白石紬「う、うちがセクハラに弱すぎ……?」【R18】 (27レス)
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4(1): ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:13 ID:0kmcNV+Co(4/26) AAS
(すみません。※02が抜けていました)
※02
「プロデューサー……つ、つかぬことをお聞きするのですが……。
……“セクハラさん”とは、いったいどういうことなのでしょうか?」
プロデューサーは、私の突拍子もない(……と、自分で言うのもおかしい気はするのですが)
質問を向けられ、頭を抱えていました。
じっと眺めていると、手首の隙間から『……ミキだな』とくちびるだけでつぶやいているのが見えました。
「あんですか、その反応……もしかして、私があなたを糾弾しにきたとでも?
確かにとんでもない狼藉ではあります……が、
あなたが美希さんに理由もなくそんなことをする……とは思っておりません。
省26
5: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:13 ID:0kmcNV+Co(5/26) AAS
※04
そうしてプロデューサーは、私のことをじろじろ眺め続けています。
二人きりなのを良いことに、そりゃあもう無遠慮に。視線で肌がくすぐったくなるほどに。
確かに、じろじろ見つめてくるのはセクハラのなかで一番よくあるパターンのようです。
美希さんは、痴漢を想定していたのか、いきなり手で触ってくるシミュレートを行っていたようですが。
「……そんなに見つめていても、穴など空きませんよ」
プロデューサーは椅子から立ち上がって、同じく立ち尽くしている私の周りを、
360度うろうろと歩きながら、私に視線を向けたり反らしたりするようになりました。
何も言わずに。私もしゃべることがなく、二人とも黙ったまま。
省28
6: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:14 ID:0kmcNV+Co(6/26) AAS
※05
「……あまり、私を無邪気に褒めないでください。本気に、してしまいますから」
ただの自慢ですが、私は小さい頃、よく『べっぴんさんだね。末は女優かアイドルかな』
とよく褒められました……親戚のおじさんおばさんお兄さんお姉さんや、お店のお客さんからですが。
子供だった私は、それを本気にして……でも、だんだんそれが気安い社交辞令だったと、
誰に教えられるわけでもなく察してきて、アイドルはたわいもない夢として薄れていって。
でも、あんたは、プロデューサーは、本気やって、それで、本当にしてしまったから――
省19
7: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:15 ID:0kmcNV+Co(7/26) AAS
※06
プロデューサーは、私の髪を我が物顔――表情は見えませんでしたが――で弄り回しながら、
私のことを耳元で褒めそやしてきます。耳殻からプロデューサーに声を流し込まれるたびに、
私の頭やうなじや肺のあたりが赫々と熱くなって、ふわふわと舞い上がって、熱気球か何かにされた気分です。
「あ、ふぁっ……んんっ……あんた、ぁ……❤ そんな、甘言を弄して……
あなたはっ、私の心をオモチャにして、そんなに楽しいのですか……?」
腹が立たないといえば嘘になります。
ただ、私を震えさせる熱や脈拍の原因を、すべてその怒りのせいにできる……わけでも、ありません。
省28
8: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:15 ID:0kmcNV+Co(8/26) AAS
※07
「あ……うっ……こ、こんなん……い、今までっ、こんな不届き者に遭ったことがありませんでしたので……。
存外、抵抗するというのは難しいものですね……」
あまりに白々しくて、プロデューサーが見てもいないだろうに、
私は目を開けていられず、目交をくしゃくしゃにしてしまいます。
「わ、私がこれから不埒な仕打ちをこれから受けるかも知れない……なのに。
そうなってしまったとき……私が、このような、成されるがままでよい、と……?」
私は、いぶかしんでいたはずの美希さんのお題目を、そっくりプロデューサーへぶつけていました。
省20
9: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:16 ID:0kmcNV+Co(9/26) AAS
※08
「き、きす……くちづけ、接吻のこと、ですよね」
まだプロデューサーの指の感触も生々しく残る私のくちびるは、
たどたどしい応(いら)えをこぼすのが精一杯。
私から腕を離して、私の正面に舞い戻ったプロデューサーは、
――『セクハラ対策としては厳しすぎる気もするが』など、と。
「あなたは、私を気遣うのか、私に厳しくするのか、どちらなのですかっ」
省34
10: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:16 ID:0kmcNV+Co(10/26) AAS
※09
キス――といっても、私がプロデューサーと最初にしたのは、くちびるを重ねたり、
触れ合わせるぐらい。小鳥の餌付け程度の……
「んっ、く、ふ、ぅう……❤ う、っ、んんっ……❤」
海外ドラマならあいさつで済みそうなそれが、私にはめまいを起こさせてしまいます。
プロデューサーが探り探り、私の歯のエナメル質を舌でなぞってきて、
私の味を知られてしまう……もしかしたら、私自身でさえままならない内心も知られて……
「ひゃ、ぅ……! ひゅっ、ふ、ぅ、んくっ……」
省32
11: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:17 ID:0kmcNV+Co(11/26) AAS
※10
……は?
