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【叶わぬならば、】能力者スレ【全てを零へ―。】 (1002レス)
【叶わぬならば、】能力者スレ【全てを零へ―。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/
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736: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2013/10/01(火) 00:45:03.16 ID:57csZEaF0 >>733 「君みたいな優しい子はそんないないから、さ」 「間違ってないけど、間違ってるよ、すっごく」 (人としてどれだけ崇高な事か、その瞳には何の曇りもない) (しかし、悲しいかな、自らを基準に考えてる、そう、それが当然だと思っているのだ) (価値観の相違、その少年の大好きな疑問≠フ一つ、そう、また出会えた) 「ああ、ここって素晴らしいね、うん、すっごいよ」 「おっと、ごめんね、ちょっと嬉しくなっちゃってさ、君みたいな子にあえて、さ」 (笑いを押し殺そうとしたけれど、結局駄目だった) (何て愉快なのだろう、そう、破綻した人間しかいない) (常識と世論から外れ、異端の人間、それがどれだけ聖人であろうとも、だ) 「――UNITED TRIGGER――」 (まさに、駄目押しのもう一撃だった) (それだけじゃないのだ、明確な正義を掲げた人が、現れた) (ただ、流石にこらえた、先ほどストップ、のサインが飛んできたばかりなのだ) (今抑えられなかったら、更に酷くなりそうだから) 「凄いなあ、正義の味方なんて」 「そんな大義、僕は持てないからさ、どうしてそういう事ができるのかな、ねぇ」 「教えてよ」 (そういう意味では、少年もある意味で純粋だろうか) (ただ純粋に、一点を見て、ひたむきに夢を追い求める探求者) (真っ黒な灰に浸かってしまったかのように、白雪とは比べるべくもない程、濁っていて) (だからって、火山灰なんて言える程の物でもない、対象的だろうか) (何処までも純粋に綺麗なのと、何処までも純粋に、真っ黒) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/736
737: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2013/10/01(火) 00:49:52.97 ID:cLOjULyD0 >>734 「同時に、悪人では無いという証拠にもならないであります でも、まあ…………今回は信じてあげるでありますよ」 【得意げな表情に対してか、又別な理由を得てか…………さてはて、不明であるけれど】 【何処か恩着せがましい台詞を吐いたならば、口元を隠しながらもクスリと小さく笑って】 「人を見たら泥棒と思えと教えられたであります …………そんな事より、此処の仕事は終わったでありますよ さあ、私に会ったのが運の尽きであります。今度はお店の所へ行くであります」 【さらりと酷い事を言ってしまうが、言った本人は気にした様子も無く】 【仕事が終わった――――つまり、揉め事は解決した。故に、また新しい火種が生じないように巡回をする必要がある】 【…………袖を引っ張れば、歩き出して。例え休日であろうと、青年を連れ回すつもりなのであろう。謂わば、休日勤務である】 【有無を言わせぬ口調。鋭い視線。自警団とはなんたるか、弛んだ青年に叩き込む…………つもり。だったのだが】 「…………良いでありますか。先ず自警団ならば常日頃から周りの事に気を配り――――…………」 【歩みながら、喧しい委員長よろしくお説教】 【――――ふと、視線を外せば視界に映るのは「わたあめ」と書かれた露店】 【ピタリと止まる脚。そして、青年そっちのけで向けられた視線。なんともまあ、分かりやすい】 【先程までとくとくと語っていたのにこの有様では、さてどの様に映るか】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/737
