R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part3 (975レス)
R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part3 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/
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382: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 18:11:34.73 ID:cOa65RTN0 プリティーうさちゃんズの面々がタワー2階ファンタズマの拠点で休息のひと時を過ごしている頃。 3階の鮮血蟲毒神殿で新たな波乱が巻き起ころうとしていた。 ごぅん… ごぅん… ごぅん… 神殿の奥深くから、不気味な鳴動が轟いている。 「アルナさまぁ…さっきからシッポがビリビリしてとまらないのですぅ」 人狼ニニスが震える一方、吸血鬼アルナも硬い面持ちで鳴動の震源であろう祭壇の方に向かって呟いた。 「どうやら…目覚めようとしているようね。神殿の祭壇に眠る、『真祖』の力が」 吸血鬼たちによって命を奪われた哀れな冒険者たちの血肉は、床や壁から神殿に吸われ、真祖の力を蘇らせるための養分となってきた。 即ち、この鳴動はその養分が十分な量に達したことを意味する。 「数多くの人間の血を吸って、神殿が胎動を始めた。いよいよ…本当の戦いが始まるのね」 ここまで真剣なアルナの表情はニニスでさえ見るのは初めてかもしれない。 ニニスはぶるりと緊張に身を震わせた。 「大丈夫よ、ニニス」 不安げなニニスに、アルナは優しく語り掛ける。 「私には貴方がいるし、貴方には私がいる。どんな辛いことだって乗り越えられるわ…これまでのようにね」 そんな二人のやりとりの間に、嘲笑と挑発を含んだ少女の声が挟まれる。 「ほぉん、随分とうつくしー主従愛じゃん。おーよちよち、かわいいワンコちゃん、てか?」 アルナは小さく舌打ちすると、通路の奥からやってくる声の主に対し軽蔑の視線を送った。 「…来たわね。同胞というにはあまりにも汚らわしい者よ」 きゅふふ…という笑い声を発しながら黒い霧状の何かが人型をなし、ゴシックロリータ調の衣装を纏う少女の姿が現れる。 ―吸血鬼オニキスだ。 「汚らわしいとか、相変わらず上品ぶっちゃってまぁ…ほんっとムカつく。けどさぁ」 可愛らしくも、邪悪な笑みを浮かべながらゴスロリ吸血鬼は言う。 「そういう、お姫様気取ったヤツがぐっちゃぐちゃに墜ちていく様を見るのはすっげぇ気持ちいいんだよねぇ。こんなふうにさ」 ぱちんと指を鳴らすと、通路の奥からオニキスに続くように複数の男女の姿が現れる。 その中央にいるのは…大きな乳房と股間を申し訳程度にしか隠さない淫猥な形状の鎧を身に纏う女騎士。 以前オニキスの配下としてツバキたちと激戦を繰り広げた白銀のショートヘアの女騎士…リンの変わり果てた姿であった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/382
383: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 18:14:37.85 ID:cOa65RTN0 「はぁっ…はぁっ…♥」 リンは妙に興奮した面持ちで、発情した雌犬のような呼吸を繰り返している。 「それが…貴方の手駒?」 趣味の悪さに眉をひそめるアルナに対し、オニキスが得意そうに薄い胸を張る。 「きゅふふっ! この人ねぇ、もとはアンタと同じお姫様なんだよ。とっても真面目で融通の利かない娘だったから、しっかり教育して立派な雌ブタ騎士にしちゃった♥」 以前、捕らえられたミルキィがインキュバスによって逃がされた後。 魔力が回復して目覚めたオニキスはその事実を知るや激昂し、腹いせにリンの処女膜をフィストファックによってブチ抜いてしまった。 その後もリンはオニキスとその配下たちに様々な調教を施され、被虐快楽を求める哀れな雌ブタ騎士に成り果ててしまったのだ。 「はぁっ…♥ お、オニキスさまっ…つ、次の相手はこいつらですかっ…♥」 リンのまとう鎧は触手と金属の一体化した一種の魔法鎧である。 鎧の内側では微細なサイズの触手たちが蠢き、リンの敏感な乳首、クリトリスやアナルを常に愛撫し続けているのだ。 