堀裕子「福井で人気のさいきっくサキュバスです!?」モバP「えっ」 (33レス)
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1: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)22:56 ID:l/v3zoKYo(1/30) AAS
・まえがき
ユッコとPがゴタゴタしたり、えっちしたりする話です。
約37000文字。
2: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)22:57 ID:l/v3zoKYo(2/30) AAS
※※
「プロデューサーって、もしかして私のことが好きなのでは……?」
「そうだな、好きだな」
「ぴゃっ!?」
私が、休日朝一番に事務所で見た担当プロデューサーは、デスクのパソコンで何かを作業しながら、
けっこう眠そうな目つきと顔色をしていた。昨晩、大人組の誰かの遅い仕事に付き添ったのか。
休日、といっても私たち学生が春休みなだけで、プロデューサーはお仕事だったらしい。
そして学生アイドルにとっても、学校が休みな時こそお仕事だ。
私もレッスンが……なんだか朝早くに目が覚めたので、予定より早く事務所に来たわけだけど。
省38
3: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)22:57 ID:l/v3zoKYo(3/30) AAS
「俺、ユッコとオーディションで初めて会った時『サイキックアイドルってなんです?』って聞いたと思う」
「……たぶん、そうですね。正直、プロデューサーからは、事あるごとに、そう聞かれてるので、
別の場面と記憶がごっちゃになってるかもしれませんけど」
私のプロデューサーは、サイキックアイドル・堀裕子を担当して、その路線で活動させているのに、
サイキックに対しては、ファンよりよほど眉に唾をつけてかかってくる。
「そうそう。俺はユッコに手を変え品を変え、しつこく、しつーこくサイキックアイドルについて聞いてる。
サイキックアイドルってユッコより前は、ちゃんと売れた人いないから……
まさか、いまどき清田益章の真似をさせるわけにはいかないし」
「きよたますあき?」
「どうしても気になるんならスマホで調べなさい。その程度でじゅうぶん。
省37
4: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)22:58 ID:l/v3zoKYo(4/30) AAS
「いいですか……? 私の人差し指の爪先をじっと見て、目の焦点を合わせてくださいね。
この人差し指の先を、私がゆーっくり前後に動かします。
あなたの方から見ると、近づいたり、遠ざかったり……しますからね」
プロデューサーは、また新鮮じゃない魚の目に戻りつつあった。好都合だった。
もしこれがギラギラしてる瞳だったら、私は目を反らしちゃったかも知れない。
「前後に往復するたびに、10、9、8……と、私がカウントダウンします。
数字が一つずつ減っていくたびに、あなたの体からとろとろと力が抜けていって、
意識も緊張がほぐれてリラックスしていって……私がゼロと言ったら、あなたは夢の世界」
すっごく疲れているはずなのに、プロデューサーは私のサイキックトレーニングにつき合ってくれる。
さっき『好きだな』って言ったの、本当なのかな。
省8
5: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)22:59 ID:l/v3zoKYo(5/30) AAS
※※
「あ、あの……プロデューサー……プロデューサー……?」
私はプロデューサーに声をかけた……といっても、蚊の鳴くような声しか出なかった。
「ほ、ホントに、寝ちゃったんですか……? さいきっく催眠術、まだ、うまくいったこと無いんですけど……」
もし寝ているとしたら、起こすのは悪い。毛布でもかけてあげないと。
でも、私を気遣って、寝たふりをしてくれているとか……それは、ちょっと。
子供扱いされてるようでイヤ。さっきは私を大人より立派って褒めてくれたのに。
省36
6: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:00 ID:l/v3zoKYo(6/30) AAS
聞けないよね、そりゃ。
プロデューサーは、そんな聞かれたほうを困らせる質問、軽はずみに投げられる人じゃない。
こんなこと聞かれて『楽しくない、不幸です……』なんて、私じゃなくてもアイドルの立場じゃ言えない。
でも、私が引きずり出しちゃった。
「たのしい、ですっ。しあわせ、です……前は、考えもしなかったぐらい……しあわせ、ですっ」
手足を踏ん張りながら、お腹の底から絞り出して、かろうじて言葉を……。
プロデューサーのくちびるに近づいて歯磨きクリームの匂いがしたんで、
自分が残り少ない歯磨きクリームを絞り出すためにぎゅうぎゅう圧迫されてるチューブになった気がした。
省22
7: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:00 ID:l/v3zoKYo(7/30) AAS
※※
「夢でもし逢えたら、素敵なことね……♪
プロデューサーが頑張ってくれたら、私もいつかカバーできますかね……?
