[咲-Saki-][安価]京太郎「マッサージ屋-KYO-、営業中」和「2」[R18] (553レス)
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74: ◆1ugbgysNyI [saga] 2022/01/27(木)21:32 ID:Jdy/KnY20(6/9) AAS
久は常々恋愛下手だと言われ続けてきた。
他のことはできるくせに、いざそれが大事なものとなると悪待ちを開始する癖がそれに拍車をかける。
基本的に恋愛というのは早い者勝ちな側面があるため、待ちの姿勢というのはその時点で後れを取っている。

久の悪待ちのオカルトは自分で悪くなる選択肢を取っておきながらなぜか上手くいくという人生経験から来るため、それは生き方を変えるに等しく難しい。
それに早い者勝ちという論理で言うなら咲こそが自覚なしにそのスペースに入り込んでいるように見えた。

故に久の視点からすれば悪待ちにすがるしかなかったともいえる。
だが結局、高校時代にその想いは結局口に出せずじまいで叶うことがなかった。

さて、ここで一つ仮説が生まれる。
なぜ久がいつものように悪待ちをしていたにもかかわらず全く実らなかったのか。
それは高校時代の須賀京太郎という人物が少なくとも他の1年生部員全員に好かれるレベルでの優良物件かつ人格にも問題がなかったこと。
つまりあの時点の京太郎と結ばれるというそのこと自体が良形の待ちとオカルト自身に判断されたのではないだろうか。

もしその仮説が当たっていたとすれば、今の女癖が悪くハーレムを形成していながらさらに手を広げているような男と結ばれて幸せと呼べるだろうか?
まず一般的な幸せとは遠い、今の京太郎を選ぶという選択は愚形の待ちといえる。
つまり久のオカルトの範疇に収まってしまう。

チャンスといえばチャンスがついに巡ってきたのかもしれない。

「あの須賀くんが実際に店を構えるなんてね。驚いたわよ」

「あはは、元は部長にこういうの向いてるって言われて、まあそうだろうなって納得しちゃったので。
それに麻雀方面でどうしても食っていこうって気も特になかったですからね」

「あら、それじゃ私が須賀くんの将来決めちゃったようなものじゃない。私はてっきり咲のお世話を続けるかと思ったんだけど」

確かに、自立している和やなんだかんだで甘えはするが決断力のある優希に比べて咲は便りがないところが色んな部分で見受けられた。特に麻雀以外の部分について。

「あいつとは、一度離れた方がいいと思ったんですよ。いつまでたっても人見知り続けそうでしたから」

高校でも後年は多少ましになってはいたが、初対面のマスコミ相手への緊張しまくり度は同じ姉妹か疑問に思えるレベルであった。
ただ離れたことにより咲が自分の感情を理解して、今完全に外堀も内堀も埋めまくっていることを久は知らない。

なので表面的に京太郎の言葉をとらえて、まだ自分にもチャンスはあると久は思い込む。

「部長こそ、今は何してるんですか? 今年から社会人ですよね」

「私? ○○商事で営業やってるわよ。時々出張もするけど、基本は東京ね」

「ガチエリートのコースじゃないですか」

若干引いている京太郎の反応だが、久の経歴は生徒議会長をつとめながらインターハイのトップチームを率いたという輝かしいもの。
スペック的にも優れ、どこを見ても引く手あまたの人間である。悪戯好きな性格さえ問題にしなければ。

「ねえ須賀くん、私たちもう高校生でも部員同士でもないんだからさ、その名前で呼んでほしいなって」

「あー、この年で『部長』っていうと『課長』とかあっち系ですよね。それならその、久さん、とかで」

呼びなれた方法を変えるのはどうしても照れが混じる。
久からすれば距離を詰めたいの一心ではある。

「でも本当、学生時代よりずいぶん上手くなったわね。ふふ」

「部長、じゃない。久さんに言われると感慨深いですね。あの頃の腕をよく知ってる人ですし」

「その、また来てもいいかしら、京太郎くん?」

照れを交えながら、ちょっとずつでも相手との接点と増やそうとする久は意外と乙女なところがあった。

お客さん 安価↓ 咲キャラ人物名(高校時代の知り合いは好感度+10) 受付効果+5
マッサージ満足度・性感度 安価2↓コンマ&反転コンマ
※二度目以降の来店の場合キャラ安価のコンマでマッサージ効果の判定とする
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