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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ3 (397レス)
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王の視察
◆0BwdWOApVI
2007/09/29(土)02:06
ID:JPC+7/v0(2/6)
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23: 王の視察 ◆0BwdWOApVI [sage] 2007/09/29(土) 02:06:30 ID:JPC+7/v0 …………――結局、着てしまった。 こいつの強引さにはマジで頭が下がる。 その上、なまじ力もあるから最悪だ。 ため息をつきながら見上げれば、目の前には薄暗い校舎が聳え立っている。 独特ともいえる不気味な雰囲気に恐怖を覚えるヤツもいるのだろうが、私もこいつも今更そんなものを感じるタマじゃない。 校門は開いていたのでとっとと校内に進入する。 夜の学校は静寂に包まれていた。 廊下を歩きながら、横に目をやれば、全身金ぴかの甲冑に身を包んだバカが、カチャカチャという甲冑音を響かせながら歩いている。 その格好は学校に不釣合いもいいとこだ。 夜の学校に男と女が二人きり。 言葉にすれば、なんとも美味しいシチュエーションだけど、相手がこれじゃ色気もクソもあったもんじゃない。 「何をしている蜘蛛女。黙っていては無礼であろう、さっさと案内をせぬか」 こちらの気持ちなんて察する気すらないのか、金ぴかは相変わらずの調子だ。 こいつのいちいち偉そうな態度に腹を立てていてはキリがないのはもう十分わかった。 こうなりゃもう半分自棄だ。 「…………はいはい。こちらが職員室でございますよ、っと」 そう言って、ガラガラと職員室の扉を開き、入り口近くのスイッチをつける。 蛍光灯が点滅しながら職員室を灯してゆく。 「……ほう。ショクインシツとは随分小汚いモノなのだな」 職員室を見た金ぴかの第一声がそれだった。 だけど、今回ばかりはこいつの意見に同意する。 事実、職員室は見事なまでに荒らされていた。 それはまるで嵐が通り過ぎた、ってのは言いすぎか。 どちらかというと子供が癇癪を起こした後のように、職員室は荒れ散らかっていた。 いったい誰が……なんて馬鹿なことは言わない。 ここで暴れたのは、私たち以外のほかの参加者に決まっている。 この会場に来て、まだたいした時間はたっていない。 まだ、この学校に”誰か”が潜んでいる可能性は高いだろう。 それどころか、その誰かはこの職員室で息を潜めて待ち伏せているかもしれない。 そう思い、警戒のためエレメントを出現させようとしたが、それを金ぴかに片手で制された。 「よい。駄犬の一匹や二匹捨てておけ」 そう言って、堂々と金ぴかは職員室を進む。 その姿には警戒の欠片も見られない。 不意を付かれ襲われても、返り討つ自身があるのだろうか? ……いや、それもあるだろうが、多分そうじゃない。 単純に興味がないんだ。 短い付き合いながら、こいつについてわかったことがある。 こいつは興味がないものには、本当に見向きもしない。 身を隠し不意を打とうなどと小物よりも、今こいつの興味を引いているのモノは別のものだった。 「蜘蛛女。ショクインシツには面白いモノがあるのだな」 そう言って、自分と同じ位の大きさをしたそれを、金ぴかはヒョイと掴みあげ地に立たせた。 それは、巨大な十字架だった。 当然ながら、それは職員室に備え付けられているものじゃない。 おそらくここで暴れた”誰か”の置き土産だろう。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1190992762/23
結局着てしまった こいつの強引さにはマジで頭が下がる その上なまじ力もあるから最悪だ ため息をつきながら見上げれば目の前には薄暗い校舎がえ立っている 独特ともいえる不気味な雰囲気に恐怖を覚えるヤツもいるのだろうが私もこいつも今更そんなものを感じるタマじゃない 校門は開いていたのでとっとと校内に進入する 夜の学校は静寂に包まれていた 廊下を歩きながら横に目をやれば全身金ぴかの甲に身を包んだバカがカチャカチャという甲音を響かせながら歩いている その格好は学校に不釣合いもいいとこだ 夜の学校に男と女が二人きり 言葉にすればなんとも美味しいシチュエーションだけど相手がこれじゃ色気もクソもあったもんじゃない 何をしている蜘女黙っていては無礼であろうさっさと案内をせぬか こちらの気持ちなんて察する気すらないのか金ぴかは相変わらずの調子だ こいつのいちいち偉そうな態度に腹を立てていてはキリがないのはもう十分わかった こうなりゃもう半分自棄だ はいはいこちらが職員室でございますよっと そう言ってガラガラと職員室の扉を開き入り口近くのスイッチをつける 蛍光灯が点滅しながら職員室を灯してゆく ほうショクインシツとは随分小汚いモノなのだな 職員室を見た金ぴかの第一声がそれだった だけど今回ばかりはこいつの意見に同意する 事実職員室は見事なまでに荒らされていた それはまるで嵐が通り過ぎたってのは言いすぎか どちらかというと子供がを起こした後のように職員室は荒れ散らかっていた いったい誰がなんて馬鹿なことは言わない ここで暴れたのは私たち以外のほかの参加者に決まっている この会場に来てまだたいした時間はたっていない まだこの学校に誰かが潜んでいる可能性は高いだろう それどころかその誰かはこの職員室で息を潜めて待ち伏せているかもしれない そう思い警戒のためエレメントを出現させようとしたがそれを金ぴかに片手で制された よい駄犬の一匹や二匹捨てておけ そう言って堂と金ぴかは職員室を進む その姿には警戒の欠片も見られない 不意を付かれ襲われても返り討つ自身があるのだろうか? いやそれもあるだろうが多分そうじゃない 単純に興味がないんだ 短い付き合いながらこいつについてわかったことがある こいつは興味がないものには本当に見向きもしない 身を隠し不意を打とうなどと小物よりも今こいつの興味を引いているのモノは別のものだった 蜘女ショクインシツには面白いモノがあるのだな そう言って自分と同じ位の大きさをしたそれを金ぴかはヒョイと掴みあげ地に立たせた それは巨大な十字架だった 当然ながらそれは職員室に備え付けられているものじゃない おそらくここで暴れた誰かの置き土産だろう
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