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少年疾駆は確実に突き抜ける (548レス)
少年疾駆は確実に突き抜ける http://hello.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1273495547/
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129: ZERO [sage] 2011/12/28(水) 18:21:58.08 ID:6F2zbXnD0 笛の調べ Flotenspie 夜もふけて、茂みと木立ちの間に あかあかと窓の輝く一軒の家、 そこに、見えない部屋の中に、 笛ふく人が立って吹いていた。 古いなじみの歌であった。 しみじみと闇の中に流れた。 どの国もがふるさとであるかのように、 どの道もが完結されでもしたかのように。 この世の秘められた意味が 彼の呼吸の中にあらわれていた。 そして心はいそいそと浸りきっていた。 そしてすべての時が現在となった。 http://hello.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1273495547/129
130: ZERO [sage] 2011/12/28(水) 18:22:26.09 ID:6F2zbXnD0 Seifenblasen 長い長い年月の研究と思想の中から 遅くなって一老人が晩年の著作を 蒸留させる。そのもつれたつるの中に 彼は戯れつつ甘い知恵を紡ぎこんだ。 溢れる情熱に駆られて、ひとりの熱心な学生が 功名心に燃え、図書館や文庫を しきりとあさりまわって 天才的な深さのこもった青春の著作を編んだ ひとりの少年が腰かけて、わらの中に吹きこむ。 彼はシャボンの泡に息を満たす。 泡の一つ一つがきらびやかに賛美歌のようにたたえる。 少年は心のありたけをこめて吹く。 老人も少年も学生も三人とも 現世の幻の泡の中から 不思議な夢をつくる。それ自体は無価値だが、 その中で永遠の光がほほえみつつ みずからを知り、ひとしおたのしげに燃え立つ。 http://hello.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1273495547/130
131: 日本は前を向いて原子力マフィア復活、福島を裏で切捨てます [sage] 2011/12/31(土) 18:24:57.68 ID:j7OYRWj50 ♪世の中はいつも、変わっているから 頑固者だけが、悲しい思いをする 変わらないものを、何かにたとえて その度崩れちゃ、そいつのせいにする シュプレイヒコールの波、通り過ぎてゆく 変わらない夢を、流れに求めて 時の流れを止めて、変わらない夢を 見たがる者たちと、戦うため 世の中はとても、臆病な猫だから 他愛のない嘘を、いつもついている 包帯のような嘘を、見破ることで 学者は世間を、見たような気になる シュプレイヒコールの波、通り過ぎてゆく 変わらない夢を、流れに求めて 時の流れを止めて、変わらない夢を 見たがる者たちと、戦うため シュプレイヒコールの波、通り過ぎてゆく 変わらない夢を、流れに求めて 時の流れを止めて、変わらない夢を 見たがる者たちと、戦うため シュプレイヒコールの波、通り過ぎてゆく 変わらない夢を、流れに求めて 時の流れを止めて、変わらない夢を 見たがる者たちと、戦うため♪ http://hello.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1273495547/131
132: ZERO [sage] 2011/12/31(土) 23:52:06.30 ID:j7OYRWj50 清められし秋 ちからづよく、こうして年は終わる 金色の葡萄と園の稔りをともなって。 あたりの森はふかしぎにおし黙り 孤独な者の伴侶となる。 そのとき農夫は言う――これでよし。 おまえら晩鐘はながくしずかに ひびき終えてなお、はれやかな気持ちを与え 飛びゆく鳥の列があいさつをよこす。 これは愛のおだやかな季節(とき)。 青い流れを小舟でくだりゆけば なんと美しくかたちにかたちが並び すべては安らぎと沈黙のうちに沈みゆく。 http://hello.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1273495547/132
133: ZERO [sage] 2012/01/01(日) 00:01:50.92 ID:l01RxBc20 Dover Beach 今夜の海は実に静かだ。 潮が満ち、月が煌々と海峡を照らしている。 フランスの海岸では、燈火がが明滅しており、イングランドの巨大な断崖は白く輝き、 穏やかな湾内を見下ろし、佇立している。 君も、窓際にきて、この爽やかな夜風に当るといい。 海原が月光の下に白く浮かび上がった陸地と接し、飛沫が延々と続いている、ほら、あの辺りから、 小石の擦れ合うざわめきが聞えてこないかい? あの音は、波が引くとき運び去り、打ちよせては岸辺の奥へと、運んでくる小石の奏でる音だ、――そうだ、あれは。 ゆるやかに篩えるような音響を響かせながら、大きくなっては静まり、静まっては大きくなり、――永劫にやむことの無い、 悲しみの調べを奏でているのだ。 かつては、信仰が、いや信仰の海が、この海原と同じように、漫々と水を湛え きらめく帯の襞さながらに、地球の岸辺をくまなく取り囲んでいた。 だが、私が今耳にしているのは、ただ、その海の愁いをおび、陰にこもった長い唸り声に過ぎない、―― それは、夜風の息吹きとまざり合い、この世界の荒涼無残な極限の彼方へ、――裸の小石が 空しく群がっているあたりへと、流れていく声なのだ。 ああ、君、せめてわれわれだけでも、 お互いに忠実であろうではないか!なぜなら 多彩で流麗で溌剌たる夢を孕むもののように、 われわれの眼前に横たわっているこの世界も、 その実は、喜びもなく、愛もなく、光もなく、 確かさもなく、平和もなく、苦痛を癒す力も無い世界なのだ。 われわれは、今、夜陰に乗じて衝突する無知の軍勢が上げる、 闘争と壊走の阿鼻叫喚の声に呑まれ、なすすべもなく、 暮れなずむ荒野に佇んでいるのだ・・・。 http://hello.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1273495547/133
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