ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47 (999レス)
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/08/07(水)16:24 ID:8qi6KxO8o(1) AAS
>>12
「そうですね。本人に聞いてみればいいんじゃないですか?
兄さん、やられたのは紅い瞳、銀髪ポニテのやさぐれた感じのお姉さんじゃなかったですか?僕らによく似た」

「ああ……おまえもやられたか……リョウは……みんなは……大丈夫だったか?」

顔だけ3人の方へ向けて答える鈴。なんと意識が戻ったらしい。
包帯が交換され見た目の痛々しさは無くなったものの、消耗が激しいようでサナトリウムで療養中の少女のようにかよわく儚い印象を抱かせる。
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/02(水)02:48 ID:XpYinT/H0(1) AAS
>>13

「起きてたのか」
顔を向け様子を伺いながら反応する青年。
綾は椅子を移動させて寄り添ってくる。

「俺たちは大丈夫だった。士道さんのお蔭でな……」
見届けるしかできなかった落ちていった奈落のように、顔を暗くする。
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/02(水)08:40 ID:IwtUv/1zo(1) AAS
>>14
「ああ……心配……かけたな。保健の……先生が……言うには……あの白髪に……」
「ああ、これですね。なになに……ふむ……
兄さんが昏睡状態だったのはあのやさぐれお姉さんの存在のせいみたいですね。あの人はどうも並行世界の未来の霜月鈴みたいです。
色々おかしいとこはありますけど並行世界ですからね。性別が変わることもあるでしょう。僕らが三兄弟の逆で向こうは三姉妹なのかもしれませんね。
並行世界の異性の自分……うーん、身体の相性良さそうだなあ……おっと、話がそれました。
違う世界の同じ人物が同じ世界に同時に存在、更に敵対することでその世界での存在権的なものの奪い合いみたいになるみたいですね。
さっきの戦いでダメージを与えたことで少しそれを取り戻せたから意識が戻ったってことでしょう。
兄さん、心配かけたなって過去形で言ってますけど現在進行系ですよ。普通にまだまだ存在消えちゃえる状態じゃないですか」

話すのも辛そうな鈴の傍らにある、綺麗だがどこか可愛らしさも感じさせる文字がしたためられた可愛らしい模様のついた便箋に気付き、それを見ながら鈴の代わりに伝える伊織。
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/03(木)03:41 ID:9NJ69HfN0(1) AAS
>>15

「にーさんのねーさんの? ……ややこしいが、そういう物か。
 奪い合いか……ということは、あっちの鈴を倒さないといけない。
 力量的にも課題はあるが……少し、気が引けるな」
今更と言わんばかりの達観か、あるいは諦めか、すんなりと受け入れて。
けれども、並行世界の友人を傷つけることに難色を示す。

「ああ、士道さんは、俺を庇って地下のさらに深い所に落ちていった。そこからは、解らない……すまない」
自らの力不足を恨むように、顔を伏せ静かに口にする。
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/03(木)23:45 ID:kYNTLG8So(1) AAS
>>16
「士道兄さんにバカスカ実弾撃ち込まれた直後に士道兄さんを蹴りで元気に吹っ飛ばしてましたからね……
それに綾さんの蹴りを顔色一つ変えずに殴り返すあの膂力……
ライナー君、あれを霜月鈴だと思って刃を曇らせれば死に繋がりますよ。
とはいえ……確かに良く似た顔で同じ技を使われるとやりづらいですねぇ……というか僕、勝てないんですけど」

明らかに人であることをやめている上に鈴の特性を持った敵。流石の伊織もお手上げのようだ。

「そうか……いや……きっと大丈夫……お前のせいじゃないさ……こっちこそゴメンな……」

元気そうに振る舞おうとしているが絞り出す声も弱々しい。
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/04(金)04:15 ID:IRABjL/J0(1) AAS
>>17

