【安価】漁る勇者 (503レス)
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160: [saga] 2019/09/18(水)21:25 ID:BvqyTV0O0(5/13) AAS
勇者「おっ、次の町が見えてきた」

司書「宿があれば良いのですが」

シスター「教会あるかなぁ」

勇者「どうだろうね?」

>>162...どんな町?
161: 2019/09/18(水)21:25 ID:+4F+coQoo(1) AAS
踏み台
162
(1): 2019/09/18(水)21:26 ID:dbhHDvOdo(1) AAS
エルフの街
163: [saga] 2019/09/18(水)22:00 ID:BvqyTV0O0(6/13) AAS
その街はとてものどかで、豪奢な都市には足りない空気を確かに持っていた
さらに住人をよく見れば、耳の尖っているものばかりだ
つまりここはエルフの街。里を出て街を形成したエルフの作り出した土地だ

勇者「いい空気だ」

シスター「そうですね」

司書「私はこちらの方が都市より好きかもしれません」
164: [saga] 2019/09/18(水)22:08 ID:BvqyTV0O0(7/13) AAS
勇者「一日中宿でどうこうと言っていたが、もう陽が落ちてきたな」

司書「とすると、宿を取るんですか?」

シスター「いいえ、違いますね」

勇者「その通り!家を漁るんだ!」

司書「......犯罪では?」
省6
165: 2019/09/18(水)22:08 ID:+u+wvGrU0(2/3) AAS
1
166
(1): 2019/09/18(水)22:09 ID:+/HS/HPb0(1) AAS
3
167: [saga] 2019/09/18(水)22:21 ID:BvqyTV0O0(8/13) AAS
エルフというのは、代々風精を信仰してきた
精霊信仰というやつで、シルフと名乗る妖精を奉っているらしい
しかし、ここのエルフは古い因習に反発して里を出てきたエルフ達だ
そのまま精霊信仰を続けるのは住人の士気に関わると判断した長老により、風神信仰に切り替わったのだ

そんなエルフの神聖な祭壇にやって来た勇者一行

勇者「ふむ、ここが祭壇か」

シスター「はい。私のような神職者ならば、ぜひ訪れたい場所ですね」

司書「......神聖な雰囲気を感じる」
168: [saga] 2019/09/18(水)22:26 ID:BvqyTV0O0(9/13) AAS
ここに勇者一行が来たということは、目的は明らかである
罰当たりにも、供物や神聖な道具を取っていくつもりなのだ

勇者「お......?」

シスター「どうしました?」

司書「む、これは......」

壁に触れると、そこがスライドして開く仕組みになっている
その奥には一つツボがあった
省5
169: 2019/09/18(水)22:28 ID:+u+wvGrU0(3/3) AAS
安価↑
170
(1): [sage saga] 2019/09/18(水)22:29 ID:cy5vVl6U0(2/2) AAS
生贄として奉げられた幼女とショタ
171: [saga] 2019/09/18(水)22:49 ID:BvqyTV0O0(10/13) AAS
中には生け贄として捧げられた幼女とショタが入っていた

勇者「......おいおいおいおい、マジですか」

シスター「......」

司書「シスターさん、これに対するあなたの見解を聞きたい」

シスター「......信仰の形はそれぞれです。一介の神職者でしかない私に否定することはできない」
省4
172: [saga] 2019/09/18(水)22:59 ID:BvqyTV0O0(11/13) AAS
勇者「やあ君たち。ここは神様の国じゃないよ」

ショタ「どうして?」

勇者「今は神様が忙しいみたい。ところで、君たちはなんで神様の国に行くことになったの?」

幼女「分かんない!でもね、変なおじさんが『たかさのため』って言ってたよ!」

勇者「分かった、ありがとう。今から神様のスケジュールを聞いてくるから、ここでおとなしく待っててね」
省2
173: [saga] 2019/09/18(水)23:10 ID:BvqyTV0O0(12/13) AAS
勇者「......『たかさのため』って、何ですか?」

司書「合言葉ですかね?」

シスター「おそらく、この街の信仰はよくある生け贄を用いたものです」

シスター「そして『たかさのため』というのはおそらく、『崇さの為』でしょう」

勇者「信仰の自由というのは当然ある。しかしその為に命が失われるというのは......」
省2
174: [saga] 2019/09/18(水)23:15 ID:BvqyTV0O0(13/13) AAS
神事エルフ「......おや、旅の方。何かご用ですか?」

勇者「あなたが神事を取り仕切るエルフで間違いないですか?」

神事エルフ「.......ええ、間違いありません」

司書「この街では生け贄を用いていると聞きました。なぜ生け贄を使うのですか?」

神事エルフ「崇さの為です」
省2
175: 2019/09/18(水)23:17 ID:ou88m64Zo(1) AAS
加速
176
(1): 2019/09/18(水)23:32 ID:FtYiQ11IO携(1) AAS
勿論ある
177: [saga] 2019/09/19(木)19:48 ID:blB4IfgW0(1/7) AAS
神事エルフ「勿論ある」

勇者「ならどうして......」

神事エルフ「崇さの為です。神は畏れられることや儀式的なエネルギーによってその位が上がります」

勇者「その二つを満たすのが生け贄だと?」

神事エルフ「その通りです。私も本当はこんなこと行いたくはない。しかし......」
省3
178: [saga] 2019/09/19(木)21:11 ID:blB4IfgW0(2/7) AAS
再び作戦会議をすることになった
住人の意思を尊重するため、より効率よく神を強くする方法を考えることにした

シスター「神様のことなら任せてください!私に考えがあります」

勇者「聞かせてくれ」

シスター「私が教会の連絡網で、神託を伝えます。内容は『風神による空砕き』」

司書「どういうこと?」
省2
179: [saga] 2019/09/19(木)21:42 ID:blB4IfgW0(3/7) AAS
翌日
予報通り曇天になった
すでに神事を行うエルフに話はつけてあったので、儀式を行うふりをしてもらった

司書「*極大風魔法*」

すると空の雲は真っ二つに割れ、地上にも吹き飛ばされそうなほどの強風が吹いた
教会と連絡網で近辺の村からも雲が割れる様は見ることが出来ただろう

エルフA「す......すげぇ。これが風神様の......!」

エルフB「やはりシルフなんかより風神様の方が素晴らしい神だ!」
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