ということで……エスパーユッコ、あなたの夢に参上ですっ」
「んん……ぅううぅ……んうぅ……」
暑い。その日の仮眠室は、なんだか寝苦しかった。
俺は深夜・早朝の仕事に付き添って、すごく眠いはずなのに、眠りに落ちたような落ちてないような。
暑い暑い。ゴールデンウィークが終わって間もないあたり、まだ夏には早いはずだが、
おかしな太陽が頑張って、外はまぶしく汗ばむ陽気。それに仮眠室の空調がついていけてないらしかった。
省41
8: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:01 ID:l/v3zoKYo(8/30) AAS
「まったく、プロデューサーったら、胸とかお尻とか、見過ぎですっ。
目が行ってしまう気持ちはわからないでもないですけど……」
(それとも、私なら……うなじとか、脚かな? 浴衣を着たときとか、彩きっく☆織姫になったとき……)
まただ。まるでユッコが二人に分身して、前後から俺に話しかけてきてるみたいだ。
そういえば分身サイキックってあるのか? サイキックというより忍術な気がするが……。
「ユッコ……ちょっと、その、多重音声みたいなので同時に喋るの、止めてくれないか……?
ちょっと、俺、頭が混乱してしまう……ただでさえ寝起きなのに……」
「多重音声?」
目の前のユッコは不思議そうな顔をしていた。
ユッコには、声が一つしか聞こえていないのだろうか。
省38
9: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:02 ID:l/v3zoKYo(9/30) AAS
「ふぇ、プロデュー……さ、ぁっ――んぷっ!? んむぅうっ、んんんーっ!」
(く、くちびるっ!? くちびるとくちびるで……きす、キスっ、され、て……
プロデューサーにっ、奪われちゃってるっ、私の、ファーストキスっ)
かしましい口を塞いでやる。
ユッコは最初はびくびくして、粘膜や皮膚越しにも驚愕と緊張がこっちまで伝わってきたが、
くちびるを重ね、ちゅぷちゅぷと軽く吸い立ててると、理解してきたのか、
甘酸っぱい涎や、ふぅふぅとくすぐったい鼻息を溢れさせる。
前のキスなんて忘れてしまっているせいか、まるで夢じゃないみたいにリアルだ。
「やぁあ、ひゃむっ……らあっ、ぁああっ、んあっ、れる、ひうんっ」
(きす、しながら、あたま、まで……プロデューサーに、なで、あ、あっ……!)
省28
10: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:03 ID:l/v3zoKYo(10/30) AAS
「ん、うぅうっ、ひぅう……へ、へんですねーっ。かなしくないのに、なみだ、がっ」
(そう言ってもらってから……あなたの顔を見て、声を聞いて、そのたびに、思い出すんです……。
何度も、何度も……最初のステージが終わって、ハケて、裏であなたが褒めてくれた時の……
頭がしゅわしゅわして、胸がどきどきして、足元がふらふらしちゃうのが……)
後ろのユッコが注ぎ込んでくる恨みがましい声……だけじゃ足りない、とばかりに、
前のユッコは腕を締め付けるほどキツく抱きしめてきて、肩だか背中だかに爪を立ててくる。
(……あの催眠術、私にもかかっちゃったんですか?
私も、あなたと同じように、人差し指のさきっぽ動かすのを見ちゃってたから……。
それとも、私の勘違い? 前に歌ったみたいに、嬉しくなって、勘違いをしただけなの?)
