白石紬「う、うちがセクハラに弱すぎ……?」【R18】 (27レス)
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1: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:10 ID:0kmcNV+Co(1/26) AAS
(ちょろい)白石紬を、Pが(18禁的に)訓練するはなしです。
2万6000字ぐらいです。
「ちかかかかかっ」
❤が多めです。
※01-25までありますが、濡れ場だけ読みたい場合は ※09まで飛ばしてください。
2: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:11 ID:0kmcNV+Co(2/26) AAS
――今からプロデューサーさんは、セクハラさんなの。よろしくね。

――もしチカンとかにあった時、さわられちゃうの、やでしょ……。だから、防ぐ練習したいの。

――あ……。ゃん……、ん……いや。なでまわさ……ないでぇ。
3: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:12 ID:0kmcNV+Co(3/26) AAS
※03

「と、いうわけで……その、プロデューサー……あなたに、
 私の“セクハラさん”対策のお付き合いをお願いする、という次第です」

 不本意ではありますが、これは社長や青葉さんや音無さんには頼めないことです。
 ……と、私が忍びに忍んで申し上げたというのに、
 プロデューサーは胡乱顔で私に目を向けて黙ったまま。

「なにをそんなじろじろと人の顔を……そういえば、あなたと出会った時も」

 初めて顔を合わせた時、プロデューサーはうちのお店へ衣装の返却手続きに来ていて、
 私は父の留守番として店に立っていたのですが、そのとき、お互い名乗っても居ないのに、
省25
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(1): ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:13 ID:0kmcNV+Co(4/26) AAS
(すみません。※02が抜けていました)

※02

「プロデューサー……つ、つかぬことをお聞きするのですが……。
 ……“セクハラさん”とは、いったいどういうことなのでしょうか?」

 プロデューサーは、私の突拍子もない(……と、自分で言うのもおかしい気はするのですが)
 質問を向けられ、頭を抱えていました。
 じっと眺めていると、手首の隙間から『……ミキだな』とくちびるだけでつぶやいているのが見えました。

「あんですか、その反応……もしかして、私があなたを糾弾しにきたとでも?
 確かにとんでもない狼藉ではあります……が、
 あなたが美希さんに理由もなくそんなことをする……とは思っておりません。
省26
5: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:13 ID:0kmcNV+Co(5/26) AAS
※04

 そうしてプロデューサーは、私のことをじろじろ眺め続けています。
 二人きりなのを良いことに、そりゃあもう無遠慮に。視線で肌がくすぐったくなるほどに。

 確かに、じろじろ見つめてくるのはセクハラのなかで一番よくあるパターンのようです。
 美希さんは、痴漢を想定していたのか、いきなり手で触ってくるシミュレートを行っていたようですが。

「……そんなに見つめていても、穴など空きませんよ」

 プロデューサーは椅子から立ち上がって、同じく立ち尽くしている私の周りを、
 360度うろうろと歩きながら、私に視線を向けたり反らしたりするようになりました。
 何も言わずに。私もしゃべることがなく、二人とも黙ったまま。
省28
6: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:14 ID:0kmcNV+Co(6/26) AAS
※05

「……あまり、私を無邪気に褒めないでください。本気に、してしまいますから」

 ただの自慢ですが、私は小さい頃、よく『べっぴんさんだね。末は女優かアイドルかな』
 とよく褒められました……親戚のおじさんおばさんお兄さんお姉さんや、お店のお客さんからですが。

 子供だった私は、それを本気にして……でも、だんだんそれが気安い社交辞令だったと、
 誰に教えられるわけでもなく察してきて、アイドルはたわいもない夢として薄れていって。

 でも、あんたは、プロデューサーは、本気やって、それで、本当にしてしまったから――
省19
7: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:15 ID:0kmcNV+Co(7/26) AAS
※06

 プロデューサーは、私の髪を我が物顔――表情は見えませんでしたが――で弄り回しながら、
 私のことを耳元で褒めそやしてきます。耳殻からプロデューサーに声を流し込まれるたびに、
 私の頭やうなじや肺のあたりが赫々と熱くなって、ふわふわと舞い上がって、熱気球か何かにされた気分です。

「あ、ふぁっ……んんっ……あんた、ぁ……❤ そんな、甘言を弄して……
 あなたはっ、私の心をオモチャにして、そんなに楽しいのですか……?」

 腹が立たないといえば嘘になります。
 ただ、私を震えさせる熱や脈拍の原因を、すべてその怒りのせいにできる……わけでも、ありません。
省28
8: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:15 ID:0kmcNV+Co(8/26) AAS
※07

「あ……うっ……こ、こんなん……い、今までっ、こんな不届き者に遭ったことがありませんでしたので……。
 存外、抵抗するというのは難しいものですね……」

 あまりに白々しくて、プロデューサーが見てもいないだろうに、
 私は目を開けていられず、目交をくしゃくしゃにしてしまいます。

「わ、私がこれから不埒な仕打ちをこれから受けるかも知れない……なのに。
 そうなってしまったとき……私が、このような、成されるがままでよい、と……?」

 私は、いぶかしんでいたはずの美希さんのお題目を、そっくりプロデューサーへぶつけていました。
省20
9: ◆FreegeF7ndth [saga] 2020/03/20(金)23:16 ID:0kmcNV+Co(9/26) AAS
※08

「き、きす……くちづけ、接吻のこと、ですよね」

 まだプロデューサーの指の感触も生々しく残る私のくちびるは、
 たどたどしい応(いら)えをこぼすのが精一杯。

 私から腕を離して、私の正面に舞い戻ったプロデューサーは、
 ――『セクハラ対策としては厳しすぎる気もするが』など、と。

「あなたは、私を気遣うのか、私に厳しくするのか、どちらなのですかっ」
省34
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