[過去ログ] 【この檻を抜けろ】能力者スレ【明日を掴むために】 (1002レス)
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(3): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)14:31 ID:HNc9ZNRV0(1/24) AAS
>>364-366

――――白々しい、白々しい――――畜生どもめ
今日がどちらの命日か――――精々思い知れ――――

【――――集結した艦隊を遠く望む、水の国の岬。あまりに遠く、望遠レンズを構える面々すら、周囲には存在しない】
【そんな場所で――――その人物は、死人の様な冷たい瞳を、じっとお祭り騒ぎの『会場』へと注いでいた】
【足元には、その言葉を律義に伝えるポータブルラジオが1機――――それが、蹴飛ばされて海中へと沈んでいく】

ッ――――――――行くよ。あいつらも、『死んで綺麗に』――――っ、いや――――構わない――――

【わずかに、ぐっと左腕を抑えると――――その人物は、自らも海に飛び込んだ】
【素っ気無い水音だけを残して、人影は深く深く沈んでいく。方角だけを、真っ直ぐに胸に刻んで】
省14
380
(1): アーディン=プラゴール◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)14:42 ID:HNc9ZNRV0(2/24) AAS
>>372

――――シャッテンの奴め。連絡は簡潔かつ正確に、と言うのを、忘れたか……!?
……一体、何がどうなってる……ッ

【――――『その日』。彼は何か憮然とした様子で、とあるマンションへと向かっていた】
【受付を済ませ、中へと招かれる彼の姿は――――以前の約束通りだろう。場に相応しいだけの装いを意識したもので】

【短いバイオレットの毛皮で全身を覆い、その上から灰色のオーバーコートと黒のスラックス、白いハンドグローブを着用している】
【左目へとめり込む様な、人相を歪ませている大きな傷跡、更に頬にも大きな傷跡の目立つ】
【ずんぐりむっくりとした体格の、右目の眼光の鋭い、身長150cm前後の猫の特徴を宿した獣人】

【――――これはこれで、どこかギャングの怪しさを感じさせるような恰好ながら】
【獣人――――アーディン=プラゴールは、共に保護している対象である少女――――みらいへと、久々に顔を出しに来たのである】
省7
385
(1): アーディン=プラゴール◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)14:57 ID:HNc9ZNRV0(3/24) AAS
>>383

……あぁ、そうだな。……ちょっと、色々とやる事が立て込んでね……

(……迂闊だった。最近、周りの事の調査ばかりで、世情を追いかけるのが疎かになってたか……!
 ……氷の国が、水の国に対して干渉だと? 風の国の新興政党の台頭と言い……
 ――――そちらの方に、意識を向けておくべきだったか……最近、垣間見える『暴蜂』の影と、『銀髪の黒鬼』……そっちばかりにかまけ過ぎていた……!)

【傍で、ありのままニュースを流し続けるテレビの音声を耳にしながら、アーディンは内心、苦いものを感じていた】
【ここの所、忙しかったのは確かだが、それ故にみらいの事のみならず、世界の状況にもアンテナが立っていなかった】

【――――かつての宿敵の尻尾と、もしかしたら『――――』かもしれない、怪異のうわさ話】
【そちらにばかり意識が向いていて、世情を追いかけ切れていなかったのである】
【あるいは――――今はみらいの方こそ、それに詳しいくらいかもしれない】
省5
395
(2): アーディン=プラゴール◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)15:14 ID:HNc9ZNRV0(4/24) AAS
>>388

(――――!!)

【――――足首を、静かにトントンとタップする感触。アーディンは、静かに頷いた】
【今、この場にいるかは分からないが。シャッテンは間違いなく、この状況を把握し、そしてスタンバイしている】
【其方に関しては問題がない様だった。恐らく、状況の見極めを、アーディンに一任したいという事だろう】

……そうか。嬉しい事を言ってくれるな……

【撫ぜていた手で、ポンポンとみらいの頭を、そして頬を優しく包み込む】
省13
400
(1): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)15:25 ID:HNc9ZNRV0(5/24) AAS
>>390

――――――――ッ、誰だ――――!?

【突如として聞こえてきた声に、海竜――――ラベンダーは、外見に似合わぬ少女の声で、問い返す】
【この場で、自分の事を『ラベンダァイス』だと認識できる人間など、いなかったはずなのだが――――】
【ましてや、今の姿――――『ネプチューン・フォース』は、今までの人生の中ですら、数えるほどにしか行使していない】
【その外見から、彼女の事を理解するのは――――色は別として――――不可能、のはずだった】

ッ!! お前は――――!?
(『姉さん』――――まさか――――!?)

