[過去ログ] アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ2 (594レス)
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1(7): 2007/09/25(火)00:30 ID:J6T9bDPO(1/4) AAS
このスレはアニメキャラ・バトルロワイアル2ndの作品投下スレです。
基本的に、SSの投下のみをここで行ってください。
前スレ
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ1
2chスレ:anichara
避難所
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd part0-1
省17
2: 2007/09/25(火)00:33 ID:CXh4BjpZ(1/5) AAS
・参加者リスト・(作中での基本支給品の『名簿』には作品別でなく50音順に記載されています)
7/7【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○スバル・ナカジマ/○ティアナ・ランスター/○エリオ・モンディアル/○キャロ・ル・ルシエ/○八神はやて/○シャマル/○クアットロ
6/6【BACCANO バッカーノ!】
○アイザック・ディアン/○ミリア・ハーヴァント/○ジャグジー・スプロット/○ラッド・ルッソ/○チェスワフ・メイエル/○クレア・スタンフィールド
6/6【Fate/stay night】
○衛宮士郎/○イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/○ランサー/○間桐慎二/○ギルガメッシュ/○言峰綺礼
省35
3: 2007/09/25(火)00:33 ID:J6T9bDPO(2/4) AAS
・参加者リスト・(作中での基本支給品の『名簿』には作品別でなく50音順に記載されています)
6/7【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○スバル・ナカジマ/○ティアナ・ランスター/○エリオ・モンディアル/●キャロ・ル・ルシエ/○八神はやて/○シャマル/○クアットロ
6/6【BACCANO バッカーノ!】
○アイザック・ディアン/○ミリア・ハーヴァント/○ジャグジー・スプロット/○ラッド・ルッソ/○チェスワフ・メイエル/○クレア・スタンフィールド
6/6【Fate/stay night】
○衛宮士郎/○イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/○ランサー/○間桐慎二/○ギルガメッシュ/○言峰綺礼
省35
4: 2007/09/25(火)00:36 ID:BPzw6pCs(1/3) AAS
5: 2007/09/25(火)00:36 ID:CXh4BjpZ(2/5) AAS
6: 2007/09/25(火)00:36 ID:J6T9bDPO(3/4) AAS
【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が優勝者となる。
優勝者のみ元の世界に帰ることができる。
また、優勝の特典として「巨万の富」「不老不死」「死者の蘇生」などのありとあらゆる願いを叶えられるという話だが……?
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。
省37
7: 2007/09/25(火)00:37 ID:0JlIc8H/(1/2) AAS
AA省
8: 2007/09/25(火)00:37 ID:BPzw6pCs(2/3) AAS
AA省
9: 2007/09/25(火)00:39 ID:CXh4BjpZ(3/5) AAS
【読み手の心得】
・好きなキャラがピンチになっても騒がない、愚痴らない。
・好きなキャラが死んでも泣かない、絡まない。
・荒らしは透明あぼーん推奨。
・批判意見に対する過度な擁護は、事態を泥沼化させる元です。
同じ意見に基づいた擁護レスを見つけたら、書き込むのを止めましょう。
・擁護レスに対する噛み付きは、事態を泥沼化させる元です。
省29
10: 2007/09/25(火)00:39 ID:J6T9bDPO(4/4) AAS
【NGについて】
・修正(NG)要望は、名前欄か一行目にはっきりとその旨を記述してください。
・NG協議・議論は全てしたらばで行う。2chスレでは基本的に議論行わないでください。
・協議となった場面は協議が終わるまで凍結とする。凍結中はその場面を進行させることはできない。
・どんなに長引いても48時間以内に結論を出す。
『投稿した話を取り消す場合は、派生する話が発生する前に』
NG協議の対象となる基準
省24
11: いきなりは変われない ◆h8c9tcxOcc 2007/09/25(火)00:40 ID:DtIeRnZG(1/8) AAS
「……あれ?」
しかし引き金は微動だにしない。
