魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」 (282レス)
魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/
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22: ◆TEm9zd/GaE [saga] 2020/02/22(土) 00:43:37.08 ID:keKnuKXkO サキュバス「うふふ、かわいい」 彼女の声が耳に心地良い。 高いところにいた意識がふわりふわりと落ちてくる。 気だるさが体を蝕み、意識が更に下へと落ちていく。 まぶたが重くなってきた。 サキュバス「淫催眠も使ったけど、ここまで乱れてくれるんだ。くふふ、当たりのマスターだあ」 魔女娘「サキュバス……?」 サキュバス「ふふ、これからも末永くよろしくね、マイマスター」 薄れゆく意識の中、妖艶に微笑むサキュバスの顔が印象的だった。 その端整な唇を歪ませて言う。 サキュバス「次は現実で楽しみましょ。ね、マスター」 ―――――― ―――― ―― http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/22
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2020/02/22(土) 01:27:22.01 ID:5MPB+ZAEo うおおお再起動してる! ありがとう!! 続き待ってる! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/23
24: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:05:55.14 ID:JETatQBBO 魔女娘「――――?!」ガバッ ライバル魔女「魔女娘さんっ?!」 友魔女「やっと起きた!……大丈夫、魔女娘?」 ライバル魔女「大丈夫なわけありませんわ!! あんなにうなされて……汗もこんなに……」 友魔女「落ち着きなよ、ライバル魔女……」 ライバル魔女「落ち着けるわけ無いでしょう! 魔女娘さんが倒れたんですのよ!」 友魔女「その魔女娘が目覚めたんだから落ち着けってんだ……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/24
25: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:06:54.42 ID:JETatQBBO 友魔女「……と、魔女娘、今の状況分かる? 授業中に倒れたから保健室に連れてきたんだけど……」 魔女娘「……あの人は……?」 ライバル魔女「え?」 魔女娘「あの人は、どこ?」 友魔女「誰のことだい……ああ、使い魔か。彼女なら先生が話があるって、連れて行った――」 魔女娘「――まずいっ!!」ダッ ライバル魔女「ちょっと、魔女娘さん! どこに行く気ですの?! 倒れたのですから安静に――」 魔女娘「そんなこと、言ってる場合じゃない……」 魔女娘「とんでもないの呼び出しちゃった……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/25
26: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:08:10.41 ID:JETatQBBO ライバル魔女「どういうことですの!?」 魔女娘「やっぱり触媒もらっとけば良かったってこと――!」 ライバル魔女「ほら――――ほら! だから言ったじゃありませんの! あの時ワタクシに一生尽くすと誓っていれば、こんなことにはならなかったのですわ!」 ライバル魔女「今からでも遅くありませんわ。泣いて頭を垂れながら、ライバル魔女様を愛しております、これから一生、身も心も全て捧げますと言えたら、使い魔を再召喚するときに触媒を下賜してあげてもよろしくてよ――!」 魔女娘「……」 友魔女「つまり魔女娘が倒れたのは、呼び出した使い魔のせいってこと?」 魔女娘「そうじゃない。単純に私の魔力不足。……けど、放置したら、まずいことになる……」 ライバル魔女「ちょっとお!? 無視しないでくださる?!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/26
27: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:09:17.00 ID:JETatQBBO ライバル魔女「そもそも、何を焦っているんですの……? 貴女らしくもない……。いったい貴女は何を呼び出したんですの?」 友魔女「ヒューマンタイプだよね。君の魔力をすべて吸い取るなんて……少なくともただの使い魔じゃないね……」 魔女娘「……私が、呼び出したのは――」 ドア「」ガチャ サキュバス「――お、目が覚めたみたいだね、マスター」 魔女娘「サキュバス……」 ライバル魔女「さ、サキュバス――っ!?」 サキュバス「あら? どうも〜」 ライバル魔女「サキュバスって……あのサキュバスですの?!」 サキュバス「どのサキュバスか知らんけど……そのサキュバスだと思うよ」 友魔女「……じゃあ、倒れた魔女娘がうなされてたのって」 サキュバス「ん? ああ……私の支配した夢の中の出来事は、現実の肉体にも影響するからね」 サキュバス「マスターのパンツ、ぐしょぐしょなんじゃない?」 魔女娘「――――」バッ 魔女娘「……!!!」カアァッ ライバル魔女「え? え?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/27