「……わかってるつもりだ。
 守らないといけないのはそこに居る霜月鈴だろ」
伊織の助言を受けて、自らを落ち着かせるように言葉を呑み込んでいく。
頭では理解できているが、鈍る不安が残るのもまた事実だ。

「だが、守ろうにも歯が立ちそうにない。
 先生のこともあるし、何か考えないとな……」
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/05(土)00:28 ID:SBVzRsOjo(1/2) AAS
>>18
「……!」

いつも最前線で戦ってきた自分がまさかの姫君ポジションとは。ライナー君のナイトな守る発言に不覚にも顔が熱くなってしまったのを感じた。
寝返りを打って男子二人と反対方向を向きたいが身体が動かないので顔だけでもそらした鈴であった。

「そういえば綾さん、保健室に入ってから一言も話してませんがなにか考えでも?」
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/05(土)03:49 ID:SdsOkAb90(1) AAS
>>19

「ん……?」
保健室にきてからというもの、綾は鈴にべったりと寄り添っていた。
ベッド脇に椅子を寄せて手を優しく添えるように重ねて、今は赤らんだ顔をじっと見降ろしていた。
こういう時は大体、何も考えていない。

「ところで、だ。
 お前の方で回復できているような感覚とかはあるか?
 存在権の奪い合いだかの影響だったら、あいつをどうにかしない限り解決しないなんてことは無いのか?」
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/05(土)23:06 ID:SBVzRsOjo(2/2) AAS
>>20
「ひゃあ」

顔をそむけた後、続いて視線も顔の向いている方へ。綾と目があってびっくり。身体が動いていればきっと大きな声で驚きながら飛び上がっていたが、間抜けな声が出ただけだった。

「うーん……あいつにやられて……気がついたのもほんと……今さっきだから……ごめんな」
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/06(日)02:40 ID:Zehddaml0(1) AAS
>>21

「?」
綾に関しては至って真面目である。
ごくごく僅かな変化だが心配する眼差しを向け、その一方で、思い詰めているようでもあった。

「それもそうか。いや、気にしないでくれ。
 順調に回復するとしてもたったの数日ってだけでもなさそうだ。
 色々不自由しそうだからな、困ったら頼ってくれ。何せ、今じゃちょっとした権力者だからな」
含みのある笑みを浮かべながらも、その特殊な肩書が過重になっているのだろう。
やがて自嘲的な笑みに変わり最後には溜息をついた。
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/06(日)21:43 ID:yliAdKPto(1) AAS
>>22
「ふう……」

力尽きたようでふたたび意識を失ってしまったようだ。

「権力者……ですか」
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/07(月)04:42 ID:idbjzzfY0(1) AAS
>>23

「聞こえてたか……?
 まあ、困ったまま黙ってるような奴じゃないか」
意識が落ちたのを見ると声を潜めて。
むしろ、綾が鈴を困ったままにしないだろう。そう思っていると綾のほうからまかせろと言わんばかりに頷いてきた。

「一応、アイツの息子なんでな。
 さらに、生徒会長代理の名前も背負わされちまったし……そうだな」
少し試案する風を見せ。
「仮にそいつの様子が戻りそうになかったら、空き教室の一つを改装して専用の治療室を設けよう。
 今、ココを視てもらってる先生にはそっちにあたってもらって、もう一人、適当な保健の先生を新しく……うん、それくらいならできそうだ」
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/08(火)21:59 ID:G844pHx3o(1) AAS
>>24
「まるでアニメかなんかの生徒会長ですねぇ……でも先生動くのかなあ……前に日頃のお礼にご挨拶に伺おうとしたら(夜這いをかけに行ったら)異次元ぽいとこに飛ばされかけましたけど」
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/09(水)23:18 ID:eIGvbOnIo(1) AAS
>>25

