「東京ガード下酔いどれ人生」の男性の姉が怒りの告発 (21レス)
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8: (ワッチョイW 1154-pBdR) [sage] 2023/03/24(金)14:05 ID:ZrelDWxl0(1/3) AAS
敏男さんが田渡鉄鋼の倒産で失職してから、しばらくは職業安定所(今で言うハローワーク)で職探しをしていたが、おりからの不況と短期間で職を転々としているという理由で働き口が見つからず、とうとう職探しをやめて酒浸りの生活になってしまう。
番組で放映されたように酒量は極めて多く、飲む酒も日本酒や焼酎などアルコール度数の高いものばかりだった。ついには撮影クルーにまで焼酎を飲みたいとねだる始末。そんな敏男さんの堕落ぶりをヨシさんは叱るどころか、羨ましいと嫌味を言うばかりだった。
妙子さんは敏男さんを放ったらかしているヨシさんを強く批判した。
「缶ビールを一本とかじゃなく、日本酒のワンカップや焼酎一本を一度で空けてしまうほど飲んでいたんです。何年も毎日そんなに飲んでいたら、いつ体を壊してもおかしくありませんよね?
でも母は敏男の深酒を止めるどころか、羨ましい、私もあんたと交代したいよって嫌味を言って憂さ晴らしをするんです。敏男もこれではいけないと分かってるのに、母に羨ましがることないじゃないかって言うのは当然です。助けてほしかったのに何一つ母は手を差し伸べてくれない。
それどころか田渡さん同様、敏男を憂さ晴らしや慰み者として利用しているのが本当に腹が立っていたんです。現実から目を反らして逃げているのは敏男より母の方なのに」
9: (ワッチョイW 1154-pBdR) [sage] 2023/03/24(金)14:21 ID:ZrelDWxl0(2/3) AAS
ヨシさんは敏男さんが高校に通っていた頃から働き詰めで彼に構う暇などなかった。妙子さんも中学を出てから就職。敏男さんを学校に通わせるため、大酒が祟って働けなくなった亀吉さんの代わりに家計を支えるため、二人で身を粉にして働いていた。
妙子さんが荒川の家にいた頃、ヨシさんは敏男さんより妙子さんに当たり散らしていた。
「母が子供の頃から病弱だった敏男ばかり可愛がって、私には構うどころか八つ当たりまでされていました。母は自分中心に物事が回らないと気が済まない性格で、母との口論が原因で父が大酒で働けなくなってからは、家にいると私や父と衝突ばかりしていました。
気性が激しすぎる性格でしたから、酒が入ると手がつけられなくなるんです。私も転職をしているんですが、住み込みの寮で働けるところを見つけてから、荒川の家を出ていきました。
敏男を見捨てる気分で罪悪感がありましたが、このままでは母に命を取られてしまうのではないかと感じていました。私も逃げてるじゃないかと非難されてもしょうがないです」
妙子さんが荒川の実家を出ていったのは19歳の頃、敏男さんが高校に通っていたちょうどその時期だ。
妙子さんは少ない給料から光熱費込みの寮費や食費、生活費を差し引いた僅かな額をヨシさんや敏男さんに送金していた。家を出ていった罪滅ぼしの代償としてのせめてものことだった。
10: (ワッチョイW 1154-pBdR) [sage] 2023/03/24(金)14:40 ID:ZrelDWxl0(3/3) AAS
家を離れても僅かな額を仕送りして家計を支えていた妙子さんが、敏男さんとヨシさんを見捨てたのは父の亀吉さんが亡くなったときのヨシさんの対応だった。
「葬式を終えてから母は父についてこんなことを言ったんです。『都会のもやしっ子なんて言われるけど、夫の亀吉は田舎のボンボンで育った田舎のもやしっ子で意気地がなかった』って罵倒したんです。
酷いですよね?口喧嘩で負かしてばかりで嫌気が差して酒量が爆発的に増えたから肝硬変を患って亡くなったのに、酒に飲まれるから悪いんだと言わんばかりの持論を言うだけ。
父の親族はもちろん、母の家族からもこの発言で嫌気が差して関わらなくなりました。絶縁されたんですよ。私もそれから荒川の家には帰らなくなりました。私はまだ働いていた敏男にこんな家を出て一人で生活しろと言いました。
でも敏男は『お母ちゃんを見捨てられない。姉ちゃんが嫌なら俺が家にずっといるよ』と言って、私の忠告を拒みました。私は二人を見捨てるしかなかったんですよ。」
妙子さんは敏男さんを強引にでもヨシさんから引き離せなかったことを心底後悔していた。
「田渡さん同様、世間とのつながりを断ち切って自分だけの世界に生きたいならそれでいい。けれど、敏男を巻き込むべきじゃなかったし、巻き込まれるようにすべきじゃなかったんです。敏男は大人しく優しい性格なんで、二人におもちゃにされるように扱われるのは目に見えてましたから。」
敏男さんの酒浸りの生活と田渡さんとヨシさんとの三人による世間とのつながりを断ち切った馴れ合いの生活、それは自分にも責任があると言わんばかりの妙子さんの忸怩たる思い、慚愧に堪えない思いだった。
(続)
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