28: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:10:15.15 ID:JETatQBBO 魔女娘「……サキュバ――」グウゥ 魔女娘「……お腹、へった……」 友魔女「こんなときに……キミってやつは……」 サキュバス「まあまあ……ほら、どうぞマスター。ここに来る前に食堂によって焼き立てパン恵んで貰ったの」 魔女娘「パン! 焼き立て!!」ピコーン サキュバス「うふふ、食事は大事よね――――よく分かるわ」 サキュバス「さ、夢にまで見た焼き立てパンどうぞ」 魔女娘「ありがとう!」パクパク http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/28
29: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:11:03.21 ID:JETatQBBO 友魔女「で、サキュバスさん。貴女、先生に呼び出されてたけど、使い魔になるってことでいいのかい?」 サキュバス「そうそう。元いた場所に帰りますかって聞かれたけどね。帰る故郷もないし、面白そうだし――なによりご飯に困らなくなりそうだし」 サキュバス「腹ペコご主人様の使い魔をすることにしたの。これからよろしくね、ご主人様のお友達さん」 ライバル魔女「ワタクシは認めませんわよ!!」 サキュバス「ん? 君は……ご主人様の友達その2さん」 ライバル魔女「友達じゃありませんわ!!」 ライバル魔女「ワタクシと魔女娘さんはライバルです。そこのところ履き違え無いようよろしくお願いいたしますわ、この淫獣!」 サキュバス「淫獣……」 ライバル魔女「ええ! そうですともそうですとも、魔女娘さんにいやらしいことをしたのでしょう?! ワタクシだってしたことないのに! あなたなんか淫獣ですわ!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/29
30: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:12:05.99 ID:JETatQBBO 友魔女「おい……あんまり挑発しちゃ――」 サキュバス「くふふ、淫獣……淫獣って、ふふふ――あははっ」 サキュバス「なかなかどうして笑かしてくれる……」 ライバル魔女「な、なんですの……突然笑いだして……」 サキュバス「いえいえごめんなさいね、くふふ……ツボに入っただけだから気にしないで」 サキュバス「まあ、仲良くしていきましょ、お友達さん達」 ライバル魔女「お断りですわ!!」 友魔女「……まあ、変なことしないならいいかな……」 魔女娘「ねえ、パンはもう無いの?」 サキュバス「ないよ」 魔女娘「そう。ごちそうさまでした」 魔女娘「まだお腹減ってるから学食に食べに行ってくる」 友魔女「ほんと、キミってやつは……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/30
31: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/09(木) 12:13:02.11 ID:JETatQBBO ライバル魔女「なんとかなりませんの、その暴食――食事なら私専属のシェフに一級のものを作らせますわ。ぜひワタクシの部屋まで」 魔女娘「いいや。学食いくから。まだお昼過ぎくらいでしょ? 今からシェフに作ってもらわなくても学食で十分」 ライバル魔女「なぜ!? 淫獣の持ってきた得体のしれないパンは食べられて、ワタクシの用意した食事は食べないの?!」 魔女娘「ポイント貯めたいから。――一緒にご飯食べるなら早く行こう。ぺこぺこなの、お腹」 友魔女「じゃあ私はご一緒するよ。倒れたキミを看てたから、何も食べてないんだ。それに良い使い魔を召喚したくて、ゲン担ぎに朝ご飯も抜いてきていてね。かく言う私もお腹ぺこぺこなの」 ライバル魔女「そんな……高々学食の割引ポイント如きに、ワタクシ(のシェフ)が負けるなんて……」 ライバル魔女「ああもう分かりましたわ! 行きます! ワタクシも学食に行きますわ!」 ライバル魔女「魔女娘さん! ワタクシの分のポイントも欲しいと――どうしても欲しいというのなら、その頭を地面に擦り付け、ライバル魔女様おしたい申しております、一生永久にお側に居させてください、と媚へつらい涙ながらに懇願できたら差し上げても宜しくてよ!」 魔女娘「うん、いらない」 ライバル魔女「もうっ!!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/31
32: ◆TEm9zd/GaE [saga] 2020/04/09(木) 12:14:18.47 ID:JETatQBBO サキュバス「――くふふ、ほんと面白いね、アナタ達」 魔女娘「で、サキュバスは一緒に来るの? 来るんならポイントちょうだい」 サキュバス「ご一緒もするし、ポイントぐらい上げてもいいけど、その前に――」 サキュバス「パンツくらい替えてきたら?」 魔女娘「……漏らしたわけじゃないし、ご飯を優先してもいいと思うの」 友魔女「替えてきなよ、みっともない」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/32