そして恐ろしいことに、触手鎧はオニキスが許可を出さないかぎり、リンの身体を決して絶頂させることはない。 (ああぁっ♥ 狂うっ♥ 狂ってしまうっ♥ い、イカせてっ♥ はやくイカせてくださいっ、オニキスさまぁっ♥) リンが狂おしいまでの寸止め地獄を抜け出す手段はただ一つ。 「そうよ、メス豚姫さま。この戦いで役に立ったら、しっかりとイカせてあげる。たくさんのおちんぽもあげちゃうよ♥」 「あ…あぁっ…♥ が、がんばりますっ、がんばりますからぁっ…み、みなさん、リンにおちんぽよろしくおねがいしましゅうっ…♥」 下卑た笑いを上げる周囲の男たちに潤んだ視線を送る女騎士リン。 もはや彼女に、かつての高潔な魂や生真面目さなど微塵も残ってはいない。 ただご主人様から快楽という餌をねだるだけの雌ブタそのものであった。 その様子にアルナはますます嫌悪感を募らせていく。 「…下衆め。お前のような品性下劣な女に真祖の力を与えるわけにはいかない」 「まだいい子ちゃんぶるわけ? アンタだって結局はそこのペットを利用して力を手に入れるんでしょ。あたいと同類じゃん」 「あ、アルナさまはおまえなんかとは違うのです!がうぅぅぅっ!!」 アルナへの侮辱の言葉に、ニニスが怒りをむき出しにして吠える。 「はっ、もういいわ。口先でやりあったところで真祖の力なんて手に入らない。そろそろ始めようか…真のブラッディカルナバル」 周囲の空気が変わる。 二人の吸血鬼が対峙する空間に魔力が満ち、青白い火花が飛び散る。 「ズタズタにしてやんよ、高慢ちきなお姫様!」 「いくわよ、ニニス! 下劣なる輩に無様なる死を!」 「わうぅぅぅっ!!!」 吸血鬼たちの真の戦いが、今始まる…! ――― 吸血鬼オニキス VS 吸血鬼アルナ&人狼ニニス 戦闘開始! ―――― http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/383
384: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 18:19:29.55 ID:cOa65RTN0 プリうさのバトル同様、 三本勝負で決着をつけます! ――― オニキス「きゃー♥ ギルドのみんなっ、たすけてぇ〜♥」 スキル:オーちゃんをたすけて♥ オニキスのコンマ+20 発動します! アルナ「いきますわ! 王宮護衛結界!」 アルナとニニスの周囲に 魔力の防護膜が展開される! スキル:クリティカルキャンセラー オニキス側はゾロ目でも クリティカルが発生しない 発動します! ※戦闘判定は反転コンマで行ないます ※スキルによるコンマ補正は 反転後の数値に対してかかるようにします 現在 オニキス 0勝 アルナ 0勝 3本勝負1本目! 戦闘コンマ判定 (コンマ反転します) ↓1オニキス陣営 ↓2アルナ陣営 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/384
387: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 18:33:55.47 ID:cOa65RTN0 コンマ反転 オニキス陣営 →40 アルナ陣営 →11 ・オニキス陣営のコンマ補正 スキル効果により+20 40 +20 =66 ・アルナ陣営のコンマ補正 ゾロ目! クリティカル 11×2= 22 === 結果 オニキス陣営 66 アルナ陣営 22 === オニキスが一本取りました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/387
390: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 18:56:52.03 ID:cOa65RTN0 オニキス「きゅふっはぁーっ! さぁ死ねやお姫様ぁーー!」 オニキスの小さな拳が弾丸のように降り注ぐ! アルナ「ち…! 速い…!」 乱雑に見えて的確に結界の隙間を抜いて繰り出される拳の連打にアルナは必死に対応する。 オニキス「どうしたどうした! お上品に閉じこもっているだけじゃあ殺し合いなんてできないよぉ!?」 アルナ「ふん、閉じこもるだけが結界の使い方ではなくてよ…王宮捕縛結界!」 アルナを守る結界とは別に、オニキスの周囲にも結界が展開する! オニキス「あたいの周りに結界…! しかもどんどん範囲が狭まってくる!?」 