[過去ログ] ´ω`)ノ こんぬづわ10 (1002レス)
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518: (関西地方) 2016/06/12(日)19:06 ID:Y8gcfPgO0(1/3) AAS
C■~ *新日本風土記 すすきの(5/27)

☆もうちょい風俗チックなモノを期待したが、無理か...。
飲み屋をメインにしてもらわんとアカンよ。

・500m四方に3500もの飲食店。その密度は日本一とも。
 すすきのには毎日全国から8万人を超える人がやってきます。

・まだ、蝦夷地と呼ばれていた明治元年、当時札幌にはアイヌの人の他には2家族7人が暮らすだけでした。明治2年、蝦夷地は北海道と名前を改められ、資源の供給地として国をあげての開拓が始まったのです
519: 2016/06/12(日)19:12 ID:Y8gcfPgO0(2/3) AAS
C■~ *三原弟平「カフカ『断食芸人』 <わたし>のこと」(みすず書房 2005年12月)

☆解釈に次ぐ解釈、解釈の乱打かと思いきや、解説に次ぐ解説&作品背景等。カフカ専門の学者だから仕方なしか。「掟の門(掟のまえで)は既読だが、名作やね。著者によればカフカの書いたなかで寓話的な力をもっとも強烈に放っている作品とのこと。うなずけますな。引用しときましょう。断食芸人の方は鬱小説かな...。

p94 掟のまえで

 掟のまえにひとりの門番が立っている。この門番のところに田舎からひとりの男がやってきて、掟のなかに入れてくれるよう許しを乞う。しかし門番はいう、いまは許すことはできないと。男はしばらく考えこんでからたずねる、それならあとで入れてもらえるのでしょうか、と。「そうなるかもしれん」と門番はいう、「だが、いまはだめだ」掟へと通ずる門はいつものようにあいており、門番がわきへ寄ったので、男はなかをのぞきこもうと腰をかがめる。それを見た門番は笑っていう、「そんなに入りたいのなら、わしの制止にもかかわらず入ろうとするがいい。だが、気をつけろ、わたしは強い。しかもわしは、いちばん下っぱの門番にすぎん。広間から広間へとむかうたびに門番が立っており、しかもどんどん強くなっていく。三番目の門番となると、もうこのわしでさえ、恐くてまともに目もあけていることができんくらいだ」こんな困難がまちうけていようとは、田舎からきた男はおもっていなかった。掟へいたることは、だれにでも、いつでも許されているべきだと男はおもう。しかし、毛皮の外套にくるまったこの門番の大きな鷲鼻、そのタタール人風の長くて細い漆黒のひげをじっと見ているうちに、彼は許しをもらうまで待っていたほうがいいと決心する。門番は男に小さな腰掛をあたえ、門のわきにすわらせる。男はそこに腰をおろしたまま、幾日も、幾年も過ごす。入れてもらおうと男はさまざまなことを試み、あきることなく頼みこんで門番を疲れさせる。門番はときおり男を訊問する。男の故郷とか、そのほか、多くのことをたずねる。だがそれは、お偉方がよくするようなどうでもいい質問で、最後にはきまって彼は、まだ入らせるわけにはいかんという。旅支度をじゅうぶんにしてきた男は、門番に取り入るためとあらば、どんなに貴重なものであろうと、すべて費やす。門番はそうしたものをすべてうけ取るが、「わしがうけ取るのは、ただ、おまえにあとで何かし残したと思わせないためだ」、という。永い年月のあいだ、この門番のことを、男はほとんどとだえることなく観察しつづける。ほかの門番たちのことを忘れてしまい、男にはこの最初の門番が、掟に入るのをさまたげている唯一のものにおもわれる。彼はこの不幸な偶然を呪う。最初の数年は、はばかることなく大声だったが、のちに男が年をとると、その呪いも、ひとりごとのようにただぶつぶついうだけである。男は子どもっぽくなる。そして、永年にわたって観察しているうち、門番の毛皮の襟に蚤がいるのを見つけると、自分を助け、門番の気もちをかえてくれるよう、この蚤にも頼みこむ。とうとう彼の視力はおとろえ、自分のまわりがほんとうに暗くなったのか、それとも、ただ眼が自分をそう欺いているだけなのか、わからなくなる。しかし、男は暗闇のなかで掟の門からとだえることなく射してくる一条の光を、いまやはっきりみとめる。もはや男は余命いくばくもない。死をまえにした男の頭で、すべての時、すべての経験が、これまでまだ門番にしたことのないひとつの問いへと結晶する。男は硬直したからだをもう起こすことができないため、目で門番に合図する。門番は深々と男のほうへかがみこまねばならない。というのも、からだの大きさが、このかん男にはたいへん不利なものになってしまっているからである。「いまになってもまだおまえは知りたいことがあるのか?」と門番がたずねる。「まったくあくことをしらないやつだな」「だれもが掟を求めています」と男はいう、「どうして永年のあいだわたし以外にだれひとり入れてくれと求めるものがいなかったのでしょう?」門番は男がすでに息を引きとりかけているのをみてとる。それで聞こえなくなりつつあるその耳にとどくよう、大声で彼にむかってどなる。「ここは他のだれも入れてもらえなかった、なぜならこの入り口はおまえだけのものだったからだ。それでは、わしは行って閉めるとしよう」
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(1): 2016/06/12(日)19:17 ID:Y8gcfPgO0(3/3) AAS
C■~ *小田嶋隆「テレビ救急箱」(中公新書ラクレ 2008年4月)

☆何度も書くが小田嶋のピークは噂真の「経済もの」連載。本書の発売が8年前。現在のシャープの惨状を予言しろってのも酷な話だが、それでもな〜。締めの言葉が以下の通り.......。

「ついでに、いま本書を手にしている読者の着眼にも祝福の言葉を捧げておきたい。目の付けどころがシャープだぜ」

三流学者の言説も晒し上げときましょう。

p147
「竹内(結子)さんが歌舞伎役者の妻の立場というものをよく理解していなかったのではないか、と思います。そもそも梨園というのは、ずば抜けて高い身体能力、演技力、声の良さなど、生殖能力の高さに関わるあらゆる能力を兼ね備え、披露する男たちの集団です。つまりは、男性ホルモンの一種・テストステロンのレベルが高く、当然、スケベ。しかも人気役者の獅童さんですから、女からオファーがかかるのは当たり前。そうやって歌舞伎は継承されてきたのです」(以上、『週刊文春』11/16より引用)
 この台詞を吐いた人間が、そこいらへんの居酒屋でロレツを空転させている[ピザ]のオヤジなら、それはそれでかまわない。が、どっこい、発言の主は、竹内久美子という動物行動学者だ。つまりこれは、学者さんが学者さんの肩書きを踏まえた上で、学問的な用語を駆使しつつ展開しているスケベ礼賛論なわけで、なんというのか、果てしなく悪質ですよ。
省1
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