【鯖鱒wiki】ふたたび坂松市で聖杯戦争が行われるようです【AA不使用】2スレ目 (204レス)
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1: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/07(日)23:22 ID:o6ttuLRa0(1/2) AAS
【坂松市の第二次聖杯戦争、三つのあらすじ】

【御三家であるルゥナは、ランサーと共に家に聖杯を持ち帰る為に聖杯戦争に身を投じる】

【様々な行動を経て親友となった少々森が、敵であるロベルトにさらわれてしまった】

【彼女を取り戻す為にアーチャー、キャスターとの同盟を組んだルゥナは、襲い来るライダーを辛くも撃破したのだった】
省4
2: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/07(日)23:25 ID:o6ttuLRa0(2/2) AAS
【本日はスレ建てして終了】

【しばらくは忙しくなりそうなので……また土日にやれたらと思います。すみません】
3: ◆6QF2c0WenUEY 2021/02/08(月)19:25 ID:6uGXAN5r0(1) AAS
【忘れてました。ご指摘ありがとうございます】

【雑談所】
したらばスレ:otaku_12368
4: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/14(日)23:19 ID:fyYtjEef0(1/6) AAS
「ほーん。負けたのか、ライダー」

明るい部屋の中、骨のサーヴァントは間の抜けた声で返答する
意外なのか。と問われると、カタカタと身体を振るわせてニッカリ笑う

「意外っちゃ意外だな。あれは今回で別格だ」
「一人だけレベルが段違いに高いからな。複数が相手でも無理だろうと踏んでたんだが」

「わからんもんだな。ま、だからこそ面白いってもんか」
省10
5: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/14(日)23:20 ID:fyYtjEef0(2/6) AAS
「おはようございます!久しぶりっすね姫!」
「……って、少々森はいないんですね?ったく、サボり過ぎだろ!不良か!」
「それだとルゥナも不良になるだろ……」

ライダーは倒した。だが、それが少々森へと手がかりにはならない
曰く、向こうはアサシンの指示によって此方を倒しに来たらしいが……

「……はぁ」
「どうかしましたか!?何か悩み事でも!?」
「あるけど、あんた達じゃどうにもならないし言わないわよ?」

「ふーん……まっ、デリケートな問題そうだしな。行こうぜ縦島」
省14
6: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/14(日)23:33 ID:fyYtjEef0(3/6) AAS
「ライダーが敗北した?」

時は少し遡り……深夜、禍門邸にて状況を俯瞰するアサシンと市長
彼らはライダーをけしかけて、アーチャー陣営を殲滅せんと目論んでいたのだが……

その表情はあまりにも無情。無関心な声色は、彼の進退は最初からどうでも良かったのだろう

「奴が負ける理由は思いつかないが……大方、令呪を総動員したのだろう」
「ならば、寧ろ好都合か。連中はもう虫の息に近いだろうからね」
「冷静ですね!ライダーは我々の理念に共感を示した同士ではありませんか!」
省5
7: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/14(日)23:40 ID:fyYtjEef0(4/6) AAS
「……それで?どういう風の吹き回しよ」
「あたし達を殺そうとしたのはあんたでしょうが。ライダーが負けて心が折れたのかしら?」

「そういう貴女こそ。幾つ令呪を使ったの?もしかして、もう無くなったかしら?」
「誰のせいだと思ってんのよ!!」「どうどうルゥナ……」

人目につかない場所に移った二人。ルゥナは目の前のティファを強く詰問する
その剣幕をのらりくらりと交わしつつ、怒りを滲ませるルゥナに言葉を掛けた

「まず、訂正して貰うわ。……ライダーの襲撃は私の指示では無いの」
「アサシンでしょ?けど、あんたとアサシン陣営は手を組んだんなら話は別よ」
「その話は複雑なのだけど……一つ、私から提案するわ」
省4
8: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/14(日)23:48 ID:fyYtjEef0(5/6) AAS
ルゥナとティファと時は同じくして……
ライダーによって損壊したガイスロギヴァテス前線基地は、復興作業の真っ只中であった

「おーえすおーえす。こっちに持って来たまえ吉田君」
「だから何で俺ばっかりが肉体労働なんだ!?俺はキャスターだって言ってるだろ!?」
「僕だって働いているさ。アーチャーだけでは限度があるからね」