まさかとは思ったが、引き金の重さまで精巧に再現するとは正気の沙汰とは思えなかった。
「そこに、誰かいるの?」
仕留めそびれたうえ、漏らした呟き声に気付かれてしまったらしい。
撤退が頭をよぎる。しかし甲冑はのらりくらりと歩み寄ってくるものの、特に敵意や緊張感を示してはいない。
銃を構え直し、再度慎重に狙いを定める。的がこちらへ向かって動いている分、先ほどより随分楽だった。
省5
12: 2007/09/25(火)00:40 ID:/622+3yn(1/4) AAS
13: 2007/09/25(火)00:40 ID:TIK4SdxO(1/2) AAS
14: 2007/09/25(火)00:41 ID:B6iD+hxT(1/2) AAS
15: 2007/09/25(火)00:41 ID:CXh4BjpZ(4/5) AAS
16: 2007/09/25(火)00:41 ID:Ucy4q04R(1/4) AAS
17: 2007/09/25(火)00:42 ID:0JlIc8H/(2/2) AAS
AA省
18: 2007/09/25(火)00:43 ID:BPzw6pCs(3/3) AAS
19: 2007/09/25(火)00:43 ID:B6iD+hxT(2/2) AAS
20: 2007/09/25(火)00:44 ID:Ucy4q04R(2/4) AAS
21(1): いきなりは変われない ◆h8c9tcxOcc 2007/09/25(火)00:44 ID:DtIeRnZG(2/8) AAS
烈しい破裂音が轟き、次いで短い金属音が響く。右の頬に鋭い痛みが走った。
衝撃に圧された手で胸を強打し、うしろによろめいて、椅子の下の固い床でしたたか尻餅をつく。
青い髪の束が、ふぁさ、と落ちた。
「へ? へ?」
こなたは煙を上げる銃口と駆け寄る甲冑を交互に見比べるばかりだった。
頬から血の糸が垂れ、顎の先から滴になって床へと落ちた。
省5
22: 2007/09/25(火)00:45 ID:TIK4SdxO(2/2) AAS
23: 2007/09/25(火)00:45 ID:/622+3yn(2/4) AAS
24: 2007/09/25(火)00:45 ID:Ucy4q04R(3/4) AAS
25: 2007/09/25(火)00:46 ID:VzWMKMqy(1) AAS
26: 2007/09/25(火)00:46 ID:CXh4BjpZ(5/5) AAS
27: いきなりは変われない ◆h8c9tcxOcc 2007/09/25(火)00:47 ID:DtIeRnZG(3/8) AAS
銃が本物であるということは、この『ゲーム』は『ゲーム』でなく、ほんとうの殺し合いということになる。
同時に、胸躍らせながら眺めていた『演出』で首を刎ねられたモロトフが、作り物である必然性も失われるわけである。
そしてゲームの目的は、“唯一人の”優勝者を選び出すことであって。
参加者一覧には親しい友人や、妹同然の従妹の名があって。
目の前で人が死んだ?
この手で他人を殺そうとした?
自分や知人が、生命の危機に瀕している?
省15
28: 2007/09/25(火)00:47 ID:/622+3yn(3/4) AAS
29: 2007/09/25(火)00:49 ID:Ucy4q04R(4/4) AAS
30: いきなりは変われない ◆h8c9tcxOcc 2007/09/25(火)01:01 ID:DtIeRnZG(4/8) AAS
アルのテンプレ修正
誤 不明支給品0〜3個
正 不明支給品1〜3個
すごく……不当なハンディです……
31: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)02:57 ID:n330Gvof(1/9) AAS
E-4、ヨットハーバー。一通り名簿と支給品を確認した私は、その見慣れぬ施設に足を踏み入れた。
左手に液体燃料式のランタンを持ち、用心深く歩を進める。
周囲は見渡す限り、輝く水で覆われている。塩の臭い、一瞬で嗅覚がそこが海に面した場所である事を察知する。
中々不思議な光景だった。
桟橋にロープで括り付けられているいくつもの小型の船舶。
風力で動く酷く原始的なものが大半、奥の方にはおそらく何らかの原動機を積んでいると思われる大型のものが並んでいる。
省33
32: 2007/09/25(火)02:58 ID:DtIeRnZG(5/8) AAS
33: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)02:58 ID:n330Gvof(2/9) AAS
正直、どう対応すべきか決め兼ねる。
この男は怪しい。胡散臭いというよりも、"腹の探り合いで数歩先を行かれている"ようなイメージ。
錬金術師は高い戦闘能力を誇る兵士であると同時に、優れた研究者でもある。
肉体派の国家錬金術師として通ってはいるものの、政治家としての手腕や話術にはそれなりの自信は持っていたものだ。
故に初対面の相手にここまで流れを持って行かれるのは中々久しい体験だった。
そう、"安易な行動"を取る事は出来ないと感じさせるだけの高い能力を男は有している。
