオこれからは俺がお前を守ってやる 傷が痛むかもしれねぇがそんなもん俺が吹き飛ばしてやる 大船に乗ったつもりでいろい! あのそれなんですけど僕の仲間のシャマルっていう人もここに来ててその人がお医者さんで 冷静になった頭は傷という言葉から仲間の一人を連想していた よく考えてみると治療に使えるものを探しに行くと言っていたランサーだが ここの設備を扱えるだけの知識を持っているのだろうか それよりはどこにいるかは分からないが専門家であるシャマルを連れてくる方が確実な気がする 連れてくるのにどれだけ時間がかかるかという問題はあるが 戴宗と話していると自分はまだまだ大丈夫という気がしてくるから不思議だ なんでぇ!じゃあ万事解決って訳じゃねぇか! 再び豪快に笑いだした戴宗を見エリオは大きな安心感に包まれた さてじゃあそのシャマルさんを連れてくるとしてだその前に俺はちょいと上に行ってくる ひとしきり笑い終えた後戴宗は再び真剣な表情になってそう言った 上ですか おう宿直室で冷蔵庫を見かけたんでなちょいと氷を作ってくらぁ あなるほど 冷やすという火傷に対する最も基本的な処置さえも怠ってきたことにエリオは気付いた どれ程自分達が余裕を無くしていたか知れるというものだ 今頃病院内を回ってくれているのだろうランサーのことを思いエリオはそこで戴宗に自分は一人でここまで来たと思われていることに気が付いた ああの!言い忘れてたんですけど すぐ戻ってくるからな良い子はちょっとだけお留守番してな しかしエリオが声を掛けたときには既に戴宗は出発しようとしていた そしてそのままエリオの声には気付かず部屋を出ていっってしまった 後には戴宗が階段を昇る音といつの間にか置いていった呑みさしの虎柄の水筒だけが残された まあいいか エリオは気楽に考えることにした 二人が戻ってきたときに説明すればいいだけのことである 何も心配はいらない
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