【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】 (1002レス)
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268: ◆L1hyTPHS6I 2019/05/23(木)12:39 ID:d/TpxLEn0(2/2) AAS
>>267続きです

【その瞳を見てまるで本能のように理解させられる。"こいつはこの隙に攻撃出来たのに、敢えて攻撃しなかった"のだと。"自分は既にやられている筈だった"と。それに気付いた瞬間半ばパニックになるように少女が避けた方向へとナイフの刃を寝かせ、横薙ぎに払う】
【それは打刀に拠る突きを剣戟の主体としていた新選組の隊士が使っていた、平突きからの横薙ぎの連携のような攻撃。この精神状態の中で即座にそれを選び実践したのはやはりこの男が弱くないということを表していた】
【横薙ぎの斬撃は正確に少女の首を切り裂く軌道を取っており、決まれば頸動脈を悠に切り裂き、首をほぼ切断できる精度と威力を持っていた】

【だがこの斬撃が決まることはなかった。少女の突き上げた蹴りが男の斬撃の軌道を無理矢理捻じ曲げ、腕を上方向へとカチ上げていた。しかし男は"その隙"を見逃していなかった。このような脚を大きく上げる蹴りはその可動範囲の大きさの分、身体に還ってくる反動がありそれが隙となるのだ】
【男の目に希望の光のようなものが宿り、それに併さるように頸動脈を切り裂く袈裟斬り軌道の斬撃が振り下ろされる。少女の首が切り裂かれ、大量の血を吹き出している筈だった――――男の背後で"カラン――――"という金属質の物体が硬いものどうしで打ち合わる音が響く】

【眼の前の少女は血を吹き出しているどころか、一切の変化がない。脚は既に降ろされ、ほぼ直立と言ってもいい構えを取っていた。もう既に理解していた。だが本能が理解することを拒んでいた】
【少女の蹴りはナイフを持つ手を狙撃するように直撃し、ナイフを上空へと弾き飛ばしていた。今響いた金属音はその飛ばされたナイフが背後へと落ちた音だ。そして見なくてもわかる、その蹴りに拠って五指が皆あらぬ方向に折れ曲がってしまっていることに】

お前の能力は完全に無力化された。万が一にも私に勝てる可能性は無くなった
省12
269: [sage saga] 2019/05/25(土)09:40 ID:vqWS8lP7O携(1/3) AAS
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270: [sage saga] 2019/05/25(土)09:41 ID:vqWS8lP7O携(2/3) AAS
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271
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)09:43 ID:vqWS8lP7O携(3/3) AAS
【水の国】

【太陽が元気な今日この頃ーー無風な本日は何をするにも絶好な……否、少し暑すぎる気候かもしれない】
【あちらこちらから「暑い」とか「喉が渇いた」と夏の始まりを感じさせる言葉が飛び交っている】
【繁華街は今日も忙しない。老若男女問わずとはまさにこのことで誰もが限りある時間を有効に使おうと早足で過ぎ去っていく】

【ーーそこは繁華街から少し離れた場所にあった】
【人が多く行き交う賑やかな場所から少し逸れた道。あまり詳しくない人には少し「そっちに何かあるの?」なんて不安になる道なのかもしれない】
【そんな道を進んでいけば気づくだろうかーー柔らかな花の香りが風がなくとも漂う一角に】
【そこは広すぎる庭付きの、豪奢な煉瓦造りの家が聳え立っていた】
【家にしがみつく様に絡んだ蔦までも手入れが行き届き、いささか広すぎる庭には季節の花が太陽を浴びて生き生きと咲き誇っている】
【花の香りはここからだったか、なんて気づけば貴方《貴女》は誘われる様に入って行くのかもしれない】
省9
272
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)15:05 ID:1k9/mtJO0(1/9) AAS
>>271

【天高く降り落つ季節外れの陽光と、真昼の繁華街の喧騒が織りなすまばらな熱気が、道行く人々の額に汗を滲ませていた】
【肌を焼く暑さに顔を歪めて歩いてゆく、そんな雑踏の中――とある、ひとりの女だけが】
【春先の心地よい風が吹き抜けていくかのごとく、するりと器用に人並みをすり抜けて、ご機嫌な表情で闊歩している】