ユーニスの指示で動いているのは、人形をした土の塊。……ゴーレム
えっちらおっちらと土木を運び、基地の修繕に一役買っていたのだった

 ◆地精(グノーム)
  土のエレメンタル。ゴーレムとも呼ばれる疑似生命を助手として使役する。
省10
9: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/14(日)23:49 ID:fyYtjEef0(6/6) AAS
【本日はここまで。また来週に……】
10: 2021/02/14(日)23:54 ID:zguBXO3vO携(1) AAS

11: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/21(日)23:02 ID:jcKOkvgC0(1/6) AAS
【それではちょっと再開】
12: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/21(日)23:03 ID:jcKOkvgC0(2/6) AAS
「むむむ……」
「悩んでるね?ルゥナ」
「当たり前じゃない。簡単にいいですよなんて言える訳無いわよ」

ティファからの支援は一時保留。相手の思惑が判断できない以上、安請け合いは出来ない
聖杯のデータを提供する事は向こうの出方次第では答えてもいいのだが……

「あいつ、何か法外な要求してこないわよね」
「どうだろうね?でも、あんまり悩んでいるとチャンスを逃すよ」
「スパッと決断できる様にならないと。時間は待ってくれないからさ」

「ああもう!うるっさいわね。あんたは!」
省12
13: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/21(日)23:07 ID:jcKOkvgC0(3/6) AAS
「……はぁ?誰よ、あんた達」
「坂松警察署から来た。君の家族について話を聞きたい」
「大人しく着いてくれば手荒な真似はしない。早くこっちに」

男女の二人組がルゥナの肩を掴み、有無を言わせぬ迫力で詰め寄る
……人相の悪い連中だ。ルゥナが感じた、直感的な印象はこうだ
男の方は目付きが悪く、まるでヤクザか殺し屋か何か。女に至っては目が完全に死んでいる

警察にしては乱暴な態度だ。それとも実際はこんなものなのか
悲しいかな。人生経験の浅いルゥナには、その真贋の判断がつかなかったのだ

「ん?ルゥナじゃん何してんの?」
省13
14: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/21(日)23:14 ID:jcKOkvgC0(4/6) AAS
「!?」
「きゃっ!?」「うおっ!?」

ランサーが男の腕を蹴り上げる。手から落ちたのは黒光りする拳銃だった
突如姿を表した、時計を模した男に施経は混乱し、ぱくぱくと口を動かしている

「な、ななんだよこいつ!?」
「それは後で説明する!……何するの!?」

ルゥナの鋭い怒気も何のその。ランサーは二人を注意深く観察し続けて
省18
15: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/21(日)23:17 ID:jcKOkvgC0(5/6) AAS
「ううむ、これはこれに……」
「アーディー君!街の被害状況はどうなっているかな?」

「建物とかの被害は甚大だけど……人的被害はほとんど無いみたい」
「避難指示が的確だった事や、避難場所を充分に確保出来ていた事が理由なんだけど……」
「……怪しいよね。まるで最初から何が起こるか知っていたみたい」

教会の中、ライダーの起こした嵐の事後処理に奔走していた
そうしている内に気づくのは、まるで周到に用意されていたかの様に配置された避難経路

全てはあの市長の掌の上……その事実が、明確な形となってのしかかる様な気がした
省16
16: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/21(日)23:17 ID:jcKOkvgC0(6/6) AAS
【本日はここまで。また次回に……】
17: 2021/02/21(日)23:32 ID:lxTZBfEJo(1) AAS
おつう
社会戦はランサーも得意そう
18: 2021/02/22(月)00:17 ID:2g66FqGuO携(1) AAS

19: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/28(日)22:11 ID:0EHi7vZa0(1/13) AAS
【ぼちぼちと再開していきます】
20: ◆6QF2c0WenUEY [saga] 2021/02/28(日)22:13 ID:0EHi7vZa0(2/13) AAS
閑静なアパートの部屋の中で、二人の男女が向かい合っていた
とはいっても、この二人の関係は……誘拐された者と、誘拐犯の知り合いなのだが

「……なんか、君もごめんな。あいつに付き合わせちゃって」
「あ、これ麦茶だけど……いる?」

「む。ん、むう。……いい」「そ、そっか」

誘拐された少々森は、特に拘束などされずに部屋のベッドにごろんと寝転ぶ
そのくつろいだ態度からは、拐われたという緊張感は一切無い
省11
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