狸吉「華城先輩が人質に」アンナ「正義に仇なす巨悪が…?」【下セカ】 (433レス)
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11: ◆86inwKqtElvs [saga] 2020/08/21(金)09:59 ID:Vqcr7VCy0(11/86) AAS
(ゴム、ゴムは!?)
華城先輩からコンドームをもらっている。せめて中出しをしないようにとのことだが、妊娠を望んでいるアンナ先輩にどう説明すればいいのかまだ上手い考えが浮かんでいない。
でもこれ逆だよね。普通中出し求めるのって男だよね?
僕の愛の蜜の味の余韻に浸っていたアンナ先輩だったが、不意に立ち上がる。
「さて、今回はここまでにしますわね。オシオキは次回に持ち越しですわ」
「え?」
不可解過ぎた。え? 何故? アンナ先輩が人目とか関係ない場所で止まるなんてそれなんて天変地異?
「その、わたくしも奥間君の蜜の匂いを嗅いで、わたくし自身すっかり忘れていたのですが……奥間君がそれでもいいのなら、いいのですが……その、昨日から、生理が来ているんですの」
「……あー、それは」
さすがに性知識の一切ないアンナ先輩でも、今ぐちょぐちょして血で汚れるのは良くないことはわかるのか。
「それは、駄目ですね」
「本当はお腹の中で奥間君を感じて、わたくしの愛を掻き混ぜてほしいのですけど、やっぱり血で汚れるのは、嫌でしょう?」
「嫌というか、アンナ先輩の身体によくないですよね」
思わずそのまま言葉を選ばず言ってしまった。何で寝ている間に手を出してこないかと思ったら、そういう理由だったのか。いや手は出されてたけど。
「ですからオシオキは、また数日後……生理が終わったら、すぐにでも」
唇の周りが涎と僕の蜜で濡れまくっていて、そんな唇でそんなことを言われたら、エロさより肉食獣が極上の餌を前に我慢しているようにしか見えないよお。
「奥間君。今日は予定、あるんですの?」
「え、えーっと……その」
「今日、本当は綾女さんのお見舞いに行ったあと、実家で話し合いをする予定だったのですが、お母様からわたくしは休んでいいと言われましたの。ですからその、デートしたいのですが……駄目ですの?」
「……うーん」
今日は青姦の可能性もなさそうだし、《SOX》の女性陣からはアンナ先輩が誘って来たら中出ししない限りそちらを優先して《SOX》のことを考えさせないように言われている。まああの様子じゃ、アンナ先輩が《SOX》のことを諦めるなんてあり得ないんだけど。
「綾女さんには昨日、メールして、今日は行けないことを伝えましたのよ。昨日も行きましたし、たまには息抜きをした方がいいと仰ってくれましたわ」
おいそんな大事なことちゃんと伝えとけよ。おかげで真冬の怪談味わったじゃねえか。
ってか、もう決定か。一応後で華城先輩には確認するけど、アンナ先輩はそういう部分でウソつかないしな。
「じゃあちょっとゆっくりして、それから出かけましょうか。どこか行きたいところ、あります?」
「うふふ、すべて奥間君にお任せしますわ。奥間君が連れて行ってくれるところなら、どこでも楽しいに決まってますもの」
期待に満ちた目で、アンナ先輩はキッチンに入って朝食を作ろうとしてくれる。……なんでこんな完璧に僕の家の台所事情を把握してるのかは考えないでおく。
あと、僕の夢精したトランクスがいつの間にか消えていることももう気にしちゃいけない。朝食作ってくれている間に、とりあえずシャワー浴びて、ぬるぬるの股間を洗っとこう。
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