【――ふと漂う芳しい香り。女がそれに釣られてふらふらと脇道に逸れていくのは、その性格からして必然であった】
【店の前にたどり着くと、女は興味深げに外観を見渡した。そして初見の店になんら気負うでもなく、無遠慮に扉を開くのである】

 やあ、こんにちは。
 こんなところにこんな雰囲気のいいお店があるとは、不覚にも知らなかったな。

【斯くして、現れた少女はこの女と対面することとなるだろう。その風貌を確認したならば、女はやや長身で二十代ぐらいに見えるはずだ】
【白いジャケットに紺色のインナー、黒いレギンスに赤褐色のブーツ。腰には大小多くのポーチが付いたベルトと、活動的な服装で】
省8
273
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)15:40 ID:h4u3sLQo0(1/9) AAS
>>272

【店内の、ハーブの香りを纏って現れたのは綺麗な女性であった】
【絵に描いたような、ドラマのワンシーンのような、美しい女性の登場に店主の少女が息を飲んだのはもしかしたらバレちゃっているかもしれない】
【煌びやかな商品に負けないくらいの存在感と美貌ーー羨ましいなと思うのはきっとこの少女だけではないだろう】
【見惚れてしまったと言ってもほんの一瞬なんだけど。すぐに店員の顔を取り戻して少女はまたそういう風に振舞ってーー】

ここはハーブ専門店なんです。
お茶とか、化粧品とか、雑貨とか、そういったものを扱ってるお店なんです!

【けして広くはないが、たくさんのハーブ用品が並ぶ店内。女性の右側には小さなカフェスペース、左側にはお試しで使っていい石鹸とアンティーク調のくすんだ金の水道があって】
【少女は彼女の様子をちらりと見る。この店にふらりと寄ってくれたタイプの方だろう】
【であれば、何か目的があって来たわけではないはずだ。お花の香りに誘われたお客様】
省6
274
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)15:59 ID:1k9/mtJO0(2/9) AAS
>>273

 なるほど、道理でいい匂いがするわけだ。
 別段ハーブとかに詳しいわけじゃないんだけどね。ついつい釣られてきちゃったよ。

【少女の返答に、女はゆるりと頷くと冗談めかして笑ってみせた。「店構えもお洒落だったしね」なんて付け加えたのもお世辞ではなく】
【やがて店内を見渡して、物珍しそうに品物に視線をやった。顎に手を当てほほうと唸る、いちいち芝居がかった仕草をする女だ】
【しかしあてどなく漂うその視線から、女がこの手のものに明るくないというのが嘘ではないことが読み取れるだろうか】

 ああ、ありがとう。確かに今日は暑かったからね。ありがたくいただくよ。
 ……ふむ。ところで、店員はキミだけなのかな?

【少女に促されるままに、女はカフェスペースへ進むと着席する。暑い暑いと、思い出したかのように左手で首筋を仰いだ】
【――そんな仕草の割には、女は汗ひとつかいていないように見えた。服装もあまり涼しげとは言えないもののはずだが、】
省2
275
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)16:51 ID:h4u3sLQo0(2/9) AAS
>>274

ふふ、嬉しいです! ちゃんと育てたお花が香ってくれてるんだなって、思ってしまいますね!

【ーーと少女は上品に笑う】
【物珍しそうに店内を見回す女性に「好きなところみてくださいね」と声をかけて少女はレジカウンターの少し奥にある冷蔵庫へと足を伸ばす】
【手に取ったのはレモングラスティーとローズティーがそれぞれ入ったピッチャーでーー】
【透明な氷をガラスのコップに入れれば、かららという涼しい音が店内に響いた】
【ローズティーを三分の一、その上からレモングラスティーを注いで黒いストローをさせば】