球状の結界に取り込まれたオニキスが焦りの色を浮かばせる。 アルナ「本来は賊を捕らえるための結界! しかし範囲を極限まで搾れば標的を圧殺することも可能! 潰れて消えよ下賤なる者!」 オニキス「う、うわぁぁぁ!?」 オニキスが恐怖の悲鳴を上げたその時。 リン「はぁぁぁぁあっ!!」 触手鎧をまとった女騎士が人間を超える速度でアルナの背後に回り込む! アルナ「な…馬鹿なっ」 ザシュウウッ! アルナ「あぁぁぁぁあっ!!??」 術に集中していた隙を突かれたアルナはリンの剣によりざくりと背を切り裂かれた! アルナ(こ、この威力…! そうか、この魔力鎧、オニキスの血と魔力を分け与えられている…!) 鎧だけではない。リンの持つ剣にもオニキスの血による強化が施されていた。 吸血鬼にさえ確実なダメージを与えられるほどの… オニキス「ふう…焦らせてくれんじゃん。ダッさい悲鳴をおーちゃんに上げさせた罪、しっかりと償ってもらうからね」 集中の弱まった隙を突いて結界をこじ開けたオニキスが、憎々しげにアルナを睨みつけた。 ――― 現在 オニキス 1勝 アルナ 0勝 3本勝負2本目! 戦闘コンマ判定 (コンマ反転します) ↓1オニキス陣営 ↓2アルナ陣営 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/390
393: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 19:08:44.97 ID:cOa65RTN0 コンマ反転 オニキス陣営 →04 アルナ陣営 →89 ・オニキス陣営のコンマ補正 スキル効果により+20 04 +20 =24 === 結果 オニキス陣営 24 アルナ陣営 89 === アルナが一本取りました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/393
394: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 20:21:08.47 ID:cOa65RTN0 ニニス「アルナさまぁぁっ!! くぅぅ、お前たち、そこをどけぇぇーっ!」 配下の男達を相手に立ち回るニニスが、アルナの危機に焦りの色を見せる。 男A「く、くそ! 犬っコロめ、大人しくしやがれ!」 足止めを命じられた配下の男たちはニニスの素早さと鋭さに翻弄されていた。 そしてその動きは、先ほどのアルナの悲鳴が聞こえた瞬間からさらに激しさを増していく。 ニニス「大人しくするのはっ…お前らの方だ! ぅぅぅーーっ…!」 ニニスが腹の底から絞り出す唸り声がどんどん大きさを増していく。 ニニス「…うぅぅっ…! わぁおォォォオオオオオオッッッ!!!」 圧縮された闘気とともに吐き出された、物理的な圧力を伴う咆哮が周囲の男たちを一気に吹き飛ばした! ニニス「う…おぉぉっ…! アルナさまっ…アルナぁぁぁぁっ!!!」 怒りが力に転換され、ニニスは吠えた。 瞳が金色に輝き、全身の獣毛からバチバチと火花が散る。 次の瞬間、その身体はとどめを刺されようとしているアルナめがけて弾丸のように飛び出していた。 ニニス「アルナにっ…手を出すなぁーーーー!!!」 オニキス「…なっ」 リン「!?」 ドッゴォォォッ!! オニキス「あぁぁぁぁっ!?」 強烈な跳び蹴りが、小さな吸血鬼の身体に突き刺さり、壁へ吹き飛ばし叩きつける! そのまま宙を舞ったニニスの身体はくるりと回転すると、自分の真下にいるリンの身体めがけて― ニニス「ウッガァァァァアァッッッ!!」 両腕から繰り出される強烈なツメの一撃を叩き込んだ! リン「う…あぁぁぁああーーーっっっ!!」 バッキィィィンッッッ!!! リンの剣が、触手鎧が…衝撃に耐えられず、砕け散った。 リン「み…見事…だっ…」 弱弱しい賛辞の言葉を振り絞ると、リンは倒れ、そのまま意識を失った… 現在 オニキス 1勝 アルナ 1勝 3本勝負3本目! 戦闘コンマ判定 (コンマ反転します) ↓1オニキス陣営 ↓2アルナ陣営 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/394
397: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 20:28:36.99 ID:cOa65RTN0 コンマ反転 オニキス陣営 →92 アルナ陣営 →95 ・オニキス陣営のコンマ補正 スキル効果により+20 92 +20 =112 === 結果 オニキス陣営 112 アルナ陣営 95 === オニキスが勝利した! そして アルナが敗北した… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/397