プロデューサー。これは、もしや。
「そ、それより、私の腰の上あたりに、あなたの……あたって、もしや、それは……」
私は性行為の経験などございません。
家族以外の男性の裸を直接この目で見たことはありません。
ですが、多少の知識はあります……皮膚や肉にしては、妙に固いこの感触は、あなたの……。
省23
12: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:17 ID:0kmcNV+Co(12/26) AAS
※11
「胸……なるほど、あなたも男性、ですからね……」
また私のすぐ後ろに立ったプロデューサーは、『触るぞ』と言って、両二の腕の外側を抑えてきます。
私は自分の歯がかちかち鳴ってしまうたびに、言い訳のようにため息をつきます。
そうです。私は、落ち着いているのです。
「あなたなら、触ってもよろしい……とは言いましたが。
その、髪のときぐらい……優しくして、いただければ……」
髪も手入れには本当に気を遣いますが、胸は本当にままならないところです。
……どっちも、私の身体の一部なのに。
省30
13: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:18 ID:0kmcNV+Co(13/26) AAS
※12
「あ、くうっ❤ や、やらぁっ❤ む、胸っ、おかしく、なって、ぁ、あっ❤」
いや、いやいやいや、いくら私のプロデューサーが突飛なことをする人とはいえ。そんなまさか。
そう思いとどまろうとするのですが、プロデューサーの手や指は止まらず、
ずり、ずり、ずり、と馴らすように指を食い込ませたり、何事かささやいてきたり、
(その言葉の真意を推し量る余裕は、私から失われつつありました)
指の一こすりのたび、私の羞恥と妄想が剥き出しにされていきます。
「い、いやっ、胸、さきを、ちくびっ、いじらないで、動かさないで……っ!」
生理痛が重い時ぐらいしか意識しなかった、自分の下腹部の奥が、
省29
14: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:19 ID:0kmcNV+Co(14/26) AAS
※13
「そんな卑猥なこと、耳元で、ささやかんといて……
うちが興奮してると、こっちもますます興奮する、なんて……」
ほかの人なら、そんな妄言……と聞き流せても、あなたの言葉は聞き流せないのですっ。
「だって、だって、あんたの、はぁ……❤」
あなたの言葉は、これまで、私を別人のように変えてきたんですよ。
だから、それが本当になってしまうと、そう錯覚して……。
省28
15: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:20 ID:0kmcNV+Co(15/26) AAS
※14
腰骨から太腿あたりを撫でられると、布の一枚二枚へだてているのに、びりびりと力が入ってしまうのに、
むしろ抵抗する力は抜けて、あなたのほうに寄り掛かってしまいます。
「むね、え、んぁっ……❤ うえも、したも、なんて、そんなあちこち、欲張り、されて……っ❤」
そうかと思えば、今度は片手ずつで上と下を同時に……。
私は息を喘がせながら、プロデューサーがこんな器用な真似ができるなんて。
……などと妙な方向に思考を逃避させて、かろうじて精神の平衡を保っていました。
「濡れて……!? あ、あ……❤ み、見せんといて、うち、そんな、ぁ……っ」
省32
16: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:20 ID:0kmcNV+Co(16/26) AAS
※15
「んひゅぅう! い、いきなりっ……!? 黙ってないで、なんとか、言って……」
スカート、めくれ上がって、さっきいじられてたよりもっと奥の内腿に、
プロデューサーの手も、息も、たぶん視線も、舐めるように、私に迫っています。
「き、きれい、って……言うことに欠いて、私が、褒められて喜ぶとでも……っ」
プロデューサーの言葉だけで、身がねじれるほど恥ずかしい。
ご機嫌取りや打算がない賛嘆だと思っているのに、私の舌はさかしまに回ります。
省22
17: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:21 ID:0kmcNV+Co(17/26) AAS
※16
「ゆ、ゆびっ、抑え、こす、って、ぇ❤ ぃ、ぁぉああっ❤」
プロデューサーの指に爪弾かれて、私の身体は楽器のように、否応なしになってしまいます。
感覚――鳴った音――が、私の身体の内側でくらくら反響するのまで楽器そっくりです。
