【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】 (783レス)
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584: ◆QhFDI08WfRWv [saga] 2022/09/18(日)16:32 ID:5rnNJt2X0(5/13) AAS
水都が身に纏っている巫女装束の裾に赤い斑点が滲んでいき、
流石に耐えられないと水都は陽乃の手を離して、袖で鼻の辺りを軽く拭う。
鼻を啜ると血のにおいがして、拭った袖まで赤くなっている。
巫女でしかない水都には、ここが限界なのだろう。
水都「……少し、無理させちゃったかな」
陽乃を見れば、額に汗が浮かんでいて少しだけ寝苦しそうな呼吸をしていて、
水都はハンカチをポケットから引っ張り出すと、
自分のことはそっちのけで陽乃の汗を拭い、布団をずらして熱を逃がしていく。
水都「ごめんなさい。少しだけ……」
布団が捲れたことで、陽乃の患者衣が目に入る。
拘束するようなものではなく、普通の患者衣だが、汗が滲んでべったりとしていて、不快感を高めていそうだった。
気付かれたら気まずくなりそうだと思いつつも、
そのままにはしておけないと陽乃の患者衣の紐の部分を抓む。
陽乃「――なにしてるのよ」
水都「あっ……」
陽乃「何してるのって、聞いたんだけど……」
さっきまでは見えなかった橙色の瞳に見つめられて、
水都は一瞬、言葉を失って息を飲む。
水都「……暑苦しそうだったから」
陽乃「そう……」
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