738: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [] 2013/10/01(火) 00:54:20.87 ID:hg1mNfHko >>736 【ゾクリ、と背筋に寒気が奔った、それはまるで氷柱が如く響く冷たさで】 【目の前の少年の姿が、まるでその存在以上に――――――黒く、見えた】 【本能的に察したその気配、目の前の少年からは想像も、つかなくて】 ……知らないの、大義とか、そういうの、ソニア……分かんないの でもね、でも……嫌なの、何も、悪いことしてない人が、傷つくの、悲しむの…… だからね、護るの――――――それだけの、事なの 【俯き加減の言葉、貴方の雰囲気に気圧されて、押し負けたかのように下を向いたから】 【紡ぐ言葉は弱々しくも、本心から出た、言葉なのであろう】 【それはどこまでも、寓話であって童話であって、どこまでも真っ直ぐな音律】 【揺れる残照の傾きも知らない、淫らな言葉ですらも綾のように】 【顔をあげたなら前髪が頬を濡らした、大きな瞳が見つめる先の、貴方の姿を捉えて】 【だから、って返す言葉の意味合いを、そっと分かって欲しかった】 ……痛いこととか、苦しいこととか、そういうの……色んな目に、あったの だからね、そんなこと、誰にも経験して、欲しくないの―――――― それがね、ソニアの、戦う理由、ソニアが、戦える理由だから 【瞼を閉じたなら、長い睫毛が白雪の素肌に溶けていく】 【光沢にも似た月明かりの溶けた先、長い髪の爪先がクッションに満ちて】 【次に瞼を開いたなら、貴方をじぃ、とマリンブルーの双眸が捉える】 【悲しげではかなげで、それでいて静かな表情は】 【白いろを一杯に溶かした筆洗のように、無限の色合いを滲ませていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/738
739: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage] 2013/10/01(火) 01:00:54.41 ID:pECl9dgao >>735 そうだねぇ… 甘かったら良かったのにさぁ… 【人生うまくいくことばかりじゃない。むしろ上手くいく方が少ない】 【ましてや基本物事に対しての意欲が薄いのなら、なおさら。食べていた蕩ける程美味しいはずのパンケーキがちょっとばかり苦くなる】 【少年より数分遅れてパンケーキを完食すると、口の周りについたシロップを拭き取った】 ……難しいよねぇ。 でも。 自分からいい人、って言い切れない君は、やっぱりいい人なんだと。 そう私は思うなぁ…。 【その言葉は、少年に向けられているようでいて。視線はマスターをこえて、さらにどこか遠くへ】 【ぼんやりとしたうわの空ながらに、思うところがあったのだろうか】 私はぁ、いい人か悪い人かで言ったら――――――……。 【言いかけた言葉を、水と一緒に喉の奥へ流し込む】 【おかしなところに流れ込んだのか、数回むせ返ると、いたって緩慢な動作で、立ち上がる】 【本当は、もう少しゆっくり。言い換えればその場で昼寝でもしていくつもりだったのだが】 【最後にひとつだけ質問をして、そさくさとその場をあとにしてしまうことに決めた】 ねぇ、きみの仕事って―― 何かな。 【少女の口調は、一般的なペースとイントネーションを取り戻す。――彼女なりの真剣味の出し方だ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/739
740: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2013/10/01(火) 01:11:56.84 ID:57csZEaF0 >>738 「違うよ、自分以外の何かの為に頑張れるっていうのはね、それだけで凄いんだよ」 「なら、わからないほうがいいかな、我武者羅の方が、それっぽいからさ」 (正に御伽話だった) (誰も傷ついてほしくない、つけたくない、その通りだ、そんな世界が素晴らしいのだ) (でもできない、何故か? そう出来てるから、世界はそうなってるのだ、絶対に常識は通用しない) (でも、何処に至って常識に縛られる、プラスだろうが、マイナスだろうが、規格外っていうのは、必ず怯えの対象になる) (じゃあ、目の前の、規格外に、純粋な子はどうだろうか) 「でもさ、ああ、単純な疑問なんだ、別に責めるつもりとか、そういう事じゃないから、聞いてほしいな」 「戦うって事は、結局誰かを傷つけるんじゃないのかな」 「誰にもっていうのは、結構難しい、というか、できないのかもしれない、ってくらいだと思うんだけど、どうなのかな」 (悲しげ、儚げ、触ればそこから溶けて崩れてしまいそう) (その口ぶりは戦いたくないようだった、多分、傷つく誰かを見たくないのだろう) (自らのせいで、だ、なら少しは理解しているのではないだろうか) 「それって、夢なのかな?」 「追えない夢、ただただ、こうあったらいいなっていうだけの物」 「それとも、目標? 途方もないかもしれないけど、追い求めたい、目標?」 (少年の探究心を、満たそうとすればするほど、その根っこが見えてくる) (黒い、純粋な、黒だからこそ、絶対に、絶対に染まらない、絶対的な意思) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/740
