【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2) (714レス)
【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610334636/
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416: ◆lFOXrxX/4g [saga] 2021/08/03(火) 18:46:07.36 ID:NxfTAuMZ0 〜*〜*〜*〜 >>413、@の25なので、無事にトドメをさせました。 また奇数なのでアナリスは♂でした。 〜*〜*〜*〜 アナリス「リ..........ッリ........」 アナリスはどうやらウォルフたちの存在に気づいたらしく、少しだけ足を動かして逃げようとするような仕草をした。 しかし激痛のあまり動かず、骨折しているためそもそも動かない。 ウォルフ「だいじょうぶだよ。いまラクにしてあげるから」 アナリス「リ.........」 そう言いながらウォルフは地面に横たわっているアナリスの脊椎を咥えた。 自分の死を悟ったアナリスは、小さく鳴きながらウォルフに「楽にしてくれ」とつぶらな瞳を向けてくる。 子供らしく「殺したくないな......」と思いながら、ウォルフは楽にしてあげるために顎に力を入れた。 アナリス「リッ........」 グシャッ 脊椎を噛み砕かれ絶命するまでの一瞬、アナリスは苦しみから解放してくれた、そして、自分を食べてくれるウォルフに感謝したように見えた。 ◆ 〜*〜*〜*〜 【ウォルフ経験値・131/150】>>415の下一桁4、+5で、合計+9 【食料・23】>>413、アナリス分+3 〜*〜*〜*〜 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610334636/416
417: ◆lFOXrxX/4g [saga] 2021/08/03(火) 18:48:57.32 ID:NxfTAuMZ0 ◆ ウォルフ「......これでちょっとごはんがふえたけど、まだたりないね」 アナリスの死体を咥えながら、ウォルフはそう言った。 キノ「ノミー」 コウモリ「キチキチチー」 それにコウモリもキノも同意する。 ウォルフ「うーん......なにかくだもののきでもあればいいんだけど.......」 キノ「ノミキノー」 コウモリ「キキキキー」 ウォルフ「ふたりともありがとう! おねがいできる?」 キノ「キノー!」 コウモリ「キキー!」 翼をもったふたりは高く飛び上がると、遠くを見るために円をえがいてパタパタと飛び回る。 するとどうやらキノが何かを見つけたらしくすぐに降りてきた。 キノ「キノーミー」 ウォルフ「あっちになにかあるの?」 キノ「キノ!」 ウォルフ「わかった! コウモリー、いこー!」 コウモリ「キキキー!」 そうしてウォルフ達が走っていった先には、大きなドングリのような実がこぼれるほど成った木を発見した。 ウォルフ「なにこれー!」 キノ「キノミー♪」 コウモリ「キチチ」 ウォルフとキノはその実の量に大興奮したが、ウォルフの血にしか興味のないコウモリは「よかったね」と他人事だった。 ウォルフ「こんなにあったらみんなおなかいっぱいたべれるね!」 キノ「ノミー♪」 コウモリ「キキキチー」 ウォルフ「........でもどうやってはこぼう。ぼくはこのこをくわえているし........」 ウォルフは咥えていたアナリスの死体を一旦石の上に乗せると、前脚でゆさゆさと木をゆすってみた。 ウォルフ「あれ? けっこうやわらかいね?」 キノ「ノミミ」 それもそのはず、目の前の木はシロアリとネズミに根を食い尽くされ中は虚ろの状態。 しっかり立っているように見えても、少しの衝撃で倒れてしまうほどにボロボロになっていたのだ。 ベキメキメキメキメキ........ ウォルフ「あれ、いやなおと」 キノ「キノミ」 そうウォルフが言った次の瞬間、木は大きな音を立てて倒れ始めた。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610334636/417
