一花「三玖とキスしたってホント?」 (20レス)
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1: 2019/10/20(日)01:44 ID:Eejae6iTo(1/18) AAS
風太郎「であるから、そこは漸化式を使って得られた答えをYに代入して」

一花「あー、もう勉強疲れたー!」

風太郎「甘えたこと言うな。こうして休学したお前が卒業できるように特別授業してやってるんだから」

一花「別に勉強できなくても卒業できるし、女優はこんな数学の問題解けなくてもやってけるよ」

風太郎「じゃあ俺が高い金出してお前を雇って勉強教えている意味とは」
省6
2: 2019/10/20(日)01:54 ID:Eejae6iTo(2/18) AAS
一花「あはっ。やっとこっち見た。いやぁ、君も隅に置けないなぁ。私とキスした後に三玖としちゃうなんて。あれ?キスしたのって私が先でいいんだよね?」

風太郎「誰から聞いた」

一花「本人から。姉妹だもん、そういう話くらいするよ」

風太郎「……」

一花「で、被告人は学校祭で複数の女子と唇を交わした後、最終日に気持ちの整理がつかなかったから返事はもう少し待ってくださいと引き伸ばした、と……これは裁判長としては情状酌量の余地なしとしか言えませんなぁ」
省3
3: 2019/10/20(日)02:00 ID:Eejae6iTo(3/18) AAS
一花「そこの心配ですか!はぁ〜〜これはお姉さんびっくり!ひょっとして隠していたかったの?私にも君の口から報告なかったよね」

風太郎「うっ」

一花「安心しなよ。私は三玖傷つけたくなかったから、何も言わなかったよ。あんな幸せそうに、好きな男の子との初キス自慢する妹の心を傷つけるなんて出来ないよ」

一花「で、どうだった?」

風太郎「さーて、休憩は終わりでそろそろ勉強するぞ。一花、教科書を開くんだ」
省7
4: 2019/10/20(日)02:11 ID:Eejae6iTo(4/18) AAS
風太郎「まあ流れだな。正直いうと俺もなんでそういうことになったのかよくわからないが」

風太郎「遠慮するなと言ったら、無理やり奪われた、というか」

風太郎「多分、あれ俺は悪くないと思うけど」

一花「うん、キスしたこと責めてる訳じゃないの」

風太郎(そうだったのか!?)
省8
5: 2019/10/20(日)02:23 ID:Eejae6iTo(5/18) AAS
風太郎「というか、この話は他の奴らも知ってるのか?」

一花「他の奴らって?誰のこと?」

風太郎「二乃とか」

一花「さぁ?」

風太郎「そんなことはないだろ。二乃はなにか言ってたか?」
省9
6: 2019/10/20(日)02:36 ID:Eejae6iTo(6/18) AAS
風太郎「実はだな、二乃の名誉のためにこれまで秘密にしていたんだが」

風太郎「前に二乃に告白されちまった。あれだけ俺のことを虫けらか何かと思っていた二乃が、突然……信じられないだろ?」

一花「へぇ。それは初耳だぁ。で、返事はどうしたの?」

風太郎「あまりにも驚きで、最初は、断ろうと思ったんだが」

風太郎「二乃は返事は受け取らないと言われて……それっきりだ」
省8
7: 2019/10/20(日)02:49 ID:Eejae6iTo(7/18) AAS
一花「で。今のフータロー君はどうお考えですか?」

風太郎「それ聞く?」

一花「姉として、知りたいなって」

風太郎「怒らないで聞いてほしい。俺は二乃のことは」

一花「”よくわからない”とか男らしくない答え禁止ね。付き合うのか、付き合わないのかで答えて、どうぞ」
省6
8: 2019/10/20(日)03:02 ID:Eejae6iTo(8/18) AAS
風太郎「しかしなんで二乃は俺なんだろうね、あいつヤンキー系の方が好きだろ」

一花「顔がタイプって言ってたよ」

風太郎「そ、そうか…」

一花「うわっ、露骨に嬉しそうな顔!ニヤけてるよ」

風太郎「そんな嬉しくないって」
省6
9: 2019/10/20(日)03:14 ID:Eejae6iTo(9/18) AAS
風太郎(それから俺達は無言で向き合っていた)

風太郎(握りあった手、一花の手もじっとり汗で濡れていた)