「あ、あなた、顔を、そんな、近くで……まさか、い、いやっ、だめ、きたない、か、ら――ああぁああっ❤」
鼻息、吐息、肌と粘膜に触れる味蕾らしきザラつき。
プロデューサーは、私の、そこに、顔を、近づけ、て――
省9
18: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:22 ID:0kmcNV+Co(18/26) AAS
※17
私が坐ったまま気をやってしまった椅子に、今度はプロデューサーが坐っていました。
「……別に、普段の私は、このような淫らな行為、考えもしません……。
ちょうど、普段のあなたが、そこまで……欲望を露わにしないのと、同じことです」
折り目が乱れたあなたの洋袴をくつろげると、
下着を食い破りそうなばかりに膨張したペニスが目に入ってきます。
「仮に、あなたからいきなり脈絡なく……しろ、と言われていたとしたら……
いくらあなたの言葉であっても、私は受け入れませんでした……本当、です」
省31
19: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:23 ID:0kmcNV+Co(19/26) AAS
※18
「ま、まぁ、そうでしょうね。女性と同じですね?
ぬめっていたほうが……何かと、よろしいのでしょうね」
自分でも呆れるほど知ったふうな口ぶりを漏らしながら、
私は自分がねじ込まれたときのことを想像して、お腹の奥から太腿までをすくませていました。
「……私が、あなたを興奮させたのですか……ここまで……?」
この、グロテスクと言うか、赤黒い肉の塊が、私のせいで……?
省30
20: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:23 ID:0kmcNV+Co(20/26) AAS
※19
「それなら……あなたは、私に……その、口づけ、されましたね。私も、いたしても……?」
近くによると、ツンとした刺激臭が前にも増して……
堪えきれないほどではありませんが、快いとは言えませんでした。きっと清潔とも言い難いのでしょう。
私はプロデューサーに押し迫ってから、湯浴みをさせる時間さえ与えませんでした。
この匂いはそのせいでしょうか。私は、なぜかそれを後悔する気がまったくしませんでした。
「は、ぁ、ぉ……むっ、ぐ、んくっ……ぉうっ、んじゅっ、ずじゅっ……❤」
省30
21: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:24 ID:0kmcNV+Co(21/26) AAS
※20
「んぎゅっ、ぐ、にぢゅ――くぁ、あ、ぶ、くぅ……」
そうしてると、私の焼け落ちそうなほど熱くなった唾液腺から、
末期の水のごとく唾奇が溢れてきて――私を孕ませるはずだった子種が絶命していくせいで、
そんな妙な連想をしてしまったのでしょうか――それらを混ぜ合わせながら、
にちゃにちゃと無作法に歯ぎしりしていると、えぐみに舌が馴染んできて、
どうにかこうにか飲み下せそうな気になってきます。
プロデューサーは私の背中を擦りながら吐き出すよう促してきましたが、
私は無視して、口腔に張り付いたものまで舌でこそげ取りつつ、ついに精液を飲み下しました。
省19
22: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:25 ID:0kmcNV+Co(22/26) AAS
※21
「んっ、ぁ――❤ プロデューサーっ、なに、を……?」
疑問に答えはありませんでしたが、私は気にしませんでした。
あなたの目と、息遣いと、力み方と……あと、まぁ、
無駄撃ちしたばかりなのに固くなりっぱなしのペニスで、言葉なしに察せられました。
「私に……その……致しますか? いま、ここで……」
私のほうは、その――道具というか、持ち物と言うか――女性器……は、なんとも言えませんでした。
省31
23: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:25 ID:0kmcNV+Co(23/26) AAS
※22
頭からお腹の底まで、眩しいのか暗いのかもよくわからないチカチカした感じが収まって、
腰を抜かしたあとのお尻の重さと、こじ開けられたナカのひりつきが残っていました。
「こっ、このだらぶちッ!? う、うち、はじめて、やったのに……っ!」
涙が止まりませんでした。
どうしてほしかったかも言葉にできないのに、
私は「望みを叶えられなかった」とプロデューサーを罵っていました。
なんでこの人相手だと、いつも……うちに、いや、うちは――
省29
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