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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ4 (388レス)
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不屈の心は、この胸に
◆10fcvoEbko
2007/10/25(木)01:54
ID:uPcEdE+5(5/15)
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348: 不屈の心は、この胸に ◆10fcvoEbko [sage] 2007/10/25(木) 01:54:53 ID:uPcEdE+5 「ランサーさん……」 「何だ?」 頭まですっぽりと布団を覆い被せようとしていたランサーに呟く。 自分でも、何を言おうとして口を開いたのか分からない。 ただ、混乱の極みにあるエリオの脳内にもまだ現状を正しく認識している部分があるのか、続けて次のような言葉を呟いていた。 「あの…僕の槍……ストラーダですけど、もし見つけたら……ランサーさんが…」 「今すぐもう一走りしてお前を捨てにいこうか?」 「え…」 視線を上げる。そこには不機嫌さを隠そうともしないランサーの顔があった。 「俺がわざわざこんなとこまでマラソンさせられたのは何か? 死にたがりに快適な寝床を提供するためだったって訳か?」」 「あ…の……」 エリオは自分が口走った言葉の意味をようやく理解した。 言葉を探すエリオに背を向け、病室の扉を開けながらランサ−が告げる。 「仲間が死んで悲しいのは分かるがな、だからってそれで自分まで…って、言わせんなわざわざこんなこと。 とっくに分かってるだろうが」 「はい…済みませんでした……」 申し訳なさ気に目を伏せる。 その殊勝さにランサーは舌打ちし、首だけをエリオに向けて付け加えた。 「いいか、感情なんてもんは後になれば嫌でも付いてくる。 今はとにかく休め。寝ちまえ。分かったな」 それだけ言うと、ランサーは病室から出ていった。 一人ベッドに横たわりながら、エリオは先程の自分の言動を反芻する。 (ひどいこと…言っちゃったな……) 多少冷静さを取り戻した頭で考えれば、本当に見捨てられても文句が言えないようなことを言っていたと分かる。 (ランサーさんの言う通り、今は、休もう……) 片手で布団を被り直し、エリオは目を閉じた。 休息が必要だ。心にも。体にも。 そうすれば、キャロの死を悼むことだってできるようになる。 だから、今は休もう。 (ごめん…キャロ……) やっと、涙を流すことができた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1192195953/348
ランサーさん 何だ? 頭まですっぽりと布団を覆い被せようとしていたランサーにく 自分でも何を言おうとして口を開いたのか分からない ただ混乱の極みにあるエリオの脳内にもまだ現状を正しく認識している部分があるのか続けて次のような言葉をいていた あの僕の槍ストラーダですけどもし見つけたらランサーさんが 今すぐもう一走りしてお前を捨てにいこうか? え 視線を上げるそこには不機嫌さを隠そうともしないランサーの顔があった 俺がわざわざこんなとこまでマラソンさせられたのは何か? 死にたがりに快適な寝床を提供するためだったって訳か? あの エリオは自分が口走った言葉の意味をようやく理解した 言葉を探すエリオに背を向け病室の扉を開けながらランサが告げる 仲間が死んで悲しいのは分かるがなだからってそれで自分までって言わせんなわざわざこんなこと とっくに分かってるだろうが はい済みませんでした 申し訳なさ気に目を伏せる その殊勝さにランサーは舌打ちし首だけをエリオに向けて付け加えた いいか感情なんてもんは後になれば嫌でも付いてくる 今はとにかく休め寝ちまえ分かったな それだけ言うとランサーは病室から出ていった 一人ベッドに横たわりながらエリオは先程の自分の言動を反する ひどいこと言っちゃったな 多少冷静さを取り戻した頭で考えれば本当に見捨てられても文句が言えないようなことを言っていたと分かる ランサーさんの言う通り今は休もう 片手で布団を被り直しエリオは目を閉じた 休息が必要だ心にも体にも そうすればキャロの死を悼むことだってできるようになる だから今は休もう ごめんキャロ やっと涙を流すことができた
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