レモングラスとローズのブレンドティーです、暑い日にはぴったりのさわやかなお茶ですよ

【と、ことと女性の前に差し出すだろう】
【涼しげなレモングラスと華やかなローズの香りーー飲んだら暑さも吹き飛ぶだろうか?ハーブティーの隣には小皿に置かれた数種類のドライフルーツが添えられていて】
省7
276
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)17:16 ID:1k9/mtJO0(3/9) AAS
>>275

【少女の挙措の節々から香る上品さを感じ取って、女は静かに目を細めるだろう。闇のような瞳はただ、深く在って】
【もし少女が敏感なら、女にひしひしと「観られている」ことを感じるかもしれない】
【といっても、別に悪意のある行動ではなかった。その"悪癖"が終われば、女は変わらず柔和な表情でハーブティーを受け取るだろう】

 うん、これは美味しいな! 体の火照りが抜けていくみたいだ。ありがとうね。

 へえ、ここをひとりで切り盛りしてるの? 見たところ若いのに、大変だね。
 ……せっかくだ。他のお客さんが来るまで、キミもちょっと一休みっていうのはどうかな?

【――ひとくち飲んで、ぷはぁと子供っぽい仕草で息を吐いた。ご満悦、といったところか】
【ドライフルーツに手を伸ばしつつ、女は首を小さく傾げて少女に着席を促すだろう】
【「わたしには気を遣わなくていいからね」と云って、ついでとばかりに片目を閉じてみせた】
省7
277
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)17:44 ID:h4u3sLQo0(3/9) AAS
>>276

【観られている……と、してもだ。どうらやこの少女は"そういうの"には鈍感らしい】
【たまにぱっちりと、その深い色の瞳と視線が合えばーーにっこりとなんの意味もなく、それこそ癖みたいに微笑むのだろう】

お口にあったようでよかったですー!
人によってはハーブの独特な香りとか、味とか、苦手な方も多いので。
そうなんです、父が亡くなったので自然とこう、継いで経営とか製造とか……私はまだまだ勉強中ですけど!

【ハーブティーが初めての方でも比較的、クセがありすぎずそれでもちゃんとハーブの香りが感じられるお茶を選んだつもりだ】
【一人で切り盛りする理由をさらりと述べて。経営に勉強に、あまり表情には出していないつもりだが大変なのは確かかもしれない】
【だから休憩のお誘いだって嬉しそうに頷いて、自分にも同じティーを用意して隣に座るのだろうーーとってもいい息抜きだ】

ほわぁあ!?お、重い!!こんなに重いの、取り回しがいいって本当です?!
省6
278
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)18:05 ID:1k9/mtJO0(4/9) AAS
>>277

 ああ、元々お茶の類は好物でね。なんというかこう……草の味が好きなんだ。

 そうだったのか。でも店構えを見るに、立派にやっていると思うよ?
 綺麗でお洒落だし、うまく宣伝すれば女性に大人気の店になりそうだ。

【ドライフルーツを頬張りつつ、女はお茶を飲み進めた。特にハーブに苦手意識は無いらしい】
【……草の味、という評はなんとも微妙ではあったが、それはこの女が変人だからであって、味が悪いという意味ではなく】
【当人もそれは自覚しているらしい。自分も女であることは棚上げして、もう一度店内を見渡すとそう云った】

【ころころ表情を変える少女を嬉しそうに眺めながら、女は戻ってきた刀を仕舞うだろう】
【きらり、と――少女の問いに、女の瞳が輝いた。それは紛れもなく、目の前の少女よりもはるかに、子供じみた目であった】
省8
279
(2): [sage saga] 2019/05/25(土)18:25 ID:h4u3sLQo0(4/9) AAS
>>278

【褒められたことに明らかに?が紅くなる】
【久しぶりに褒められたのか、それとも褒められ慣れてないのか……どちらにせよ、その紅い顔には嬉しさも滲み出ていて】
【小さくお礼を言えば「おかわりもありますよ!」って誤魔化すように小皿にドライフルーツをこんもり盛り付けるのだった】

蒐集家、ですってーー!?

