【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】 (783レス)
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588: ◆QhFDI08WfRWv [saga] 2022/09/18(日)20:02 ID:5rnNJt2X0(8/13) AAS
水都「声の調子は良さそうですね。あと、手も……」
陽乃「……そうね」
上がりもしなかった手は上げられるし、触れることもできる。
出なかった声も出るようになって、視界も晴れやかだ。
眠ってから数時間も経っていないだろうから、水都のおかげだろう。
陽乃「貴女が血を流した意味くらいはあったということね」
水都「ならよかったです」
躊躇のない喜びに、陽乃は目を細める。
睨まれていると分かっているだろうに、水都は変わらず笑顔のままだ。
水都「本当は起こさないつもりだったんですけど……おやすみなさい」
水都はそう言って、椅子から立ち上がる。
本当に陽乃を癒すことしか目的としていなかったらしい。
陽乃は足を動かせるのを確認してから、上半身だけを起こす。
陽乃「貴女、普通に歩けるの?」
水都「え?」
何のことかと素っ頓狂な声を漏らした水都は、
陽乃が自分の鼻の辺りを指先でつんつんとしたのを見てはっとする。
水都のそこには、鼻血が出ていた痕跡がある。
水都「このくらい、何ともないですよ」
1、向こうのベッドが空いてるわ。使っていきなさい
2、もう二度と無茶はしなくていいわ
3、感謝は、してるわ
4、怒るわよ。たぶん、私は
5、ゆっくり休みなさい
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