省33
34: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)02:59 ID:n330Gvof(3/9) AAS
「おや、そんなものを持っていましたか。銃器の類は所持していないと思ったんですが……」
「どういう、ことだ?」
「……錬金術、古代から中世にかけて行われた"金"や"賢者の石"に関する学問。
現代における化学の根本を成す――例えば、かのアイザック・ニュートンも高名な錬金術師であったと言われています。
ですが……あなた方の言う錬金術とはまたソレとは別の技術なのでしょう、<<焔>>の錬金術師よ」
明智は相変わらず嫌味な笑顔のまま、次は私にとって最も聞きなれた呼称を口にした。
省30
35: 2007/09/25(火)03:00 ID:4fKuvt7O(1/2) AAS
36: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)03:01 ID:n330Gvof(4/9) AAS
「!? これは……まさか、こんな事が……ッ!!」
明智の憎たらしい笑顔が"消失"する。
続けざまに、ヨット場に苦い煙草の匂いが出現。懐かしい、国を思い出させる匂いだ。
その顔面に刻まれたのは驚き、そして在り得ない物を視認した者が見せる恐怖の感情。
明智は手に持った煙草を忌々しいものでも見るように投げ捨てた。
ソレは奴の隣、何も無い海面に落ちて見えなくなった。
省19
37: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)03:02 ID:n330Gvof(5/9) AAS
「くッ!!!」
巨大な炎の塊が私の足元に発生した。
だがこのような展開もある意味予定通り。
彼がいつ攻撃してきても構わないように、全身の神経を張り巡らせていたのだから。
横に思いっきり身体を飛び退かせ、その炎から身を守る。
「……中々いい動きだな、明智。だが次は外さんぞ? そもそも『一割以下』という件はブラフだったのだろう?」
「ッ、ええ。元々、相当高い確率でゲームに乗った人間である事は予想していましたから」
省28
38: 2007/09/25(火)03:02 ID:4fKuvt7O(2/2) AAS
39: 2007/09/25(火)03:02 ID:DtIeRnZG(6/8) AAS
40: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)03:03 ID:n330Gvof(6/9) AAS
男の眼――それは、爛々と燃え盛る太陽のような瞳をしていた。
野望、野心、そして遙かなる向上心。
天を、高みを目指す強欲なまでの彩りに満ちた視線。
だが私は見逃さない。
その輝きの中に、僅かな黒点にも似た曇りが存在する事を。
そしてソレは犯罪芸術家「高遠遙一」にも似た殺意を押し殺した人間の眼なのだ。
「ふふふ……面白いな、明智よ。こんな状況でなければ私の部下にしてやってもいいくらいだ」
省23
41: 2007/09/25(火)03:04 ID:DtIeRnZG(7/8) AAS
42: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)03:04 ID:n330Gvof(7/9) AAS
「ちっ……見失ったか」
火上するヨットの群れを前にして私は立ち尽くしていた。
手応えは正直、無い。
奴が海に飛び込んだ瞬間、確かに炎を練り上げたものの、またしても回避されたのだ。
ランタンの火を消し、デイパックの中に戻す。
正直意外だった。
まさか"ランタンを付けたまま行動している"というだけで、あそこまでの推理を働かせる人物がこのゲームに参加しているとは思わなかったのだ。
省27
43: 2007/09/25(火)03:05 ID:GvHQaTFw(1/3) AAS
44: 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)03:05 ID:n330Gvof(8/9) AAS
【F-4 ヨットハーバー周辺 一日目 黎明】
【ロイ・マスタング@鋼の錬金術師】
[状態]:健康、両方の掌に錬成陣
[装備]:ランタン、拳銃型ライター
[道具]:支給品一式、ランダム不明支給品x2
[思考]
省25
45: 2007/09/25(火)03:06 ID:DtIeRnZG(8/8) AAS
46(3): 明智健吾の耽美なるバトルロワイアル――開幕◇tu4bghlMIw (代理) 2007/09/25(火)03:06 ID:n330Gvof(9/9) AAS
他の支給品として例の煙草と訳の分からない双銃。
銃……なのだが、実弾を装填するための機構が何処にも見当たらないのだ。
加えてマガジンもデイパックの中には入っていなかった。
レーザー銃かと思い、壁に向かって引き金を引いて見たのだが当然何も起こらない。
故に扱うために何か特別な資格が必要なのかもしれないと判断した。
せいぜい威嚇程度にしかならないため、先ほどは相手を刺激しないためにしまっておいたのだが。
