[過去ログ] ローマ帝国滅亡から暗黒の中世へ4 (1002レス)
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401
(3): 2019/02/23(土)15:49 ID:0(381/959) AAS
>>400
大土地所有制農業経営と中小規模の自作農による農業経営ってのは、どちらかが優勢な時代を
行ったり来たりする傾向があって、それとの相互作用で国家体制は大きな変動をたどるものだよね。

大土地所有制ってのは、商業的な農業がうまく成立しないと維持しにくいものだし、
自作農経営ってのも、豊作と不作の変動に耐えるための在地共同体なり国家なりの担保が有効に機能しないと
零細の方からどんどんつぶれていく。

中世末から近世初頭にかけてのイングランドでも、黒死病による農村人口の激減で自作農が台頭したと思うと、
商業的な羊毛生産や穀物生産の発展で零細自作農の農業労働者への転落と、富裕な自作農のジェントリーへの上昇、
商業資本的な農業請負業者の台頭で、大土地所有制に大きく振れていく。
402
(2): 2019/02/23(土)16:04 ID:0(382/959) AAS
>>401
中世ではないけど、アメリカ南部の大農場が奴隷解放によって、変化していったのと同じですな。
解放されても残る人もいたが、今度は賃金払わないといけない。やがてそこから自作農として独立していく者が表れ、大農場制度が崩壊していく。
403
(1): 2019/02/23(土)16:20 ID:0(383/959) AAS
>>401
大土地所有制と言っても小作農に土地を貸すのと農業労働者を雇って経営するのでも全然違うよな。
地主・小作型が一番ロバストで小規模自作農が次点、
労働者や機械を使った大規模農場が一番安定した条件が求められる。
404: 2019/02/23(土)16:39 ID:0(384/959) AAS
農業機械が発達してからじゃないと、安定しないよね。
405: 2019/02/23(土)17:09 ID:0(385/959) AAS
>>401
6世紀の東ローマでも黒死病により人口が激減して自作農が台頭した
マケドニア後期に富裕な自作農がコムネノス家などの貴族に成長したけど
11世紀末にトルコ系遊牧民の移住で農業そのものが壊滅する
406: 2019/02/23(土)17:10 ID:0(386/959) AAS
>>403
共和政ローマでは奴隷という農業労働者で経営したので
元の自作農らは職業軍人なったりして軍が強化された

中世東ローマでは自作農が小作農になって農業を続けた
小作農は兵役を免除されたので軍が弱体化した
407
(1): 2019/02/23(土)18:22 ID:0(387/959) AAS
>>402
アメリカ南部の大農場では奴隷解放によって
黒人奴隷は賃金を払わないといけない農業労働者になったけど
農業機械が発達すると黒人の多くが失業して南部から北部へ移住して
デトロイトとかで工場労働者になった
元々ニューヨークとか寒い所には暖房が完備するまでは黒人はいなかった
開拓時代の「大草原の小さな家」では黒人は冬を越せなかった
408
(1): 2019/02/23(土)18:43 ID:0(388/959) AAS
>>402
カール・マルクスは奴隷が生産の主体を担う「奴隷制」が「古代」の普遍的な生産関係と主張したわけだが、
実は、「大土地所有制」の中でも「奴隷制農業」というのが成立してくる条件というのが
かなり限られてしまうんだよね。

例えば、古典古代の古代ギリシア、古代ローマでは「奴隷制農業」が成り立っていたが、
古代エジプト、古代メソポタミア、古代中国などでは奴隷はあくまでも富裕層の家内使用人であり、
「奴隷制農業」が成立する背景がなかった。

経済的な足回りがよくわかっている中世〜近代の大土地所有奴隷制農業をみてみると、
具体的には中世アッバース朝における黒人奴隷ザンジュを用いたメソポタミアの大規模農場経営、
近代の北米の綿花農業、近代中南米のサトウキビ農業が挙げられるが、
省5
409: 2019/02/23(土)19:12 ID:0(389/959) AAS
スパルタクスの再評価
410
(2): 2019/02/23(土)19:18 ID:0(390/959) AAS
>>408
ギリシャ以外だと文明の水準の大きく異なる集団が接触していて
奴隷が豊富に供給されるという好条件があるけど、ギリシャだけは本当に謎。
ポリス同士の戦争と言ってもたかが知れている。
411
(2): 2019/02/23(土)19:24 ID:0(391/959) AAS
>>410
例えば、アテナイのケースだと、自らの自由身分を買い戻して、
しかもアテナイ市民権を獲得して銀行家として大成した元奴隷なんてのがいて、
その出自がフェニキア人だったりするんだよね。

やっぱり商取引の過程で出てくる債務奴隷か?