「そっちの方が余程アニメな気がするんだが……帰ってこれたようで何よりだ」
聞き慣れない言葉に苦笑を浮かべ。
「さて。
 回復を願わない訳じゃないが、準備は必要だな。
 ご息女の声でも使わせて貰いましょうかね。この辺りに居てくれるとありがたいんだが……」
立ち上がると窓の外に目を凝らしてみるが、見える範囲では見つからず。
「お前も、ゆっくりするといい。何かと動き回ってるようだしな」
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/10(木)22:14 ID:MY75kgyGo(1) AAS
>>26
「チート主人公無双で世界救ってハーレム堪能し尽くして来ました」

歯を輝かせてキメ顔スマイル

「ご息女の声……?なんかテンションがいつもと違いますねライナー君」

使わせてもらいましょうかねなんて言い回しはあまりライナー君らしくないなあと思った伊織であった。

「ああ、僕のダメージのことならご心配なく。保健室にいる限りリジェネかかるようにしてくれてるみたいですからだいたいもう全快ですよ」
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(2): ◆RYO/n8uupE 2019/10/11(金)03:41 ID:hFLx/G3f0(1) AAS
>>27

「……それは良かった」
話半分。という言葉が見事に当てはまる聞きっぷり。

「俺なんかよりもゼオラの言葉の方が聞き入れてくれると思って。
 そうか? ……『あの辺り』の間怠い言い方が移ってきたのかもな。気をつけるか……」
ちょっとショゲた。

「もうなのか。流石、保健の先生だな」
感嘆の声を上げながら立ち上がる際に綾に目をやると看ている内に座ったまま眠ってしまったようなのでそのままにしておく。
「ただまあ、気を損ねさせて治してもらえない。なんてことが無いようにな。それじゃ」
冗談混じりに忠告を口にすると準備を進めるために去って行った。
29: 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/12(土)22:52 ID:WDIxL0lco(1/2) AAS
>>28
「ははは……気をつけます」

苦笑いを浮かべながらライナーを見送る。

「さて……どうしたものか……」

ここから出て自分も何かしらの行動を起こしたいところだがまた殺されかけて助けられるかそのまま殺されてしまう
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/12(土)23:01 ID:WDIxL0lco(2/2) AAS
>>28
「ははは……気をつけます」

苦笑いを浮かべながらライナーを見送る。

「さて……どうしたものか……」

ここから出て自分も何かしらの行動を起こしたいところだがまたあの白い鈴に見つかれば今度もうまく助けてもらえるか逃げ切れる保証はない。

「あの人の目的は……なぜ地下に居たんでしょうか……先生、鈴の容態について教えてもらえませんか?」
省3
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(1): ◆RYO/n8uupE 2019/10/13(日)04:24 ID:KC5+lYox0(1/2) AAS
>>30

「珍しいね。キミが真面目な顔をして」
ライナー君と入れ替わるように現れたのは(立場上)彼の妹の一人。
人当たりの良さそうな声は建前だと、鋭い真紅の双眸が告げている。

「キミもやられたと聞いていた割には、元気そうで良かったよ。
 もう一人の方は……お休みのようだね。それについては機会を改めれば良い、か」
あの『間怠いカンジ』の言い回しを交えながら歩みを寄せてくる。
覗きみるまではしなかったが、カルテに、延いては今回の騒動に興味があるようだ。
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(1): 霜月 ◆f7JK9RIN.g 2019/10/13(日)18:55 ID:lvGJICkvO携(1) AAS
>>31
「!……おや、ウルスちゃんでしたか。ふふ、普段とのギャップでときめきましたか?」

アルビノ。白髪に紅い瞳。今話題の敵と似たような特徴を持つ彼女の登場に得物を取り出しかけるが、話題の敵の豊満なそれとは異なる彼女の平坦な胸を見てやめた。

「ええ、この通りバッチリですよ。ベッドの上で試してみますか?」

さらっとセクハラ発言である。

「前に見た研究と敵の発言が気になりましてね。血液について少し調べてみようかと」
省1
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