[過去ログ] アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ2 (594レス)
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548: 風のイ・タ・ズ・ラ ◇tu4bghlMIw 2007/09/29(土)00:31 ID:3iq+DZzL(10/12) AAS
『そのまま身に着ければいいじゃないか』
『頭に巻きつけたりすればいいのかな』
その話しぶりは明らかに常習犯のソレ。
見たり盗んだりするだけではなく、身に付ける――常軌を逸している。
しかし、次に男から返って来た台詞はあまりにも予想外の一言だった。
「下着……って何言ってんだ? アンタが欲しいのはこの暗視ゴーグルじゃないのかよ?」
「え?」
頭がグルグルする。冷や水をぶっ掛けられた感じだ。
あ……んしゴーグル?
コイツは何を言っているんだ?
この男は女物の下着を頭に被って喜ぶ変態で――
「もしかしてアンタが欲しかったのってあのパンツの山か? なら好きなだけくれてやるよ、どうせ捨てる所だったし」
男の言葉を聞いた瞬間、私は崩れ落ちた。
■
「……おい」
「スマン、本当に悪い事をした!! この通りだ」
最後は呆気なかった。つまりこの追い駆けっこは完全に彼女の勘違いが原因だったと言うのだ。
女(玖我なつきと名乗った)は頭を下げて、謝りまくっている。
一発も銃弾が命中しなかったため、この程度で済んだのだ。
あの銃(いつの間にか消えている)から発射されていたのは明らかに実弾。
当たれば皮が裂け、肉が弾ける。立派な凶器だ。
「いいよ、結局当たらなかったんだし。ええと……玖我だっけ、それよりアンタの銃について教えて欲しいんだけど」
「銃? エレメントの事か?」
玖我は右手を上げる。
瞬き一つ、次の瞬間その手には先程の拳銃が握られていた。
近くで見ると驚くほど小さい。俺に支給されたデリンジャーと同じくらいなのでは無いだろうか。
だがあの連射、射程、そして給弾を必要としない独特の機構。
銃を模した宝具なんて聞いた事も無いが、優れた能力を持っているのに変わりは無い。
「……やっぱり、魔力の流れは感じないか。"投影"って言葉にも聞き覚えはないだろう?」
「無いな。それに私の力は高次物質化能力――魔法などという小説のような能力とは関係ない」
高次物質化能力か……また妙な単語が出て来たな。
確かに魔術とは別系統の能力者が存在する可能性も高かったが、いきなりそんな人間と出くわす事になるなんて。
遠坂辺りがゲームに参加していたら、どんな顔をしただろうか。
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