741: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [] 2013/10/01(火) 01:13:31.77 ID:hg1mNfHko >>740 /ごめんなさい!そろそろ時間なので一端切らせていただきたいです! /返事は置きレスの方に返しますのでよろしくお願いしますー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/741
742: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage] 2013/10/01(火) 01:15:34.55 ID:7BEeGj+uo >>737 へいへい、そりゃーありがとーごぜえますー、っと ……人を見たら泥棒と……って、それでいいのか、人生それでいいのか!? 【やはりオーバーかつ上下の激しいテンションであるが、彼女が笑ったのを耳ざとく聞き取れば】 【ほんの一瞬、ニヤリと、したり顔を見せたりもする】 【感情を隠しているわけでもないのに、移り変わりが速くて思考を読みにくいような、そんな男である】 ―――っておいおい、何するんだよ……って……ははーん、なるほどねえ 【不意に袖を引かれ、バランスを崩して転びそうになりながらも何とか体勢を戻して】 【そうすれば両の眼が捉えるのは言葉も半ばに足を止めた少女と一軒の露店】 【数秒もすれば何か勘づいたように片手で顎を撫で、その顔ににやりと笑みが浮かぶ】 自警団員様はお仕事中だけどわたあめが食べたいと、そういうわけだな、なるほどなるほど 欲しいんなら買ってやろうか?まだ懐は暖かいからな! 【前言撤回、お返しとばかりにつつき始める思考回路はまるで小学生】 【“まだ”と言う辺り、恐らくは件の対GIFTの戦闘に参加した際の報酬の事を言っているのだろう】 【さて、ここで欲しいと言えば実際にこの男はわたあめを買うだろうが、少女の答えは如何なるものか】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/742
743: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage] 2013/10/01(火) 01:20:22.11 ID:0ZnI+1VO0 >>739 あはは……ごめんね、美味しいもの、食べてる間に、 こんな事言っちゃうなんて、……その、良くなかったよね。 【湿り気を振り払うが如く、少年は謝罪の色を見せる。】 【『気遣いが出来なくて、申し訳なかった、』と。】 えへへ、そうかなー…… でも、ホントに、……たまーに、だけど。 そういう仕事、入ってきちゃうからさー…。 【『言い人だ、』と言われて嫌がる人間は、……そうそう居ないだろう。】 【少年もそうだった。照れ臭そうに、右手で後頭部を少し掻く。】 【間接照明の淡い光に照らされた紫色の髪は、時折輝きを見せた事だろう。】 ……し、仕事…… えっと、えーっと…… 【突然、少女のトーンが変わったからか、其れ共、其処を追求されると思っていなかったのか。】 【両方、だろう。少年は徐ろに、狼狽する様子を見せて―――】 言っても、信じないだろうけど…… 篠丸流、40代目"最高"師範―――いわゆる、忍者、だよ。 【意外にも、アッサリと打ち明ける。少女の、先程とは色を変えた目をじっと見ながら―――】 【一般的に考えて、信じろと言う方が無理な話だろうか。…其の辺りは少女に任せる事になる。】 【若し仮に、少女に知識が有ったのなら。一応、辻褄の合う話ではある事に気づく事になる。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/743
744: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2013/10/01(火) 01:20:46.10 ID:57csZEaF0 >>741 /はい、わかりました! それではそちらでの返事まってますね! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/744