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2020/04/09(木) 12:28:42.66 ID:Ul/T1AdBO 待っててよかっ!!!た! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/33
34: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:01:59.06 ID:5EZ9OMUe0 ―――――― ―――― ―― ――???視点 気づけば一面真っ白な世界にいた。 「いやーまいったねぇ。まさか死んじゃうなんて」 真っ白な世界に一点のノイズ。 サンタさんみたいにヒゲをもっさりと蓄えた老人が、私の目の前でそうぼやいていた。 ???「どこだ、ここ?」 「死後の世界というやつだね。つまりお前さんは死んだんだ」 私の呟きに答えたのは件のジジイ。 その予定調和じみた薄っぺらい言葉と、使い倒されて最早神秘さの欠片もない一面真っ白なこの空間に……ああ、これはつまりそういうことなんだろうなぁと思った。 そのジジイは遠くを見るように目を細め、私を凝視した。 「自分が死んだのに驚かないなんて大物だねぇ」 ???「こういうラノベが流行ってるんですよ。死ぬ予定のなかった人が神様のミスで死んじゃって、お詫びとして別の世界に転生させてくれるってやつ」 小学生が考えたみたいなチート能力を特典として付けてね、なんて嘯くと、ジジイは目を更に細め、笑った。 「理解が早くて助かるよ。そのとおり、君には君のよく知る異世界に転生してもらいたい」 ???「ってことは、転生先は、私がやってたゲームの世界、あたりかな?」 「察しが良いのは美点だね。『乙女のハートは恋の魔法』。このゲームのことはよく知ってるよね」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/34
35: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:03:07.44 ID:5EZ9OMUe0 頷き一つ。 『乙女のハートは恋の魔法』。略しておつ恋は、私が攻略と二次創作に青春を捧げ、何だったら社会人になっても同人活動を続けていた程、どハマリしたゲームだ。 貴族と、一部の魔力がある平民しか入れない魔法学園を舞台に、たまたま魔力の才能に目覚めた町娘の主人公と貴族との恋愛を描いた乙女ゲーム。 「そのゲームと似たような世界にイレギュラーが起きちゃって、本来の歴史から外れてきているんだ」 ???「そのイレギュラーをどうにかしろと?」 「そういうこと。本来あるべき歴史にするために、歴史の導となってほしいんだ」 ???「分かったよ。で、私は誰に転生するの? 悪役令嬢? それともモブ?」 「いんや、そうじゃない」 自称神のジジイが手をかざすと、私の足元に魔法陣が浮かび上がった。 「君が転生するのは、ヒロイン。つまり主人公だ」 瞬間、意識が闇に引っ張られた。 ―― ―――― ―――――― http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/35
36: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:04:14.04 ID:5EZ9OMUe0 ――食堂のテラス 魔女娘「もぐもぐ、んん〜仔牛さんうまうま」 ライバル魔女「本当によく食べますわね……」 ライバル魔女「さ、ドラゴンちゃん、あなたも一杯お食べなさい。強くなるのですよ」 魔女娘「そうそう。一杯食べて美味しくなってね」 ライバル魔女「ちょっと! ワタクシの使い魔を非常食として見ないでくださいまし!」 魔女娘「トカゲの尻尾は切っても再生するよ」 ライバル魔女「だからといって食べていいわけではありませんわ! あとしれっとドラゴンちゃんのことをトカゲっていうの止めてくださる!?」 友魔女「ホントにキミってやつは、食い意地張ってるなぁ」 魔女娘「ん、食べることは生きることだから」キリッ 友魔女「なにカッコつけて言ってるんだか……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/36
37: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:05:37.41 ID:5EZ9OMUe0 魔女娘「あ、そうそう。今更だけど、友魔女はちゃんと使い魔召喚できた? 私が倒れたいざこざで流れたりしてないよね?」 友魔女「ちゃんと召喚できたよ。――ほら、この子」 黒猫「にゃーん」 魔女娘「ネコだ。可愛いね」 ライバル魔女「あら、なかなか高貴な身立ちではありませんか? まあ、うちのドラゴンちゃんの方が見目麗しいですけれど」 サキュバス「ほれ、にゃんこ、おて」 黒猫「にゃ」プイ サキュバス「やん、いけずぅ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/37