後ろのユッコは悠長なつぶやき。こいつ、いまさら何言ってるんだ。
省34
11: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:03 ID:l/v3zoKYo(11/30) AAS
「プロデューサーとしても、一人のオトコとしても、だ。
ユッコは、可愛いけど、可愛いだけじゃないから。でも、困ったな」
「な、何が……」
「プロデューサーとしては、色っぽいユッコをみんなに見せつけてやりたいけど、
オトコとしては、色っぽいユッコをみんなから隠して独り占めしてやりたい」
「ひ、ひとりじめぇ……っ、ぅうっ、きゅううぅうっ……」
ユッコの表情は見えなかったが、ユッコの耳は暗闇でも間違えようのないほど真っ赤に染まっていた。
(え、独り占め……独占!? わ、私っ、プロデューサーに、絶対特権を許しちゃう……?)
血行が良くなったおかげか、ユッコの匂いの甘さが強まる。まるで発情してるみたいだ。
省41
12: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:04 ID:l/v3zoKYo(12/30) AAS
「ユッコ……さ、触ってもだいじょうぶか?」
俺まで思わず声が震えてしまう。
「さ、触りたいんですか……さ、触られちゃったら、あ、あっ……その、あの……うぅー……っ。
その……っ! いま、プロデューサーに触られちゃったら、私のどきどきでサイキックパワーが暴走して……」
(さわりたいんですよね、プロデューサー……? それなら、さわって、さわってぇっ!)
どっちだよユッコ。どうせ夢なら、きっぱり「触って欲しいですっ」って背中を押してくれればいいのに。
……だめ、だめぇって言うのを触らせてもらうのも、心惹かれるのは確かだが。
うわ。性犯罪者の感覚だこれ――ユッコはJKだからすでに俺は犯罪――ええい、これは夢だ、夢っ。
夢で、半分触ってほしいというのなら、俺はそれに甘えさせてもらう。
省30
13: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:05 ID:l/v3zoKYo(13/30) AAS
「ユッコは、優しくされるのが好きなんだな。覚えておく」
「ふ、ふふふっ……プロデューサーは、オトナですけど、乙女の扱いは、私に分があるようですねっ」
(おぼえて――おくってっ、また――これから――されて、どんどん――私の――覚え、られっ――)
覚えるってどういうことなんだろう。
まさか、俺が夢の中のユッコに愛撫したのを現実のユッコが覚えているわけがなかろうし、
下手すると夢から覚めた俺自身でさえ忘れているのかも知れないのに。
そう思うと、ちょっとこの胸の触り方は遠慮しいしいだな。もったいない。
「……でも、今の俺は、もうちょっといじめてやりたいなぁ」
(――ふぇ、え――いじ、め――っ)
ユッコは首筋や背中や呼吸やらを怯えてるようにぷるぷる震えさせながら、
省37
14: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/06/07(日)23:06 ID:l/v3zoKYo(14/30) AAS
前のユッコは、さっき『はぁあっおぉおぉおっ』とか、
雄欲をあんまりにもあけすけに掻き立てる喘ぎを漏らしてしまったのを気にしているらしい。
それでいて後ろのユッコは、声を茹だらせて乳首いじめをねだってくる。
ユッコは乳首をこりっこりに勃起したままなので、たぶん後ろのユッコが、体の本音に近いだろう。
指先でユッコの勃起乳首を軽くこねつつ、手のひらや手首で乳房の膨らみを圧迫して楽しむ。
「もぁああっ!? ぷ、ぷろでゅーさー、そんな、むね、あちこちぃ、したらぁ……!」
「いや、でも、かわいいから……」
「ああぅうっ……! も、もうー……かわいい子にいじわるなんて、子供みたいですっ。
私じゃなかったら、幻滅され、て――んきゅぅうううっ!?」
(ちくびぃ、おっぱいもぉおおっ、あつくて――ひっ、い、いく――いっちゃうっ、
省28
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