あと、ギリシア世界が穀物供給を大きく依存していた黒海北岸、今のウクライナ。
当時はスキタイ遊牧国家が支配していて、ギリシア商人の取引相手もスキタイ遊牧国家。
そうすると、スキタイが内陸ユーラシアでの戦役で得た捕虜が流れてきていた?

ローマだと戦争捕虜による奴隷が激減すると、都市部での捨て子を拾って奴隷に育てる
「業者」が繁栄していたりするよね。
412: 2019/02/23(土)19:44 ID:0(392/959) AAS
>>397
日本人の脳内ではそうだった、というだけの話だぞ。

朝鮮国王は日本国大君=将軍をカウンターパートとして対等に礼遇しただけ。
413: 2019/02/23(土)20:22 ID:0(393/959) AAS
クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・
マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・
ラーチャタニーブリーロ ム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・
アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
414: 2019/02/24(日)05:08 ID:O(13/33) AAS
>>407
戦前黒人ブルースの歌詞にあるな
If you go down south
there's no work to do
go to Chicago
415
(1): 2019/02/24(日)18:32 ID:0(394/959) AAS
>>410
古代ギリシャの場合奴隷経営とは言っても、自分も働く小規模自営が一人か二人くらいの奴隷を所有してるみたいなケースが多かったから、ラティフンディウムみたいな大規模奴隷制農場とはちょっと違う類型かも。

古代アテナイでも、国営のラウレイオン銀山では大規模に奴隷を使役していた、みたいなのは例外に属する。

>>411
酷い話だが、植民都市の商業的特産品は周辺地で取れた産地直送「奴隷」、ということも多かったみたい。
416: 2019/02/24(日)18:34 ID:0(395/959) AAS
中世の農奴は、コロヌス制からの発展でしたっけ?
417: 2019/02/24(日)18:35 ID:0(396/959) AAS
>>415
そういえば、フェニキア人関係の書籍を読んでいた時に、ギリシアのポリスが地中海交易で飛躍する以前、
フェニキア商人がエーゲ海のギリシア人地域から仕入れる高付加価値商品として重要なのが奴隷、なんて
データを見たことがあるな。
418
(1): 2019/02/24(日)23:00 ID:0(397/959) AAS
ヴァイキングが人狩りやって奴隷をイスラム世界に売り飛ばしていた
419: 2019/02/24(日)23:06 ID:0(398/959) AAS
>>418
で、それで得た銀貨がフランク王国に還流していたんだな。
420: 2019/02/24(日)23:38 ID:0(399/959) AAS
外部リンク:math-fun.net
「資本主義が無条件に格差を拡大するならば、資本主義はやめたほうがよい」という命題を考えましょう。
これは単に「資本主義はやめたほうがよい」と言っているわけではありません。

山田:しかし、普通に考えて、いまの世界はほんとおかしい。王族が富を独占していた時代に戻っている。民主主義とか資本主義とかいって仕組みを変えても、同じことが起こっている。
田中:じゃあ資本主義と民主主義やめたほうがいいですね。

山田:「資本主義は無条件に格差を拡大する→それならば資本主義はやめたほうがよい」という命題は、資本主義をやめろという命題と等価ではなく、
「資本主義をやめたくないならば→資本主義は格差を無条件に拡大しないようにせよ」という命題と等価。論理学学んだほうがいいよ。

「AならばB」とは、論理学では、Aという前提条件が正しいならば、Bも正しいと言えるという主張です。
Aという条件抜きにBが正しいとは一言も言っていないのです。
「(CであろうがDであろうが)Bである」とか「AでなくてもBである」とかいうのは、文に書かれていないことを読んでしまっている、読み取りすぎです。
省3
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