【そして気づいた言葉の主。ラベンダーは思わず絶句する。その言葉が『特別な意味』を持つ事を、相手は知っているのだろう】
【慌ててラベンダーは意識を研ぎ澄ます。戦場の中で紛れてしまっているが、そこに『同族』の気配はあるのか――――】
省4
410
(1): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)15:39 ID:HNc9ZNRV0(6/24) AAS
>>397

(来た――――ッ、よし、ここからどれだけ粘れるか――――!!)

【敵の目は十分に引き付けられた。元より、その示威行為も目的の1つである】
【敵からの反撃が始まるのを受けると、ラベンダーはその巨大な体を再び海へと潜らせる――――海中に、爆雷が散布されていく】

【――――水中に、鈍い爆発音が響く】

(っぐ――――やっぱり、何発かは覚悟しなきゃいけない――――!
 この身体なら、ギガンテスの時の様に、多少はいけるけど――――あまり、無茶を押す訳にも――――!)
省6
416
(1): アーディン=プラゴール◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)15:50 ID:HNc9ZNRV0(7/24) AAS
>>403

……そう、か……
(……退屈しているのか。退屈は……このくらいの子供には酷な話なんだがな……)

【どこか、アーディンもがっかりした様子で相槌を打つ。勿論、それはみらいに調子を合わせているだけだが】
【少なくとも、みらいの心中を推し量っているのも事実だ。大人でもそうだが、子供は特に退屈には辟易させられる】
【それでイスラフィールを責めるのも酷かもしれないが――――やはり、みらいの精神的なケアは万全とは言い難い様だ】

――――ほぉ、大きなお風呂、か……
(――――ッ?)
「(――――ッ)」

【しかし、ふとしたみらいの返事を受けて、アーディンはわずかに表情を緩める】
省9
425
(2): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)16:05 ID:HNc9ZNRV0(8/24) AAS
>>409

――――間違いない。なんでこんな時に――――ッ

【気配を読み切る事は、かろうじて成功したようだった。そして、その気配は忘れようもない】
【同族――――『ケツァル・コアトル』のものだ。思わずラベンダーは絶句する。しかも――――】

(――――まさか、この期に及んで会うなんて――――『捕色』を目指す、仲間なんかに――――!)

【トリアドールと名乗った彼女の様子は、間違いなく『ケツァル・コアトル』としての自分を狙って攻撃してきている】
【つまりは、ケツァル・コアトル同士の潰し合いだ。それは、兵器としての自分たちの宿命でもあり】
【同時に、相手の『色』を食らって強くなろうとする――――特にケツァル・コアトルとして純粋な相手という事になる】
省10
434
(1): アーディン=プラゴール◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)16:18 ID:HNc9ZNRV0(9/24) AAS
>>419

――――ほぉ、これは…………

【足を踏み入れた浴室の見事さに、思わずアーディンは感嘆の声を漏らす】
【マンションと言うよりも、お屋敷と思わせるような、見事な浴場だった。5人くらいが同時に使っても、狭苦しさを感じさせないだろう】
【こういう場所を1人で独占できれば、のびのびとしたリラックスの時間を過ごせるだろうと思いながらも、アーディンは全体を見回す】

(……それは後回しだ。今は――――――――ッ?)

【思わず、傍にボトルを携えながら、1人のんびりと湯につかる事を想像してしまったが、その為にここに来たのではない】
【目と耳と、そして鼻とで。アーディンはぐるりと、風呂場の全体を見渡していき――――そして、そのポイントにたどり着いた】
省15
444
(2): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)16:36 ID:HNc9ZNRV0(10/24) AAS
>>428

(流石にこのサイズ、簡単には壊せない――――だけど、フレームが逝かれれば、下手をすれば軍艦としては使えなくなる――――!
 このまま、締め上げて――――ッ)

【海上に、再び顔を出した竜の姿のラベンダー。ギリギリとした耳障りな音と共に、船が確実に歪み、潰れていくのを感じる】
【敵の士気も、これで一部崩す事が出来ただろう。そろそろ、派手な立ち回りは頃合いかもしれない】
【――――状況が小康状態になり、奇襲戦の色合いが薄れれば、流石にこの戦力差は如実に表れてくる】
【それを想定し、次の立ち回りに移行しなければならないのだが――――】

――――ガァァオオォォッッッ!!
(っぐ、やっぱり機銃は相応にダメージが大きい。仕方ない。そろそろ――――ッ!)

