´ω`)ノ こんぬづわ11 (1002レス)
1-

このスレッドは1000を超えました。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ
274: 読書 2020/02/21(金)19:35 ID:eOFvHGDU0(1) AAS
C■~ *村上春樹「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編」(新潮社 2017年)

☆いつも通り読書中にワクワク感があり、いつも通りの村上小説に出てくるおなじみの人達(流される男性、世の中をある程度動かせる金持ち、人間ではない得体の知れないモノ、生意気な女の子)のオンパレード。

21 つまり私が画家として個人的に目指していたのとはまったく対極に位置する絵画を、仕事として描かなくてはならなかったわけだ。心ならずもと付け加えても、それは決して芸術家的傲慢にはならないはずだ。

162 (免色)「自明ではあるが、その自明性を言語化するのはむずかしい」

196 妥協の余地のない集中と速度ーーーそれは私がずいぶん久方ぶりに要求されたものだった。

358 朝食を済ませ、地球がそれなりに問題を抱えながらも、まだ律儀に回転を続けていることをとりあえず確認してから、コーヒーを入れたマグカップを手にスタジオに戻った。

449 (騎士団長)「歴史の中には、そのまま暗闇の中に置いておった方がよろしいこともうんとある。正しい知識が人を豊かにするとは限らんぜ。客観が主観を凌駕するとは限らんぜ。事実が妄想を吹き消すとは限らんぜ」

*村上春樹「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編」(新潮社 2017年)

☆かなりファンタジー色が強まり、一応は収束したもののあっさり感は否めない。まぁ、3部へのつなぎとしては良いでしょう。で、3部を手に取ろうとしたが、まだ発売されてなーい!!

36 「そんなことはちっともかまいません」、叔母の発言の語尾を鋭いなたできっぱりと断ち切るように免色が口を挟んだ。その語気の鋭さに全員が(免色自身をも含めて)一瞬息を呑んだ。

39 (免色)化石燃料を盛大に無反省に燃やしているという点にかけては、今も昔も変わることなく罪深い機械です

47 どうやら私があと少しで食事を終えようというところで玄関のベルを鳴らそうと、人々は心を決めているらしかった。

67 その日は予想もつかないことが次々に起こって、私はいささか疲れていた。誰がなんと言おうと、今日いちにちぶんの「予想もつかないこと」の割り当ては既にこなしているはずだ。

75 たとえばどのような年齢であれ、すべての女性にとってすべての年齢は、とりもなおさず微妙な年齢なのだ。四十一歳であれ、十三歳であれ、彼女たちは常に微妙な年齢と向き合っているのだ。それは私がこれまでのささやかな女性経験から身をもって学んだ教訓のひとつだった。

309 (騎士団長)かもしれないが多すぎるかもしれない

365 恐怖や猜疑心は、暗闇の中にいくつもの架空の目を作り出す

371 「本物ではないということ?」
   「本物がいかなるものかは誰にもわかりません」と彼女はきっぱりと言った。「目に見えるすべては結局のところ関連性の産物です。ここにある光は影の比喩であり、ここにある影は光の比喩です。ご存知のことと思いますが」

404 (免色)「この人生にはうまく説明のつかないことがいくつもありますし、また説明すべきではないこともいくつかあります。とくに説明してしまうと、そこにあるいちばん大事なものが失われてしまうというような場合には」

422 「少し玄関で話をしただけだが、なかなか興味深い人物のようだ」
   「とても興味深い人物だよ」と私は控えめに訂正した。

522 隠された名画を白日のもとに晒し、その結果狭くて暗い地底の横穴に引きずり込まれたりしないこと。それが現在の私が何より求めていることだった。
1-
あと 728 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.012s