398: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 21:57:11.35 ID:cOa65RTN0 オニキス「う…ぐ…くっそぉっ、飼い犬の分際でっ…」 アルナ「ニニスを飼い犬と侮った、それがお前の敗因よ! さぁ、いくわよニニス! ツインネイルデッドクローを仕掛ける!」 ダメージから立ち直れないオニキスの手足を、光の帯が拘束する。 それはアルナが先ほど使った、捕縛結界の応用だった。 両手足を拘束され、空中で固定されたオニキスの身体を挟み込むように、アルナとニニスが向かい合う。 ツインネイルデッドクロー。 以前ツバキを半死半生にした二人の必殺奥義だ。 オニキス「あ…あ…!」 アルナ「…勝ったっ! 滅するがいいオニキス!」 そして二人の鋭い爪が、オニキスの身体をバラバラに切断する。 …はずだった。 アルナ「…なっ…」 ニニス「…えっ」 アルナとニニスのツメが届く寸前で。 二人の身体が、それぞれ奇妙な透明の球体に取り込まれていた。 二つの球体は、戸惑うアルナとニニスを取り込んだままふわりと宙に浮いていく。 ???「やぁやぁ、オニキスお嬢様。危ないところでしたね」 オニキス「…お前は、昨日入ったばかりの新入り。名前は確か…」 タダノク「ええ、タダノク。タダノク・ズニンゲンです」 爽やかな笑みを浮かべながら、そいつはそう名乗った。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/398
399: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 22:01:38.29 ID:cOa65RTN0 タダノク「二人がオニキスお嬢さんに集中してくれていて助かりましたよ。おかげでこんな僕でもうまいこと伏兵の役割を果たせた」 アルナ(これは…何かのマジックアイテムかっ…強固ではあるが、私の結界ほどでは…!) ビシッ…ビシビシッ…バキィンッ! 透明の球体を内側から破り、アルナが床に降り立つ。 アルナ「…まだそんな隠し玉があったなんて。でも無駄よ。見たところ大した力もなさそうな人間が一人加わった程度で、私は負けはしない」 タダノク「うーん、どうかなぁ。僕としては、早めの降伏をお勧めしたいんだけど」 アルナ「…なんですって?」 タダノク「このマジックアイテム、単なる捕縛用のアイテムじゃないんだ。本来の使い道は…これさ」 タダノクがパチンと指を鳴らすと、ニニスを取り込んだままの球体が、少しずつその大きさを縮めていく。 タダノク「これ、拷問用のアイテムなんだよね。こうやって、中に人間を閉じ込めてゆっくりと縮んでいく。すると…中の人はどうなると思う?」 さぁっと、アルナの白い顔がさらに青白いまでに変じる。 アルナ「あぁ…まさか、まさか…!」 オニキス「くくっ…きゅふふっ…なるほど、ねぇ… お姫様があたいにしようとしたこと、そのままお返しするってわけかぁ」 先ほど、球状の捕縛結界に押しつぶされそうになっていたオニキスが心底楽しそうな笑みを浮かべる。 アルナ「そんな…ニニス! ニニスゥゥゥっ!!」 ニニス「あ、アルナ、さまっ…くっ、くぅぅ…!」 内側からツメを立てて脱出を図るニニスだったが、球体の内側には傷一つ付けられない。 タダノク「アルナ姫のような吸血鬼の魔力をもってすれば内側からの破壊は可能だけど、彼女のような使い魔の力ではまず無理だね」 ニニス「ぐ…あ…から、だ、が…」 ミシミシ、メキメキと身体がきしむ音が聞こえる。 アルナ「あ、あぁぁぁ…! や、やめ、やめて…! ニニスが、ニニスが死んじゃう…」 アルナの狼狽えぶりに、オニキスは心の底から大笑いしていた。 オニキス「きゅふははは!それ!あんたのその顔が見たかった!まじウケる!」 アルナ「ぐっ…ぐぅぅぅっ…!」 アルナは憎々し気に性悪吸血鬼を睨みつけるも、相手はへらへらと嘲笑を返すばかり。 ニニス「あ…アルナ、さま…」 アルナ「に、ニニス!」 ニニス「ご…ごめん、なさい…ドジっちゃい、ました…ニニスは、ここまでです…」 アルナ「ああ…そんな! いや、イヤよ!そんなこと言わないで!」 ニニス「ああ…アルナさま…み、みないで…アルナさまには、つぶれていくニニスのすがた、みせたくない…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/399