418: ◆lFOXrxX/4g [saga] 2021/08/03(火) 18:49:34.54 ID:NxfTAuMZ0 ミシベギベギギギガサササササササッ! ウォルフ「うわぁにげてにげてぇっ!」 キノ「キノミミーッ!?」 コウモリ「キキーッ!?」 ウォルフはアナリスの死体を咥えあげると、キノとコウモリとともに急いで木から離れはじめる。 非力なウォルフ達にその倒壊は止めることもできず、木は横倒れになって坂になっていた地面をバウンドしながら転がっていった。 ドシーン! ドシーン! ドシーン! ウォルフ「あわわわ.........」 キノ「ノミー.....」 コウモリ「キキキ」 ザバーン! 長く続かなかった坂を飛び出た木はその先にあった川へとダイブすると、そのまま丸太船のように下流へと流れて行ってしまった。 小さくなっていく大量の食料を、ウォルフ達は指を咥えて見送ることしか出来なかった。 ウォルフ「............あぁぁぁ.......せっかくのごはんが......」 キノ「ノミノミーノー........」 コウモリ「キーキー」 うなだれるウォルフとキノに、コウモリはポンポンと背を叩いて慰めた。 ウォルフの血にしか興味のないコウモリには、他人事なのだ。 ◆ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610334636/418
419: ◆lFOXrxX/4g [saga] 2021/08/03(火) 18:50:42.21 ID:NxfTAuMZ0 ◆ ミア「ぅおにゃー♡」 キュウビ『お、ウォルフ、キノ、コウモリ。おかえりじゃのぉ。食料のほうはどうじゃった?』 ウォルフ「これだけ。しにかけていたから、とどめをさしてあげた」 キュウビ『うむ。リスか、貴重な脂質じゃの。.........それにしてもすまんかったのぉ。わらわが完全に采配を間違えたせいで..........』 フェニ『まさかキュウビがそんなミスを犯すだなんて......そんな事態になっていたらわたくしたちも食料探しに駆り出しておりましたのに』 ナガレ「運搬の手段がたりませんね」 ウォルフ「そうだよー、ぼくらだけじゃみつけてももってこれないよー!」 キノ「キノキノー!」 コウモリ「キチチ」 キュウビ『すまぬすまぬ.........それで、わらわ達のほうでも食料を探したのじゃ。とりあえずこれだけの果物があれば、少し物足りぬが今日は飢えぬぞ』 キュウビが尾を振ると、ゴロゴロとスイカのような果実が転がり出た。 しかしみんなでお腹いっぱい食べるには足りず、貯蓄してある分を合わせても必要量の50%といった感じだ。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610334636/419
420: ◆lFOXrxX/4g [saga] 2021/08/03(火) 18:51:15.85 ID:NxfTAuMZ0 地龍『ワタシがみつけたんだよー♡』 ウォルフ「わぁ、すごい! ありがとう!」 キュウビ『うむ。こちらもすまなかったのぉ.......』 ラピス『今夜我慢すればまた明日探しに行けます。今日を乗り切りましょう!』 ミドカ「ぴやぁ♡」そよそよ クーラー「ぃいええ」ひえひえ ピッカ「ちょこちょこちょこぴー♪」ぱりぱりっ ざっばーーーーーーん! みんなが今日の食料にかぶりつこうとしたその瞬間、洞窟の前にある滝つぼになにか巨大なものが着水したような音がした。 ウォルフ「ぅおああっ!?」 キュウビ『敵襲か!?』 ラピス『ひあぅっ!!!』 地龍『なになにー?』 ウォルフ達が何事かと洞窟を飛び出て滝つぼの池を見ると、そこには大きな木が浮かんでいた。 フェニ『ほっ.......木でしたか。