745: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage saga] 2013/10/01(火) 01:24:09.42 ID:0ZnI+1VO0 /げ、最後の文、コピーミスです… /×【若し仮に、少女に知識が有ったのなら。一応、辻褄の合う話ではある事に気づく事になる。】 /○【若し仮に、少女に知識が有ったのなら。一応、辻褄の合う話ではある、と認識出来るはずだ。】 /そのままでも読めるとは思いますが一応念の為…! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/745
746: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2013/10/01(火) 01:26:57.40 ID:cLOjULyD0 >>742 「別に良いのでありますよ。と、兎に角自警団とは………… な、何を言っているでありますか!私は勤務中であります! ましてや、綿飴など子供っぽい物など欲しくは…………」 【欲しい。素直に、とても欲しい――――と、言える筈も無く】 【ツンとした様子で言い退けようとするが、表情が誤魔化し切れてはおらず】 【時折向ける視線。何よりも、欲しくは無いと言いながらその場から動けないのは人一倍欲しがっている証拠である】 【…………奢ってやるとの言葉を無視して、渋々と財布を開いて見れば】 「…………そう言えば、ちゆ姉に食べ物を食べさせた後だったであります…… ぐ…………ぐぅ…………」 【鬩ぎ合う食欲とプライド。言わずもがな、食欲が優勢になりつつあり】 【けれどもこの少女、負けず嫌い。故に、口が裂けても「奢って下さい」と言える筈も無く】 【弱冠17歳。涙を浮かべながらキッと睨む図の完成である】 【このまま行けば、いじける事も容易に想像出来るだろうか――――】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/746
747: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage] 2013/10/01(火) 01:37:12.51 ID:pECl9dgao >>743 ぶはっ。 【余りに想像と違った、想像以上の答えに少女は思わず吹き出した】 【先程水を飲み損なって咳き込んだばかりなのに、数分と待たずに再び呼吸が困難な状態に陥るとは】 【――パンケーキが胃から戻ってこなかっただけ、運が良かったのかもしれない】 忍者、ねぇ。 ほんとにいたんだ……。 いや、ごめん。ごめん。信じてないわけじゃないけど、おかしくってさぁ… 【笑いを必死に押し殺し、一旦息を落ち着けたあと。元の覇気どころか生気すら感じられない目から、浮かんだ涙を手の甲で拭って】 【猫背のままよたよたと、レジへと歩き出す】 私は、かきな。果物の柿に、後は名前でよく使う奈、ね。 じゃぁね―――”最高”師範の、忍者くん。 今度会ったら、忍術でも、見せてよ…… 【下手に勘ぐった自分が、なによりおかしい。なるほど忍者なら、確かに中間あたりなわけだ】 【少女は再度こみ上げてくる笑いをなんとか噛み殺しながら、逃げるように店内をあとにするのだった】 //では、そろそろこのへんで〆にさせていただきます。おつでした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/747
748: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage saga] 2013/10/01(火) 01:52:46.91 ID:0ZnI+1VO0 >>747 あ、ああ……笑われた…… だから、言いたくなかったのに……もう。 ……まあ、いいけど。真顔でへーそーなんだーとかそれはすごいねーとか、 言われるよりは、……うん、まだましかな。 【ある意味予想通りでも在ったのだ。『自分は忍者だ、』なんて発言して】 【笑わずに居られるはずが無かった。立場が逆だったなら、恐らく少年も笑っていた事だろう。】 えっと、俺は、ねこまる…たぶん、調べたら直ぐ…あ、出てこないか…… うーん。まあ、また今度、すごーい忍術を見せてあげる、ってことにしよう。うん、そうしよう。 【笑いながら泣きながら、咽ながら。何かと忙しい少女を他所に、適当な自己紹介を済ませて。】 