400: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 22:04:21.12 ID:cOa65RTN0 アルナ「ううぅ…ぐうううっ…お、オニキスッ、オニキスぅ! ニニスをっ…ニニスを解放しなさいっ!早くっ!」 オニキス「解放しないさい、だぁ? それが人にモノを頼む態度なわけ?」 アルナ「…っ! うぅぅっ…!」 アルナは床に膝をつき、額を床に擦り付けんばかりに頭を下げて懇願した。 アルナ「…お願いします。ニニスを…助けてください。私の…大切な親友なんです。どうか、どうか…!」 あの高慢ちきなお姫様が自分に対して必死で頭を下げている光景に、オニキスはこれほどまで感じたことのない愉悦を覚えていた。 しかし、オニキスの要求は終わらない。 オニキス「じゃあさ。負けを認めなよ」 アルナ「…っ」 オニキス「私の負けです、オニキスさまに勝てませんでしたーって宣言しちゃおうよ。そうすれば、あのワンコちゃんは解放してあげる」 アルナは再び、ニニスの入った球体を見た。 中のニニスはもう声すらあげられそうになかったが、その視線だけは何かを物語っているように見えた。 ―アルナさま、まけないで。アルナさまなら、きっと一人でもかてる…と。 だが…だが、それでも。 アルナ「私は、オニキスさまに、完膚なきまでに敗北しました。負けを…認めます。だから…だから…」 ぼろぼろと、涙をこぼしながら血を吐くように叫ぶ。 アルナ「おねがい…ニニスを、殺さないで! もう私から、大切な人を奪わないでぇぇぇぇ!!!!」 アルナがその叫びをあげた瞬間、彼女の胸元からぽろりと彼女の魔力球が転がり落ちる。 それと同時に、アルナの身体から吸血鬼としての力が消え去っていく。 神殿が彼女の敗北宣言を認め、べリオ同様に吸血鬼としての力の大半を奪ったのだ。 「―うん、もういいかな」 タダノクはアルナが力を失ったことを確認すると、球体からニニスを解放した。 ニニスは軋む身体を引きずるようにアルナのそばに駆け寄ると、ぽろぽろと涙をこぼす。 ニニス「アルナさま…ああぁ…ニニスのために、こんな…」 アルナ「いいのよ、ニニス…勝ち残ったところで、貴方のいない世界になんて興味ないもの」 アルナは泣きじゃくる『親友』の頭を優しく撫でさすった。 そして、オニキスは。 オニキス「きゅふふふはははは!! 勝った!勝った!ザマぁ見ろっ!!きゃははははーーーっっっ!!!」 ついに我慢しきれずに、彼女は爆笑した。 力を抜き取られ、弱小吸血鬼として貶められたアルナを見下ろしながら、ゴスロリ吸血鬼は邪悪な高笑いを続けるのだった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/400
401: 塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga] 2021/03/19(金) 22:14:47.34 ID:cOa65RTN0 というわけで。 初の吸血鬼同士の戦いに勝利したのはオニキスでした。 最後のコンマはなかなかに接戦でしたね。 まるで主人公とか、勝ってほしいという声も多かったアルナ&ニニスでしたが、敗北した彼女らもまたこのスレのルールによってエッチな目にあってしまうのです。 いったいどんな目にあってしまうのか… では久しぶりの、エッチシーン安価を取ります。 以下、エッチシーン安価募集に関する注意です 他の人間とか他のモンスターとかを絡ませてもらうのはかまいません 今回はこのあとすぐの 3/19 22:30〜24:00まで募集します。 募集時間が来ても「今の時間から募集します」みたいなことは書きません 1>>が安価が出そろった後に判定レスを出してそのコンマに近いコンマのレスを採用します ※内容は作者が書きやすいよう改変する可能性がありますのでご了承ください。 上記時間帯にて皆様の投稿をお待ちしています。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593180593/401
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