【あながち間違ってはいなかったトレジャーハンター……なんなら上回る答えに背中を反らして驚いて】
【自分の頭の中にある蒐集家についての知識を総動員させながら興奮したように早口で】

美術品とか、価値のあるもののコレクターさんですよね!!
じゃあほんとうに、ほんとうに冒険してるんだ!!
じゃぁ、イストさんのお家にはそういう素敵なものが溢れかえっているんですか!?
省6
280
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)18:45 ID:1k9/mtJO0(5/9) AAS
>>279

【女――イストがときおり少女に向ける表情は、まるで我が子を見つめる母親のようで、】
【朗らかに頬を染めた彼女の瞳を見つめて、「ありがとう」と笑うとまたドライフルーツに手を伸ばすだろう】
【ずいぶん食が進んでいるのは、それだけイストが少女との会話に熱を入れ始めた証拠に違いなかった】

 ――ふふふ、いい反応をしてくれるじゃないか、フィオ。

 蒐集家と云っても、コレクターとは少々趣が違ってね。
 わたしが蒐めるのは"怪異"であり"怪異譚"――。
 まあ簡単に云えば、古今東西を冒険して、あちこちにある不思議なモノやそのお話を集めるのがわたしの趣味なんだ。

【少女、フィオの輝かんばかりの表情にすっかり気を良くしたようで、イストは調子に乗って胸を張りながら続けた】
省8
281
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)19:43 ID:h4u3sLQo0(5/9) AAS
>>280

怪異……怪異譚……

【イストの言葉を噛みしめるように呟く。不思議なモノ、それに不思議なお話ーー】
【たしかに、それを集めるだなんてイストの言う通り他の収集家やトレジャーハンターとは趣が違う】
【怪異を集める蒐集家。聞いたことのない彼女の趣味には好奇心がわくばかりでーー】

私、そういうモノを集める方がいるなんて本当に初めて聞きました
すごく、すごくすごく興味深いっていうか……
はい、私も、好きなんです。アンティークの家具とか食器とか……ぼたんとかそういうのを集めるのが大好きなんですけど、それとは全然訳が違います

【ファンタジーを目の当たりにして、その澄んだ声から昂りが感じられるだろうか】
【自身も、歴史があって美しいものが好きだったりする。もしかしたら体質がそうさせているーー呼ばれているーー部分もある可能性もあるが、それ以上に昔の創りが好きなのだ】
省5
282
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)20:14 ID:1k9/mtJO0(6/9) AAS
>>281

 あはは、そっかそっか。
 変人奇人の誹りを受けることはしょっちゅうだけど、こんなに興味を持ってもらえるのは久々だな。嬉しいよ。

【イストも興が乗っているようで、その言葉数は多い。彼女はやや照れ臭そうに頬を掻いてはにかむだろう】
【普通の生き方をしていないことは間違いないし、本人もそう思っているが――理解を示してもらえることは、有難かった】

 
 わけが違う、なんてことはないよ、フィオ。
 わたしは怪異を追う。キミは歴史ある逸品を求める。――そこになんの違いもない。

 好奇心と浪漫の赴くままに、自由に生きて自由に出会う。それだけのことさ。
省12
283
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)20:41 ID:h4u3sLQo0(6/9) AAS
>>282

やだ、私ったらちょっと昂りすぎました
あまりこういう趣味って、人に言うこともなければ、同じ趣味を持つ人に出会うこともないじゃないですか……いや、同じ趣味の方なら下手したらライバルになっちゃうわけですけど
だから、こんな事聞いてもらえたのが初めてで、ええ

【一人でコツコツやってきた趣味だ。時には欲しかった物に手を伸ばす前に横から拐われるように買われてしまった経験もあったのだろう。それと同時に理解者も少ない】
【だから尚更、イストの思った通り人のものを盗るなんて絶対にしない子だ】

【いい休憩だと思ったが思わぬ収穫というか……知識の幅が広がってフィオはなんならもう店じまいしてもいいな、なんて思っているくらいだ】
【制されて落ち着いたのか、とりあえず一口ティーを飲んだ】
【そしてイストの話に聞き入る。冒険者にギルド。名前こそ知ってはいたが実在して、それも加入者が目の前にいるのもまた信じられなくーー】