【未だ椅子に座っていた少年は、矢張り、少しショボくれた顔をしながら、再び何かをメモり出す。】 【"ないふ"にて切らるる其の感じ、全く無う御座った。】 【何故か。それ程、柔らかきと云う事で御座る。】 【ふわふわと、蕩けるが如き舌触り。】 【香りのみにて御座らぬ、悉く。この世の物にては御座らぬ。】 【作る手立てを以下に記して置くで御座る。】 【其れ故、其方にても、拵える事、所望致す所存で御座る。】 【と、此処迄書いて、筆を止めて。ゆっくりと立ち上がって会計を済ませたなら、】 【マスターへの挨拶も適当に、異世界を繋ぐ扉を、音を立てぬ様、ゆっくりと開けて。】 【再び、ザワついた街の喧騒の中に、姿を消して行くのだろう。】 /お疲れ様ですー!楽しかったです〜! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/748
749: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage] 2013/10/01(火) 02:01:50.61 ID:1hnUYacxo >>746 ほうほう、子供っぽいか、そうだよな、わたあめなんて子供っぽいよなぁ でも俺は好きだぜ、わたあめ。あれ食うとガキの頃を思い―――痛ッ 【ニヤニヤと笑いながら『子供っぽい』という言葉を肯定する辺り、意地の悪さが見える】 【そしてわたあめへの欲求を隠しきれない少女を尻目に話し始めた瞬間のこと】 【不意にこめかみを指で押さえ、言葉が途切れて】 【その様子からするに、頭痛が走ったと見える】 【しかしそれもすぐに治まったようで、また元の態度に戻るのにそう時間は掛からず】 【はは、と笑いながら内ポケットから財布を取り出し、露店の方へと向かっていく】 仕方ない、大人な俺がお嬢ちゃんにわたあめをあげようじゃないか 俺が勝手にあげた、って事なら問題ないだろ? 【そう言えば返事も待たずに二つほど購入してしまって】 【店主からそれを受け取ればその一つを差し出してもう一方を食べようとする―――のだが】 【ふ、と一瞬、その視線が一本の路地の入口に止まる】 【それからちらりと時計を見れば、もう一方も少女に差し出して】 あ、悪い!この後約束あるんだった!食べてる時間ないからこっちもやるよ! あー……えっと、俺の名前はディハート・グリムジャック。それでお嬢さんの名前は? ……ってもう行かなきゃならねえから、じゃあな! 【慌しく名乗りを済ませ、少女の名前を聞けば男は駆け足で去っていくだろう】 【そして入っていくのは先程の路地。しかし、もし後を追ったとしてもその姿を捉える事はできないだろう】 【然れど、ひょっとすると男が入った直後に路地から漏れた怪しい光だけは、見えるかもしれない】 【謎の頭痛に、奇妙な去り際の様子。少しの謎とわたあめを残し、男は去って行った】 /ここらで〆ということで! /お疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/749
750: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2013/10/01(火) 02:17:12.06 ID:cLOjULyD0 >>749 「――――?頭痛、でありますか? あまり無理をしない方が――――は、話を聞くでありますよ…………」 【自然的に起こる頭痛とは思えないタイミング。何処か引っかかり、取り敢えずは休ませようとするけれど】 【止める前に露店へと行ってしまえば、無理に後を追うわけにもいかなくて】 【――――結果。その場で待つ事に】 【差し出されたならば拒む事も無く、素直に受け取るが…………】 【やはり、不満そうな表情は隠される事が無くて】 「確かにそれならば問題は無いでありますが………… 何だか、納得がいかないでありますね ……取り敢えず、礼は言っておくであります」 【ぶっきらぼうに「有り難うであります」と言えば、一口柔らかな其れを頬張り】 【不満の表情が、小さな笑みへと変わるのに然程時間を要する事も無い。やはり、子供】 【黙々と食べていた所に差し出されたもう片方。頭上に疑問符を浮かべながらも受け取れば、青年も慌ただしくなって】 「オラークル・スティンガーであります ディハートも随分と騒がしいでありますね。足元に気を付けて帰ると――――?」 【約束があるならば、止める訳にもいかない】 【適当な言葉と共に自分の名を投げるが――――それが青年に届いたのかは、不明だけれど】 【背を見送っていた時、その光を目にしたが…………】 【小首を傾げ、確かめようとするもその時に新たな問題が起きてしまって】 【結局は、確かめに行くことが出来なかったそうな】 /了解です!お疲れ様でした―! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/750