風太郎(ベタな言い回しだが、映画のワンシーンみたいだと思った)

風太郎(そして、これは一花をヒロインにした自主制作映画だと思い出した)

風太郎(監督は俺だ。映画の終盤、冴えない主人公の上杉風太郎と、彼に恋するヒロインが心を通わせるワンシーン)
省6
10: 2019/10/20(日)03:26 ID:Eejae6iTo(10/18) AAS
一花「どう、だった?」

風太郎「それは俺も聞きたい」

一花「んー、結構乱暴だった。たくさん経験して上手なんだと思ってたケド」

風太郎「うっ」

一花「でも合格!女優に恥かかせなかったのは褒めてあげる」
省8
11: 2019/10/20(日)03:39 ID:Eejae6iTo(11/18) AAS
風太郎(当然、手で触って表面から心臓の音などわかるわけがない)

風太郎(だが、一花の体が、熱くなっているのだけはわかった)

一花「わかる?」

風太郎「……」

一花「そこ、心臓じゃない。もうちょっと下」
省2
12: 2019/10/20(日)03:43 ID:Eejae6iTo(12/18) AAS
風太郎(一花の胸の感触)

風太郎(服の上からだが、柔らかくて、力を込めれば潰れてしまうのではないかと錯覚した)

一花「あっ……」

風太郎「変な声出すなよ」

一花「出させたのは君でしょ」
省4
13: 2019/10/20(日)03:48 ID:Eejae6iTo(13/18) AAS
一花「で、恒例の感想タイム。どうでしたか?同級生のおっぱい」

風太郎「いや、みなまで聞くなよ」

一花「嬉しかった?嬉しかったでしょ?」

風太郎「なんというか、まあ……危なかったな」

風太郎(あれ以上揉んでたら、ブレーキが踏めなくなってしまったかもしれねぇ)
省6
14: 2019/10/20(日)03:55 ID:Eejae6iTo(14/18) AAS
風太郎「その件に関するコメントは差し控えさせていただく」

一花「この前、みんなでプール行ったとき、見比べてたよね、私達の胸」

風太郎(そう言いながら一花は自分の胸を強調してきた。シャツの間から谷間がのぞいた)

一花「誰のおっぱいが一番良かったのかな〜」

一花「多分だけど、五月ちゃんでしょ?」
省7
15: 2019/10/20(日)04:07 ID:Eejae6iTo(15/18) AAS
風太郎「あいつは色気より食い気だろ」

一花「意外とむっつりだよ、あの子」

風太郎「そうなのか?」

一花「今は勉強に集中するとか言い訳して、恋愛に興味ありませんって顔してるけど」

一花「五月ちゃんみたいな子が無事大学受かって、目標達成したら、どっぷり男にハマりそう」
省9
16: 2019/10/20(日)04:35 ID:Eejae6iTo(16/18) AAS
一花「ねぇねぇフータローお兄ちゃん、一花のことも可愛がってほしいのです〜」

一花「お兄ちゃん、一花、勉強でわからないことがあるのです〜教えてほしいのです〜」

風太郎「はぁ〜(クソデカため息)」

風太郎「お前、妹キャラが何たるかわかってないだろ」

風太郎「兄貴に対してそんな媚びる妹いねーよ!」
省6
17: 2019/10/20(日)04:52 ID:Eejae6iTo(17/18) AAS
一花「まあ五月ちゃんはフータロー君の中で、ナシなんだよね」

風太郎「ありなしの問題じゃないと思うが」

一花「実際、今の所、どう考えているの?5人全員が好き宣言しておいて、学校祭終わって答えは出ませんでした、保留!ってひどくない?このままじゃフータロー君の株が連日ストップ安、上場廃止になっちゃうよ」

風太郎「誰も選ばないという答えよりはマシだろ……」

一花「程度の問題です。むしろ、全員選ぶってくらい甲斐性みせてくれればなぁ」
省10
18: 2019/10/20(日)04:54 ID:Eejae6iTo(18/18) AAS
おしまい
19: 2019/10/20(日)09:03 ID:JUX7Qnwdo(1) AAS
やはり一花が動かないとな
20: 2019/10/20(日)15:57 ID:w5MZRGfx0(1) AAS
ここで終わるならなぜRで建てた
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