【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】 (1002レス)
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(1): [sage saga] 2019/05/05(日)14:55 ID:AkDEdh7Z0(1/6) AAS
/>>155で21時ごろまで再募集します
183
(1): [sage saga] 2019/05/05(日)18:21 ID:AkDEdh7Z0(2/6) AAS
>>182

【――後方に気配。そして剣呑な言葉を浴びせられると、女はゆっくりと立ち上がった】
【それによって、足元に転がる遺体の姿が詳らかになるだろうか。鮮血は頭部に集中しており、頭蓋骨に変形が見られる】
【鈍器のようなもので頭部に一撃――といったところか。振り向いた女の手にそれらしい凶器はないが、掌は血に染まっている】

 ああ、まいったな……。
 まさかこんなところに踏み込んでくる物好きが、わたし以外いるとは……。

 キミ、どうしてここに? "知ってて"来たのか?
 ……いやまあ、このヒトをどうするかってのもあるんだけど、それ以上に――、

【女は血を布で拭うと、芝居がかった挙措で頭を抱えてみせた。そちらの戦意に応ずるよう、右手を刀に添えたままに】
【なんともおどけた調子で、しかし瞳だけは真剣そのものでそちらを射抜いている。だが表情にはほんの少しばかり、焦りがあった】
省7
185
(1): [sage saga] 2019/05/05(日)19:37 ID:AkDEdh7Z0(3/6) AAS
>>184

【肌を焼くような緊張感の中で、女は静かに彼女の動機を聞き届ける。しばし目を伏せ、思索に耽った】
【――つまりは、今宵二つの刃が出会ったのは"偶然"であると。合理的な理由ではあったけれど、いま一番聞きたくない言葉。実に――嫌な感じだ】

 おお……! すごいな。今のはナイフかな?
 あの大きさの瓦礫を簡単に打ち砕くとは、いかなる異能か……興味があるね。

 まあ、何はともあれ。十分に戦えるヒトのようでよかったよ。
 ……うん。本当に。

【降り注ぐ瓦礫に対し――こちらはというと、横っ飛びに転がって避けきることに成功していたのだが】
【真剣に考えていたのも束の間。目の前の相手が瓦礫を粉砕してやり過ごしてみせたのを見ると、女は急に顔を輝かせ始めるだろうか】
【ひとつ間違えば切り捨てられかねないこの状況でなお、興味津々といった様子でそちらを見やる。変人であることだけはたぶん、間違いない】
省14
188
(1): [sage saga] 2019/05/05(日)20:40 ID:AkDEdh7Z0(4/6) AAS
>>186

 お察しの通り。ふふ、キミ結構いい人だな。
 ――こんなときに何だけど、わたしは"蒐集家"のイストだ。よろしくね。

【踏み込み、斬撃。それが容易に受け止められたことに少しばかりほっとした様子を見せると、死線の交差するその至近で、女は名乗るだろう】
【その瞳に恐怖や動揺はなかった。――事情はどうあれ斬りかかったのだ。瞬時に斬り返されこの場で果てる覚悟もしていたようであったが、】
【太刀との中空で彷徨う彼女の手を見やると、やや暢気に、そして嬉しそうに顔を綻ばせたのだった】

 まあ、いまはギルドの依頼でここに来てるから、ただの冒険者と思ってくれていい。
 近くの村で噂になっていてね。曰く、近寄った者は決して帰ってこない呪い塔――だそうで。

 だからわざわざ護符まで用意して、調査と対処に来たってわけなんだけど……。
省16
190
(1): [sage saga] 2019/05/05(日)22:01 ID:AkDEdh7Z0(5/6) AAS
>>189

【人斬り――そう名乗った朔夜に対しても、イストはなんら不安も動揺も見せないだろう】
【むしろそこに浮かぶのは、信頼の類であった。人斬りなどと名乗るのであれば、自分なぞに安々と斬られるような小物ではなかろうと】

 うん、すまないね。
 ――いきなりこんな状態で悪いけど、この縁がここで終わらないよう、わたしも努力するよ。 
 わたしの命、キミに預けよう。朔夜。

【道化じみた表情を一瞬引っ込ませて、心底申し訳なさそうにイストは苦笑する。そこだけは、ちゃんと本心のようだった】
【初対面の、それも人斬りに自分の命を預けようという女なのだ。胆力だけは一人前のようである】
【いまのところ敵意を向けてくるのは身体だけで、言動に不自然な点はない。これならば当面、精神まで汚染されることは無さそうだ】

 はは、いいぞ。いまのでちょっと怒ったみたいだ! まるで子供だな。いや、あるいは――。
省10
192
(1): [sage saga] 2019/05/05(日)23:17 ID:AkDEdh7Z0(6/6) AAS
>>191

【土煙が晴れると、瓦礫の山の中からイストがゆっくりと立ち上がるのが見えるだろうか】
【瓦礫の雨に見舞われた朔夜の方を少し心配そうに見やる、その気遣いは表情だけ。身体は刀をだらりと垂らし、構えなど一つも取っていない】
【――見て取れるのは、明らかな油断と侮りだ。銀の靄の先にいる何かが、ざまあみろ、と――そんな子供じみた感想を、イストの身体で表していて】

【だからこそ、か。――岩ごと土煙を引き裂いて顕れた、正真正銘の"人斬り"を前に、怯えるように情けなく後ずさったのは】

 ああ、朔夜――。それが、キミの本気か。凄まじいな。
 これは実に、狂気的にして、怪異的だ。刀使いの端くれとして楽しみだよ。キミの剣を魅るのが。

 ……って、あああああ! こら! 視線を逸らすな視線を!
省21
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