チートな元勇者のぶらり放浪記3 (1002レス)
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850: ◆xbRwWjbPl2H. [saga] 2022/08/16(火)22:26 ID:sMV97TbR0(1/3) AAS
残り15日
乱造「そうそう、お前達の興味を引く物もリージャは持ってるぞ」
リオン「何よ!体つきや七色の混沌以外にも何かあるわけ!?」プンスカ!
乱造「あぁ、彼奴の愛剣…どうもこの世界の金属じゃないんだわ」
リオン「???」
「どう言う事?」
リリアン「…何かその剣がわかるものはないかしら?」
乱造「勿論だ」ゴソゴソ
乱造はリオンのコンプレックスにしている胸の話を手短に済ませると、胸の事でご立腹なリオンをよそに新たな話題を切り出す
リージャの剣の話になるとリオンの怒りは吹き飛び、生粋の鍛冶師である2人は乱造が懐から取り出した写真を見やるのであった
リオン「これはすっごく大きな剣ね…」
「それに峰部分の炎みたいな複雑な形状…まるで観賞用みたいだわ」
リリアン「それにリージャさんの身長を遥かに越す巨剣な筈なのに、写真のリージャさんは軽々と片手で持っている…リージャさんは相当な怪力の持ち主で…」
リオン「だけど写真から見てもわかるわ」
リリアン「えぇ、そうね…」
リオン、リリアン「「この剣の素材はヒヒイロカネ、オリハルコン、アダマンタイトをも凌駕するわ!」」
乱造「流石北エリアの魔王と言うだけはある」
「写真でリージャの剣の素材の凄さがわかるなんてな」
リオン「あったりまえよ!」
「アンタには鍛冶で負けてしまったけど、こう見えて私も凄腕なんだから!」
リリアン「それにしても人間でこれほどの剣を持っているなんて…」
「凄く気になるわ…」
乱造から見せられた剣を持っているリージャの写真に2人はリージャに関心を寄せるのであった
〜〜〜〜2週間後〜〜〜〜
リリアン「あら、人間領に送らせた諜報員から報告だわ…」
リオン「思ったより早く終わったわね」
「どれどれ…」
「[武士国の将軍を籠絡して情報を全て絞り出す事に成功…ついでにセキリュティの甘そうな国の情報も全て入手する事に成功]…ほんっと恐ろしいわ」
リリアン「魔族領全体でも一握りの蛇の称号を持つ諜報員なだけはあるわ」
「私達の部下でホント助かるわ♪」
リオン「最近は人間の超科学国のジンコーエーセーってのに諜報員の末端が立場を奪われていたけど、機械に出来ないこともまだまだあるわ!」
リリアン「人工衛星でも建物内までは見通すことが出来ないと言われてるからね」
「場所を割り出すには人工衛星は非常に強力だけど、詳細を調べるとなれば腕の立つ諜報員の出番ね♪」
乱造「????」
リオン「さぁ!仕事の時間よ!」
「送られてきたデータに目を通すとしますか!」
乱造は2人の会話についていく事が出来ずにいたが、そんな乱造をよそにリオンはウキウキしながら待たされた情報に目を通すのであった
リリアン「刀剣の流通に同盟国の一覧…あら?」
リオン「極秘、邪なる魔の討滅計画…これ完全に私達の事ね」
リリアン「1000年前に人間達から仕掛けたと言うのに…恐らく都合の良いように歴史を改竄したのでしょうね」
リオン「それに魔法帝国って国の極秘計画書にも同じ事が書かれている」
「どうやらどこまでかはわからないけど、多数の国で交わされてる計画みたいね」
リリアン「この国のセキリュティは全て魔法任せみたいね」
「その分より上位の魔法技術には無力って気付いていないようだけど…」
乱造「戦略や政治はあまり知識がないが、凄いって事はわかった」
リオン「ふふん!♪」
「戦は情報戦!その情報をいかに素早く巧く集めるかが勝敗の分け目よ!♪」フンス!
リリアン「超科学国の科学力と魔族の魔法技術が合わされば、途轍もない相乗効果得られるわ♪」
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