ゆるゆりクトゥルフ [無断転載禁止]©2ch.net (433レス)
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362: [] 2016/10/01(土) 18:02:07.81 「夢」 「え……」 資料を拾いながら、船見さんが小さく呟いた。 こちらに背を向けているせいで、その表情は伺えない。 「独り言だと思って」と一言置いて、彼女は続ける。 「一ヶ月くらい前、夢を見たんだ」 なんの話だろう。 立ち上がった船見さんは手に持った紙の束を机の上で整え始める。 相変わらず背は向けたままだ。 「その日は雨が降ってた」 淡々とした口調。 私が作ったものと、船見さんが持ってきてくれたもの。 二つの資料を重ねて腕に抱えると、そのまま歩き出す。 「夢の中では私は……よっと」 抱えていたそれを先生の机へと置いた。 「ふぅ」と一息ついて肩をほぐす船見さん。 その姿から、目が離せない。 反転してこちらへ戻ってきた彼女は元の席へと座った。 二人、向き合う形となる。 「見たこともない部屋の中にいた」 船見さんは静かに語り始めた。 夕日に照らされた船見さんの表情は柔らかかったものの、その目は笑っていなかった。 http://agree.5ch.net/test/read.cgi/akari/1473707536/362
夢 え 資料を拾いながら船見さんが小さくいた こちらに背を向けているせいでその表情は伺えない 独り言だと思ってと一言置いて彼女は続ける 一ヶ月くらい前夢を見たんだ なんの話だろう 立ち上がった船見さんは手に持った紙の束を机の上で整え始める 相変わらず背は向けたままだ その日は雨が降ってた 淡とした口調 私が作ったものと船見さんが持ってきてくれたもの 二つの資料を重ねて腕に抱えるとそのまま歩き出す 夢の中では私はよっと 抱えていたそれを先生の机へと置いた ふぅと一息ついて肩をほぐす船見さん その姿から目が離せない 反転してこちらへ戻ってきた彼女は元の席へと座った 二人向き合う形となる 見たこともない部屋の中にいた 船見さんは静かに語り始めた 夕日に照らされた船見さんの表情は柔らかかったもののその目は笑っていなかった
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