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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ3 (397レス)
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本を取り戻せ
◆ARkjy9enog
2007/09/29(土)23:39
ID:J4ObJL8g(4/9)
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127: 本を取り戻せ ◆ARkjy9enog [sage] 2007/09/29(土) 23:39:31 ID:J4ObJL8g 目の前のこのリードマンとかいう女も、気づいたらここにいたらしい。 力づくで本を奪おうと、自分を押し倒して馬乗りの体勢になってきた彼女の両手を抑えながらスパイクは分析する。 あの時のヒーロー戦隊ごっこみたいなのは夢じゃなかったとしても、ならば何故このようなわけの分からない状況に陥っている? 何かのゲームの一環だというのならまだなんとか納得のしようがあるが、 だがそれにしたって強制的に、かつ気づかない内に一瞬で妙なところへ飛ばされたとあってはどうにも腑が落ちない。 あの禿オヤジの話していたことをもうちょい真面目に聞いておくべきだったと、今更ながらに少しだけ後悔する。 まあいずれにせよ、いつまでもここにいる義理はない。とっとと帰って相棒の作る不味い飯でも食べるに限る。 そう決めると、本を掴む右手の指を懸命にこじ開けようとしている読子を押し戻して立ち上がる。 「あ、本〜」などとわめいてくるがその声は当然無視する。 「ったく本、本ってうるっせえなあ。アンタずっとそればっかだけど、帰りたくねえのかよ」 なおも右腕にナマケモノがごとくしがみついてきて いい感じの重みを自分に与えてくれる女を呆れた目で見つつ、問いかけとも愚痴ともつかぬことをこぼす。 すると彼女はキョトンと首をかしげ、即座に首を横に振ってきた。 ……中身が耳あたりからこぼれてくるんじゃなかろうかと他人事ながら心配してしまうほどに。 「そんなわけないじゃないですかスパイクさん。 私、もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっとも〜っとも〜っとも〜〜〜〜〜〜っと! たっくさん色んな本を読みたいんですから。なんとしてでも帰らないと! ……それにナンシーさん1人を放っといたままこっちに来ちゃいましたからね」 ……そのナンシーというのが誰かは知らないが、 まあともあれ彼女の帰りたいという意志が常人には理解しがたいベクトルで強固だということはわかった。 完全に右腕から読子をひっぺがすと、スパイクは1つ大きなため息をついた。 「ああ、そうかいそりゃよかった。んじゃ俺はこのへんで……」 「へ?」 突然自分から離れて適当に歩き出したこのスパイクの行動に、読子は目が点となる。 2秒ほど何が起こったのか理解できずに硬直していたが、やがて突然バッテリー満タンの電池が入ったおもちゃのように やけに素早い動作で離れて行こうとするスパイクの前に回りこんだ。 「なんだよ」 不審な目で見下ろしてくるスパイク。 それに対して読子はとりあえずスパイクの進行方向を阻もうと全身をあたふたさせる。 「スパイクさん、1人で行っちゃうなんてひどいじゃないですかぁ〜」 「あん?」 この言葉に、今度はスパイクのほうが目が点になる。 一体何を言っているんだこの女は。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1190992762/127
目の前のこのリードマンとかいう女も気づいたらここにいたらしい 力づくで本を奪おうと自分を押し倒して馬乗りの体勢になってきた彼女の両手を抑えながらスパイクは分析する あの時のヒーロー戦隊ごっこみたいなのは夢じゃなかったとしてもならば何故このようなわけの分からない状況に陥っている? 何かのゲームの一環だというのならまだなんとか納得のしようがあるが だがそれにしたって強制的にかつ気づかない内に一瞬で妙なところへ飛ばされたとあってはどうにもが落ちない あの禿オヤジの話していたことをもうちょい真面目に聞いておくべきだったと今更ながらに少しだけ後悔する まあいずれにせよいつまでもここにいる義理はないとっとと帰って相棒の作る不味い飯でも食べるに限る そう決めると本を掴む右手の指を懸命にこじ開けようとしている読子を押し戻して立ち上がる あ本などとわめいてくるがその声は当然無視する ったく本本ってうるっせえなあアンタずっとそればっかだけど帰りたくねえのかよ なおも右腕にナマケモノがごとくしがみついてきて いい感じの重みを自分に与えてくれる女を呆れた目で見つつ問いかけとも愚痴ともつかぬことをこぼす すると彼女はキョトンと首をかしげ即座に首を横に振ってきた 中身が耳あたりからこぼれてくるんじゃなかろうかと他人事ながら心配してしまうほどに そんなわけないじゃないですかスパイクさん 私もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと! たっくさん色んな本を読みたいんですからなんとしてでも帰らないと! それにナンシーさん1人を放っといたままこっちに来ちゃいましたからね そのナンシーというのが誰かは知らないが まあともあれ彼女の帰りたいという意志が常人には理解しがたいベクトルで強固だということはわかった 完全に右腕から読子をひっぺがすとスパイクは1つ大きなため息をついた ああそうかいそりゃよかったんじゃ俺はこのへんで へ? 突然自分から離れて適当に歩き出したこのスパイクの行動に読子は目が点となる 2秒ほど何が起こったのか理解できずに硬直していたがやがて突然バッテリー満タンの電池が入ったおもちゃのように やけに素早い動作で離れて行こうとするスパイクの前に回りこんだ なんだよ 不審な目で見下ろしてくるスパイク それに対して読子はとりあえずスパイクの進行方向を阻もうと全身をあたふたさせる スパイクさん1人で行っちゃうなんてひどいじゃないですかぁ あん? この言葉に今度はスパイクのほうが目が点になる 一体何を言っているんだこの女は
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