751: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2013/10/01(火) 17:08:37.65 ID:UwOFIWpY0 【とある街――広場】 【街の人々が思い思いの日常をすごしている】 【そこにこの場に非常に不釣り合いな格好をしている存在がいる】 【甲冑をして顔に面頬をつけている、男であろうか】 【そんな存在であるからか人目をつけるには十分で】 ……ここにいるはずではあるが 【そんなことを甲冑姿の男は言う】 【そして少々周りを見渡し】 【周りの人間がひそひそと話す】 ……見つけた 【甲冑姿の男がそう言うと、歩いていく目指す先には男が一人】 【そして甲冑姿の男はその男に向かって刀をとりだし、その男を―――切った】 【切りつけられた男は血をふきだし倒れたあの傷であれば死んだであろう】 【誰かが悲鳴をあげその場から大量の人間が逃げ出す】 【甲冑姿の男はそこに立ち尽くしたままだ】 【そしてその広場から離れた先】 ……目立つところで[ピーーー]なといっておいたはずなのだが、花嵐 【金髪を少々伸ばし白衣を羽織り、白衣の下にスーツを着ている】 【そして左腕にカノッサ機関の逆五芒星がある】 【見える人物には見えるだろう】 【そんな男が壁に背をあずけながらつぶやいた】 【携帯端末を持って、操作しているようだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/751
752: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage] 2013/10/01(火) 19:27:25.84 ID:KbDOAonAo 【街中・とある仕立て屋】 【営業時間を過ぎたその古名店から大通りへと、扉を開けてふらりと女性が歩み出る】 【身に纏うのは上等なミンクのファーコート。少し季節に早いように思えるが】 【ご丁寧にロシア帽まで被った姿は様になる。ただ、目元は赤い髪で隠れて見えず】 【ふらふらとピンヒールで歩き出す様子を見ると、尋常の客ではなかったようで】 『あっれぇー、お姉さんいい服着てんねぇ!見かけない顔だけどここらの人ぉ〜?』 『そんな金余ってるならさぁ、俺らと遊ばなぁい?大丈夫だって、大人しくしてれば──あ?』 【──時はまさに『繁華』だ。目立つ彼女に、こうして絡む輩が数人居たのだが】 【女性は相手を一別するや、声も返さずに右腕で相手を振り払い、そのままふらふらとどこかへ向かっていく】 『……オイこら待てよクソアマぁ!ちょっと高いモン着てるからって──』 『いい気になってんじゃねぇぞコラァ──!!!』 【若者がそれに逆上するのもまま見られる光景か。彼らの一人が拳を振り上げ】 【女性を背後から、それも後頭部を狙って殴りかかろうとするのを、通行人は見て見ぬ振り】 【それは恐らく、女性の左袖──そこからあるはずのモノが覗いていないのも少なからず関係があるようで】 【──対する女性は、逃げる余裕もないのかふらつくばかり。武器のたぐいも見当たらない、が──?】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/752
753: 以下、新鯖からお送りいたします [sage saga] 2013/10/01(火) 20:20:30.44 ID:S3h54s4V0 >>752 【瞬きするこの一瞬だけできっと振るわれるのだろう拳、ちらほらとなおさら視線の逸れだす気配がした】 【足早になるだけ遠くまで行こうとするひとの足音も、顔ごと背けられる視線も、何もかもが日常に近い範疇なら】 【――どぐ、と。現場で迸るいかにも痛そうな音と、衝撃と、倒れこむ音と。それもまた、きっと日常と言えた】 ……邪魔なの、 【誰かを殴ろうとした刹那に意識の外の角度から蹴っ飛ばされた人間が居ればきっとそんな声を洩らすだろう、声へ】 【上から重ねられる声は至って高く少女の声音、けれど耳に付くなら、どうにも鈴の音みたいに、金属質に響く】 【細い癖にかなりの力で蹴飛ばしたらしい暴れ馬染みた挙動、持ち上げていた足を戻せば「こつん」とヒールの音、】 【(見れば細く高いヒールの靴を履いているようだった。それだったら、ただの蹴りよりもいくらか凶悪なそれ)】 退いてて。 