省35
47: 2007/09/25(火)03:07 ID:GvHQaTFw(2/3) AAS
48: 少女の幸運と少女の不幸 ◇FbVNUaeKtI(代理) 2007/09/25(火)03:38 ID:k5nEM0BV(1/6) AAS
古手梨花がそれを見つけたのは、山を下り始めて三十分ほど経った頃の事だった。
(くすくす・・・随分とまた無用心ね)
進行方向の向かって正面。大木の根元に小柄な影が蹲っているのを確認し、梨花はほくそえむ。
尻尾のような飾りと見たこともない服装だが、おそらくは自分と同年代か少し上程度の少女だろう。
地面に色々な道具――おそらくは支給品だろう――を広げている。
(さて、どうしようかしら。利用するのもいいけど・・・)
そう考えながら少女の様子を見る。
省23
49: 少女の幸運と少女の不幸 ◇FbVNUaeKtI(代理) 2007/09/25(火)03:38 ID:k5nEM0BV(2/6) AAS
やがて、梨花が『やはりこの娘はここで殺しておこうか』などと考え始めたとき、不意に少女が動きを止めた。
投げられる物が尽きてしまったのだろう。じっと鞄へ視線を送っている。
(ふふ・・・よくも、てこずらせてくれたわね)
後ろ手でスタンガンを握りなおしながら、ゆっくりと少女に近づく。
「怯えなくても大丈夫なのですよ。にぱー」
もちろん、笑顔は絶やさない。邪気の無い笑みを装いながら、少しずつ歩を進める。
その時・・・少女が鞄の中から鋼色の何かを取り出すのが見えた。
省3
50: 少女の幸運と少女の不幸 ◇FbVNUaeKtI(代理) 2007/09/25(火)03:39 ID:k5nEM0BV(3/6) AAS
「あれ?」
・・・なかった。目を開くと、少女の姿が忽然と消えている。視線を落とすと、足元に転がるのは黒い鞄。
その場に残されたのは散乱する道具と呆然と佇む梨花。そして草を掻き分ける微かな音のみ。
逃げられた・・・よほど恐ろしい顔をしていたのか、こちらの殺気とやらを読んだのか・・・
(なんにせよ、うかつだったわね)
逃げられたことに微かな不安と怒りが込み上げるが、頭を振ってそれを追い払う。
殺気のような物を読まれたとしても、決定的と言える証拠は無かったはずである。
省16
51: 少女の幸運と少女の不幸 ◇FbVNUaeKtI(代理) 2007/09/25(火)03:39 ID:k5nEM0BV(4/6) AAS
『おっぺけぺ〜のぺ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
52(1): 少女の幸運と少女の不幸 ◇FbVNUaeKtI(代理) 2007/09/25(火)03:40 ID:k5nEM0BV(5/6) AAS
後方から聞こえた物凄く大きな声に、森の中を走っていたアルルゥは首をすくめ、その動きを止めた。
恐る恐る後ろを振り向き、何の気配も無いことを確認すると再び山を駆け下り始める。
その手に抱えられている物は鋼色に輝く扇子。
ついさっき、見知らぬ少女から逃げるときに持ち出した、たった一つのもの。
(ちなみにアルルゥが逃げ出した原因は・・・単なる人見知りである)
「おとーさん・・・」
それの持ち主である仮面の青年の姿を思い浮かべながら、少女は麓へと駆け下りてゆく。
省14
53(1): 少女の幸運と少女の不幸 ◇FbVNUaeKtI(代理) 2007/09/25(火)03:40 ID:k5nEM0BV(6/6) AAS
【C-6山中 1日目 深夜】
【アルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:健康
[装備]:ハクオロの鉄扇@うたわれるもの
[道具]:なし
[思考・状況]
1:ハクオロ等の捜索
省8
54: 2007/09/25(火)03:46 ID:mtK0O8I3(1) AAS
55: 「友達だ」 ◆2LEFd5iAoc 2007/09/25(火)03:51 ID:3WZf49N1(1/25) AAS
投下します
56: 「友達だ」 ◆2LEFd5iAoc 2007/09/25(火)03:53 ID:3WZf49N1(2/25) AAS
AA省
57: 「友達だ」 ◆2LEFd5iAoc 2007/09/25(火)03:54 ID:3WZf49N1(3/25) AAS
いきなり殺し合いをしろ、なんて可笑しなことを言われたら、誰だって必然と視野が狭くなるもの。
灯台下暗し――なんて諺があるが、暗くて見失ってしまうようなものは、何も手元にあるとは限らない。
「まぁ。今まで気にも留めませんでしたけれど、ここから見える月夜もなかなかのものじゃありませんの」
空に上る満月を見ながら、獣耳の女――カルラは、物思いにふけるような素朴な笑顔を作る。
「まったく、こんな厄介なことに巻き込まれたりしなければ、今頃ウルトあたりと一緒に月見酒と洒落込むところですのに」
素朴……そう、月を見上げる彼女の笑顔は、確かに素朴だったのだが、
省8
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