もちろん、知ってはいました。ギルド。でも私には縁がないというかーー
省2
284
(1): ◆3kDP/Qhan2 [sage saga] 2019/05/25(土)21:04 ID:1k9/mtJO0(7/9) AAS
>>283

【ずいぶんとジャンルは違えど、似たような趣味を持つヒトと会えて嬉しいのはイストも同じだった】
【――蒐集家として。いちいちヒトを"観て"しまうその悪癖は相変わらず、心の中でフィオの一挙手一投足を見据えていたけれど、】
【ここまで話してみて、イストはフィオを心を開くに値する人物だと感じていた。こういう素直な"ヒト"が――イストは、好きだった】

 まあ、いまのはただの冗談だよ。お店の方もあるだろうしね。
 さっきも言ったけど、わたしにはこんな大きな店を守っていくような才能はない。
 わたしからしたら、それも「特別な力」のひとつさ。

 ここは……お父さんの遺したお店、なんだったか。
 店構えを見ていれば、大事にしているのがよく分かるよ。

【フィオの持っているかもしれない"力"について、怪異を蒐めるモノとして興味は尽きないところではあったが――】
省4
285
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)21:23 ID:h4u3sLQo0(7/9) AAS
>>284

そんなこと……ないですよぅ……

私、ちゃんとお店を守れているか不安でしたが、イストさんがそう観てくれるのなら少し…いやとっても安心しました。

【父親の残したこの店を褒めてもらえればまた、先程と同じように顔を紅くして。今度はちょっと視線を逸らすのだろう】
【あまり表に出さなかった自分の頑張りを、このお店を守るために働いた日々を見透かすように、褒めて認めてもらえたことがーー嬉しくて】

【お父様、私ちゃんとお店守れてますって心の中で報告をーー】
省5
286
(1): ◆3kDP/Qhan2 [sage saga] 2019/05/25(土)21:41 ID:1k9/mtJO0(8/9) AAS
>>285

【イストはどこか遠い目で、頬を染めて目を逸らしたフィオを見つめているだろうか】
【フィオがその心中で父親を思い返すその最中に、イストもまた心の中で小さく呟いた。――家族か、と】
【――もちろん、そこにある虚無と寂寥を表情に出したりはしなかった。ただ嬉しそうに笑う彼女を、母のような眼差しで見守って】

 ああ、ありがとう。お茶、美味しかったよ。

 ……ああ、そうだ。しっかり者の店員さんに、最後にひとつだけ頼んでいいかな。
 なにぶんこの手のものには疎いんでね。フィオのオススメの品をひとつ、選んでほしいんだ。

 ふふ、よろしく頼むよ。かわいらしい店長さん?
省3
287
(1): [sage saga] 2019/05/25(土)22:12 ID:h4u3sLQo0(8/9) AAS
>>286

それなら任せてください!イストさんに気に入ってもらえる品を店長であるわたくしが選んで差し上げましょう!

【凛々しく胸を張るけどどこか子供っぽい。任せられればカウンターから店内へと出て、真っ先に並んだ大瓶の中に茶葉が入った一角へと向かう】
【3つ蓋を開け、近くの秤で量を調節しながら袋に入れて行く。透明な袋に〈LIORO〉の文字が白く印刷してある】
【そうしてできたブレンドティーを一旦カウンターに持って行き、ラッピングをしながら】

カモミールのブレンドティーです。乾燥リンゴとか他のお茶っぱも混ぜてますけど、ほのかに甘くて寝る前に飲んでもらうとリラックスできますよ
お茶っぱはお湯に浸して4分くらい抽出して飲んでくださいね!氷を入れる場合は5分くらいがいいと思います

【店長らしさが出ているだろうか】
【すらすらと説明すれば、同じ袋に空のティーバッグもいれて。それとおまけ用の保湿力の高い蜂蜜の石鹸も】
省6
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