あたあの巨大な鳥が襲撃してきたのかと思いましたわ、心臓に悪い........』 ナガレ「たぶん折れてどこからか流れて来たんですね。ほら見てください、根っこが腐ってますよ」 そう、それは木だった。 そしてその木は、特定の3人にとってはとても見覚えのある木だった。 ウォルフ「.........あれ、あの『き』ってさ」 キノ「ノミー」 コウモリ「キチ」 そう、その木はウォルフが押して倒した木だった。 川を下っていた木は、ところどころ引っかかったり浮いたり沈んだりしながら、先ほどちょうどここに到着したのである。 ウォルフ「やったー! やったやったー! ごはんいっぱいだー!」 キノ「キノミー! キノミ、キノミキノー♪」 コウモリ「キチキチ」 キュウビ『ど、どうしたのじゃウォルフ、キノ。あの木がどうかしたかの?』 突然踊りながら喜び始めたウォルフとキノに、キュウビは驚いてそう聞いた。 ウォルフ「ごはんの『き』だよ! おひるにみつけたんだけど、もってこれなくて。かわにおっこちたのがここまできたんだ!」 キュウビ『うむ......よくわからぬが、とにかくあの木には食料があるのじゃな?』 ウォルフ「うん! たーっくさん!」 みんなで見に行ってみると、たしかにその木には沢山のどんぐりのような形をした実が大量に成っていた。 いくつかつぶれたり傷ついたりしてしまっているが、それでも今日の食料には十分だ。 キュウビ『お手柄じゃウォルフ! よくやったの!』 ウォルフ「えへへー、ぐうぜんだけどねー!」 地龍『お腹いっぱいたべれる! やったー!』 ミドカ「ぴーや!」ひゅおおお クーラー「ぃいいええ」ひやややー ピッカ「ちょこちょこちょぉこぴぃっ♪」ぱりぱりぱりりぃっ それからウォルフ達は川に流れていく実を追ったり、木からもぎ取ったり、洗って汚れを落としたりなど、みんなではしゃぎながらその実を回収していったのだった。 ◆ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610334636/420
421: ◆lFOXrxX/4g [saga] 2021/08/03(火) 18:52:20.96 ID:NxfTAuMZ0 ◆ ラピス『それにしてもお昼はラッキーでしたね。まさか、ウォルフさんが木を流した川がここにつながっているなんて.........』 ウォルフ「ほんとにびっくりしたよ。かわにおとしちゃったときはおわったとおもったもん」 キュウビ『ウォルフはラッキーボーイじゃのぉ。ほれ、ラッキーボーイ。こちらに来るがよい』 ウォルフ「キュウビー♡」 キュウビ『うりうり、良い子じゃ良い子じゃ。とってもラッキーボーイじゃのぉ』 ウォルフ「ありがとー♡」 キュウビはウォルフを懐にかかえると、前脚でウォルフの頭をなでまくった。 それを見た三つ子竜も、自分も撫でて欲しいと寄ってきてツバメのヒナのように鳴いた。 ミドカ「ぴーや! ぴーや! ぴーや! ぴーや!」ひゅ〜、ひゅ〜るるるるる クーラー「ぃいいぃぃいえぇぇえぇぇえ」ひえひえー、ひんやりーん ピッカ「ちょこちょこちょこちょこぴーぴー♪」ぱりぱりぱり、ぱちっちっちっちっちっ キュウビ『おぬしらもして欲しいのか、して欲しいのか。欲しがりじゃのぉ。うりうり。うりうりうり。我が子らうりうりうりうりうり〜♡』 ミドカ「ぴやぁぁあぁぁぁぁ♡」ひゅおおおお〜〜 クーラー「ぃえぇぇぇぇぇ.........」ひやひやひや、ひやーんひや ピッカ「ちょこぉぴいいぃぃぃ.......♪」ぱりりりりりりり ミア「ぅおにゃ」 キノ「キノミー」 地龍『あ、ワタシもワタシも!』 ウォルフ「え、さんにんはぼくになでてほしいの? わかった!」 突如始まったなでなで大会。 背が高い地龍を撫でるのだけは少し手間取ったウォルフだった。 ◆ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610334636/421
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