【満州事変】 石 原 莞 爾 【 関東軍 】 (82レス)
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66: [sage] 2015/04/19(日)08:14 ID:Py93lS0s0(1) AAS
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   十六、第五師団の運用
殿下 第五師団の運用に就きまして……石原 私は山西作戦には極力反対であつたのであります。
私の研究した所では山西の地形は「ゲリラ」戦に依る抗戦に適するので、之には手を触れない方が宜しいと思ひました。
所が板垣閣下は詳細な手紙を私に寄せて一ヶ師団あれば山西は片附け得るとの事でした。
あの手紙を書かない人が斯うして特に書かれたのですから、山西に板垣閣下をやれば良いではないかと思ふようになつて、非常に地理に明るい多田閣下に申しました所、駄目だと云ふことになり一時中止になりました。
然し遂に山西作戦を行ふことになつた原因には、此時の強硬な板垣閣下の意見具申が非常に影響して居ると思ふのであります。

   十九、参謀本部内の問題
殿下 参謀本部内のことに就て何か御意見は……
石原 人の問題は仲々うるさい問題で、今日の戦争指導は第一部長が作戦課だけでなしに政策的の課と両方を握るので此の二人の課長をうまく使つて行くことは誰にも仲々出来ません。
作戦だけなら人は居りますが、持久戦争の指導に就きましては理解を有する参謀将校は甚だ少ないので非常に「デリケート」な問題だと思ふのであります。 
例へば武藤少将は仲々多方面の人でありましたが、斬(注:ママ。斯?。)う云ふ人が作戦課長で下村閣下が第一部長であつた時は、作戦課・戦争課の二つが無かつた方が良いのではないかと思ふのであります。
そして相当広範囲の協調を武藤課長にやらせたいと私は思ふのであります。
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