38: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:06:21.97 ID:5EZ9OMUe0 ???「あ、先輩たち、こんにちは」 友魔女「ああ、キミか。こんにちは、後輩ちゃん」 ライバル魔女「ごきげんうるわしゅう、後輩さん。壮健なご様子で何よりですわ」 後輩「もうからかわないでくださいよ、ライバル魔女先輩。私なんて魔法が使えるだけのただの町娘ですよ。そんなに畏まって挨拶されると萎縮しちゃいます」 ライバル魔女「あらここは貴族の通う学校ですのよ。これくらい当たり前ですわ」 ???「おい、後輩。どこにいる」 後輩「あ、王子様こちらです」 王子「そこにいたのか。……なんでお前もいる」ギロッ ライバル魔女「あら、ワタクシだってこの学園の生徒ですわよ。学食を使う権利はありますわ」 公爵「おーい、後輩ちゃんに王子ぃー、ボクのことをおいていかないでくれよー」 公爵「って、あちゃーライバル魔女さんもいる」 ライバル魔女「なんですの、よってたかって。私がいるのになにか問題がありますの」 公爵「ないけどさぁ……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/38
39: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:07:03.66 ID:5EZ9OMUe0 王子「ふん、お前は卑しいからな。元婚約者のお前が、嫉妬から俺の最愛の人を傷つける、なんてこともあるんじゃないかと思ってな」 ライバル魔女「あら、ごあいにく様。ワタクシ貴方に粉砂糖程の未練もございませんの」 後輩「ちょ、ちょっと二人とも仲良くしよ。ね?」 ライバル魔女「あら、ワタクシ別に争いたいわけではありませんよ」 王子「どうだか。――ほら、行くぞ、後輩」 後輩「あ、ちょっと待ってください王子様」 後輩「あの、魔女娘さん? 大丈夫……そうですね」 魔女娘「んぐんぐ……っぷは! 何が? 見ての通り2匹目の仔牛をやっつけてるところなの。用があるなら手短に」 後輩「いえ、授業中倒れたと聞いたから大丈夫かな、と……まあ要らない心配だったみたいですね」 魔女娘「まあね」ガツガツ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/39
40: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:08:05.55 ID:5EZ9OMUe0 王子「おい、お前さっきから無礼だぞ。食事をしながら、俺の後輩と話すな」 ライバル魔女「…………」 ライバル魔女「……あら、『俺の後輩さん』は確か、ただの町娘だったはず。少しくらい砕けた態度でもよろしいんじゃなくて」 王子「ふん、今はまだ、な。いずれ俺の妻となるのだ。その時には女王――つまり、国の母となるのだ。言わば後輩は『国の幼母』だ。だというのに、その態度!」 王子「そもそもだ。人と話すときに食事をするな、物を噛むな、手を止めろ! 話す相手が町娘だ王族だ以前の問題だ!」 魔女娘「……モグモグ」 王子「おいこら! 話を聞け! 人としてのマナーの問題だ!」 ライバル魔女「……」 友魔女「まあ、何も言えないよね。これに関しては王子様が正しいし」 ライバル魔女「まったく……もう少しレディとして相応しい身の振り方を覚えてほしいですわ」 サキュバス「まあまあ、そんなにカッカッしないで――」 王子「誰だ貴様は――!」 サキュバス「これはこれは、お初にお目にかかります。そこの魔女娘の使い魔となりました。サキュバスと申します。以後、お見知りおきを」 王子「使い魔風情が、この俺に――な……に、ぇ――?」 サキュバス「あら、私の顔になにかついています?」 王子「あ、いや……その……」カアアッ/// サキュバス「あら、お顔が赤くなりましたけど大丈夫ですか? お熱とか……」ソッ 王子「いい! 触るな!!」バッ 王子「俺はもう行く! 後輩も早くこい!!」 後輩「ええ……はい。――それじゃあ皆さんまた……」 公爵「ちょっと王子、急にどうしたのさ――ボクも行くから待って〜」タタタッ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/40
41: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/04/15(水) 10:10:18.90 ID:5EZ9OMUe0 友魔女「……何したの…………?」 サキュバス「面倒くさいことになりそうだったから、ちょっと軽い魅了と催眠をね」 友魔女「…………とんでもないな……」 魔女娘「……腹立つ」モグモグ 友魔女「こっちはこっちで、どうしたのさ」 魔女娘「あいつ、ライバル魔女のこと一方的に振っておいて、どの面下げてあんなこと言えるんだか」モグモグ ライバル魔女「魔女娘さん……」 ライバル魔女「いいんですわ! あんな男こっちから願い下げですの!」 ライバル魔女「でもそれはそれとして、食べながらしゃべるのはおよしなさいな。みっともありませんわ!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571457888/41
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