【――正義的な思惑で行ったことではないようだった、実際。彼らが塞いでしまっていた小道から表した姿は】 【そういった類の奴らを問答無用で生ゴミ以下だと定めているよな視線で以って彼らを眺めるのだろう、まぁるい瞳】 【暗く冥く非人道の巣窟である路地裏の闇みたいに真っ黒な髪だった、腰ぐらいまでの長さをそのまま下ろして】 【黒色と血色のオッドアイがどこか蛇を連想させる風。右にだけ付けたピアスの、月白色した宝玉の欠片が時折煌き】 【裏地に赤チェックをあしらった黒パーカーの中身がリボンを縫いつけたカットソー、白地に赤いのを目立たせて】 【くすんだピンク色のスカートは段々にあしらったフリルに沿わせてレースを飾ったもの、長いソックスで素足を隠した先、】 【件の靴が紐で編み上げたショートブーツ、ふらり揺れる人物とは違って、ひどくそれに慣れているらしいと窺えた】 ……――溶けたくなかったらそのままどっか行って。 【ちょんと被ったキャスケットの唾を気にして弄くるのはひどく平穏染みた仕草なのに、言葉の重みだけがいやに違うもの】 【首や手の露出する場所に包帯を巻いているのに気付けば怪我人のようにも見えるのかもしれない、それに】 【女性らしさを表すにはずっと細い身体はどうしたって華奢でしかない、命知らずの餌がもう一匹にも、見えた?】 【(少しも怯えるよな可愛らしさを見せなかった。帽子から頬に下りた手の指先がついと真っ白ななだらかさを撫で落ちて)】 【(その仕草が薬指に浮かばす久遠を誓う指輪を模したような黒蛇の痣を余計に目立たせる、人間と違った気配を引き連れて)】 /まだいらっしゃいましたらー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/753
754: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2013/10/01(火) 20:46:14.11 ID:UwOFIWpY0 />>751はまだ募集中です http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/754
755: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga] 2013/10/01(火) 20:52:15.12 ID:IMSH1caeo >>753 【鈍い音の後に、拳を固めたままの男が硬い路面に倒れこむ】 【訳も分からず彼を助けに向かう数人の連れ、と――視線を向けるコートの女性】 【その女性はともかく、若者たちは一般人。故に威勢よく少女に向き直ったが――】 『――んだテメェはよォ!?誰に喧嘩売ったと思っ、て……ぁ…?』 『ぁ、いや……な、なんでもねぇよ……な?な?だ、だからその……っ!』 『オぉイ手伝えっ!ズラかんぞ、クソがっ……!!』 【それこそ蛇に睨まれた蛙のように射竦められて、少女からは目を離し】 【ゾクリと背筋に冷たいものを感じながら、倒れこんだ彼を仲間内で引きずって】 【やがて回りの羞恥の視線すら気にする余裕もなしに、どこか人混みへと消えた】 【ソレを見て、まさか関わろうという聴衆は無い。人の協調性とは凄まじいもので】 【周りの人々はその全てが、まるで何事も無かったかのように歩み始める】 【残ったのはファーコートの彼女。見ればどうも、ふらついていたのはヒールのせいでは無いらしく】 【緊張からというより歩くだけで負担だというように息を切らし、頬を紅潮させていて】 お、ま……貴女、少し…待ってもらえ、ない……? 何かお礼をしたいの…、……その、貴方が良ければ……。 【目は髪と、それから深く被ったロシア帽で見えない。けれども、視線は少女に向け】 【隻腕で胸を押さえながらも、絞りだすようなか細い声で確かにそう言った】 【その折、僅かに耳のピアスが揺れる。黒と白の双対が触れ合って、不思議な金属音と奏でる】 【――提案は、無論少女の選択次第ではあるけれども――些かならず、魅力的なはず】 【何故なら彼女の服装は言うまでもなく最高級品で、立ち居振る舞いは何処か洗練されている】 【食べ物、或いは別のもの――そういう類なら、普通以上≠フ期待は出来るが―――。】 /遅くなりましたが居りました、よろしくです〜! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1378889755/755
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