【船をそのまま握りつぶせば最上だったのだが、相手の反撃は思ったより早かった。銃弾が顔に刺さり、竜は悲鳴を上げる】
省20
451
(1): アーディン=プラゴール◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)16:50 ID:HNc9ZNRV0(11/24) AAS
>>439

「――――くそぉ……やられた、あの女め!!
 こんな事なら、初日ぐらいは覗いておくべきだったんだ……腹に一物無いかどうか、確かめておくべき、だった…………ッ!!」

【行き着く先は、外の道――――シャッテンは、思わず口元を噛み締めて呻き、やがて苛立ちを堪え切れないと言った様子で、壁を殴りつける】
【女のプライベートを――――などと言う戯言を、真に受けたのが間違いだった。どんな時でも、確認できない瞬間を用意してはならなかったのだ】
【――――イスラフィールの、記憶を読み取る力を使えば、覗いた事は即座にバレるだろうが】
【それも、ある種の牽制として、敢えて行っておくべきだったのだ。後悔してもしきれない怒りが、シャッテンの中に湧き上がる】

「……みらい、みらい……畜生、みらい…………ッ!!
 ――――ぶっ殺してやる、ぶっ殺してやるぞイスラフィール!!」

【誰もいない、誰も守ってくれない孤独の中、シャッテンはただ、己の怒りをまき散らす事しかできなかった】
省12
466
(1): アーディン=プラゴール◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)17:18 ID:HNc9ZNRV0(12/24) AAS
>>459

――――ぅ……!!

【光が収まって、その場には――――何も存在しなかった】
【最後のみらいの悲鳴が耳にこびりつく。彼女は――――「なくなってしまった」のだ。恐らくは、ずっと以前に】

――――やはり。やはり…………裏切り者だったか、イスラフィール……!!

【ぐしっと足元を踏みしめて、アーディンは牙を剥く。この期に及んでは、もう間違いない】
【――――イスラフィールは、初めからみらいを利用する心算で、のうのうと綱渡りをして見せたのだろう】
【あのギリギリの交渉をやり遂げて。まるで危なげなかったように、涼しい顔をして、みらいを道具として『処理』したに違いない】 
省11
478
(3): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)17:38 ID:HNc9ZNRV0(13/24) AAS
>>435

――――アレは
(独立勢力の潜水艦!? ――――こちらには目もくれない。分かっているのか、私が――――こいつらの敵だって事を)

【やってきた潜水艦は、ラベンダーを無視して、魔導海軍へと攻撃を開始する】
【その正体を知らないまま、ラベンダーはタートル・フォースへと変身し、次の行動に至る】
【――――まさか、カニバディールの関係者が、潜水艦を用立てて乗り込んでくるとは、想定外だったのだ】
【――――とりあえず、敵ではなかろうと言う認識があれば十分と、ラベンダーは魔導海軍へと意識を集中させる】

>>449>>468

(――――間合いは、十分に稼げた。混乱した敵の動きは、隊列を乱している。それに――――トリアドールも、私の事を見失った――――!
 チャンスだ。これ以上ないチャンス――――海で私を甘く見た事、骨の髄まで後悔させてやる。そして、骨ごと消えろ――――!!)
省10
484
(1): アーディン=プラゴール&シャッテン=シュティンゲル◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)17:47 ID:HNc9ZNRV0(14/24) AAS
>>475

【――――約20分ほどは経っただろうか。2人は戦場から離れた、とある場所へと導かれていた】
【そこにあったのは――――恐らく、魔導イージス艦と呼ばれるタイプの、はぐれた様な1隻の船】

アレが……
「――――みらいを焼き尽くしやがって動き始めた、奴らの切り札…………!」

【その船体を見るにつけ、2人の中に敗北感が募る】
【その船が完成して稼働しているという事は――――みらいはもう、イグニッションキーとして、焼き尽くされた後だという事】
【進めば進むほど、知れば知るほど、みらいの死は決定的なものになって胸に刻まれていく】
【――――その悲しみを、憎しみに、そして力に変えていく。所詮、ちっぽけな彼らの身に出来る事は、それだけである】

――――行くぞ、シャッテン。これを使え……
省6
528
(2): アーディン=プラゴール&シャッテン=シュティンゲル◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)19:22 ID:HNc9ZNRV0(15/24) AAS
>>494>>501>>510

――――よし、ここが中枢部……
「姿さえ掻き消せば、簡単だったねぇ……まぁ、無理もない……」

【外部から、魔術によって姿を消した2人――――アーディンとシャッテンが、中枢部へとたどり着く】
【ここまで、余計な戦闘を経ないでたどり着いた2人は、同時に――――状況を、よく理解していなかった】
【故に、彼らは今からようやく、真にこの事態に介入していく事になるのである――――】

ッ、なに……!?
「……空白。馬鹿な……なんで、そんな事が……!?」

【真っ先に飛び込んできたのは、明らかに中枢の重要部分を成すだろうユニットの、明白な空白】
【必要なものが、そこに足りていない事が一目で分かる状態。ならば、みらいはどこに行ったのか――――】
省15
534
(2): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)19:35 ID:HNc9ZNRV0(16/24) AAS
>>512

