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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ3 (397レス)
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マタタビからの挑戦状
◆hNG3vL8qjA
2007/09/29(土)01:48
ID:c1UV49uq(1/5)
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10: マタタビからの挑戦状 ◆hNG3vL8qjA [sage] 2007/09/29(土) 01:48:07 ID:c1UV49uq 事のきっかけは周囲に広がる工事の音。 北上しようと穴倉を脱出した1人の女をそれは引き止めた。 女はするりするりと引き寄せられ、そして……。 「――で、お前は何しに来たんだ」 「……やはり気づかれていましたか」 「悪いが今取り込み中だ。出直して来い」 姿勢良い女を待ち受けていた、荒れた木の板にカンナをかけようと息巻く猫。 2『人』の間はわずか数メートル。だが心の距離はとてつもなく遠い。 リザ・ホークアイにとって、目の前で起こっている出来事はさほど珍しいものではなかった。 二足歩行で喋る猫は合成獣の類いで、国家で禁呪とされている技術のツケを被せられた者の成れの果て。 その合成獣がここで日曜大工をしているのも、別に取り乱す必要は皆無。潜在能力に恵まれていただけ。 それが彼女の頭が下した結論だった。 しかし、それでも納得できないことが一つあった。 「勝手にここへ入ったことは軽率だったと思っています。しかし気になります。なぜ『今』このようなことをしているのですか? その首輪を着けているということは、あなたも『螺旋王』という男の実験に選ばれた『1人』なのでしょう? 」 「『1匹』の間違いだろ。さっきも言ったが拙者は忙しいんだ……別に興味ない」 「それは『殺し合い』か『螺旋王』か『私』のいずれかですか? 」 「全部だ」 「……知人と呼べる者は? 命の危険を考えないのですか」 「あいつらはほっといても死なねぇだろ。人間のお前なんかよりはタフだ」 再び、場に肉声が消える。あるのはノミを杭に打ち込む音のみ。 このやりとりの間でもマタタビとリザは顔を合わせることは無かった。 リザはまだ姿勢を崩さずじっとマタタビを見据え、マタタビはひたすら作業を続けていた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1190992762/10
事のきっかけは周囲に広がる工事の音 北上しようと穴倉を脱出した1人の女をそれは引き止めた 女はするりするりと引き寄せられそして でお前は何しに来たんだ やはり気づかれていましたか 悪いが今取り込み中だ出直して来い 姿勢良い女を待ち受けていた荒れた木の板にカンナをかけようと息巻く猫 2人の間はわずか数メートルだが心の距離はとてつもなく遠い リザホークアイにとって目の前で起こっている出来事はさほど珍しいものではなかった 二足歩行で喋る猫は合成獣の類いで国家で禁呪とされている技術のツケを被せられた者の成れの果て その合成獣がここで日曜大工をしているのも別に取り乱す必要は皆無潜在能力に恵まれていただけ それが彼女の頭が下した結論だった しかしそれでも納得できないことが一つあった 勝手にここへ入ったことは軽率だったと思っていますしかし気になりますなぜ今このようなことをしているのですか? その首輪を着けているということはあなたも螺旋王という男の実験に選ばれた1人なのでしょう? 1匹の間違いだろさっきも言ったが拙者は忙しいんだ別に興味ない それは殺し合いか螺旋王か私のいずれかですか? 全部だ 知人と呼べる者は? 命の危険を考えないのですか あいつらはほっといても死なねぇだろ人間のお前なんかよりはタフだ 再び場に肉声が消えるあるのはノミを杭に打ち込む音のみ このやりとりの間でもマタタビとリザは顔を合わせることは無かった リザはまだ姿勢を崩さずじっとマタタビを見据えマタタビはひたすら作業を続けていた
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