――――正面から、モロに――――不運でしたね。アナザー――――

【正体も分からないまま、第三勢力だった潜水艦は轟沈していく。冷ややかな目で、それを見送っていた】
【ただ、敵を乱す役には立ってくれたのは事実。ならば――――ここからは、自分が戦わなければならないだろう】

>>487>>505

(よし、これで3隻――――奴らもそろそろボロを出す。さあ、ここから――――ッ!?)
省18
552
(2): アーディン=プラゴール&シャッテン=シュティンゲル◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)20:10 ID:HNc9ZNRV0(17/24) AAS
>>532

――――1人の人間を捨て石にして、この船を動かそうと企んでいた人間が、そんな申し開きが、通用すると思っているのか……ッ!?
今まさに人間を犠牲に、何かを達成しようとしていた人間が……騙されていただけ、などと、都合の良い風を吹かせるな……ッ!
「み……っ、みらい――――!?
 ――――そうしておけば、運ぶのに好都合って事かい…………僕たちのみらいを、何だと思ってるんだ……ッ!!」

【アリアの連れ――――という事は、彼も外務八課の人間なのだろう。それに対して、アーディンは殺意に淀んだ隻眼を光らせる】
【同時に――――みらいの悲壮な状態を目にしたシャッテンもまた、面食らった様子から立ち直り、その表情を殺意にヒクつかせる】
【――――アーディンは「裏切られた」と言う感情が、シャッテンは「みらいへの親愛」が、より一層怒りを盛り立てていたのである】

――――運び屋が、中身を検分する事も無く、ただ運ぶものか……中身のチェックなど、運搬の基本中の基本……ッ
「知らなかったで済むような、状況じゃないって、分かってるんだろう……? こんな場所に、なんだか分からない物を、ただ持ってくる奴がいるか!?」
省21
577
(1): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)20:59 ID:HNc9ZNRV0(18/24) AAS
>>529

っく、あの連中――――随分無茶を――――ッ!!

【海上に上がって、ようやくラベンダーは、アナザーが氷の海軍以外にも存在する事を――――更に、オメガ・アインを思わせる鋼鉄の巨人の存在を、確認する】
【だが、彼らの無茶苦茶な戦闘に、思わず顔を顰めていた。これでは――――戦場の移動に、かなりの制限、もしくは痛手を覚悟しなければならない】
【無論、自分だけでなく、全員がその影響を受ける事になる以上、悪手とは言わないが――――強引な手である事も確かだ】

(――――あまり水中にもぐり過ぎても、茹で上がってしまう――――頻度は、ちゃんと図らないと――――)

【空と水。その両方を踏破できることが大きな強みだったが、そこに待ったが掛けられた格好だ】
【ラベンダーは、己のフィールドと言う自負を捨てる。ここからは、慎重に行動しなければならない、と――――】
省20
584
(2): アーディン=プラゴール&シャッテン=シュティンゲル◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)21:19 ID:HNc9ZNRV0(19/24) AAS
>>557

……!?
「なっ――――」

【並べ立てた言葉に対する返答は、更なる言葉ではなく、土下座と言う行為】
【流石に、これには2人も面食らったようだった。武器を手放しても安心とは言えないが、明らかにそのアクションは無防備を晒すものだ】
【つまり――――本気で戦闘行為を、そしてその体制を放棄している】

……話を聞けと。……まぁ、聞かない道理はないが、それとこれとは別問題だぞ……!

【いささか毒気を抜かれた様子で、どこか呆れを交えた声で、アーディンは答える】
【とりあえず、相手方に話をしようと言う意思があるのは理解した。問題はその先だ】
【――――そして、その先に至るにはもう1つの問題があった】
省18
591
(1): ラベンダァイス◆auPC5auEAk [saga sage] 2019/03/16(土)21:42 ID:HNc9ZNRV0(20/24) AAS
>>587

――――あなただけを――――相手にしてる、場合じゃない――――ッ!!

【魔力機銃の掃射を何とか回避しながらの反撃で、ようやくラベンダーは余裕を取り戻す】
【だが、その間を使って考えなければならない。どう対処するか――――それを間違えれば、再び状況は元の木阿弥だ】

(――――1度、大きな有効打を叩き込まなきゃ、恐らくいつまでも追いかけてくる――――!
 少しばかり、無茶をしなきゃいけないか。じゃないと――――『奴』を攻撃できない――――!)

【後方を見やると、トリアドールは上空へと逃れたらしい。ラベンダーはその刹那、次の立ち回りを計算する】
【――――それだけを8年間近く続けてきたのだ。もうその思考の瞬発力は訳ないレベルにある】
【トリアドールに、怯むに値するだけの一撃を。その為にどうするか――――ラベンダーの腹は決まった】
省7
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